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COGのトップス、たとえばこんなコーディネート。 その4 色の持つ力。

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DANNA TOP/EMERALD

「エメラルド」という呼び名の通り、
とても美しいグリーンのトップス。
去年あたりから、わたしの中で流行っているグリーン。
靴やバッグ、パンツ‥‥と
少しずつグリーン率が増えているのですが、
中でもこのトップスは最近出番の多い一枚。
さっと着ただけで気持ちが華やぐ。
色の持つ力ってすごいのです。

ここでは、シンプルに黒のパンツ、
そしてサンダルにはグリッターのグリーンを。
このサンダル、よくよく見るとキラキラしていますが、
華奢なデザインなので、「ギラギラ」にはならない。
ほどよく、トップスを
引き立ててくれるところがいいのです。
ノーアクセサリーなのに、
どこかおしゃれした気分になるのは、
トップスやサンダルの色のおかげです。

また、夏のおしゃれは肌の露出具合もポイント。
リゾートならばいいのですが、
ふだんは、控えめに。
でも涼しくもいたいもの。

たとえば、襟ぐりは、詰まりすぎないほどよい開き。

そして、「ノースリーブ」でありながら、
一番気になる二の腕部分をうまく隠してくれる。
この「出すところ」と「隠すところ」の絶妙な塩梅が
このトップスのすごいところなのです。

気になる腰回りもカバーしてくれますが、
けしてだぼっとした印象にならないバランス。

ウェストの紐をぎゅーっと絞るとこんな感じ。
また印象が変わるでしょう?

エアコンの効いた部屋にいる時は、
カーディガンを。
上に羽織っても、アームホール部分がごろごろせず
すっきりするのはノースリーブならでは。

ここでは、同系色のグリーンを合わせましたが、
生成色も合いそうです。

COGのトップス、たとえばこんなコーディネート。 その3 夏のモノトーン。

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DANNA TOP/MIDNIGHT

デニムとスニーカーのコーディネートが
カジュアルになりすぎないのは、
トップスの色合いがシックだから。

アクセサリーなし。
メイクも最小限のこんな「引き算」のバランスが
とても好きです。
‥‥とはいえ、素っ気ない印象にならないのは、
素材のよさのおかげ。

ウェストの紐で調整が可能なので、
ブラウジングがしやすく、とても自然に。
パンツにも、またスカートにも‥‥と
応用範囲が広いのがうれしい。

シンプルなコーディネートに合わせたいのは、
アクセントになるバッグ。
ちょっときらっとした素材のものを
斜めがけにして元気よく。

黒いパンツに黒のコンバースを合わせて。
全身ワントーンでまとめる時は、
大きな柄物のバッグでメリハリをつけます。
撮影の時以外は、
荷物が極端に少ないわたしですが、
時には(中にはお財布とスマホと
ハンカチくらいしか入っていないけれど)
こんなバッグで全体のバランスを取ります。

ちょっと出たくるぶしや、
腕など、肌を出す分量に気を使うと、
夏のモノトーンコーディネートに、
軽さが出ます。

COGのトップス、たとえばこんなコーディネート。 その2 大胆な色合わせで。

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FAITH TOP/COAL

横にスリットが入っているFAITH TOP。
トップスをすべてアウトしたり、
またこんな風に、前身頃だけインしたり。

なんてことができるのもいい。
少しの変化で印象が変わるので、
お手持ちのアイテムと組み合わせて、
「一番」のバランスを探ってみて。

シックなCOALに合わせたのは、
ショッキングピンクのパンツ。
夏は、これくらい大胆な色合わせもいいものです。

いつもの着こなしに変化をつけたいのなら、
トップスとパンツの色に合わせて、
髪にスカーフを巻いて。
ショートの人は、ヘアバンド風に頭に巻いても。

スカーフや帽子、アクセサリーで、
シンプルなTシャツに変化をつけて、
夏のおしゃれを楽しみたいものです。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
6月16日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

nooy フラッグドレス

▶︎商品詳細ページへ

nooyのデザイナーのお二人
「とても好き」という、このフラッグドレス。

初めて買ったのはいつだっけ? 
‥‥と写真を遡ってみたら、なんと6年前でした。
それから、基本のデザインを守りつつ、
少しずつ改良して、
今の形に落ち着いたとか。
体になめらかに寄り添うよう、
前身頃がゆるいバイヤスになっていたり、
腕が動きやすいよう、
袖口の切り返し(ちょうど肘部分)を
バイヤス仕立てにしたりと、
1枚のワンピースの中に、
さまざまな工夫が凝らされています。

腰回りや二の腕など、隠したいところは隠し、
首まわりや、手首などは
ほっそり見せてくれるという絶妙なバランス。
そしてなんと言ってもうれしいのは、涼しいところ!
風が通っては抜けていく感じがなんともいいんです。
(伊藤まさこさん)

COGのトップス、たとえばこんな コーディネート。 その1 白のきれいなTシャツは。

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FAITH TOP/OPTIC WHITE

毎年、買い足す白いTシャツ。
今年は、きれいめなものが気分です。

えらんだのは、
サラッとしていて気持ちよく、
一枚着るだけで様になるCOGのFAITH TOP。

センタープリーツの水色のパンツで、
涼しげに。
帽子やビーチサンダルで、
さらに夏の気分を盛り上げます。

ポイントは前見頃と後ろ見頃の丈の違い。

気になるお尻をうまく隠してくれる、
私たちの年代にはうれしい気遣い。
こういうちょっとしたことが分かってくれるのって、
同じ年代のデザイナーさんだからかな、
なんて思うんです。
(昨年のNoriko.Iさんとへの取材をどうぞ。)

COGTHEBIGSMOKEのふたつのトップス

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バランスよく

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約束の時間に少し早く着いてしまったので、
なんとはなしに、
道ゆく人の姿を見ていると、
ひとつ気づくことがありました。

それは、
自分に似合うバランスを知っている人が、
洒落て見えるんだなっていうこと。

そりゃもちろん、
背が高くてすらっとしている人が
すてきに見えるのは分かっているけれど、
どうにもならないこともある。

でも、そんな自分を受け止めて、
自分なりのいいバランスを探っている人って、
すごくすてき。

出かける前には、
全身鏡に写して、
引きでよーくよーく自分を観察して。
これからの私のテーマは、
「バランス」だわ、
なんて思っています。

今週のweeksdaysは、
コグザビックスモークのトップス。

今の気分にぴったりな、
バランスよいシルエットのトップスを2型ご紹介します。
着こなしのコンテンツも合わせてどうぞ。

saquiのサマーテーパードパンツ、3人の方に着てもらいました。 その3 結城奈美さん

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結城奈美さんのプロフィール

ゆうき・なみ
saquiパタンナー。


saquiでパタンナーを務める結城さん。

いつも、結城さんらしい着こなしがかわいくて、
アトリエにおじゃました時に、
さりげなく(あまりジロジロ見ないように)チェック!

同じ服でもわたしと結城さんとでは、
全然違う印象になるところが興味深い。
服っておもしろいものだなぁと思っています。

今日、
サマーテーパードに合わせたのは
リネンのジャケット。
「今回のsaquiの春夏物です」と聞いて、
びっくり。
見逃していた‥‥。

細身で小柄な結城さんが穿いているのは、
ネイビーの34サイズ。
定番のテーパードより、
少しゆとりがあるサマーテーパード。
結城さんは、サマーの方が特にお気に入りとか。

「去年、作った時からすごく好きです。
特に、この夏のネイビーは、
花紺ではないから、
いろいろとコーディネートが
しやすいなと思っています」

靴は、ちょっとヒールのあるものを。
身長150センチ。
「だからこそのヒール」なんですって!

「ぺったんこの靴でもいいのですが、
だとしたら、もう少しパンツの丈を短くしたいんです。
ヒールの高さによって、
しっくりくる丈感がありますから」

とプロらしいお答え。

なるほど。
たしかに、微妙な差が全体の印象を決めますものね。

「シャツが好き」という結城さん。
シャツを着る時は、
第一ボタンまでぴっちり留めるのが彼女のスタイル。

それに、帽子やちょっと大振りなアクセサリーをつけて。
パンツの丈もそうですが、
ジャケットの袖を少したくし上げて、
手首を見せたりと、
ちょっとしたバランスが絶妙なんだよなぁ‥‥。

じつは、前に登場いただいた
山田さんとは学生時代の同級生。
山田さんのアクセサリー好きに影響を受けて、
結城さんもアクセサリーが好きになったんですって。

今回、登場いただいた四宮さんは155センチ、
山田さんは166センチ、
そして結城さんは150センチ。
みなさん、身長は違えど、
それぞれとってもお似合いでした。

サイズ、色、それから丈。
1つのパンツでも、表情も印象も本当にさまざま。
どれにしようか、迷いますが
迷う時間もまた楽しいものです。

saquiのサマーテーパードパンツ、3人の方に着てもらいました。 その2 山田美鈴さん

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山田美鈴さんのプロフィール

やまだ・みすず
ITサービス企業の営業事務・秘書。
出勤のときも、オフィスカジュアルに対応できる
saquiの服は、とても重宝している。


すっくと伸びた背筋。
堂々とした立ち姿。

もしや何か運動を‥‥? と尋ねると、
「ジャズダンスを20年ちょっとと、
サルサは、始めてから5年くらい経ちました」
とのお返事。

すてきだなと思う人の条件のひとつに、
「姿勢がいい」というのがあるけれど、
山田さんがまさにそれ。
かっこいいなぁ。

キュッとまとめた髪。
大振りのイヤリング(なんと手作りなんですって!)

黒のTシャツに、黒いバレエシューズ。
全体にきりりとした印象の山田さん。
スカーフのパキッとした色合いが全体を引き締めています。

バレエシューズは、
ダンスをしているから? と尋ねると、
「履きやすいし、合わせやすいから好きなんです。
黒のエナメルなど、素材違いで持っています」
とのこと。

166センチと身長が高い(羨ましい‥‥)ので、
ぺたんこの靴を選ぶことが多いとか。
背が低め(155センチ)のわたしが
ヒール靴を履くことが多いように、
それぞれの身長によって、
履く靴のタイプって違うのですね。

仕事に行く時は、オフィスカジュアルが中心。
だからか、saquiのテーパードパンツが
とても重宝するとか。
シワにならないところもいいそう。
これはテーパードパンツファン、
みんなの共通の感想です。

「シワにならないというのと、
家で洗えるというのが、
私の服選びの基本」

なんですって。なるほど。
ことに汗をかく夏は、
「洗える」ってとっても重要です。

サマーテーパードの感想をうかがうと‥‥

「シャリ感があって、肌触りが軽いですね!
丈が短めなので、夏にちょうどよい感じ。
それから、
ヒップ周りがゆったりしているので、
お尻が大きく見えることなく後ろ姿がきれいでした」

ウェスト周りのギャザーが小刻みに入っているので、
トップスをインにしてもかわいく着られる、とか
ウェストのリボンが中でシワにならなように、
半分に折ってあるので
優しい気配りを感じました、とか。
さすが元、服飾を勉強していた方ならではの、
こまやかな言葉をいただきました。

「会社には流石にスカーフは巻いて行きませんが‥‥」
と笑う山田さん。
今年の夏は、サマーテーパードパンツが
通勤でもきっと大活躍? 
いつかそのお姿も拝見したいなぁ。

saquiのサマーテーパードパンツ、3人の方に着てもらいました。 その1 四宮七絵さん

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四宮七絵さんのプロフィール

しのみや・ななえ
インテリア関連会社勤務。
saqui立ち上げ当時からのファン。


「四宮さんは、saquiの初代からのお客さまなんです」

と岸山さん。
今回、岸山さんにテーパードパンツが似合いそうな方を
紹介してください、
そうお願いして、
まっ先に声が上がったのが、四宮さんでした。

「自分らしいおしゃれをしていて、
雰囲気がかわいいんです」

そう岸山さんがいう通り、
さすがとてもお似合い。

「よく40過ぎるとおしゃれ難民になると聞くけれど、
私もやっぱりそれに陥ったんです」

と四宮さん。

何を着たらいいんだろう‥‥? 
と迷っている時に、
出会ったのがsaquiでした。

インポートの生地を扱う仕事をしている四宮さん。
たくさんの生地を見るお仕事ですもの、
ジャッジは厳しくなるはずですが、
上質な生地を使った服作りをするsaquiを知り、
今の自分にフィットしたのだそう。

「仕事柄、きちんとした服を着る必要はそんなになくて、
オンオフの区別なく、
同じ服を着ているといえば着ているのですが、
かといって、ファストファッションだと気分が上がらない。
流行を追い過ぎるのもちょっと違う気がするし‥‥
saquiの服は、着ていると高揚感が上がるんです」

そう、わたしたちの年代に寄り添ってくれるブランド、
それがsaqui。
その気持ち、すごくよく分かります。

定番のテーパードパンツは、
34と36サイズを持っているという四宮さん。

「36を穿くときは、
お腹やお尻周りが見えるようなコーディネートの時に
ゆったり目に。
34はすっきりしているので、
上にワンピースなどを着るときにと、
穿き分けています」

おおー! 
同じパンツもサイズが違えば違う服。
サイズを変えると、シルエットも変わるので、
これだ! とピンとくる形に出会ったら、
2サイズ揃えておくといいですねぇ。

「最近はもうありませんが、
海外出張のときに、
テーパードパンツを持って行きました。
シワにならないし、着回しが効く。
トップスをあれこれ変えれば、
パンツが同じでも違う印象になるので
とても重宝しました」

今日、えらんだのは、ネイビーのテーパードパンツ。
トップスはもちろんsaqui。
赤い靴を合わせて、
エナメルの(weeksdaysの!)バッグを持ちました。

「元々ボーダー好きなのと、
永遠のトリコロールで!」

穿いた感想はどうでしょう?

「気持ちいいです! 
じつは、去年、
販売時間が打ち合わせと重なって買えなくて‥‥」

すみません‥‥
今年はたくさんの方の元へいきますように。
みんなの定番、テーパードパンツと同様、
サマーテーパードパンツが
みんなの夏の定番になりますように。

四宮さん、ありがとうございました!

saquiの夏のパンツ

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みんなの定番。

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「今日は何を着ようかなぁ」
とクローゼットの前に立つ時、
やっぱりこれ。
となるのはsaquiのテーパードパンツ。

真夏以外のオールシーズン活躍するので、
とても重宝しています。

好きが高じて、
真夏も穿きたい! と岸山さんにお願いし、
できたのがサマーテーパードパンツ。

去年の夏は、このパンツのおかげで
夏のお出かけがとても快適になりました。

テーパードパンツのファンという方で、
サマーテーパードパンツを買ったという友人知人も多数。

「まず手に取った瞬間が驚き。
軽い! でもそれはたんに重さの問題ではなくて、
着心地の軽さを感じました」

とか、

「親子で穿いています!」
なんて声が聞けて、すごくうれしい。

私の定番はみんなの定番でもあるのです。

今年は、ブラックに加えて
ネイビーが登場。
さらっとしていて気持ちよく、
透ける心配がないからストレスなし。

あなたの夏の定番にいかがですか?

とくべつなギャザーに注目!

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伊藤
そうやって今回のワンピースが
できあがったわけなんですが、
おおきな特徴のひとつが、胸から肩を通って
ぐるりと上半身を囲むギャザーですよね。
岸山
うまく言葉で説明できるかな。
よくあるブラウスやワンピースは、
ヨーク(肩や胸の切り替え布)の
胸元と背中の切り替え線に
ギャザーを寄せているんです。
でもこのワンピースは、ヨークを
ぐるりと取り囲むようにして、
ギャザーが入っているんです。
──
ヨークが背中から肩を通って前につながっていて、
取り囲むようにギャザーが入っている。
岸山
細かいでしょう?
伊藤
そうなんです。
その工夫で、後ろ姿もすごくきれい。
岸山
柔らかく繊細なイメージになるんですよね。
──
初めて見ました、このパターン。
岸山
こういうパターンって、意外と、
あるようでないと思いますよ。
縫製にも熟練したテクニックが要るやりかたです。
──
こういうのって、どうやって指示するんですか?
岸山
まずは絵です。私がイラストを描いて、
パタンナーに起こしてもらい、サンプル制作にすすみます。
でもなかなか「これだ!」という形ができなくて、
結構、やり直しをしましたよ。
伊藤
肩幅だったりウエストだったりは、
みんなそれぞれ違うわけですけれど、
このワンピースはセットインスリーブじゃないし、
ウエストの位置も定まっていないから、
いろいろな体型の人に着てもらえるかたちに
なっているんですよね。
岸山
はい、妊婦さんにも着ていただけるくらいです。
──
オンラインで買いやすいデザインだということですね。
岸山
かといって、ふっくら見えるわけじゃなく、
肩もわりとコンパクトだから、
すっきり痩せて見えるはずです。
着用時に華奢な印象が出るというか。
伊藤
なるほど~。
あとVネックの開きも、絶妙ですよね。
岸山
そこはもう、すっきりと!
着たときに違いがわかっていただけると思いますし、
このVあきにネックレスを重ね付けしても
とても素敵ですよ。
伊藤
リボンは基本前で結ぶ仕様なんですけれど、
結ばずにいてもかわいかったし、
後ろで結ぶのもいいですよね。
そして、裾ですが、
前身頃に比べて後ろ身頃が長め。
岸山
はい、5センチ長くしています。
伊藤
それはやっぱりデザイン上の工夫ですか。
岸山
はい。バランスがよく見えるんです。
後ろがちょっと長いと。
──
歩いたときに、横から見たシルエットが、
とてもきれいだと思います。
ところでこのワンピースは
サイズ36と38の2サイズですね。
その違いは主にどの部分に出ますか。
身幅は、たっぷりしているので、
好みの丈で考えればいいのだとは思いますが、
ここだけは注意してお求めくださいという
ポイントがあるんでしょうか。
岸山
はい、丈は2、3センチの違いなので、
標準的な体型のかたは、長さで選んでいただいて
大丈夫だと思います。
ただ肩にサイズ感が出るので、
肩幅がひろめのかたは38をご着用いただくほうが
いいと思いますよ。
伊藤
なるほど。
こういうちょっとしたお話が、
選ぶ時、とてもためになるんですよね。
岸山さん、今回もありがとうございました。
じつはまだ、岸山さんにお願いしている服が、
いろいろあるんです。
それはまたのおたのしみに。
岸山
はい、がんばります。
ありがとうございました!

ダンガリーをエレガントに。

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伊藤
それでね、saquiだったら、
ダンガリーという素材を使っても、
きっとカジュアルになりすぎない
ワンピースをつくってくれるに違いないと思ったんです。
──
ダンガリーには「薄手のデニム」に近い印象から、
うんとカジュアルでタフな、ウエスタンなシャツを
イメージするかたもいらっしゃいますからね。
それをエレガントなものに。
岸山
そうなんです。「ダンガリー」というキーワードだけで
「weeksdays」らしいワンピースを考えるのに、
少し迷ってしまって。
だから、「伊藤さん、どんなワンピースがいい?」って
逆に聞いたんです(笑)。
そうしたら、伊藤さんが、
すぐにアドバイスしてくださったんですよ。
saquiの今年の春夏ものにあった、
白いギャザーのVネックの
ちょっとチュニックぽいブラウスを指して、
「あのかたちをベースにした
ダンガリーのワンピースがあったら、
かわいいんじゃないかな?」と。
それで「ほんとだ!」と思ったんですよ。
伊藤
そうしたら、さすが! なんです。
ただ長くしただけじゃなく、
ワンピースとしてすばらしいものを
つくってくださった。
丈感とか裾のカットとか、もう!
岸山
ああ、よかった。
伊藤
このデザインがあまりにすてきなので、
ダンガリーで、とは言ったものの、
おもいっきりエレガントな生地にしてもいいのかな? 
どうなるんだろう? と、saquiでおなじみの
イタリアのサルティのきれいな生地で
サンプルをつくっていただいたんですよ。
岸山
はい、つくりましたね。
伊藤
で、それは、すごーく素敵だったんだけれど、
わたしの思い描く夏のイメージとは少し違うかなと思って。
岸山
しかも、サルティを使うと、
値段がかわいくないんですよね。
──
服はかわいいけれど、
値段がかわいくない?(笑)
伊藤
でもね、ものは値段だけじゃないですよ、
いいものはちゃんと通じます。
岸山
そうですよね。人が物を買うって決めるのって、
値段だけじゃないと聞いたことがあります。
購買のきっかけになることって、
言葉に表せない何かがあるらしいです。
その「何か」が決め手になる。
私も、ほんとうに欲しいときって、
値段が関係なくなります。
もちろん、ほんとうに、という場合だけですけれど、
そういうときは「えいっ!」って。
伊藤
不思議ですよね。何が決め手なんでしょうね。
「weeksdays」を続けて、
商品の説明文を毎回書いているんですけれど、
ある作家のかたのマグカップを販売するとき、
わたしがキャプションで
「プロダクトのマグカップって結構持ってるんだけど、
作家さんがつくる、1個1個ちょっと違う、
温かみのあるものも欲しいな」
みたいなことを書いたら、
「そのことばで買うことを決意しました」と言われました。
そういう、その人の心に刺さる言葉や、
思いのようなものが、あるのかもしれないですね。
岸山
オンラインだと特に、文章って大事ですよね。
私も文章で、なるべく丁寧に、
きちんと説明しなくちゃ、って思います。
蘊蓄と思われる情報まで、
わかることはすべて伝えたいです。

別々の個性をひとつに。

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伊藤
岸山さん、ダンガリーのワンピースと
白いレースのバッグ、
ほんとうにありがとうございました。
写真もすてきに撮れましたよ。
つくっていただいて、ほんとうによかった!
岸山
ほんとうですか、よかったです!
伊藤
バッグも、とってもかわいかった。
岸山
ああ、よかった。ほっとしました。
最初は、レースの下地が白すぎたりと、
サンプル制作で苦労をしましたよね。
フォーマルの延長で考えたので、
そのまま白にするだけでは
ダンガリーに合うものにならなかった。
伊藤
以前、フォーマルな服に合わせて
つくっていただいた黒いバッグ
この時にいっしょに選んだフランス製のレースが
とってもすてきで、
いつか色を変えて夏のバッグを、と思っていたんです。
岸山
DENTELLES ANDRÉ LAUDE
(アンドレ・ラウド)社のものですね。
フランスのコドゥリーにあるメーカーで、
1850年の創業の老舗です。
リバーレース織機で、世界的なハイブランドにも
レースを提供しているんですって。
あのときは、下地にポリエステル、
上にリバーレースを張った二枚仕立てだったので、
その感じで白をつくってみたら、
「ん? これだと、ダンガリーに合わない!」
となってしまって。エレガントすぎました。
伊藤
そうなんですよね。ほどよくエレガントでありつつ、
ダンガリーとの相性を考えるのが難しかった。
岸山
それで、やはり、下地は自然素材で、
アイボリーのほうがいいということになり、
リネン素材に変更し、
ナチュラルで柔らかい印象がうまれました。
その方向にして、よかったですね。
伊藤
フォーマルの黒いバッグと基本は同じなのに、
こんなふうにまるで別の個性になったのが、
よかったと思ってます。
これでダンガリーに合うねって。
岸山
そういえば伊藤さん、数年前から
「ダンガリーに白のバッグがほしい」と
おっしゃっていましたよね。
──
じつはわたしたち「ダンガリー」というキーワードが
伊藤さんから出てきたのが、ちょっと意外だったんですよ。
岸山
たしかに最近の伊藤さんは
ダンガリーを着ている印象が
少ないかもしれないですね。
でも私の中では
「まさしく伊藤さん」って感じだったんですよ。
というのも、伊藤さん、以前、
私が編集者としてお仕事をご一緒していた頃、
ずいぶん、ダンガリーの服を着てらしたんです。
伊藤
昔からダンガリーという素材が好きなんです。
──
そうなんですね!
伊藤
一緒に洋裁の本をつくったとき、
Vネックでストンとした、
もうほんとシンプルなんだけれど、
ファスナーもボタンもなくて、
ただ着るだけですごくきれい、
みたいなダンガリーのワンピースを
つくったことがありましたね。
あれ、よかったですよね、
もう1回欲しくなってきちゃった。
岸山
あれはかわいかったですよね!
saquiバージョンを、また、考えましょうか?(笑)
伊藤
いいかも(笑)!

saquiのワンピースとレースバッグ

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好きな素材。

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セーラーカラーのワンピースは、
小学生の頃の気に入り。

古着のシャツを、
リーバイスの501と合わせていたのは、
たしか10代の終わり頃。

大人になってからは、
シンプルなVネックのワンピースを自分で縫って、
エスパドリーユと組み合わせて着ていましたっけ。

ほどよくカジュアル。
洗いざらしは心地よく、
透けづらいところも魅力的。

デザインによっては、
私たちが着ても、
いい感じに大人っぽくなる。

すごいぞダンガリー。

今週のweeksdaysは、
私が子供の頃から好きな素材、ダンガリーのワンピースと、
ワンピースに合わせて作ったレースのバッグをご紹介。

カジュアルな素材を使って、
品のよい一枚に仕上げてくれたのは、
saquiの岸山沙代子さん。
「さすが」とうなる、
デザインのポイントを
コンテンツでたっぷりうかがいました。

2組を結びつける。

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──
さて、そんなエヌアッシュのお2人と
t.yamaiのお2人を、
伊藤さんはどうナビゲートしていったんでしょう?
伊藤
いやもう、そんな、
「合うかな? 絶対合うでしょ!」っていう、
ホワ~っとした思いだけでした。
──
そういえば、今回の特集に当たって、
伊藤さんが「エヌアッシュとt.yamaiは絶対に合う」と、
この組み合わせを最初から推してましたね。
でも「そのなかから何を選ぶか」ってありますよ。
伊藤
それは幸運なことに、山井夫妻が、
エヌアッシュの東京での展示会に
わたしといっしょに行ってくださったんです。
佐々木さん、石坂さんは不在でしたが、
その場で、「このバッグだね」と
決めることが出来たのが大きかったです。
自子さんも、カゴが大好きで、とてもお似合いで、
「これいいね!」と皆で盛り上がって、
そのなかから洋服を思い描いてくださった。
それがよかったんですね。
ですから、ワンピースのありかたは、
現場ですんなり決まったという印象でした。
それよりカゴで迷いましたね。
なにしろかわいいかたちがたくさんあったので。
山井
そうでした! 迷いましたね。
伊藤
あれもこれも欲しい! みたいになって(笑)。
石坂
私たちからすると、
山井さんが考えてくださったワンピースが、
大人なんだけどかわいい感じというか、
ちょっとだけ甘辛の素敵なデザインだったのが、
とってもうれしかったです。
うちのバッグも、ちょっとフリルがついてたりとか、
「大人なんだけどかわいい」という要素、
女性らしいところがある。
そこにすごく相通ずるものがあるなぁって、
私は勝手に(笑)、喜んでいたんです。
伊藤
よかった! 
写真も素敵に撮れましたよ。
いろいろな持ち方をためしてみました。
──
伊藤さんにとっては、いっぱい物を入れて運ぶという
目的よりも「持ってて嬉しい」のがちょっと勝つ。
でも見る限り、実用性も相当高そうな気がしますよ。
伊藤
そうなんです、いっぱい入りますよね。
石坂
そうですね、意外に。
伊藤
でもね、わたしは、仕事のときは仕事用のバッグを
持てばいいと思っているんです。
パソコンを入れたりとか。
でもそうじゃないとき、
ちょっとおしゃれをしたいときに
持ちたいバッグっていうのを紹介したかった。
そして大人になると、
「この年で、どのバッグを持てばいいんだろう?」
と迷っている人は結構いると思うんですよね。
もちろんブランドものを否定するわけではないけれど、
大人っぽくてかわいくてっていう、
その塩梅が難しくなってくる。
でもエヌアッシュのバッグは、
それがすごく絶妙で。
佐々木
ありがとうございます。
──
そうですね、そういうふうに使うことも出来るし、
意外と仕事のものを入れるだけの容量もあるので、
「ほぼ日」まわりの女性たちは、
ふだんから使っちゃおうかなって
考えるひとも多いかもしれないですね。
では、山井さんのお話も、
もうすこし聞かせてください。
山井さんは先にバッグがざっくり決まって、
それを受けてどんなワンピースにするかを
伊藤さんといっしょに考えてくださった。
伊藤
「生地はリバティがいい」って
わたしがリクエストしました。
山井さんの使うリバティは、塩梅がいいというか、
ロマンチックになり過ぎないんです。
まさしく「大人っぽくてかわいくて」
みたいなところがある。
夏は汗染みも気になるから、
細かい柄ものもいいなぁと思っていたんですよ。
そんなふうにリクエストしました。
自子
それを受けて、
今回は明るくて元気な感じのがいいなぁと思いました。
山井
真夏に着られるリバティですね。
自子
結構、分量もあって、
前を開けて羽織るように着ることもできます。
ちょっとリゾート感もある、
贅沢にリバティを使ったドレスですね。
──
色選びは?
山井
展示会で1色をまさこさんに選んでもらって。
自子
もう1色は私たちからの提案です。
伊藤
オレンジのペイズリー柄のほうは、
見た瞬間「これ!」でした。
で、もう1柄選んでもらえませんか? 
って山井さんたちにお願いをさせていただいて。
山井
定番の「いちご泥棒」という柄の、
ちょっと大人っぽい色を選びました。
──
weeksdaysのものとしては
初めてのかたちになりますが、
ブランドとしては1回
つくったことがあるかたちなんですか?
自子
いえ、違うんです。
新作です。
山井
ベースになった、似ているものはあったんですよ。
黒いワンピースで。
伊藤
わたしも持っているワンピースで、
「こういうものがいい」って言ったんです。
そこからいろいろと
調整をしていただきましたね。
山井
以前のものはスカート部がランダムプリーツになっていて、
プリーツ加工をしてたんですけど、
今回のものは、ちょっと切り替えをつけて、
ティアード風に二段にしているんです。
ちょっとだけエスニック調になるような
感じでつくりました。
用尺もたっぷりなんですよ。
ちょっと、テント型に広がる感じです。
自子
ボリュームがすごくある。
──
あ、こんなに?!
これ着用しないと分からないことですね。
山井
そうなんです。
すごく贅沢に生地を使ってるんです。
伊藤
すてきなものができました。
ああ、パリで撮影したかったな(笑)。
いまは、とてもできないことですけれど。
自子
パリで撮影、いいですね。
石坂
パリで撮影、ぜひいらしてください。
伊藤
夢として持っておきますね!
石坂
パリもだいぶ観光客の方が戻って来ていますよ。
ここ1ヶ月ぐらいで、どんどん人が増えてきています。
外国語を耳にする機会も増えてます。
佐々木
印象としては、アメリカの人が増えてます。
ホテルなんかも結構いっぱいになってきてるみたい。
自子
アメリカとフランスだったら
往き来がしやすいんですよね。
石坂
そうですよね。
もちろん他のヨーロッパの国からも、
結構来ていますよ。
佐々木
でもアジアの人はまだ少ないです。
伊藤
フランスが、すごく遠い国になっちゃいました。
いつ行けるんだろう~? みたいな。
でもね、きっと、もうすぐですよね。
山井
そうです。計画は一応立てておきましょう!
伊藤
その日を楽しみにしています。
今回が始まりだと思って、
また是非ご一緒させてくださいね。
石坂
ありがとうございました。いろいろと。
佐々木
ありがとうございました。
山井
みんなで集合できたらいいですね。
自子
ほんとうに!
伊藤
そうですね!

遠い地の職人さんと。

未分類

伊藤
エヌアッシュのかごバッグをつくる
職人さんはどちらの国の方が多いんですか。
パリ‥‥じゃないですよね?
佐々木
今は、マダガスカルとインド、モロッコが主体です。
伊藤
わたしが持ってるのはマダガスカルのものが多いですね。
そういう場所や職人さんは
どうやって見つけられたんですか。
石坂
それはもう、ご縁ですね。
全てが誰かに紹介してもらったり、
さらにその人からつながった誰かとか。
出会いが出会いを呼んでつくるようになった。
偶然だったりとか、
こういう人がいるから会ってみたら? って
紹介していただいたりした中で、広がる感じです。
伊藤
じゃあ、25年前からお知り合いだった山井さんたちは、
11年前から2人がこういう活動を始められたとき、
「あの2人が、なにか始めたらしい」と?
自子
「えっ、この2人が!」みたいな感じでしたね。
山井
カゴ、僕らも大好きなので、嬉しかったです。
昔、zucca(ズッカ)にいたときに、
そういうカゴとか民族ものを担当していたこともあって、
2人がそういうカゴを始めたんだ、楽しみだねって。
伊藤
そういえば、それ以前は、
石坂さんと佐々木さんはパリで何をなさっていたんですか。
石坂
私はパリにファッションの学生として来た後に、
PRの事務所に勤め、
アタッシェ・ドゥ・プレス(広報)の
アシスタントの仕事をしました。
その後、アーペーセー(A.P.C.)で
日本向けのお仕事を何年かさせていただいて、
フリーランスになってからは、日本の媒体のお仕事、
いわゆるファッション雑誌や
ブランドさんのカタログの撮影、
パリコレのコーディネートなどをしてきました。
全般的なアパレル関係のパリでのコーディネートですね。
あとは、日本のセレクトショップさんと業務提携をして、
パリにはこういう新しいことがあるんだよ、
みたいに紹介をすることであるとか。
じつはそういう仕事は、自分たちのブランドと並行して、
少し続けているんですよ。
伊藤
そうなんですね。ひろみさんは?
佐々木
私は、日本ではファッションの世界ではなく、
出版社にいたんです。
ところが結婚してパリに来ることになりました。
夫がパリでケンゾー(KENZO)社にいたんですよ。
高田賢三さんの時代にデザイナーとして入ったんですが、
ケンゾーがブランドを
LVMHグループに売却したタイミングで会社を辞め、
独立をして、自分の小さなブランドを
始めたのをきっかけに、
私も一緒に仕事をするようになりました。
そこからファッションの仕事をやるようになったんです。
ものづくりを通じ、
フランス国内外に世界がひろがりました。
その当時はイタリアの人たちと一緒に
ものづくりをしていたりもしましたね。
そんな流れで紀子さんと知り合って、
自分たちのエヌアッシュを始めたという感じです。
伊藤
点と点が結ばれていったんですね。
佐々木
生きていると、いろいろなことが起こりますよねえ。
伊藤
やっとスッキリしました。
最初の展示会のときから、ずっと謎だったんです。
「そもそもお2人はどうして組むことに?」
なんて、忙しい展示会では訊けないじゃないですか。
一同
(笑)
伊藤
エヌアッシュを立ち上げて、
つくったものを、
最初はどこでどう発表したんですか?
石坂
やっぱりパリですね。
初めは「エスパドリーユ」という
フランス・スペインのバスク地方で履かれている
靴をつくったんです。
ところがパリのファッションウィークに間に合わなくって、
発表しそびれてしまった。
それで、最初はホテルのロビーとか、
ディナーテーブルでお見せするっていうはめに。
佐々木
ははは! そうでした。
石坂
行商ですよ。
伊藤
どういうエスパドリーユだったんですか? 
たとえばカスタニエールみたいなものとか、
エスパドリーユにもブランドや個性がありますよね。
佐々木
わりとフラットで、かたちは2種類、
素材をいろいろ工夫してつくったんです。
ただ靴はなかなか苦戦しました。
で、たまたまバッグも一緒につくろうかな、
と考えていたときにご縁があって、
マダガスカルのアトリエを紹介していただいたんです。
そこでつくった一番最初のバッグが、
今もうちのアイコン的な存在になっている
丸~いかたちのサークルバッグです。
それを出したことで、バッグのほうがすごく売れ出して、
もうエスパドリーユはやめてバッグにしよう、と。
伊藤
靴はサイズもありますしね。
佐々木
そうなんです。サイズとか、箱をどうするとか。
石坂
そう、箱がたいへんだった(笑)!
佐々木
そういう行き当たり的な感じで
バッグに流れ着いたという感じです。
──
マダガスカルっていうのは、フランスの人にとっては、
よくある発注先というか、
カゴバッグをつくるならあの国がいいよ、みたいに、
馴染みのある土地なんですか?
石坂
うーん? そうでもないですね。
たぶん、モロッコのほうが馴染みがあります。
でもマダガスカルもフランス語を喋る人がほとんどで、
ものをつくりやすい環境ではありましたね。
伊藤
マダガスカルに行って、つくったんですか。
石坂
最初はリモートで発注をしたんです。
でも現場をどうしても見てみたくなって。
どういう人たちがどういう状況でつくっているのか、
それが見えないと、やっぱり不安なんですね。
私たちは、いまも、現地に行くことを重要視しています。
その時も、「よし、マダガスカル、行こうか」って(笑)。
──
パリからは、遠くないんですか。
佐々木
すごーく、遠いです!
石坂
パリ=東京と同じくらいの時間がかかります。
直行便があるんですけど、
ず~っと南に下がっていくんです。
佐々木
だから時差は1時間しかないんですけど。
──
日本とオーストラリアのような‥‥。
石坂
さらに遠いかな。12時間かかりますから。
自子
パリ=東京くらいの距離ですね。
──
山井さんたちもマダガスカルで
製品をつくったりしていますか。
山井
マダガスカルでつくってもらったことはありますが、
行ったことはないんです。
マダガスカルのおばさんが
パリ市内の路面でカゴを売っていて、
その人にちょっと話を聞いたら、
「何でもつくれますよ」というものだから、
その人に間に入ってもらって、つくりました。
自子
あれは、zuccaの時代のことね。
伊藤
パリの露店のおばちゃんに!
それで、エヌアッシュでは、
いまもアイコンとなる
あの丸いバッグができ上がったわけですね。
あのかたち、あとからファストファッションのアパレルが
そっくりのものを出していて、びっくりしました。
佐々木
そうなんですよ~(笑)。
石坂
だって、あれ、そっくりのものが
マダガスカルの市場でも
売られるようになってますから(笑)。
伊藤
そっかあ。でもコピーしたいぐらい、
新鮮なデザインだったってことですよ。
お2人は、自分たちがデザインをしたものを
作ってもらうというよりは、
技術に沿って一緒につくるというお話でしたが、
実際には、どういう指示をすると
あんなに素敵なものができるんでしょう。
わたしが思うに、マダガスカルの職人さんだけでは、
あれはできあがらないような気がするんです。
パリのエッセンスが、絶対に入ってると。
こまかく「ここはこうしてください」と伝えて、
できる・できないを判断して、工夫をかさねていく?
石坂
そうですね、ここはこういう編み方にしようとか、
ここはこういうふうなラインでというようなことは、
こまかな指示を出します。
職人さんの技術についても、かなりアップデートしますね。
自分たちで使ってみたら、
少しほどけたりしてくることもある。
そしたらすぐに話し合って、解決法を考える。
その繰り返しで、できあがっていくんです。
伊藤
そっか。丈夫さも、大事ですものね。
石坂
そうなんです。
たとえかたちは真似できても、クオリティですよね。
持ち手がすぐに取れないようにするとか、
ぱっと見ただけではわからない特別な仕様に、
私たち、すごく気をつかってるんです。
やっぱり長く使っていただきたいっていうのがあるので、
1シーズンで終わるような安いものではないようにと、
しっかりつくってはいると思いますよ。
自子
あのバッグタッセルがあることが、
とってもよかったんじゃないかなって
思って見ていました。
──
そういうところに「パリらしさ」がある?
山井
そう、ワンポイントがあることが。
──
たしかに、かわいいですよね。
自子
きっと大変なことだろうと思うのだけれど、
そういうことに手を抜かないんですよね。

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
5月26日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

シルクコットンのワンピース(モーヴ)

※チョコレートは、7月上旬の再入荷を予定しております。

▶︎商品詳細ページへ

袖を通した瞬間から、
なんて気持ちがいいんだろう! と
清々しい気分になるシルクコットンのワンピース。
シルクが30%入っているので、
着心地のよさに、上質さもプラス。
帽子のバックともども、ナチュラルに寄りすぎない、
「大人の夏のワンピース」、
というところが気に入っています。
そのままストンと一枚で着ても。
また、写真のようにスカーフを巻いたり、ベルトをしたり。
この上なくシンプルなワンピースなので、
小物で遊べるところもいいんです。
色はチョコレートとモーヴの2色。
じつは、モーヴはずっと似合わない‥‥と
決めつけていましたが、
久しぶりに着てみたら、しっくりきた。
と同時に、アイテムに新しくきれいな色が加わって、
なんだか気持ちが華やぎました。
新しい色に挑戦してみてはいかがでしょうか。
(伊藤まさこさん)


「生活のたのしみ展2022」で
お取り扱いのあったアイテムについては、
イベント販売用に保管していたものから、
ウェブ販売用への準備が整いましたので、
追加販売をおこないます。
種類によっては数が揃っていないものもありますので、
ご了承いただけますとさいわいです。

CONVERSE
weeksdays ALL STAR 100 OX

▶商品詳細ページへ

・グレー
weeksdays ALLSTAR 100 OX/4.0(23.0cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/4.5(23.5cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/5.0(24.0cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/5.5(24.5cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/6.5(25.0cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/7.5(26.0cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/8.0(26.5cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/8.5(27.0cm・GY)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/9.0(27.5cm・GY)

・ネイビー
weeksdays ALLSTAR 100 OX/3.0(22.0cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/4.0(23.0cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/4.5(23.5cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/5.0(24.0cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/5.5(24.5cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/6.5(25.0cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/7.0(25.5cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/7.5(26.0cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/8.5(27.0cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/9.0(27.5cm・NV)
weeksdays ALLSTAR 100 OX/9.5(28.0cm・NV)

STAMP AND DIARY
ノースリーブプルオーバー
(ホワイト)

▶商品詳細ページへ

パリで知り合って。

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伊藤
こんにちは!
石坂
こんにちは、石坂です。
いま、佐々木がブリュッセルにおりまして、
スマホで参加するそうなんですけれども、
先に始めていてくださいとのことでした。
伊藤
ありがとうございます。
あらためて、東京の伊藤です。
紀子さんは、いまはパリのお家から?
石坂
はい、パリの自宅です。
お恥ずかしい(笑)。
伊藤
いえいえ、後ろに写っているお部屋の様子がすてきです。
ゆるゆると、はじめましょうか。
山井さんも、よろしくお願いします。
山井
こんにちは。t.yamai parisの山井孝です。
よろしくお願いします。
自子
山井自子(よりこ)です。
よろしくお願いします。
──
では、伊藤さんのプロデュースの話から聞かせて下さい。
今回はワンピースとカゴバッグっていう
大きなテーマで特集をしましょうということで、
3組の「ワンピースとかごバッグ」のラストを飾るのが、
こちらのチームですね。
伊藤さんが考えた、こういうのがあったらいいな、
という発想が一番の元になってると思うんですけれど。
伊藤
はい。夏の服の定番として、ワンピースを着て、
カゴバッグさえ持てばオッケー、みたいな、
楽でありながら、
でもちゃんとおしゃれに見えるスタイルを
提案したいと思ったんです。
それで、山井さんたちと、
メゾンエヌアッシュ(NH)のお2人に
ご一緒していただけませんか、とお願いをしました。
昔からのパリ仲間と聞いていたので、
きっと「合う」と思ったんですよ。
──
「weeksdays」にとっては、
エヌアッシュのお2人の作品は、
初めて接するものでした。
伊藤さんは昔からよくご存知だったんですか?
伊藤
そんなに昔というわけじゃないんですよ。
はじめて展示会に伺ったのが‥‥。
石坂
3、4年ぐらい前かと思います。
伊藤
東京での展示会に誘っていただいて、
そうしたら「欲しいものだらけ!」。
石坂
ありがとうございます。
伊藤さんと実際にお目にかかったのは、
それが初めてだったんですけれども、
その前に、パリのチャコさん(鈴木ひろこさん)という
共通の友人の方が私たちの丸いバッグを持っていたのを
御存じだったとうかがいました。
──
伊藤さんも持っている、
まん丸でレコードみたいなバッグですね。
伊藤
そう。肩にかけるタイプのバッグです。
すごくおっきいけれど、
そんなに重い物を入れるわけでもなく、
もう持つだけで嬉しいという、
そんなバッグなんです。
そんなふうに「持っているだけで心が躍る」デザインに
「これは!」と感激して。
チャコさんも、すごくお似合いでしたね。


チャコさんのインスタグラムより @suzukichako

──
「バッグは実用品」という固定観念から
離れられずにいるものですから、
「持ってるだけで嬉しいバッグ」
という発想に驚きました。
エヌアッシュは、
そういうバッグが多かったんでしょうか。
伊藤
うーん、そんなこともないですよね? 
超・実用系もあります。
わたしの撮影(ものを運ぶ)用に使っている、
すっごくおっきい、チェックのバッグもそうです。
石坂
そうですね。
あ、佐々木が来ました。
佐々木
みなさんこんにちは、遅くなりました~!
ブリュッセルに到着しました。
エヌアッシュの佐々木ひろみです。
「アッシュ」のほうです。
──
よかった。
お忙しいところありがとうございます。
アッシュというのはフランス語の「H」、
佐々木さんのお名前が「ひろみ」さんだからですね。
佐々木
はい、そうなんです。お世話になっております。
伊藤
石坂さんが「紀子」なので「N」。
──
これでみなさんが揃いましたね。
あらためて、伊藤さんが展示会で知った
エヌアッシュパリのバッグを使ってきて、
この夏の「ワンピースとかごバッグ」の特集で
ぜひ、と思われたという経緯でしたね。
同じようにパリを拠点になさっているということで、
面識があったんですね。
佐々木
はい。山井さんたちが
パリに住んでらっしゃるときからの知り合いです。
山井
もう、25年ぐらいになるのかな。
伊藤
そんなに?!
──
四半世紀!
石坂
皆の子供が、同い年という共通点もあって。
佐々木
そうですね。子供たちが幼馴染です。
自子
うん、つながってますね。
──
生活基盤が一緒なんですね。
実はちょっと前に、
山井さんたちがお仕事を始めたきっかけや、
パリでのことを、伊藤さんとの座談会
「パリで立ち上げた、大人の日常着。」
お話しいただいたんです。
なのでまず、メゾンエヌアッシュのお2人のことを
聞かせていただけたら嬉しいなぁと思うんですけど、
いかがでしょうか?
石坂
もちろんです。
伊藤
その「25年ぐらい前」から、
お2人でバッグをつくられていたんですか? 
‥‥じゃ、ないですよね。
石坂
はい、私たちの会社の設立は7年前になります。
元々知り合いではあったんですが、
すごく近しくなったきっかけというのが、
東日本大震災のときの、
日本向けのチャリティセールでした。
先ほどお話が出たチャコさんといっしょに
活動をオーガナイズをする機会があったんです。
今からちょうど11年前のことですね。
そのときに、佐々木が手伝いに来てくれて、
その後、運営メンバーになり、
一緒にチャリティ活動をすることになりました。
そのあたりからです、ぐっと仲良くなったのは。
伊藤
それで、チャリティだけじゃなく、
「何かやろうよ」みたいに?
佐々木
そうですね。でもそれぞれ仕事が他にもあったので、
最初はそんな本格的にやろう、
という感じではなかったんです。
徐々に少しずつ動き出したという感じですね。
伊藤
どういうふうにしてものづくりをされてるんですか? 
2人がそれぞれ、「こういうのが欲しい!」というのを、
どんどん実現させていくという感じ?
石坂
そうですね。2人で意見交換をしつつ、
こういうのが欲しいね、とか、
じゃぁここはこうしよう、みたいな感じで
アイデアを出し合って、
少しずつかたちにしていくっていうのが
私たちのものづくりの基本的なプロセスです。
けれども手づくりのものが多いので、
技術的にできることと、できないことがあるんですね。
なので実際は職人さんと、
「私たちはこういうことを
やりたいと思ってるんだけれども、
技術的にこういうことはできますか?」
とお話ししながらつくります。
つまり、私たちだけでデザインをしている、
というよりは、
職人さんたちとのコラボレーションというかたちで、
少しずつかたちになっていくんです。

ワンピースとかごバッグ[3] t.yamai paris × MAISON N.H PARIS

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夏の旅には。

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久しぶりに、ほんとうに久しぶりに、
旅をしました。

3泊4日の京都。
さて、何を持って行こうか?

食事に行くときのちょっとかしこまった服に靴、
朝の散歩のスニーカー。

いつものスキンケアに、
日焼け止めも忘れちゃいけない。

パソコンと老眼鏡、
それから‥‥

はりきって揃えたつもりなのに、
ああ、あれ持ってくればよかった!
と到着してから気がついたのが、
リバティプリントのワンピース。

部屋でリラックスしたり、
朝ごはんを食べに行ったり。
また、ホテルだけでなく、
街歩きをする時にもぴったり。

着ていてらくちん。
見た目にかわいく、そして涼しげ。
夏にぴったりの一枚は、
旅のおともにもぴったりだったのになぁ。

今週のweeksdaysは、
t.yamai parisのワンピースと、
ワンピースにぴったりな
MAISON N.H PARISのかごバッグ。

夏の旅にはぜったい旅行鞄に入れよう。
まだ予定も立てていないのに、
そんなことを思うのでした。

アイリッシュリネン、 たとえばこんなコーディネート。 伊藤まさこ [3]白の着回し。

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H/SLV GatherShirt IrishLinen(White)

「ふだんは、ほとんどがノーカラー。
台襟つきのカチッとしたシャツが似合わなくて‥‥」

‥‥なんて方でも、
不思議なほどしっくりくるのが、
このシャツのいいところ。
(撮影スタッフの中にもノーカラー派がいたのですが、
とってもよくお似合い。
「これなら欲しい!」なんて言ってもらえました。)

白いリネンのシャツは、
私も何枚も持っていますが、
このデザインは、なかなかない。
着回しも効きそうで、一枚あったらいいなぁ‥‥
と思っています。

さて、その着回しですが、
ボタンを閉めて、
襟を立たせるとこんな感じ。
一枚目の写真とは、ずいぶん違い、
ちょっとキリッとした感じになるんです。

H/SLV GatherShirt IrishLinen(White)/Honnete
カットソー ¥8,250/Harriss(株式会社 金万)
パンツ ¥25,300/Harriss(株式会社 金万)
サンダル スタイリスト私物

こちらは、半分だけ襟を起こしてみました。
顔まわりにくる襟の表情を少し変えるだけで、
見え方は変わるもの。
こんな風に、変化を楽しめるのは、
しなやかなアイリッシュリネンのおかげです。

夏の重ね着が楽しめるのも、
涼しげなリネンだからこそ。
ボリュームのあるボトムスを持ってきても、
軽やかに見えるところがいいんです。


No Collar Chinese Shirt(White)

No Collar Chinese Shirt(White)/Honnete
カットソー ¥5,500/Harriss(株式会社 金万)
パンツ ¥18,700/Harriss(株式会社 金万)
スニーカー スタイリスト私物

中に、ピンクのTシャツを合わせました。
透け感を活かして、
シャツからうっすら淡い色がのぞくのも
なかなかいい感じ。

ボトムスはTシャツと同じ色合いを。
足元は少し抑え目に、
グレーのスニーカーをコーディネート。

ちょっと暑くなったら、
シャツを脱いで、
肩に羽織ったり、
腰に巻いたり。
こんなことがささっとできるのは、
脱ぎ着がしやすいノーカラーならでは。
夏は、水着の上に着てもよさそうです。

[お問い合わせ先]
株式会社 金万 TEL:03-5477-8031

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