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ワンピースとかごバッグ[2] nooy × warang wayan

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大人っぽく。

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世の中にはたくさんのワンピースがあるけれど、
どうも「これだ」という一枚に巡り会えない、
なんて方もいるのでは? 

こと、歳を重ねるごとに気になってくるのが、
二の腕や腰まわり。
膝小僧が出るのもちょっと。
それから‥‥と挙げるとキリがなくなっちゃう。

そんな時に、
気持ちにピタッときたのが、
今回ご紹介するnooyのワンピース。

気になるところをカバーしつつ、
首まわりや手首を品よく見せてくれるという、
奇跡(と言っても大袈裟ではない)の一枚です。

ワンピースに似合うものをと、
相談に乗っていただいたのは、
モロッコとインドネシアでもの作りをしている、
ワランワヤンのおふたり。

バブーシュやかごなど、
暮らしまわりのアイテムが充実している
ワランワヤンですが、
今回はワンピースに合わせて、
ちょっと大人っぽいかごバッグを作っていただきました。

ワンピースはコットン100パーセント。
かごバッグはラタン。
どちらも夏に気持ちのよい素材。
涼しげだし(ほんとに涼しいし)、
着心地もいい。
そしてここが重要、
ふたつ合わせるととっても大人っぽいんです。

weeksdaysが提案する、
「ワンピースとかごバッグ」。
nooyとワランワヤン、
作り手4人へのインタビューも、
合わせてどうぞお楽しみください。

インドでつくる「のんびり」な服。

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伊藤
「miiThaaii」の立ち上げには、
インドのかたがたとのご縁があったんですか。
関根
はい。そもそもfog linen workのショップでも、
インドで、いろいろな金物、
トイレットペーパーホルダーとかタオルバーとか、
バスケットなどを作っていたんです。
それで、コロナの前は、インドに何度も行く機会があって。
そんななかで、ジャイプールという町に、
ちょっと遊びに行ってみようと思ったんですね。
──
ジャイプールは、インドの北部、
ラジャスタンの州都ですよね。
とてもいいところだと聞きます。
伊藤
どうしてジャイプールに?
関根
ニューヨークの展示会にfog linen workを出展したとき、
インドの方が訪ねてきたんです。
「自分はジャイプールで縫製工場をしてるので、
もしインドに来る機会があったらぜひ来てください」と。
そうしたら、たまたま、ちょうどその2週間後に
インドに行く予定だったんですよ。
伊藤
普段のお仕事は、ニューデリーに入って、
ちょっと地方に行かれるんですよね。
関根
はい、ムラーダーバードというところです。
──
地図を見ると、デリーの東側。
ジャイプールまでは遠いですね。
関根
そうなんです。ムラーダーバードから
ジャイプールに行こうと思ったら、
飛行機がなくって、車で行くしかないんです。
ムラーダーバードの取引先の方が
送ってくださったんですが、
朝6時に出て、着いたのが夜9時でした(笑)。
伊藤
すごい!
関根
そうして訪ねて行った縫製工場は、
いろんな洋服を作って輸出をしていたんですが、
そこに素敵なシルクコットンの生地があったんです。
それがきっかけで‥‥って、
すごく、行き当たりばったりでしょう(笑)?
伊藤
すごーい!! 
関根さんって、そういうところがほんとうにすごいです。
関根
ニューヨークでその人に声をかけられなかったら、
ジャイプールにも行かなかったし、
この服は誕生していなかったし、
伊藤さんが見てくださることもなかったし、
「weeksdays」で紹介いただくこともなかったわけです。
伊藤
わたしは展示会で「miiThaaii」の服を見て
「わぁっ!」と。一瞬で好きになりました。
そもそも、いつもリネンを扱っている関根さんが
シルクコットンの服を作られたということが新鮮だったし、
なにより着心地がよかった。
ちょうどわたしも、それまでは
洗いざらしのリネンが好きだったのに、
年齢を重ねるにつれ、
アイロンをかけて、なるべくきれいに着よう、
と思うようになっていたところだったので、
「関根さんもシルクなんだ!」と、共感して。
関根
そうですよね。fogのお客さまには、
シルクコットン素材って、
あまり馴染みがないかもしれないですね。
伊藤
洗濯が大変だって思うのかな。
そんなことないですよね。
関根
お洗濯、すごく楽ですよ。
今日着ている服もシルクコットンですが、
洗濯機で洗って、
アイロンをかけてない状態です。
伊藤
え! すごいです。
関根
私は、自分で着てるものについては、
ジャブジャブ毎日洗濯機で洗っていて、
かなり丈夫なのは確かなんですけれども、
すごく風合いを保ちたいという方には、
デリケートな洗剤を使い、
裏返して手洗いをすることをおすすめしています。
ただ、乾すときに、濡れた状態で、
きちんと引っ張ってから掛けるのがコツです。
そうすればアイロンいらず。
シルク30、コットン70、扱いが簡単で軽い、
とてもいい素材ですよ。
伊藤
そうですよね! そして、なにより、形です。
すっごく、シンプルなんだけれど、
着ると、とってもかわいいんです。
──
平面裁断ですよね。
関根
平面です。
前と後ろ、肩線なしでシンプルに。
苣木
素敵。風が抜けて気持ちよさそうです。
伊藤
これね、重ね着をすれば、
真冬以外はいつでも着られますよ。
わたしは暑がりだから、真冬でも着ちゃうかも?
関根
2枚、重ねて着ると
すごく暖かいっていうのを最近発見して。
伊藤
へぇー! いいこと聞きました。
──
ポケットもついているんですね。
関根
はい、ポケットがついてます。
伊藤
迷ったのは、背中のスリットの仕様でしたね。
ファスナーにするかどうかを検討したんです。
かわいらしさをとるか、実用性をとるかで。
関根
ファスナーも便利かな? って。
でも残念ながら、
現地で製造するファスナーのクオリティが、
わたしたちの基準に満たなくて。
伊藤
でも、この仕様にしたことで、
かわいくできあがったので、よかったですよね。
今回、かごバッグがあったので、
本当にシンプルな服のほうがいい、
という思いもあって。
そうしたらどっちも引き立て合うかなと。
苣木
色も、いい色ですね。
伊藤
春だし、きれいな色を着たいよね、って。
関根
モーヴという色なんですが、この色に決まるまで、
たくさんのサンプルを染めてもらったんですよ。
──
この微妙な色、どうやって指示をしたんですか。
色の名前で、とか?
関根
もともとリネンでやっていた人気の色なんです。
それの色チップを送って、
同じ色でビーカー(少量の糸染め)を
つくってくださいって頼みました。
ただ、素材が変わると、
まったく同じ印象にはならないので、
配合を変えて、近い色で、10色ぐらい染めてもらい、
送ってもらった中から選びました。
──
シルクが入っているから、光沢がありますよね。
伊藤
そうなんです。リネンとはまた違う魅力が出て。
関根
ありがとうございます。
もう一つはこちら、
チョコレートという名前です。
伊藤
かわいい。
関根
バッグにすごく合いそう。
伊藤
そうなんです。
ああ、本当に、無理を言って、
お二人にお願いしてよかったです。
こんなふうにコラボができるなんて!
weeksdaysにはいろんなブランドがあるから、
こんなふうに組んでいただくのもいいかな、
きっと面白いんじゃないかなと思ったんですよ。
苣木
こちらこそありがとうございます。
伊藤
そうだ、今、ワンピースを着てみていいですか。
関根
ぜひぜひ。
──
(伊藤さんの着替え中)
今、世界がいろいろ不穏で、
流通もよく分からない状態ですよね。
海外生産のものって、不安も大きいでしょうね。
関根
fog linen workのものは
フィンエアーを使って輸入をしていたんですが、
経由地を増やして、なんとか、という状態ですね。
インドは、そもそも、いつ届くかしら、
というようなやりとりが多いので、
のんびり待っています。
(伊藤さんが着替えて戻る)
あ、かわいいですよ!
苣木
かわいい~!
関根
色がお似合い。よかった。
きちんとした感じにも見えるし、
普段にもいいし、
涼しいので暑がりの伊藤さんでも、
きっと真夏でも大丈夫。
伊藤
ですよね! 
関根さん、苣木さん、
ほんとうに今日はありがとうございました!
関根
ありがとうございました。
苣木
ありがとうございました!

帽子の職人さんと、バッグ作り。

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伊藤
かごバッグの内側につける、
巾着にする布については、
かなり、試行錯誤をしましたね。
いろんな色、素材で。
苣木
そうですね。
最初はリネンやコットンなど
天然の素材を考えていたんです。
けれども、ボディがナチュラルですから、
中までナチュラルなものを使うと、
牧歌的なイメージが出すぎてしまう。
それはそれで「かわいさ」が出ますが、
伊藤さんと「weeksdays」のイメージとして
ちょっとシャープなエッセンスが
入っていたほうがいいと感じ、
ちょっとシャリ感のある
コットンナイロン素材を選びました。
結んだときの衣擦れの音が、いいんですよ。
伊藤
衣擦れの音。なるほど!
苣木
そして、関根さんの「miiThaaii」のワンピースが
天然の素材なので、
少しだけ異素材を合わせてもかわいいな、と、
リボンをレーヨンのグログラン(密に織られた、
うねりのある平織り布)にして、
ちょっと大人っぽい感じに仕上げました。
伊藤
ホックもかわいいですよね。
苣木
ホックのサイズも、目立たせないよう小さく、
という発想もあるかと思ったのですが、
ちょっとだけ存在感があったほうが、
このデザイン自体のかわいさが出るかなと。
少しだけこのアール(曲線)を
見せて留めるようにしています。
実際は、ほとんど見えないところなんですけれど、
開くときにちょっとだけ嬉しいな、って。
伊藤
あんまり重いものは入れないバッグですけれど、
持っていて安心感がありますね。
それにしても、きれいなかたちがキープできていて、
これは職人さんがつくるのに苦労なさったんじゃないかな。
苣木
実は職人さんと、いろいろな実験をして、
このバッグは出来上がっているんですよ。
たとえば曲げた状態で蒸気を当てて型を作ってもらうとか。
そうするとぱかん! とは、開かないようになるんです。
伊藤
職人の皆さん、どうおっしゃってました?
苣木
最初は、すごくビックリしてました(笑)。
帽子を逆さにしてバッグに?! って。
なにより心配されたのが強度です。
頭にのせるものと手に持つものは違うから、
そこをどうクリアしようかっていうので、
もちろん縫製の糸調子をしっかりすることと、
このグログランのリボンを下からぐるりと通すことで
補強になるだろうと考えました。
伊藤
なるほど! chisakiのスタッフのみなさんは、
どんな感想をお持ちだったんだろう。
苣木
みんな、できたものを見て「かわいい!」と、
すごく沸きましたよ。
帽子をつくるチームですから、
「帽子がこうなるのか‥‥!!!」
っていう驚きが、まずあって、
それから、「何を入れよう?」ってワイワイと。
今って、お財布も持たず、
移動はケイタイと鍵だけ、って子もいるんですね、
そういう子は「これだけで確かにいけますね!」。
そしてふだん荷物の多い子は、
これだけで出かけるための
ライフスタイルを模索したりして。
──
面白いですね、その人の行動を、
ちょっと変える可能性があるアイテム。
伊藤
うんうん。
苣木
確かに!
──
いつも重いカバン持って
「よいしょ、出かけるぞ」という人も、
たまには荷物を減らして散歩をしよう、とか、
いいですね。
苣木
荷物が軽いと、
気持ちがちょっと軽やかになりますよね。
関根
大きなバスケットをいつも持ちます、
という人も、これをバッグの中に入れて、
サブバッグみたいにして
持っていくのもいいかもしれませんよ。
それこそアクセサリーの感覚で。
伊藤
あ、それもかわいいですね!
苣木
バスケットの中から、この子がちょこんと(笑)!
かわいいですよね。
関根
レストランとかだったら、
大きいカバンを預けて、
このかごバックだけをテーブルに持って行く。
伊藤
そっか! そういう使い方もできますよね。
最初からこれだけで出かけなくても。
関根
私、これを持っていたら、
披露宴に呼ばれたいと思うな。
──
ドレスアップしたときにも素敵でしょうね。
何かちょっと工夫してもいいかも。
カメリアみたいなものを付けるとか。
苣木
クリップタイプのアクセサリーを、
ちょっと挟んでもいいでしょうね。
──
これは春夏向けの製品だとは思うんですが、
みなさん、かごバッグって、冬は持たないんですか。
伊藤
わたしは、冬もいいと思う。
苣木
私もそう思います。
ニットに、こういうかごバッグを合わせたら、
かわいいんじゃないかな。
伊藤
ね、かわいい。
苣木
「weeksdays」でベロアのサロペットを
買わせていただいたんですが、
それにちょっとローブを羽織って、
このバッグを持ったら、冬でもかわいいと思います+。
伊藤
そうですよね! 
さて、「ワンピースとかごバッグ」というテーマで、
chisakiのバッグと合わせたかったのが、
関根さんのブランド「miiThaaii」の
シルクコットンのワンピースでした。
「weeksdays」では初めてのブランドですね。
関根
はい。「miiThaaii」に目をとめてくださって、
とても嬉しいです。
「miiThaaii」ってヒンディー語で
「お菓子」という意味なんですけれども、
メインディッシュじゃなくてちょっとお菓子的に、
という気持ちで続けているブランドなんですよ。
──
関根さんといえば「fog linen work」ですから、
ヨーロッパのリネンを思い浮かべるんですけれど、
こちらのブランドは、インドの素材で
服作りをなさっているんですね。
関根
そうですね。そもそもは南インドの
「ルンギ」(LUNGI)を
入れたいというところから始まりました。
4、5年前のことでした。
伊藤
ルンギ?
関根
ルンギっていう腰巻のチェックの布があるんです。
すごく素敵な布で、それをいろいろ、
商品にして展開したいと思ったんです。
それからコットンで商品を作って日本で後染めしたりとか、
いろんなことを、試行錯誤しながらやっています。
シルクコットンは2021年から取り扱いを始めました。

さかさま? いいえ、これが正位置です。

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伊藤
関根さん、苣木さん、
今日はこうして久しぶりに
お目にかかれてうれしいです。
「ワンピースといっしょに、かごバッグを持ちたい」
と思ったところから今回の特集がうまれたんですけれど、
思った通り、関根さんのつくられるものと、
苣木さんのつくられるものがぴったりで、
コラボをしていただいてよかったなって思っています。
ありがとうございます。
関根
こちらこそありがとうございます。
苣木
思い出します、まさこさんからある日、
1枚の写真が送られてきたのを。
それが、どう見ても
「帽子がさかさまに置いてある」様子なんですよ。
これはなんだろうと思ったら‥‥。
伊藤
急に、ごめんなさい、ほんとうに。
苣木
「あれ? うちの帽子‥‥だよね?」って。
それがさかさまに置いてあって、
「この感じ、かわいいですね」ってメッセージが。
伊藤
そうなんです。
「これでバッグが欲しいんですけど」って。
──
苣木さん、さぞびっくりなさったでしょう。
そもそもバッグ屋さんじゃないのに、
伊藤さんはどうして
それを思いついたんですか。
伊藤
ある日、ベッドに横になって、
椅子の上にたまたまchisakiの帽子を
さかさまに置いていたのが
ちょうど目線の高さで見えたんですよ。
それでハッ! と。
かねてから、ちょっと柔らかい帽子を見ると、
「帽子を逆さまにしたかたちのバッグがあったら、
きっとかわいいのにな」って考えていたんだっけ、って。
それで「このかたちのバッグがあったらいいのに!」って、
苣木さんに連絡をしました。
そうしたら、すぐに、面白がってくださって。
苣木
ええ、そりゃ、もう。
関根
確かに! 素材は、帽子に使うのも、
バスケットに使うのも、同じですものね。
苣木
そうですよね、帽子屋である私にとって、
素材は馴染みがあるものでした。
ところが、バッグをつくったことがないものですから、
「大きさ」がわからなくって。
私に固定概念があったんでしょうね、
バッグにするなら、A4サイズくらいの書類も
すっぽり入るくらいの大きさがほしい、と。
──
「千と千尋の神隠し」の
湯婆婆(ゆばーば)がかぶれるくらいの‥‥。
苣木
(笑)そう! 巨大になってしまって。
ところがまさこさんに相談したら、
「別にそんな大きな荷物が入らなくてもいいんですよ」。
‥‥びっくりしました。
──
ひょっとして、苣木さん、
ふだん持っているバッグは大きい派ですか。
苣木
そうです。私、荷物が多いんですよ!
伊藤
たくさん持ち歩く派なんですね。
苣木
はい。伊藤さんはうんと小さい派なんですよね。
伊藤
はい。スタイリストという仕事柄、
撮影のときは大量の荷物を運びますから、
その反動なのか、ふだん出歩くときのバッグは、
うんと、小さいんです。
打ち合わせでも、メモや写真はスマホを使い、
バッグにはお財布と鍵とハンカチが入れば大丈夫。
それに、昔から小さいバッグが好きだったんですよね。
苣木
確かに、伊藤さん、仕事の打ち合わせで
私のアトリエに来てくださるときも、
小さいポシェット一つ、だったりしますよね。
伊藤
そうなんです。
だから、苣木さんにつくっていただく
「帽子を逆さまにしたバッグ」も、
アクセサリーの感覚で持てる、
というくらいでいいんじゃないかな? って。
──
たしかに、それが大きなものだったら、
ふつうの帽子のサイズじゃなくなって、
やけに大きな帽子を持って歩いている人だな、
って、なっちゃいますものね。
苣木
結局、まさこさんにアトリエに来ていただいて、
私がつくっている帽子のなかから
「これ!」というものを選んでいただき、
それを今回のかごバッグの原型にしたんです。
何種類か並べた帽子から、
「これがかわいい!」と麦わらのカンカン帽を選ばれた。
即決でしたね。
伊藤
そうでしたね(笑)。
ちなみに関根さんは出かける時、
荷物が多い派ですか、少ない派ですか。
関根
私、少なめです。
伊藤
そういえば、先日、おうちにお伺いしたら、
とってもスッキリなさっていましたね。
必要なものがきちんとそこにある、というような。
おうちもそうだし、持ち物もそうなんですね。
苣木
おうち、写真で拝見したことあります。
伊藤
苣木さんは?
苣木
私は真逆で、持ち歩くものが多いです。
そもそもものが多くて、
アトリエも自宅も「そのあたり」に、
ちょこちょこモノを飾っちゃいます。
──
荷物の多い派の苣木さんは、
この小っちゃいサイズ、大丈夫でした? 
苣木
じつは、大きいサイズも試作したんですよ。
伊藤
そうでしたね! 
でも、大きいといっても、
湯婆婆サイズじゃなくって(笑)、
ひとまわり大きめ、という感じでしたね。
さあどうしよう? と迷い、
大小の2色、つまり4パターンつくることを
検討したんですが、
いや、これじゃ、お客さまが迷われる、
もうここは「持っているだけで嬉しい」ということを
大事にしていいんじゃないかな、って判断をしたんです。
苣木
それで小さいほうだけにしましょう、と。
小さいと、シルエットがちょっと丸くて、
麦わらで作った形のよさが出るんですよ。
──
苣木さん、バッグづくりは初めてだったと
おっしゃっていますけれど、
じっさいにはどうやって作られたんですか。
苣木
まず、実際かぶれる帽子をつくりました。
極端に言えば、それを逆さまにしただけなんですよ。
原型は平たいカンカン帽で、
ちょこんと頭にのせるものなんですが、
伊藤さんが「そのバランスがすごく好きです」と
おっしゃってくださったので、
そのまま折り曲げて、リボンを巻いてみたところ、
「これがいい!」となって。
伊藤
そうでしたね!
苣木
バッグにするための工夫としては、まず、
ボディの切り込みを入れたところから、
リボンをぐるっと下を通したことですね。
そのことでバッグとしての丈夫さも出ました。
──
なるほど、リボンはじっさいの帽子でも、
こんなふうにあごで結ぶタイプがありますから、
とても自然に見えますね。
さらに、帽子の内側に、
巾着のようなふくろ状の布をつけて? 
苣木
はい。最初、それがない状態で作ったところ、
浅いので中に入れておいたものを
落としがちだと気づいたんですね。
実際に自分で試してみたら、スマホが落ちちゃったり。
ですからこんなふうに巾着タイプの袋を入れました。
端を風呂敷のように結ぶことができるので、
中に入れたものを落としにくいですし、
バッグというものとして、
「結ぶ」という所作が一つあるのもいいな、と。
──
帽子のつばの端にホックがついていて、
かたちがホールドできるようになっているんですね。
苣木
そうです、上が外れるようになっています。
──
そして、リボンは、結び方が自由。
苣木
最初、きれいな結び目の状態のままに
したほうがいいならば、
片蝶結びにして糸で縫い付けようか、
という案もあったんです。
でも、やっぱり、
開ける、閉じるの動作ができたほうがよいかと、
ご自身で結んでいただくかたちにしました。
お客さまの好きなように、どんなふうに結んでもいいし、
結ばずに、リボンを垂らしていただいてもいいですよ。
関根
それもかわいいですね。

ワンピースとかごバッグ[1] miiThaaii × chisaki

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夏の制服。

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私の夏の制服は、
ワンピース。
そうきっぱりと言い切っていいほど、
頼りにしているアイテムです。

なんといっても、
涼しいし、かわいいし、
何を着ていこうかと迷った時も、
気に入りを何枚か揃えておけば
その日の気分に合ったものが必ず見つかる。

おしゃれはしたいけれど、
でも時々、コーディネートを考えるのが面倒。
なんて、わがままな私をささえてくれる
アイテムというわけ。
だって、ささっと着れば
コーディネートは完成なのだから!

さて、そのワンピースに合わせるのは、
かなりの率で、かごバッグです。
ワンピースと同じで、
いくつも持っているのに、
毎年、夏が近づくとまた新しいものが欲しくなる。
今年は、うれしいことに、
weeksdaysオリジナルのかごバッグができました。
作ってくれたのは、chisakiの苣木紀子さん。
chisakiってあの? ‥‥と、
不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
そう、帽子の苣木さん!

3回にわたって展開する、
ワンピースとかごバッグ。
1週目は、chisakiのSTRAW BAGと、
miiThaiiのシルクコットンワンピース。

コンテンツは、ワンピースとかごバッグ、
それぞれのブランドの方々とお話しを。
できあがるまでの秘話もたっぷりです。
どうぞお楽しみに。

「生活のたのしみ展」出展のお知らせ

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weeksdaysは
「生活のたのしみ展2022」に出展します。

[開催日]
2022年4月29日(金)~ 5月4日(水)
[場 所]
東京・新宿西口 三角広場

今回は2ブースあります。

「コンバースと大人のTシャツのお店」

コンバース×weeksdays コラボスニーカー第2弾
新色グレーが登場、完売していたネイビーも再登場。

生地からくつひも、金具、中敷、ミッドソールまで、
“すべてネイビー”でつくったweeksdaysのコンバース。
2020年のコラボレーションから2年、
2022年春、第2弾となる新色のグレーが登場します。
今回は、グレー1色のシックなカラーリング。
どんなファッションにも合わせやすいので、
いつもスニーカーを愛用されている方はもちろん、
あまりスニーカーを履かない方も、
革靴のような感覚でたのしんでいただけそうです。

そして第2弾発売と同時に、
完売となったネイビーも再登場します!
前回買い逃した方も、気に入って履きつぶした方も、
ぜひこの機会に、チェックしてみてくださいね。

生活のたのしみ展では、
グレーとネイビー、両方のカラーを、
その場でお買い上げいただくことができます。
サイズは、22センチから28センチまでの5ミリ刻みと、
29センチ、30センチをラインナップ。
ちなみに、このコンバースは、
100周年モデルの「オールスター」。
クッション性が高く、履き心地が進化していますので、
ぜひ、体験しにいらしてくださいね。

※weeksdays発売日:2022年4月28日(木)

STAMPS×weeksdays、
大人が着たいTシャツを作りました。

STAMP & DIARY(スタンプ アンド ダイアリー)で、
ほぼ日でもおなじみのSTAMPS(スタンプス)。
今回はとっておきの、
高級感のあるカットソー素材生地を使った、
weeksdaysオリジナルのアイテムを2つつくりました。
二の腕をうまくカバーしてくれる
絶妙なカッティングとパターンの、
ノースリーブプルオーバーと、
首まわりがきれいに見えるVネックTシャツです。
どちらもTシャツ感覚で、大人の方にも
気軽にたのしんでいただけるアイテムです。

どちらもカラーは3色展開。
素敵さと安定感をかねそなえた、万能のブラック、
夏にぴったり、顔映りが明るくなるホワイト、
元気が出そうな鮮やかなレッドです。

生活のたのしみ展では、すべてご試着いただいて、
その場でお買い上げいただけますので、
ぜひ、ご自分にピッタリくるものをお選びくださいね。

※weeksdays発売日:2022年4月21日(木)

「鋼正堂のほりだしもの市」

2018年6月恵比寿で行われた
「第3回 生活のたのしみ展」でデビュー、
鋼正堂のうつわは、
weeksdaysのロングセラー商品として親しまれています。

4年前の発売以来、
増産し継続して販売していくなかで、
規格に満たなかったものが出てきました。
焼成の段階でのゆがみや、
ちいさな黒い点が多くついてしまうなど、
正規品としては、規格に満たないものですが、
じゅうぶん、実用に耐える製品です。
ぜひ、実物をごらんいただき、
お確かめになったうえで、お求めいただけたらと思います。
陶磁器の世界では“B品”とされるものですが、
今回、「鋼正堂のほりだしもの市」として
特別な価格でご提供します。

【規格外】オーバル耐熱皿・大:1,815円(税込)
【規格外】オーバル耐熱皿・小:1,155円(税込)
【規格外】丸プレート・大:2,970円(税込)
【規格外】丸プレート小:1,540円(税込)
【規格外】丸スープ皿:2,970円(税込)

ひとつひとつ直接見て手にとっていただいて、
ほりだしものを見つけてくださいね。

※weeksdaysオンラインで発売する予定はありません。

シルクって、どう着たらいいの?

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伊藤
倉持さん、これからインナーだけじゃなくって
シルク製品を増やそうかなとか、思いましたか?
倉持
そうなんですよ。接する部分が多い、
インナーのものを、というイメージだったんですけれど、
あらためてこうやって外に出す部分にもシルクを使った
製品のよさ、豊富さに驚きますよね。
自分には「ない」って思いこんでたんです。
たとえばスカーフを使おうなんて、
あんまり思ってなかった。
伊藤
そっか。いつも暑がりのわたしたちだって、
スカーフ、いいんですよ。
倉持
スカーフといえば、
バブル期に使ってたスカーフだから(笑)。
一同
(笑)
伊藤
ちゃんと、そういう時代を生きてきたのね。
倉持
そういう時代を生きて、
しばらく遠のいてたんです。
でも暑がり族の伊藤さんが
スカーフを使われているんだなというのも衝撃。
伊藤
ちょっとした上着を一枚着る感覚ですよ。
巻くだけで、あったかいから。
倉持
たしかに!
伊藤
邪魔になっちゃったら、バッグの持ち手に結べばいい。
深澤
そうですよね。
伊藤
バブル期以来のスカーフも、ぜひ。
平野
憧れのアイテムですよ、シルクのスカーフって。
倉持
なかなか上手に使いこなせないから。
平野
心地いいのはわかっているんですけど、
どうやって使っていいか、全然わからなくて。
伊藤
そっかぁ!
平野
取り入れたくて、憧れてるアイテムです。
伊藤
わたし、家で、ヘアバンド代わりにしてますよ。
気持ちいいですよ。
平野
へぇぇ。
──
「weeksdays」でスカーフを作りましょうっていう話、
出なかったですね。これまで。
平野
ぜひ、ぜひ!
伊藤
そうですね、いい宿題をもらいました。
倉持
一つあるだけでイメージ変わりますし。
伊藤
じつはヒョウ柄も買ったんですよ。
大きな面積だと躊躇するんだけれど、
スカーフなら大丈夫だよね、って。
倉持
ちょっと取り入れるには、いいかも!
ほんとに「weeksdays」で出してください、
よろしくお願いします。期待してます。
一同
(笑)
倉持
なにしろ、インナーだと思い込んでいたシルクが
外着になるっていうことを確信しましたから。
伊藤
今回のパンツも、スニーカーを合わせたっていいんですよ。
ふふふ、この柔らかさのものをアウターにして
スニーカーを、なんて、男の人には、ありえないですよね。
──
ありえないですね。
ジャージでも、もっと厚手ですから。
深澤
レギンスを下に履いていただいたら、
寒い冬でも大丈夫ですよ。
倉持
シルエットもそんなにピッタリするわけじゃないですしね。
大人な、柔らかい感じがすごい出てる。
伊藤
そうなんです。
平野
歩くたびに気持ち良さそうです。
力の抜けた感じと、きれいさが両方。
伊藤
上も、ちょっとざっくりしたニットとかでも。
平野
たしかに、ボリュームのあるニットもよさそう。
伊藤
白いTシャツに、このパンツ、
白いスニーカーとかも、絶対かわいい。
倉持
かわいいと思います!
平野
あと、白い麻のシャツとか? たっぷりした。
一同
ああ、いい!
伊藤
素材同士が、引き立て合う。
──
そういう時は、まさこさんは、
やっぱり麻にアイロンをしてきれいに着るんですか?
伊藤
前は洗いざらしだったんですけど、
50代になって、ピシってかけるようになりました。
でも、シルクに合わせるなら、こっちがきれいだから、
シャツは洗いざらしでも、すてきかもしれない。
なかにパールのネックレスなんかをしたりして。
一同
‥‥!!!
伊藤
やっぱり、ひかりものを足してしまう(笑)。
倉持
Tシャツだったら、足元を、
もっと女っぽくしてもいいのかな?
伊藤
そうですね。でも、いっそ、ビーサンもいいかも? 
倉持
!!!
伊藤
スタイリングで、Gジャンも良かったですよ。
デニムの素材と合わせると
シルクの柔らかさがもっと引き立つというか。
平野
これは、同じ素材でトップスもあったりするんですか?
深澤
夏になりそうですが、
別の機会に「weeksdays」でTシャツを展開します。
伊藤
深澤さんは、どうやって着たいですか?
深澤
その先々発売するTシャツとセットアップで
シンプルに着てみたいですね。
色のトーンを合わせて、足元だけ、すごく遊ぶとか。
冬場は、ざっくりのカーデとかを羽織ってもかわいいな。
伊藤
そっか、セットアップで着るの、いいですね。
そのTシャツも、すごく形がきれいなんですよ。
ここで予告しておきましょう。
わりとワイドだけど、おっきなシルエットで、
落ち感があるので、ほっそり見えるんです。
平野
欲しい!
一同
(笑)
──
ありがとうございます(笑)。
倉持
今日はよくわかりました。
何着たらいいんだろう、みたいな時に、
だまって穿いておけば間違いないってことですね。
伊藤
たしかにね。
平野
あと、旅行とかも絶対いいですよね。
出張とか。
──
小っちゃくなるから。
伊藤さんは、シーツを持って行きたいと
おっしゃってましたね。旅行に。
伊藤
そう。なかなか機会がないけれど。
倉持
そっか。シルクって、シワにならないし。
あ、そうだ、ひとつお聞きしておいてもいいですか。
シルクのものは、お洗濯って、みなさん、
普通に洗ってる感じですか?
深澤
基本的には洗濯機の手洗いコースで大丈夫です。
ただ、洗濯機って、メーカーによって、
手洗いのレベルがちょっと違うので、
なるべくやさしい水流で洗ってくださいね。
──
そこで、weeksdaysの洗剤を使っていただきましょう。
深澤
リブレヨコハマさんとのコラボですよね? 
洗濯ブラザーズの「シルク&ウール」
じつはドレスハーセルフも、おすすめしているんです。
伊藤
そうでしたね!
深澤
だから今回のコラボ商品、楽しみで。
洗剤によっては、強すぎて、
シルクの光沢が抜けてしまうこともあるんです。
その点、リブレさんは間違いないので。
倉持
じゃあ、ぜんぶ、おうちで。
深澤
はい、大丈夫です。
ただ、「私の場合は」なんですけれど、
おうち洗いもするんですが、
たまにちゃんとしたクリーニングに出します。
旅行でしっかり着込んだなとか、
このへたりを一回、直しておきたいな、とかの時ですね。
自然素材って、あんまり汚れをため込まないので、
ガシガシ洗おうっていう気合いは要らないですし、
インナーは問題なく、おうち洗いでいいと思うんですけど、
外着は、負担にならないくらいで、
たまにクリーニングに出すくらいの
緩急のつけ方がいいんじゃないかなって思っているんです。
注意していただきたいのは、
信頼している、そのお店で洗っているお店に相談すること。
クリーニング屋さんに、「シルク100なんです!」って、
ものすごい勢いで伝えてます。
私は個人のクリーニング屋さんを頼ってます。
伊藤
それこそ、洗濯ブラザーズの
クリーニング屋さん
に頼むとか。
深澤
はい。クリーニング屋さんの使い分けも必要ですね。
──
じゃあ最後に、今後、
ドレスハーセルフに作ってほしいものはありますか?
深澤
企画募集中でございます(笑)。
平野
今日のお話で、欲しくなったのが、
ナイトキャップですね!
──
ナイトキャップってどういう形してるんですか? 
伊藤さんの娘さんが使われているのは。
伊藤
オスカルのばあやみたいな。
ちょっとね、おもしろいの。
──
えっ、えっ。「ベルサイユの薔薇」の?
深澤
なるほど‥‥それを、
そんなにユニークな感じにならないようにしたら
いいのかもしれないですね。
実は、ナイトキャップは、企画に出たんですけど、
どうしてもおもしろい印象になりがちっていうところで、
保留になっているままなんです。
一同
ああ~。
伊藤
たしかにね。
──
ニットだったら伸びるから
筒でいいんでしょうけどね。
深澤
ヘアバンドはお作りしてるんですよ。
ただ、それをつけて寝るかっていうと、
そうじゃないだろうな‥‥。
ナイトキャップは、そこを突破できたら、
いけるなと思うんですけど。
──
デザインってそういうことを解決するんですよね。
深澤
そうなんですよね。
伊藤
あるいは「おもしろくても、いいじゃない?」って
開き直っちゃうか、ですね。
──
ぼくは、シーツやピローケース、
紺とか、そういう色があったらいいなって思って
見てました。
あと、男性も着られる普通の形のパジャマとか。
倉持
私、バスローブというか、
ナイトガウンがほしいです。
伊藤
ああ、似合いそう! 
それは欲しいよね。
倉持
気持ち良さそう。
──
きれいでしょうね。テロンとしてて。
倉持
それと、ナイトキャップで、セットだったら、
すてきに見えないですかね。
一同
(笑)。
平野
シルクでニットキャップって、あんまないので、
あってもいいかもしれないですよ。
シルクの落ちわたの、ツルツルしてないタイプ、
ああいう素材でニットキャップがあったら、
かわいいなって思います。
伊藤
うん、うん。
いいんじゃないですか。
それはさゆりさんが作ってくれたら欲しいな。
平野
あら、そうですか? じゃあ‥‥。
伊藤
こうして話してると、いろんなアイデアが出ますね。
──
ほんとうですね。深澤さん、先々も、
「weeksdays」にかぎらず、
「ほぼ日」一同、仲良くしてください。
伊藤
ありがとうございました。
深澤
こちらこそ、ありがとうございました!

シルクの印象が変わってきた。

未分類

伊藤
さゆりさんは、シルクは?
平野
シルクはもう、大好きで。一途です。
持ってきました、今日。
伊藤
わぁ、ぜひ見せてください。
平野
これはシルクコットンのストールなんですけど、
アトリエシムラのものです。
深澤
きれいですね。触ってもいいですか?
平野
はい、もちろんです。
深澤
‥‥うわぁ!
平野
そして、これは10年くらい前に買った、
インドのシルクのスカーフです。
ちょっと使い過ぎて、破れているんです(笑)。
伊藤
良さそう!
倉持
ほんと、気持ち良さそう。
さゆりさんは、スカーフ以外にも
シルクのものって、いろいろ持っているんじゃないですか。
平野
そうですね。もう、レギンス、タンクトップ、
ロンT、ワンピースと、シルクだらけです(笑)。
──
おおっ。
平野
今日のこのパンツもシルクですよ。
深澤
へぇぇ!
伊藤
そうなんだ!
平野
インドのものですね。
深澤
不思議ですよね、織り方とかで、
いわゆるシルクの印象とはちがう。
平野
生地は薄いんですけど、温かいんですよね。
いまは下にレギンスを穿いていますが、
真夏でもきっと気持ちいいんだろうなと思います。
倉持
(触って)ほんとだ、見た目よりも薄い!
平野
そうですよね。
深澤
ハリ感がすてきですよね。立体的で。
あ、刺し子なんですね!
──
自分の担当してるブランドでも、
シルクのものがありますよね。
平野
「つきのみせ」っていう、
サニタリーショーツだったりとか、
女性が生理期間に気持ちいいものを着たいよね、
っていうところから始まったコンテンツを
担当してるんですけど、そのなかで、
シルクの肌着のブランドを扱っています。
深澤
お客様としては、幅広いんですか? 年齢層とかは?
平野
20代から、60、70、80代までいらっしゃる。
伊藤
そうなんだ。すばらしいですね。
うちの母は、スマホやパソコンで買い物をしないけど、
できる人はできるんですよね。
そっか、さゆりさん、ほんとうにシルクが好きなんですね。
あらためてこのスカーフも素敵。
平野
薄くて、軽いのに、巻いてると、
それだけでなんだかほわっとするんですよね。
もちろんウールも温かいですし、
カシミヤも好きなんですけれど、
それとはまた違う「うれしさ」がありますよね。
カシミヤやウールはガチっと守ってくれているような感じ、
シルクはそこに空気があるみたいな感じがします。
柔らかい空気がずっとついてくるみたいな‥‥。
レギンスとかも、シルク製品を愛用してて、
パンツスタイルで動く時に、そのよさをとくに感じます。
伊藤
保温だけじゃなくて、快適なんですよね。
平野
そうですね。ちょっと汗ばんでも嫌じゃない。
いつも不思議だなって思ってます。
伊藤
わたし、今日、意識してないでつけてきたんですが、
最近、首まわりにシルクのスカーフを使うんです。
春になると、カシミヤじゃなくて、
こういうのを巻いたほうがあったかいし、気持ちいい。
倉持
見た目、パリッとしてるかなと思ったら、
触ると、すごくやわらかいんですね。
伊藤
ちょっと外してる時も、手に持っていると気持ちいい。
ちょっと安心するというか。
深澤
気持ちいいものを持つとか、身につけるって、
こころの安定にも、すごいいんだろうなって思いますよね。
伊藤
絶対、そうですよ。
それにしても、昔に比べて、
シルク製品が多くなってきたような
気がするんですけど、そんなことないのかな? 
わたしが気にするようになっただけなのかしら。
深澤
世の中の需要が高まっているのはほんとうですね。
──
昔って、シルクといったら、
極端に光沢のあるイメージでしたけれど‥‥。
伊藤
ちょっと熟女っぽいイメージ?
一同
(笑)
倉持
ちょっとわかります。
シルク、イコール、ゴージャス、
っていう印象がありましたよね。
若い頃、見ているだけの
高級下着もそういう感じでした。
生地が硬そうで、
そんなに心地いいのかな? って。
深澤
つっぱる感じのイメージでしたよね。
平野
最近、たしかに、「これ、シルクですか?」
という柔らかい印象の製品が、
すごく増えました。
伊藤
そうなんです。増えたように思うんです。
深澤
先ほどのシルクモダールの話もそうですけど、
織り方とか、ウォッシャブル加工であるとか、
そういったことで、光沢のある「THE・シルク」から、
「え? これ、コットンじゃなくてシルク?」
みたいなものまで、
ほんとに幅広い製品が生まれていますよね。
そもそも需要が増えたっていうことがありますが、
そのなかで着やすさに則したものが、
技術の向上によって生まれたんです。
それゆえにシルク製品の幅が
広がっているのかなって思います。
──
そうは言っても、原料は蚕(かいこ)ですから、
減っていくものかなっていう気もします。
国産では、平成20年から平成30年の10年間で
養蚕農家、繭の生産数が7割減ったと
農水省がレポートを出していますね。
深澤
そうですね。
伊藤
たしかにね。
深澤
国際的には、シルクは、
中国の生産力に頼っているのが現状ですが、
技術力、品質とともに価格も上がっていて、
また、よいものを作る工場が限られてきています。
ドレスハーセルフもそうですけれど、
20年くらいずっとお付き合いしている工場で、
家族のようなお付き合いのなかで仕事をしているので、
品質や価格が保証できているんですよね。
でも、ほんとうに競争が激しくて、
新規でシルクの生産を確保するのは、
メーカー、職人、いずれもタッグを組むことが
すごく難しくなってくると思います。
逆に需要はますます高まるばかりという感じなので、
いい方向、いい形で競争が激しくなるのは
必然かと思いますけれど‥‥。
──
世界的にも、シルクは愛されている素材なんですよね。
シルクロードの時代から‥‥。
深澤
はい、そのなかで、日本も、ここ5年くらいで、
爆発的にシルクの人気が高まっているように思います。
伊藤
やっぱり、そうなんですか。
深澤
はい、ほんとうに、この数年だと思います。
一気に、若い層に拡がったんですよね。
20代、30代前半の方も、着るものは天然素材で、
できればシルク、っていう気持ちがグッと進んだ。
それは「どう見えるか」よりも、
気持ち良さを大事にしたいとか、
どういう自分でありたいかっていうところに、
意識的に、グッと寄ったのではないかなと想像します。
しかも、このコロナ禍の状況では、
その気持ちが加速しているように思えます。
伊藤
若い層にも。
深澤
はい。
それは「天然でほっこり」というイメージではなくて、
たとえばSDGsへの認識が高まったことで、
化学繊維から天然繊維へと
意識が向いたところもありますよね。
ドレスハーセルフを立ち上げた2017年当初、
テーマがシルク、カシミヤというところを掲げた時、
「あ、そこを中心にしているブランドなんですね」と
注目度も高かったかなと思うんですけど、
今は当たり前に、いろんなブランドが
シルク、カシミヤを扱い始めていると感じます。

伊藤
わたしは就寝時に
シルクのスリップドレスを着ているんですが、
十年以上前に買ったもので、
ずっと大事にしてたんですけれど、
ちょっとよれっとしてきてしまって。
それで新しいものが欲しいなと思って、
今回、ドレスハーセルフのみなさんにお願いをしたんです。
倉持
私も、そういうものを着ていますよ。
伊藤
やっぱり?
倉持
さすがに、最低限は着ています(笑)。
シルクのシーツなら裸で眠りたいくらいですけれど。
伊藤
やっぱりそれはシルク?
倉持
それがわからないんです。
素材を意識して購入したわけではなくって、
「ツルツルしていて気持ちいい」というだけなので‥‥。
なんだかわからないままに、ずっと着ています。
伊藤
そうなんだ。たぶんそれはシルクだと思うな。
長く着ているということは、
買った当時は、素材がなんだろうかということを
そんなに気にする年齢じゃなかったのかも。
倉持
そうかもしれないですね。
あとは、ドレスハーセルフの
シルクモダールの上下もよく着ていますよ。
伊藤
ドレスハーセルフのことを知ったのは?
倉持
weeksdaysで、です。
それまで買ってた洋服のブランドで、
シルクっていうことを前面に出しているものって
あまり見かけたことがなかったんです。
伊藤
シルクに特化したブランドってそんなにないですよね。
倉持
そういえば、先日、美容院に行って話をしていたんですよ。
髪の毛を扱う人たちって、
すごく手が荒れるじゃないですか。
でも唯一シルクのものだけは
身につけてて大丈夫なんだとおっしゃっていて。
けれども「これだ!」っていうブランドが
見つけられないということだったので、
ドレスハーセルフがいいですよって
おすすめしたばっかりだったんですよ。
深澤
ありがとうございます。
倉持
もっと大勢のかたにお知らせしたいですよね、
おしゃれな感じでシルクを使えるブランドって、
多くの人が探してるんだなと改めて思いました。
伊藤
ドレスハーセルフは、リピーターの人がすごく多いとか?
深澤
そうなんです。リピーター率が5割ぐらいです。
それってかなりすごいことだと私自身も思うんです。
母体が、靴下の「山忠」ですから、
やっぱり靴下からとか、レギンスとか、
足首ウォーマーなど、温めるっていうところからの
入り口の方が多いんですけれど。
伊藤
そうなんですね。
深澤
山忠の製品は、温める部分、肌に触れる所をシルクで、
ということを大事にしていますから、使っていると、
「温めながら肌が健やかになっていくこの感覚、
いったいなんだろう?」って、
アパレル(ドレスハーセルフ)のほうにも
興味を持ってくださるんですよね。
伊藤
そうなんですよ、最初は小さな面積からなんですが、
どんどん、大きくなっていくんですよ、
シルクで身を包みたい、という気持ちが。
深澤
そうですよね。

今回使っていただいているシルクサテンって、
着た時は、少しヒヤっとするような
冷たい感じが特徴なんですよね。
夏は、それがとくに気持ちいいですけれど、
そのあとって、ほんとに自分の肌の温度で、
ふわっと温かくなっていく感覚があります。
冬は、最初はヒヤっとするんだけれども、
だんだん柔らかい温かさになっていく。
ひんやり感からのぬくぬく感っていう気持ち良さの特徴は、
シルクサテンが出やすいですね。
伊藤
ことしのお正月に更新した対談で、
深澤直人さんのアトリエにお邪魔したんですが、
目立たない空調が全館をめぐっていて、
一軒家、まるごと、温度と湿度が
ほんとうにちょうどいいんですよ。
寒くもないし暑くもなく、
足先だけが冷えるということもないんです。
それはもう、気づかないくらいの絶妙さで、
それって結局、ストレスがない、
ということにつながっているんだなって思いました。
シルクのものも同じですね。ストレスがない。
今回つくったドレスハーセルフのパンツを履いて、
その思いを強くしました。
平野
パンツも、やっぱり?
深澤
そうなんです。パンツね、いいんですよ。
倉持
とろみがすごい!
平野
ああ、これはよさそう。
伊藤
ワンピースの下に穿いたりしてもいいし。
倉持
もしかしたら、シルクを着てると、
静電気が起きにくくないですか?
冬場にパチパチしないなと感じます。
深澤
静電気、起きにくいですよね。
伊藤
そういえば、そうですね。
──
シルクの特性なんでしょうね。
ドレスハーセルフがいいなって思うのは、
着心地のよさ、デザイン性の高さ、品質、
いずれも保証されていることですよね。
深澤
そうおっしゃっていただけると嬉しいです。
──
シルクも、ほんとうの意味での
市場における最高級を使うのではなく、
価格との間で、相当いいランクのギリギリを攻めていると、
山忠の方がおっしゃっていたと記憶しています。
価格が手頃っていうことが魅力だけれど、
そのための努力を、裏ではすごくなさっている。
「安かろう、じゃないです」と。
深澤
そうですね。やっぱり、
「いいものを適正価格で」っていうのが、
絶対的な山忠のポリシーなので。
伊藤
高ければいいものは、そりゃ、できるでしょうけれど、
それ、わたしたち、気軽に試しづらいし。
深澤
そうですね。
伊藤
同じ形で、前だったらリネンを選んでいたのが、
自分にだんだんと水分がなくなってくるから、
ちょっとツルンとした見た目のものを着たい。
そういう気分にもぴったりなんですよ。
深澤
シルクって、やっぱり光を集めるというか、
いやらしくなくキラッとする感じがありますよね。
でも、さきほどおっしゃったような、
昔のシルクのギラッとした感じではない。
この色味の出し方とかに、細かい差配があるんです。
平野
私、昔思ってたシルクの生地と印象が違いました。
マットな感じもありますよね。
艶とマットがちょうどいい感じ、っていうのかな。
深澤
まさこさんが、このシルクサテンシリーズを
気に入っていただいている理由は、
もちろん触り心地もあると思うんですけど、
この質感でしょうか、
一番、いいと思っていただいているポイントって。
伊藤
そうですね。あと軽さです。
深澤
ああ、たしかに、たしかに。
軽いですね。
伊藤
形もいいんです。
ゆったりしているのに、
だらしない感じにならないんですよね。
──
ウエストの感じは伊藤さんにご希望をいただいて、
weeksdaysだけのカスタムっていう形で
つくっていただきましたよね。
深澤
そうですね。

追加販売のおしらせ

未分類

2021年10月に受注販売をしたアイテム
・シルクのシーツ
・シルクのピローケース
の追加販売を行ないます。

発売は3月31日(木)午前11時より、
「weeksdays」にて。
ご注文確定後、1-3営業日に発送いたします。

シルクのシーツ

▶︎商品詳細ページへ

肌にも髪にもやさしいシルクで、
シーツを作りました。
ベッドに入った瞬間、しっとりしなやかな質感が
自分を包んでくれて、それはもう幸せな気持ちに‥‥。
ちょっと贅沢かもしれないけれど、
ぜひともこの気持ちよさを味わって欲しい。
きっとシルクの虜になるはずです。
シーツは、敷いて使うのはもちろんですが、
私は羽毛布団と自分の間に、
毛布のようにしてかけることも。
そうするとより、シルクの質感を
身近に感じることができるのです。
また、洗濯も思いのほか簡単です。
半乾きの時に干せば、アイロンいらず。
シワさえも愛せる、美しい一枚です。
ドレスハーセルフの皆さんにシルクの魅力をうかがった
コンテンツもぜひどうぞ。
(伊藤まさこさん)

シルクのピローケース

▶︎商品詳細ページへ

肌にも髪にもやさしいシルクで、
ピローケースを作りました。
使い始めてから、
半年ほど経ちますが、
朝起きた時に、枕についている抜け毛が
少なくなったことを実感しています。
(年齢を重ねて、
髪のボリュームが気になり始めた方に、おすすめです!)
しかも、髪も肌もしっとり。
やさしい温かさを感じる度、
作ってよかった‥‥としみじみしています。
シーツと合わせて使うと最高の寝心地ですが、
「まず最初のシルク」として、
おすすめしたいのがピローケース。
自分へ、または大切な方へ。
プレゼントにもどうぞ。
(伊藤まさこさん)

歳を重ねてわかること。

未分類

伊藤
きょうは、シルクのよさを
みんなで話したくて、集まっていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
深澤
はじめまして、どうぞよろしくお願いします。
ドレスハーセルフという
シルクとカシミヤのブランドの
PRを担当しています。
平野
よろしくお願いします。
「ほぼ日」平野です。
倉持
「ほぼ日」倉持です。
どうぞよろしくお願いします。
伊藤
こんなふうにお目にかかるのは、
ずいぶん久しぶりですね。
倉持
ほんとうに。
でも、わたしたちで、いいんでしょうか。
平野
そうですよ‥‥。
伊藤
わたしからぜひにってお願いしたんです。
「weeksdays」を愛用してくださっている
わたしと同い年の倉持さん、
「ほぼ日」で「O2」「つきのみせ」
運営なさっている、すこし年下の平野さんに、
ぜひお話をきかせていただきたいと思って。
平野
恐縮です。
伊藤
かたくるしいことじゃなく、
シルクについて思うところであるとか、
憧れでもいいし、
こういうのを持っていますよ、でもいいんです。
シルクにまつわることが、
ワイワイしゃべれたらいいなと思って企画をしました。
倉持
はい。
伊藤
年齢を経るごとに、
ちょっと自分の感じ方が変わったかも、
みたいなことも、あるんじゃないかなって想像して。
先日、モデルの菊池亜希子さんと話をしていて、
「年齢を重ねたらいいものを着なさい、
と言われていたことが、
やっと肌感覚でわかるようになった」
というようなことをおっしゃっていたんです。
言われた時は若かったし、
あまり気にしなかったんだけど、
たとえばカシミヤは肌が荒れなくていい、ということも、
実感できるようになったんですって。
平野
私、菊池亜希子さんと同い年なんです。
だから、伊藤さんとの対談コンテンツを読んで、
「わかるーっ!!」と思いましたよ。
伊藤
そうなんだ!
平野
首から感じるっておっしゃってましたよね。
「アランニットがいくら好きでも、
年齢ゆえ、あの羊毛のちくちくに
私の首が耐えられなくなってきたから、
素材のいい薄手のタートルを
下に仕込んでから着る」って。
ウンウン、って、頷きながら読みました。
伊藤
そうですよねえ。
倉持
たしかに、着心地、重視になってきます。
デザインか、着心地か? って訊かれたら、
最終的に着心地をとるようになりました。
それこそ、シルクがトゥルッとしてるとか、
羊毛がチクチクしない、とか、すごく大事です。
花粉がきてる今だと、
より一層、気持ちのよいものを
着たいなっていうふうに思います。
伊藤
そうなんですよ、春はどうしてもね。
倉持
痒くなって掻いてしまったり、
かぶれたり、したくないですよね。
伊藤
そして、年齢を重ねてくると、
値段がすこし高くても、
「いいもの」を選びたい気持ちが増えませんか。
倉持
もう、それは、そのとおりです。
伊藤
わたしたち、きっと、これから、
「これは合わないな」が増えるのかもしれない。
わたしの場合、いま、行き着いたところが、
シルクとカシミヤなんです。
ドレスハーセルフのみなさんとは
これまでもいろんなシルクの服の制作をしてきたんですが、
「寝具もいいかも?」と思って、
前回、受注生産で、シルクのシーツ 枕カバーをつくって。
倉持
眠るときは、なるべく上質なものに触れたいですよね。
私、いいシーツやカバーがあれば、
パジャマすら、着たくないくらいです。
だから、シルクのシーツって、憧れです。
伊藤
ひょっとして、夏、水シャワー派?
倉持
水シャワー派です!
一同
(笑)。
深澤
ええっ?! そうなんですか(笑)!
倉持
暑がりで、夏は火照りがちなので、
帰宅早々、水シャワーでクールダウンが
必要なんです‥‥。
深澤
そうなんですね。
倉持
だから、寝具も、身に付けるものも、
サラッとしてるのが、ほんとうにいいんですよ。
伊藤
うんうん。
──
シルクって湿度調整とか、温度調整が
どんな季節でも、すごくらくじゃないですか。
冬、汗冷えして冷たくもならないし、
夏も、さっと発散できる。
市場には、女性向けのシルク製品にくらべて、
男性向けのものが少ないんですよね。
男性としては、いいなぁって思いますよ。
深澤
じつは、ドレスハーセルフにも、
男性のお客様からのお問い合わせが多いんですよ。
メンズはないんですか、って。
一同
へぇぇ。
深澤
なかなか手が回っていないんですが、
女性のお客さまが、夫に使ってもらいたい、
というお問い合わせもあります。
伊藤
へぇ!
深澤
ピローカバーなどは、関係なくお使いいただけるので、
奥さまが「これ、すごくいい」ってなったら、
旦那さんも「ずるい、ぼくも!」みたいに、
追加でお買い求めいただくこともありますね。
──
いいおうちですねー。
深澤
ほんとですよね。
──
なかなか男性の肌着にお金をかけるのって、
家庭内では難しかったりもしますよ。
探せば安価で手に入るものも多いし、
そこまで探求心がない男性も多いですし。
深澤
(笑)
──
自分で買うには、ちょっと高い、みたいにもなるし。
伊藤
女性から男性に、
プレゼントしてあげればいいんじゃないかなぁ。
──
‥‥そういう人ばかりだったら、いいんですけど!
一同
(笑)
──
話がそれちゃいましたが、
男性である自分も、シルクのよさはわかります。
伊藤
たしかに、女の人のほうが、生理的に
「これはいいものだ!」って、嗅ぎ分ける力が
強いような気がしますね。
男の人は、「着てみたらたしかに良かった」
と、あとから気づくのかも。
だから、わからないけれど買う、
ということはあんまりなくって、
奥さんとかがきっかけで知って、
背中を押されて使いはじめる、みたいな。
──
学生時代の感覚のまま、黒のロックTシャツを下に着て
ワイシャツにネクタイをしてる男子もいますから、
ちょっとくらい肌着がチクチクしたって、かさばったって、
「そういうものかな」なんて思っているかも。
その点、女性はすごいなと思います。
伊藤
男性にも、という意味なら、
シルクの枕カバーって、
髪にもいいと言われているんですよ。
深澤
はい、髪を大事にしたいお客さまに人気があります。
伊藤
今、若い子──うちの娘もそうなんですけど、
シルクのナイトキャップをかぶって眠るんですよね。
深澤
そうなんです!
伊藤
娘の髪形はボブなんですけど、
お風呂上がり、ちゃんとブローをして、
シルクに包んで眠ると、
朝、ツルンツルンなんですって。
平野
えっ!
倉持
衝撃!
伊藤
わたしたちも、髪が気になってくる
お年頃じゃないですか。
ちょっと頼りない感じになってきたなぁ、って。
倉持
そうですよ。
伊藤
若いときだって、出産でも髪が弱る。
そういう人にもいいんだなと思ったんです。
シルクって「気持ちいい」だけじゃ
ないんだなって思うし。
倉持
そうなんですね、知らなかったです。
深澤
入院が長い方、長くベッドにいる方って、
ずっと枕に頭をおしつけているので、
切れ毛が多いんですって。
そのケアに、と、
シルクの枕カバーをお求めになったり、
贈答で検討される方もいらっしゃいます。
シルク製品は、そういう視点の方も多いですよ。
最近、お客様の声をいただいたんですが、
コロナワクチンを接種すると、副反応で
2日間くらい熱が出ることがありますよね。
そんなとき、シルクのインナーを着ていたら、
ぐっしょり汗をかくのだけれど、
体が冷えづらく、疲れなかったと。
倉持
私、まさに、ワクチンの3回目接種を受けて、
熱が2日間出てたんですけど、
シルクの肌着を着てました! 
ドレスハーセルフのインナーです。
深澤
えっ、まさに? ありがとうございます!
倉持
ふだん、パジャマすら嫌だという着ない私ですが、
シルクモダールのスパッツに助けられました。
深澤
ありがとうございます。
体がね、楽っていうのは、実際、ありますよね。
あのインナーは、木材パルプを原料とした
モダールというレーヨンを混紡した天竺ニットで、
ストレッチ性が高く、吸湿性、放湿性に優れているので、
そういうときに、すごくいいですよね。
倉持
「ガサガサしないで、楽に寝ていられるもの」を、
無意識に選んだら、それだったんです。
伊藤
すごい! たしかに、
その「なんだか無意識に」っていう感覚、
女性のほうが敏感だという気がしますね。
倉持
そういうことなんですね。
自分でも驚きました。
伊藤
熱はどうでした?
倉持
38度5分くらいまで出たんです。
──
その時、そうやって無意識で選べるって、
ほんとうにすごいですね。
男子はそういう時に、パジャマを選びなおすなんて、
思わない人が多いかもしれない。

シルクのスリップとワイドパンツ

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思わず頬擦りしたくなる。

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「大人は、
肌に触れるものほど、
上質ないいものをえらびましょう」

なーんて、
雑誌に書いてあっても、
そうなんだ‥‥と、
遠いものとして感じていたという友人。

今年、40歳を迎える彼女は、
言いました。

「でもね、最近その意味がやっと分かってきた。
大人のたしなみとしてというより、
肌感覚で、ってことなんだ」

そうなんです。
歳を重ねるごとに、
上質なものを欲するようになるんです。

ワードローブにカシミヤやシルクのものが増えてきたのは、
けっして贅沢ではなくって、
肌の質感とか水分量とか、
若い頃と比べると、
ずいぶんと変化した自分のからだを、
いたわってあげてもよいのでは? という思いから。
そういえば私も、40歳になる少し前くらいから、
肌がいいものを求め始めたっけ‥‥
そんなことを思い出しました。

今週のweeksdaysは、
思わず頬擦りしたくなる、
シルクのスリップとワイドパンツ。

纏うと、
一瞬で夢見心地。
自分へのもてなしに、ぜひ。

「水」でトクするニッポンのお洗濯。

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茂木
日本の洗濯事情ってけっこう特殊で、
洗濯機の機能として、常温の水を使って洗うんですよね。
真冬の水道水の10℃いかない水温でも、
真夏に30℃になる水温でも、
同じように洗濯をして汚れが落ちる、
そんなところ、あんまりないんですよ。
伊藤
それは洗剤のおかげなんですか?
茂木
洗剤もありますが、水のおかげとも言えますね。
今井
日本は、水が豊富ですから、
洗濯に恵まれているのだと思います。
だからつまり洗濯について深く追求をしないでも、
あまり深く考えないでいられるというか、
そこそこ、きれいに仕上がるんです。
世界の各地で、洗濯をするのに
不便な場所に住んでいる人たちのほうが
もっと便利にしようとか、効率よくしようって、
考えるんだと思います。
水をいかに使わないか、ということも含めて。
茂木
日本には着物の「洗い張り」の習慣がありますよね。
着物をほどいて、反物の状態に戻してから洗い、
ピンと張って糊をつけ、シワをのばして乾かす。
そしてもういちど仕立て直すという。
昔は、1年から数年に1度行なったそうです。
──
そのときに、ほころびを直したり、
破れた着物どうしをつなぎ合わせたり、
くたくたになったら産着にしたり、おしめにしたり、
いよいよとなったら裂いてはたきにしたり、
重ねて刺し子にして仕事着をつくったり。
そんなふうに布を大事にしてきたわけですね。
茂木
「洗う」っていうことと、
「長く使う」ということが、
日常的な文化として根付いているんですよね。
そしてそういうことって、
僕らにしみついていると思うんですよ。
そこで、水の豊富さとともに、軟水であることも、
大きなメリットになっています。
海外の、うんと硬水の地域では、
温度を上げて洗わないと、
そもそも汚れが落ちないです。
伊藤
そういえば、パリだったかな、
アパートホテルに滞在したとき、
水温を80℃で使う洗濯機がありました。
茂木
90℃まで上がるタイプもありますよ。
伊藤
そうか、水の問題。
茂木
そして、洗濯機で洗う時間もちがいますね。
日本の場合は、全自動でも洗いだけで15分くらい、
すすぎ、脱水も入れて30分、40分で終わります。
ただこれが海外の硬水の地域だと、
洗うだけで1時間以上かけるような仕様になっています。
すすぎと脱水まで入れると、3時間ぐらいかかることも。
パリなんか、そうじゃなかったですか。
伊藤
そうでした。かかりますよね。
茂木
しかも、クリーニングを仕事にしている者からすると、
あんまり汚れが落ちていない。泡立ちも悪いし。
‥‥ということを考えると、
日本って、すごく洗濯に向いている
国かもしれないなって思うんです。
伊藤
それ、うれしいですね。
茂木
日本の洗濯の品質って、世界各国と比べて、
家庭でもプロの世界でも、いいんですよ。
じつは日本のクリーニング代金って
めちゃめちゃ安いんです。
ロシア駐在の方に聞きましたが、
スーツ一着で、だいたい6000円ぐらいかかるそうです。
だから日本に帰ってきたときに
まとめてクリーニングに出すと。
いっぽう、アメリカは、フランチャイズ展開が流行って、
ちょっと安くなってます。
その代わり、縮むんですけれど‥‥。
伊藤
日本では、縮むなどの事故はとても少なく、
安く仕上げてくれますよね。
茂木
本業のぼくは、
日本のクリーニングサービスは世界一ですよって
胸を張って言いたいくらいです。
伊藤
そうだ、今日は、洗濯のしかたで
プロに尋ねたいことがあるんです! 
ニットを洗う時、
脱水加減には気を遣っているんですけれど、
わたしは、部屋干しをして、
80%ぐらい乾いたなと思ったら、
スチームアイロンをかけているんですね。
それは正しいのでしょうか?
茂木
80%のタイミングでなくてもいいと思います。
伊藤
もっと早くても?
茂木
いえ、逆に、乾燥してからのほうがいいですよ。
伊藤
そうですか! 
乾いてしまうとシワが伸びないのかなという心配があって。
茂木
「シワ戻り」っていうのがあるんですよ。
たとえば6割ぐらいでスチームアイロンをかけて、
シワを伸ばしたつもりになっていても、
そこから乾燥する過程でシワが戻るんです。
ですからプロの仕上げは、
一回、きちんと乾燥させてからです。
乾燥した状態からシワを伸ばしてあげるほうが、
衣類が元の寸法に戻りやすい。
伊藤
そうなんですね!
茂木
ニットってどうしても縮んじゃうんです。
だから、蒸気を当てて、アイロンがけをすることによって
元の状態にもどしてあげる。
それが最後の工程で必要だし、
虫食いを予防することにもなります。
伊藤
クリーニング屋さんは、最後に蒸気を吸って仕上げると
聞いたことがあります。
茂木
はい、蒸気をかけたあとは、バキュームといって、
掃除機みたいな仕組みで湿度を吸ってあげるんですよ。
伊藤
じゃあ、家庭では、完璧に乾いてから、
スチームアイロン、さらに乾かしてできあがり?
茂木
はい。その時、
ハンガーにかけたままスチームをあてると、
逆に伸びちゃうので、
できれば平置きでかけてください。
普通のスチームアイロンの蒸気でだいじょうぶです。
ただし衣類の裏側からあててください。
そのほうが傷みがないですし、
裏側から当ててあげることで、
表の毛がフワっとなってくれるんです。
とくにモヘアは、裏側から当ててあげると、
すごくいいですよ。
伊藤
ありがとうございます、やってみます。
案外、ちゃんとしたことって知らないものですね。
でも、正しい方法を教われば、
家でニットを洗っても、
きれいな仕上がりになりそう。
──
今回、weeksdaysと、
この「シルク&ウール」の洗剤、
とても相性が良さそうですね。
これまで販売をしてきたアイテムも、
この洗剤で家庭で洗えるものが増えます。
茂木
いいものほど、応えてくれますよ。
この洗剤で洗うと。
作り手がしっかりと、いい生地を選んで、
いい縫製をしたものって、ほんとに長く着用できる。
そのお手伝いができます。
伊藤
そうなんですよ。
ほんとに応えてくれました。
茂木
スタート時から僕らの考えは一貫していて、
「お気に入りの服を長持ちさせる」ことですから。
そうそう、僕の知り合いに、
このシルク&ウールの洗剤が出来たおかげで、
シルクのブランドを立ち上げられたかたがいます。
これがなかったら、作っていなかったと。
伊藤
すごいですね!
茂木
さきほどの伊藤さんのお話と一緒で、
クリーニングに出していたものが、
自分で洗えるようになったと喜んでくださって。
そのニュースは、僕らとしてもうれしかったです。
伊藤
そうですよね。
これから「weeksdays」も、
この洗剤があるからこそ、という服作りが
ひろがりそうです。
そうそう、三宿には、ほんとうに伺いますね。
今井
ぜひいらしてください。
茂木
「これどうやって洗うのがいいのかな」
という服、どうぞお持ちください。
そこで自分でも洗えますし、
伊藤
はい、ぜひ! 
茂木さん、今井さん、今日はありがとうございました。
茂木
ありがとうございました。
今井
ありがとうございました!

お洗濯ワークショップ。

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伊藤
アーティストの特別なステージ衣裳を洗うという
お仕事からはじまって、
一般の方も使えるような洗剤を開発なさった。
今、わたしのまわりのお洋服好きな友達も、
こぞってリブレヨコハマの洗濯洗剤を
使うようになっています。
そんなふうに新たな客層が増えたことで、
なにか変化はありましたか。
茂木
基本的に僕らのスタンスはブレていないんです。
僕らはアーティストの衣裳を
担当することが多いですけれど、
今回、三宿に出したお店は、どちらかというと、
自分たちのプロフェッショナルな仕事を、
みなさんとシェアしましょう、っていう店なんですよ。
だから、通常のクリーニング業務と洗剤の販売のほかに、
ワークショップ型のコーナーをつくりました。
伊藤
ワークショップ?
茂木
クリーニング屋なのにお客さんが洗うんです(笑)。
「自分が洗いたいものを持ってきてください」
ということで、
たて型とドラム式の洗濯機があって、
ガス衣類乾燥機も置いています。
そしてぼくらはお金をとらずにアドバイスをします。
こないだは、2時間かけて、
お客さんと一緒にニットを洗いました。
伊藤
わぁ、楽しそう! 
茂木
そういうお店を三宿にオープンした理由としては、
実際、クリーニング屋さんに持っていったって、
受付で渡したあとは、
何をしているのかはお客さまは知らない。
また、僕らが、
家庭でこうやって洗ってくださいって言っても、
伊藤さんみたいにうまくいくケースはいいんですけど、
そうならないケースも、やっぱりあるんですよ。
でもプロの技って、
「このポイントが急所です」っていうものがある。
その急所を理解するには、実践がいちばんなんです。
だからワークショップがいいんですよね。
それをシェアするサービスをしよう、
と考えたのが、三宿のお店なんです。
伊藤
いま茂木さんがおっしゃった、
直接だったら伝えられる
プロならではの洗濯のポイント、急所というのは、
たとえば、どんなことがあるんですか?
茂木
そうですね、例えば、
脱水をした時の水の重みを理解すること。
伊藤
えっ、えっ? 水の重み?
茂木
これぐらいの脱水力でこのくらいの時間だと、
このくらいの水が抜けますよ、ということです。
脱水、みなさん、するじゃないですか。
手洗いをしても、洗濯機で脱水をしないと
水が切れないわけですから。
その、脱水した時のあんばいで、
縮むか縮まないかが決定するわけですから、
抜くべき水の重みを理解してもらいたいんです。
脱水し過ぎると縮みますよ。
伊藤
なるほど。うちの洗濯機だと、
全自動で任せっきりが基本仕様で、
脱水は何分にするか、みたいな
細かな設定はないんです。
だからわたしは勝手に、
シルクのワンピースだから1分くらいかな、
と想像して、横で洗濯機の様子をみながら
「よし、今くらいかな?」と、
ピッと終了ボタンを押します。
その時考えているのは、
「あんまり脱水しすぎないこと」。
つまり、しわにならない程度の
水分が残っている状態で取り出そうということです。
‥‥って、かなり自己流が入りましたが、
そういういうことでいいんでしょうか。
茂木
はい、素晴らしいです。それが一番いいです。
ようは水分を含ませながら
脱水をし終わらないといけない。
水分がなくなればなくなるほど、
衣類にシワが増えるんですよ。
そして、縮みにもつながっていく。
伊藤
はい。
茂木
洗濯前の準備もそうです。
洗濯機に入れる前、たっぷりの水に洗剤を溶かして、
どれくらい泡立てたかは大事です。
でも、たとえば手洗い用の桶があるとして、
どれくらいの泡を立てて混ぜたらいいのか、
本を読んだだけではわからないですよね。
それもプロの急所ですが、
実際にお見せするとわかりやすい。
あるいは白Tをきれいにしたい時も、
急所を外すとそうならないんです。
先日も、あるお客様で、
1万円以上の白Tを買ったのだけれど、
それが黄ばんでしまったので、
うちの白Tが洗える洗剤を買って洗った、
でもきれいにならなかったとおっしゃる方がいました。
その白Tを拝見したら、
たしかに全然きれいに落とせていなかった。
伊藤
それはなぜなんでしょう?
茂木
皮脂汚れって、酸化してしまうと
黄色っぽくなるじゃないですか。
それを落としたいという方には、
僕らのつくる粉洗剤をご案内してるんですけれど、
じつは前準備がすごく重要で、
「プレウォッシュ」という工程が必要ですよと
ご案内をしているんですが、
そのお客さまは、なさらなかったんですね。
伊藤
プレウォッシュって、
洗剤をつけて、ブラシでトントンする?
茂木
はい、そうです。生地に入り込んだ
汚れを浮かせる工程ですね。
面倒ゆえ、その手間を省きたいお気持ちはわかるんですが、
それをしないと、こびりついた黄ばみは、
洗濯槽のなかだけでは落としにくい。
で、僕らがそのTシャツをお預かりして、
いつものやり方で洗ったら、きれいに落ちたんですよ。
洗剤を変えたわけじゃないんです、
プロが作っている洗剤なので、自己流の前に、
プロ仕様の洗い方で使っていただきたいということです。
伊藤
そうですよね。
茂木
洗剤を作ってるメーカーはいっぱいありますけど、
そういうハウツーを伝え歩いて、
しかもクリーニングを受け入れる会社って、
ほかにはないんですよね。うちしかやっていない。
伊藤
うんうん。たしかに。
茂木
僕らはほんとに自信を持って商品を作っているので、
それをお客様と共有したいわけです。
クリーニングを母体に、
アーティストの衣装を洗うという
難しい仕事もしていますけれど、
一般のお客様に衣類のケアを伝えるのも大事です。
三宿のお店には、
プロの洋服のスタイリストの方もいらっしゃいますし、
一般の方も来られますよ。
伊藤
行きたいです。予約制なんですか。
今井
いや、普通に来ていただければ、
誰かしら、対応のできるものがいます。
伊藤
ちゃんとした洗濯の方法を知ると、
衣類を長持ちさせることができますよね。
逆に言うと、みなさんは
「衣類を長持ちさせるための洗剤」を
つくっているとも言えますね。
茂木
はい。僕らはずっと、
そのことを考えています。

洗うのって楽しい!

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──
ところで、伊藤さんは
「ほぼ日」の洗濯ブラザーズの連載を読みこんで、
オリジナル洗剤を使いこなし、
いつのまにか洗濯の達人化していましたね。
驚きました!
伊藤
いえいえ、達人じゃないです(笑)! 
ただ、いままでクリーニングに出していたような服も、
あの洗剤だったら家で洗えるとわかったんです。
最初は小物からはじめて、
カシミヤのコートまで、洗濯機で洗いましたよ。
今井
すごい、カシミヤのコートを?!
伊藤
あっ‥‥、大丈夫ですよね? 
あんまり言っちゃいけなかった?
茂木
いえ、大丈夫なんですけれど、
「なんでも簡単に洗濯機で洗えるよ」
という表現をしてしまうのは、
僕らとしては避けているものですから。
伊藤さんはおそらく、勉強をなさって、
かつ、かなり慎重に洗われたんだと想像しますが、
お使いの洗濯機によって、また、洗い方によって、
デリケートな衣類が縮んでしまうこともあるんです。
ちなみに、どちらの洗濯機をお使いですか。
伊藤
国産のタテ型の全自動洗濯機です。
ごく一般的なものですよ。
家の洗濯機置き場に大きいタイプが入らないので、
かなりコンパクトなほうだと思います。
茂木
ドラム式じゃなくて、タテ型ですね。
伊藤
はい。洗濯ブラザーズのコンテンツどおり、
水をいっぱいためて、洗剤をちゃんと溶かして、
って実践しました。
じつはその前にストールやニットを洗ったら、
すっごくきれいになったので、
だんだん「大物」に挑戦するようになったんです。
感激しましたよ、なんていうんだろう、洗う前よりも、
洗ったあとのほうが、質のよさを感じるんですよね。
「これはすごい!」と思いました。
今井
おおっ。
伊藤
洗濯って、いままで、自分の中では、
家事のなかでちょっと片手間の位置づけだったんです。
なにかをしながら、お洗濯も、というような。
ところがこの洗剤を知ってから
「洗濯が楽しい!」となって、
家事のなかでも好きな時間になりました。
一同
おお~!(拍手)
伊藤
それから洗濯にはまってしまって、
来る日も、来る日もお洗濯。
今井
来る日も来る日も(笑)!
伊藤
あれも洗える、これも洗えた、
よし、これはコートもいけるって。
それで、洗って、うまくいったので、
友だちに見せたら「えーっ!」。
前の年までは、クリーニングに出す秋冬の服が
たくさんあったのに、
今年はほとんど自分で洗いましたよ。
今井
すごい変化ですね。
伊藤
洗濯に向き合う姿勢が、ほんとうに変わりました。
茂木
うれしいです。
伊藤
ところで、洗濯ブラザーズの拠点である
「リブレヨコハマ」、
お店は店名どおり横浜なんですよね?
今井
横浜市都筑区すみれが丘です。
でも最近、三宿(みしゅく:東京都世田谷区)にも
クリーニング店をつくったんですよ。
伊藤
そうなんですね! 
そこに空きボトルを持って行けば、
定番の洗剤の補充って
してもらえるんでしょうか。
今井
はい、それは横浜店でも、
三宿店でもやっていますよ。
伊藤
いいこと聞きました! 
今度、お伺いしますね。
今井
ぜひ!
伊藤
プロのお仕事って、わたしたちには想像のつかない
たいへんさがありそうですね。
茂木
そうかもしれません。
あるグループアーティストのコンサートだと、
500着のステージ衣裳を一日で洗って、
次の日に納品をすることもあります。
そういう仕事なんですよ。
伊藤
500着?!
茂木
500着です。
歌い手、踊り手、バンドメンバーがいて着替えると、
1ステージで500着っていうのは、
そんなに驚く数でもないんですよ。
伊藤
そっか、メインで出演している人だけじゃなく、
バックダンサーのかたがいたりしますものね。
そういうかたがたが衣裳替えをしたら、
そのくらいの数に。
それを、翌日仕上げで?
茂木
そうです。
伊藤
ああいうステージって、汗をかいても衣裳は洗わず、
消臭剤をかけて乾かすだけなのかな、
って想像していたんです。
茂木
ステージ衣裳に対する考えはそれぞれで、
消臭剤と、強めのスチームアイロンをかけて済ます、
というところもあるでしょうね。
伊藤
でも、きれいな状態で、毎日、
歌ったり踊ったりできるというのは、
アーティストのモチベーションにもなるでしょうね。
毎日ちゃんと清潔なものを着るのって、
毎日の生活でも、大事ですもの。
茂木
はい。僕らにお任せいただければ、
ちゃんとケアします。大丈夫です。
伊藤
ステージ衣裳のなかには、
洗うのがたいへんなものもあるでしょうね。
茂木
全身に電飾が付いているものがありました。
伊藤
えっ? それも、引き受けられたんですか。
茂木
引き受けました。洗いました。
一同
ええっ!
茂木
さすがに水だと危ないですし、
洗えたとしても、電気の接点がおかしくなって、
ステージで点かなくなっても困りますから、
ドライクリーニングをしましたけれど。

香りは「ほのか」がいい。

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伊藤
こんにちは、茂木さん。
ずっと、洗濯ブラザーズの三男である
今井さんとやりとりをさせていただいていたので、
こうしてお話しするのははじめてですよね。
茂木
そうなんです、はじめまして、
洗濯ブラザーズ次男の茂木康之です。
今井
よろしくお願いします。
伊藤
ほんとうに、今回、ありがとうございます。
洗濯ブラザーズの拠点である
リブレヨコハマがプロデュースするおしゃれ着用洗剤
「ランドリーディタージェント シルク&ウール」の
香りをアレンジして、
「weeksdays」特別仕様の洗濯洗剤を
つくっていただきました。
すごく素敵なものができて、うれしいです。
──
みなさんは、これまでにも
いろんなチームとコラボしていますね。
私たちが最初に知ったのは、
ヴラスブラムというブランド用に
麻のシャツを洗う洗剤をつくられたとき。
それから最近では自転車屋さんの洗剤がありました。
今井
ナリフリですね。
スポーツウエアに特化した洗剤です。
──
今回は、シルク&ウールの本来の香り「ローズ」から、
オリジナルのものに変えられるかを相談したら、
「洗剤の香りを変えることって、
実はそんな簡単じゃないんですよ」と。
伊藤
けっこう時間をかけましたね。
今井
専門のラボ(研究所)に依頼をして
半年ほど、確認する時間をいただきました。
そもそも安全設計はできていますし、
香りづけに天然のオイルを使うのにあたり、
いろいろな成分を配合して、
洗剤としてのバランスをとってつくっていますが、
冷所、温度の高い所など、
日本の四季をちょっと過剰にしたぐらいの環境をつくって、
ちゃんと洗濯用の洗剤として使えるかどうかを
テストしたんです。
伊藤
結果、洗剤に使えますよという香りを絞り込んでいただき、
全種類、サンプルの洗剤をつくっていただいて、
わたしも自宅で洗って、乾してみました。
まるで道で花の香りに出会うように、
ふと季節を感じるような
印象であってほしいと思っていましたが、
それがみごとに実現されていて、とても嬉しかったです。
「ほのか」であることが、とってもいいと思います。
リブレヨコハマの洗剤を使って驚くのは、
どれも香りが「ほのか」だということです。
しかも「ほのかに香る」のが、洗濯中ですよね。
そこにすごく、自分だけの時間を感じるんです。
茂木
僕たちが使用している洗剤には、
天然の香料、主にオイルを使用しています。
香料ってピンキリでして、
安価に手に入る人工香料は使っていません。
じつは、一般的な洗濯洗剤には
香りってあんまりついてないんですよ。
柔軟剤のほうに強めに香りをつけている。
逆に言うと、「洗濯洗剤がきちんと香る」のは珍しい。
僕らの商品ぐらいしかないんじゃないかな?
伊藤
そうなんですね!
今井
柔軟剤の香料って、
あえて、衣類に香りを残すために入れているんですよね。
僕らのは、洗濯中に楽しんでいただくためのものだから、
そもそも、考え方が違うんです。
うちのは、洗濯中に香り、
完全に乾ききったときには、
ほのかに香りがするかな? ぐらいだと思います。
伊藤
そうですよね。
茂木
洗濯に関する製品での、香りの配合量って、
大手のメーカーさんが2%以上、
リブレヨコハマは1%、高いもので1.5%です。
香料は、あまり強くし過ぎると、
プラスに働くだけじゃなく、その油分ゆえに、
デメリットも出てきてしまうんですよ。
オイルって酸化すると、黄色くなりますよね。
もし、洗剤の中の油分が酸化してしまったら、
白いTシャツを洗って、
黄色っぽくなってしまったりすることも考えられます。
そういうことを危惧して、
うちは香料の配合量の上限を決めているんです。
それゆえに「ほのかな香り」になっています。
伊藤
「ほのか」の秘密は、そこにあるんですね。
柔軟剤の香料って、海外製品が、
とくに強いという印象がありますが、
最近は日本のものも、その流れになっていますね。
茂木
今、アロマブランディングが流行していて、
製品の香りを持続させたいという傾向にあるので、
柔軟剤の香りも強めになっているんでしょうね。
そもそも、柔軟剤は、
硬水地域、欧米でよく使われるものです。
環境が違い、水が違い、その水の使い方が違うと、
香りに対する考え方も僕らとちょっと違います。
たとえば、僕らのように湯船に浸かることは少なかったり、
そもそもお風呂に入る回数が
少ないという生活スタイルから、
身体にパフュームをつける文化がうまれたとききます。
そういうなかで、硬水で洗って硬くなった布を、
やわらかくするという目的と、
強く香りをつけることが求められて、
柔軟剤が進化をしたのだと思います。
伊藤
わたし自身、香りは好きなんです。
その日の気分で、つけたいか、
つけないか変わりますけれど、
時々、シュッシュッとつける時もあります。
でも毎日使う洗剤には、
そんなに香りの個性は求めていないんです。
でもお洗濯中、ほのかな香りに気づいて、
「ああ、気持ちいい、いい香り!」
って思うのはうれしいんですよね。
リブレヨコハマの洗濯洗剤って、
そのバランスがいいんですよ、
もちろんきれいに洗い上がるっていうのもあるんですけど、
香りの強弱のバランスがすごくいいなって思います。
そういえば、リブレヨコハマには柔軟剤がありませんね。
茂木
開発当初、柔軟剤が必要か考えたんですけれど、
われわれがやっているそもそもの仕事は、
アーティストのステージ衣装を
早くスムーズに洗って仕上げることでしたから、
柔軟剤の工程を一つ追加することで、
水をまたためて、すすいで、脱水して、
という時間がかかる。
それがロスになるんですよね。
伊藤
なるほど!
茂木
今日受け取った衣裳をすぐに洗って、
明日なるべく早く納品する、
というようなスピードを求めると、
洗濯のすすぎですら、一回で終わらせたい。
ところが、すすぎって、
市販の合成洗剤だと1回っていうのは難しくて。
じゃあ、すすぎ性がいい洗剤って何だろう? 
となった時に、天然成分のほうがいいと。
そこで天然のヤシ由来の石けんをベースに、
オリジナルの洗剤をつくったんです。
そこにグリセリンなど、保湿系のものを足すことによって、
洗剤だけでも、柔軟効果は十分にあるものができました。
伊藤
できあがるまでには、苦労があったのではないかと
想像しています。
茂木
そうですね。海外の製品から学ぶことも多くて。
たとえばオーガニックについての知見です。
これはアメリカやヨーロッパから根付いたものですが、
僕らが見てきたところで言うと、
2012年ぐらいから、オーガニック洗剤が、
アメリカでフューチャーされはじめました。
それでリブレヨコハマでも、
USDAオーガニック認証がついた
オーガニック原料の洗濯洗剤を仕入れたんです。
アメリカの農務省が厳しい審査基準のうえで認証した
「やさしい」洗剤なんですけれど、
たしかにめっちゃくちゃやさしいのはいいものの、
ぼくらのプロ基準で、
アーティストの衣装を洗おうというレベルだと、
汚れが落ちなかったんですね。
家庭で、普段着の、
あんまり汚れていない衣類を洗うんだったら、
それでいいんですけれど。
結果的に、天然のムクロジの実、
泡ができる種のナッツを使うとか、
そういう原材料についての大きなヒントになりました。
話が遠回りしましたが、
結果、できあがった洗剤には
衣類をやわらかくする効果もあったので、
より強く柔軟効果を上げるための柔軟剤は
必要がないと考えたんです。
伊藤
なるほど、そういうことだったんですね。
家庭でもそのひと手間がいらないわけですね。
茂木
いらなくなります。
節水にもなりますし、エコだと思いますよ。
すすぎを何回もやらないといけない洗剤は、
大量に水を使いますから。
僕らの洗剤は、最初の水は
たっぷりためてもらったほうが
汚れ落ちはいいんですけれど、
トータルで考えると、節水になりますね。

わたしの洗濯革命。

未分類

一年に二度ある衣替え。
冬から春に変わる今の時期は、
夏から秋への準備よりも、
気持ちがうきうきするものです。

気に入りのコットンのワンピースや、
リネンのブラウスにパンツ‥‥。
ああ早く着たいなぁ、
あったかくならないかなぁ、
なんて思いながらの春支度は楽しいもの。

でも、それと同時にしなくてはいけないのが、
冬ものの片づけです。
じつはここだけの話、
今まで、冬もののほとんどを
クリーニングに出していました。

めんどうというのもあるけれど、
失敗したら悲しい。
そんな思いから、
プロにまかせよう、
まかせるしかない。
そんな思い込みがあったのでした。

それが変わったのは、去年の春。
洗濯ブラザーズのコンテンツを読んでから。
ほうほう、ちゃんとした洗濯方法が分かっていれば、
家でも失敗なく洗えるんだ! と目から鱗。

さっそく試してみると、
あれ? なんだか洗う前より、
洗った後の方が
服が美しくなっているではありませんか。

2021年の春は、
私の洗濯革命と言っても大袈裟ではない、
記念年となったのでした。

今週のweeksdaysは、
洗濯ブラザーズと作ったデリケート用の洗剤をご紹介。
なんとうれしいことに、
春らしいオリジナルの香りが2種類できました。

あなたの洗濯革命にもきっとなる、
とびきりの洗剤。
パッケージのかわいいイラストを描いてくださったのは、
勝山八千代さんですよ。

島さんのうつわで、 わが家の食卓を。 [3]新しい器は、いろいろな場所で。 伊藤まさこ

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朝顔鉢(大)に、
金柑をごろごろ入れてテーブルへ。
季節の変わり目、
一日のうちに何度か、ここから取っては
おやつがわりに食べています。
そのおかげか(?)もう何年も風邪知らず。
テーブルの上に乗った様子も気に入っていて、
金柑がテーブルにある風景は、
この季節の我が家の風物詩になっています。

同じ器に、
一口大に切ったデコポンを盛りました。
黒い器の肌合いに、
柑橘のオレンジが映えます。
横には、葉っぱをちょこんと添えて。

気に入りの取り箸や、
取り分けのスプーン、
それから葉っぱ‥‥。
器と料理にプラスして、
何か添えると、器の中にリズムが生まれて
見た目に楽しい一皿に。

新しい器は、
リビングやダイニング、キッチンなど
いろいろな場所に移動して、
上から見たり、横から見たり。
光の当たる場所に移動したり、
夜、照明の下で眺めます。
同じ器でも、
その時々で見える表情が違うところがおもしろい。

食器棚の居場所が決まるまでしばらくの間、
こうして過ごすうちに、
だんだんと器との距離が縮まる感じがするのです。

島さんのうつわで、わが家の食卓を。 [2]いつものごはんも。 伊藤まさこ

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黒釉のめしわんは、
ごはんが映えます。

白米や、
黒米を混ぜて炊いたきれいな紫色のごはん、
お赤飯もいいなぁ。

今日は、いただきもののおこわを盛って、
大根のお味噌汁と一緒にいただきます。
一汁一菜の、シンプルなご飯を盛り立ててくれるのは、
やっぱり器の力。
お腹にも、そして見た目にも満足する
朝ごはんになりました。

十穀米を混ぜて炊いたごはんに、
切り干し大根の煮物や、焼きたらこ、
柴漬けを乗っけて、
ささっと昼ごはん。
仕事の合間の一人の食事は、
案外いつもこんな感じです。

めしわんの横には、同じ黒釉のお湯のみ(小)を。
中に入っているのはお白湯。
地味だけれど、
こんな食事が私を支えてくれているような気がします。

スタイリングに欠かせないのは、
木や塗りのお盆。
テーブルと器との間を取り持ってくれる、名脇役です。

原稿書きの時は、
ピッチャーにお茶をたっぷり用意。
お湯のみ(大)も一緒にトレーに乗せて、
いざパソコンに向かいます。

お湯のみは大小ありますが、
気分で使い分けています。
どうやら、仕事の途中は大きい方、
お客様には小さい方を出す傾向にあるみたい。
同じ「お茶を飲む」時間でも、
器えらびに違いがあるのは、
今回の発見。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
3月17日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。
なお、テーパードリボンパンツに、
あたらしく40サイズが加わります。

saquiのテーパードリボンパンツ
(ブラック、ネイビー)

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白いシャツと。Tシャツと。
今の季節は薄手のニットと。
冬にかけては、
だぼっとした厚手のニットと
合わせてもかわいいだろうなぁ。
‥‥なんて、一年通して大活躍しているパンツです。
ウェストがゴムなので、
はいていて楽なのですが、
きちんとして見える計算されたパターン。
とにかくシルエットがきれいなのです。
コーディネートによって、
カジュアルにも、ちょっとおめかし風にもなるので、
1枚持っているととても重宝。
シワになりにくい素材は、旅のおともにも。
「飛行機や新幹線の移動はかならずこのパンツ」という人は
私をふくめてまわりにたくさん。
(デザイナーの岸山さんもそうらしいですよ。)
旅における「シワ問題」が解決されて、
旅がより楽しくなりました。
(伊藤まさこさん)

saquiの丸衿プルオーバー(ホワイト)

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首や手首の出るバランスが絶妙なプルオーバー。
おしりがかくれるか、かくれないかの丈も
またいいかんじなのです。
同素材のパンツと合わせてセットアップにしても。
写真のように前身頃の裾を少しだけパンツに入れると
表情が豊かになります。
日中はスニーカーで街歩き。
夜、食事に出かける時はヒールの靴にはきかえて‥‥。
同じプルオーバーとパンツでも、
小物使いで変化がつけられるのもいいところです。
(伊藤まさこさん)

島さんのうつわで、わが家の食卓を。 [1]黒がつくる「額縁」。 伊藤まさこ

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朝顔鉢(大)に、
豆もやしのナムルを盛りました。
この器、本当に万能で、
サラダや煮物、和えもの、一口おにぎり‥‥と
なんでもござれのすごいやつ。

ことに、このナムルのような白い料理は、
コントラストがはっきりするから、
盛ると、ハッとするほど映えるんです。

コツは盛りつけ箸で、
もやしを山高く盛ること。
これさえ守れば少々、失敗しても大丈夫。
器がドーンと受け止めてくれて、
料理を美しく見せてくれるから。

ポテトサラダも相性よし。
今日は、そら豆を入れました。

白いものもいいけれど、
こんな黒いおかずも相性よし。
上と同じ朝顔鉢に、ひじきの和えものを盛りました。

さっと茹でたひじきに
食べやすい大きさに切ったきゅうりとちくわ、
白ごまを加え、
醤油、ごま油、酢で味つけ。
仕上げにカリッと焼いたお揚げを乗せると、
食感が楽しい一品に。
たっぷり作って、テーブルの中央に置いておくと、
知らないうちに空っぽになる、我が家の人気者。
ふだんのおかずも、
黒い器がちょっと特別な感じにしてくれるところも
うれしいんです。

糸こんにゃくと芹のナンプラー炒めは、
朝顔鉢(中)に。
お皿のリムが額縁のような役割をしてくれるから、
盛った料理が、品よく見える。
せっかく作った料理ですもの、
見た目も美しくしたいものです。

島るり子さんの白と黒のうつわ

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