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ゴワゴワが好き。

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岡戸
仕事をマイペースにして、
身体を動かす時間を増やしたら、
タオルがすごく必要になってきたんです。
伊藤
ちなみに岡戸さん、タオルはどちらで?
岡戸
そう訊かれると思って、
使っているのを持ってきたんです。
伊藤
きれい。
触ってもいいですか?
岡戸
どうぞ。
伊藤
あ、リネン?
岡戸
麻100%のパイル地のタオルです。
伊藤
すごく気持ちがいいです。
岡戸
ちょっとゴワゴワでしょ?
水を吸いそうでしょ。
伊藤
すぐ乾きますか?
岡戸
乾きます。
このハンドタオル、ほかに緑色と茶色があります。
植物由来の染料で染めているので
色落ちしにくいそうです。
伊藤
そのタオルに落ち着くまでに、
いろいろな道のりがありました?
岡戸
そうですね。
持ち歩くハンドタオルも、
ちょっとゴワゴワした、
あんまり柔らかそうじゃないものを探して。
伊藤
わたしもタオルはいろいろ探したんです。
以前、泊まったホテルのタオルがよかったので、
客室係の人に電話をしてたずねたら、
同じものを販売をしていますよというので、
購入したことがあります。
岡戸
ホテルタオル、欲しいものね。
伊藤
ところが、もう、バスタオルが厚手で大きすぎて!
娘が「これは夏掛けにする」と言うくらい大きかった。
ホテルのタオルというのは、重量感があって、
幾度もの使用に耐えられるよう丈夫にできているので、
大きくて強力な洗濯乾燥機がなければ
家庭では洗濯すらままならないんです。
岡戸
そうね、たしかに。
伊藤
岡戸さんにもそういう時期がありましたか。
岡戸
ホテルのタオルが一番いいなと
思っていた時期がありました。
でもやっぱり大きいし、重たいし、
乾くのに時間がかかるなぁと思います。
タオルは吸水性、速乾性、耐久性のバランスは大切ですが、
私にとって必要なのは、手触りでしょうか。
ちょっとゴワゴワが好きですね。
さらに、洗いたてであるとなおうれしい。
伊藤
そういう経験から、
今回のタオルをつくったんです。
サイズはごく普通で、
バスタオルは130×68センチ、
フェイスタオルは80×34センチ。
岡戸
いい手触りですね。
フェイスとバスの、2種類。
ハンドタオルはないんですね。
伊藤
企画するときは、
ハンドタオルはいらないかな? 
と思って、つくらなかったんですけど、
最近は自宅で使うようになったんです。
わたしは自宅が仕事場でもあるので、
ずいぶん今は減りましたけれど、
取材や撮影などで来られるかたもいる。
手洗いも習慣になりましたから、
洗面所にハンドタオルを多めに置き、
使ったらすぐかごに入れてもらい、
二度、使わないようにしているんです。
それを考えたら、
ハンド、あったらよかったかも。
岡戸
なるほどね。
このタオルは洗っていくと、
どうなっていくんでしょう。
伊藤
いい感じになっていきます。
最初はちょっとフワフワなんですが、
だんだんわたしの好みのゴワゴワに。
半年ぐらい使っていると、
ギュッとしてくる感じ。
岡戸
そのギュッとしてくるのがいいんですよね。
ギュッが(笑)。
伊藤
そうそう!
それから、吸水・耐久・速乾・手触り、
そういうこともタオルには大事なんですが
実はそれ以外のこと、
洗濯機の中でいっぱいになっちゃうとか、
使っていくなかでのことも
大きいですよね。
岡戸
そう、ね。
重点が、それぞれ違うわけだから。
伊藤
わたしは、並んだ姿が好き、みたいな。

じぶんの変化と、ほしいものの変化。

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伊藤
岡戸さんこんにちは! ごぶさたしています。
あら、今日は、いつもの
タイトスカートじゃないんですね。
岡戸
なんの話でしょう(笑)。
伊藤
だって岡戸さんといえば、
ギャルソンの黒のタイトスカートの丈を
ご自分で勝手に短くカスタマイズしたのが定番でしたよね!
なのに今日はパンツ! 
岡戸
いやだ、もう(笑)。
最近はもっぱらパンツです。
それよりも「weeksdays」、
すごいですね。毎日、毎週でしょう。
どうやってつくっているのですか。
伊藤
商品担当者とデザイナーの
チームがふたつあって、
隔週ですすめているんです。
岡戸
週ごとにアイテムが違うっていうことですね。
お忙しいですね。
ページを見て、すごい量で、
びっくりしました。
チームもすごいし、
まあちゃん(伊藤さんのこと)もすごい。
伊藤
そうかなぁ。
岡戸
アイデアは、
「これが欲しい」の繰り返し?
伊藤
そうなんです。
でもほら、歳をとるじゃないですか。
そうすると、老眼鏡が欲しいな、とか、
以前は思わなかったものが出てきたりして、
意外と尽きないものなんです。
岡戸
欲しいものが変わっていくのですね。
伊藤
変わります!
岡戸
でも変わりませんね、まあちゃんは。
ちっとも、変わらない。
毎週、新しいものを出すということは、
毎日、書くことがあるわけでしょう。
その他に、先々の商品をつくるわけじゃないですか。
それはどんなふうに進めているのですか。
伊藤
これが気になる、と思ったら、
すぐメールやLINEで共有します。
「買ったら良かった!」とか。
岡戸
3年目でしょう、
楽しい、楽しいで、やって来られましたか。
伊藤
楽しいです!
岡戸
売る数は、どういうふうに調整しているんですか。
伊藤
数は、基本的に「ほぼ日」に判断をゆだねています。
きっと、わたしが数を提案しても、
とんちんかん過ぎる(笑)。
思い掛けない人気のアイテムは、
「もっと作っておけば良かったね」ということは
あるんですけれど。
岡戸
すぐに完売してしまう商品も、あるでしょう?
伊藤
なにが売れるか、1回、出してみないと
分からないところがあるんですよ。
岡戸
以前作って、売り切れずにあるものは、
売り続けるっていうことですね。
伊藤
だから、なかでも、
服づくりが難しいんですよね。
流行もあるので。
実はタオルは、
「weeksdays」で
かなり初期に作ったものなんですよ。
岡戸
前身の「&」のときから、
ありましたものね。
伊藤
はい。「&」では「ほぼ日」の
「やさしいタオル」をベースにしたんですが、
「weeksdays」では
あたらしいものをつくったんです。
ところが、販売してみて、
いろんな反省がありました。
まず、当時、単純にこういうのが作りたい、
つくりました、いくらかかりました、
と積み上げていったら、
かなり高価なものになってしまった。
岡戸
じゃあ、今度で二度目ですか?
伊藤
二度目です。
そして種類。
最初は、自分のようなゴワゴワ派向けのものと、
柔らかいのが好きな方向けに
フワフワのものをつくったんですけれど、
長持ちするのはゴワゴワだったんですよ。
これは、タオルの構造上、仕方のないことで、
無撚糸っていう撚ってない糸でつくったフワフワは、
強度が落ちてしまうんです。
岡戸
使ってみて分かったっていうことですね。
伊藤
そうなんです。
岡戸さん、ゴワゴワ派じゃないですか?
岡戸
そうです!
伊藤
わたしも自分がゴワゴワ派なので、今回は、
そちらだけに集中することにしました。
ちがいは、いままで白一色だったところに、
色のタオルを加えたことです。
あるとき、娘が髪にカラーをする用に、
茶色のタオルを買ってきて使っていたんですね。
「ああ、これで気兼ねなく使える!」と言って。
染めたばっかりのときって、
タオルに色が移っちゃうんですよね。
岡戸
カラーリングをするとね。
伊藤
掛かってる姿とか、娘が干している姿を見て、
「あれ? 色付きのタオルも、けっこうかわいい」と。
ちょっとこげ茶のプードルみたいな感じで。
岡戸
こげ茶のプードル(笑)。
伊藤
そう思い直したんですよ。
わたしもそういえば、白いタオルを使って
カラーリングした髪を洗ったとき、
こわごわ、「あ、つかなかった‥‥!」と
思っているなぁって。
そこから「weeksdaysのタオルにも、
色付きのものがあっていい」と思ったんです。
さきほど話した、加齢と共に変化する物欲(笑)。
岡戸
加齢と共に(笑)!
伊藤
あと軽い服もそうですよ。
自然素材がいい、とか。
やっぱり、肌が敏感になるじゃないですか。
岡戸
いいですね。自分の加齢と共に、
欲しいものが変化していくのって。
伊藤
(笑)「変化と共に」
って言ったほうがいいのかな?
岡戸
そう、加齢じゃなく、変化と共に、ね。
欲しいものは、なくなることがない、
っていう感じでしょう?
伊藤
それに気づいたのが、
うちの母がル・クルーゼの鍋を
「もう重いからいらない」って言ったのが
きっかけなんです。
それでアルミの鍋をあげたんですが、
「そっか、歳と共に欲しいものって変わるんだな」
「それで全然いいじゃん」と思って。
岡戸
じゃあ、「weeksdays」でそのうち
アルミの鍋を出すかもしれませんね(笑)。
伊藤
そうかも? でも市販されているもので、
これが好きっていうものがあるなら、
それで満足しているんですよ。
だからわざわざつくる必要はなくって。
岡戸
そうですね。
「これにこうすればいいのにな」とか
「こうしたいな」っていうのが
入っていると、いいわけですね。
伊藤
そう!
岡戸
飽くなき追求ですね、それは。
伊藤
そうですね。そして、
最初の話にもどると、だからこそ
チームで動くことでできるんです。
いままでひとりで仕事をするのが基本でしたから、
すごく楽しいですよ。
岡戸さん、ずっとチームのお仕事でしたでしょう。
編集部の、長(おさ)として。
岡戸
長として(笑)! 
長なんかじゃないのよ、もう、ほんとに(笑)。
でも確かにチームでしか動かなかった。
だからこうしてひとりになったのは、
けっこう心地いいんです。
伊藤
今はじゃあマイペースに? 
岡戸
すごーく、マイペースです。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
3月25日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

シルクのワンピース

▶︎商品詳細ページへ

「着ていてこんなにストレスのない服があるんだ! と
驚くばかりのワンピース。
シルクってすごいんです。
(できれば部屋の中でもずっと着ていたいくらい。)

素材感のすばらしさにくわえて、
首をすっきり見せてくれる襟の開き具合や、
足さばきのよいスリット、
体が自由になるほどよいゆとり‥‥と
ふつうに見えてふつうではないいろいろな工夫が
ひとつのワンピースに込められています。

一枚でさらりとはもちろん、
薄手のニットを下に着たり、
上にニットを重ねたりと、様々な着こなしがたのしめます。

色は『ブラック』と『ネイビー』の2色です。」
(伊藤まさこさん)

白の日も、白じゃない日も。

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1年くらい前に、
娘が買ってきたのは
チョコレートみたいな色合いのタオル。
タオルは家にたくさんあるのに、
どうして? と聞いたら、
「(髪の)カラーの色落ちが気になるから」
という答えが返ってきました。

なるほど、
わが家のタオルはすべて白。
私もカラーした当日、
タオルに色がうつりしやしないかと、
ヒヤヒヤしながら使っていたことを思い出しました。

白以外のタオルが
バスルームにかかっているのを見るたびに、
おおっ! とびっくりしていたのだけれど、
目が慣れてくると、
なんだか新鮮。
そうか、
「タオルは白」と決めてかかっていたけれど、
そうじゃない日があったっていいんじゃないの、
と大らかな気持ちになったのでした。

今週のweeksdaysは、
以前販売して好評をいただいていた、
「さっぱりタオル」。

白にプラスして、
グレーの登場です。
今日は白。
明日はグレー? 
その日の気分で使い分けて。

コンテンツは、
編集者の岡戸絹枝さんをお招きして、
タオルについてのあれこれをお話ししました。
どうぞおたのしみに。

バッグもつくりました。

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伊藤
今回の服はフォーマルとしてつくりましたが、
「きれいな黒い服」としても着られますよね。
そのことが、岸山さんのスタイリングでわかりました。
足の肌が見えたりするだけで、
喪服が普通の服になるんだ、って。
岸山
はい、着られますよ。
伊藤
でも、黒いストッキングを合わせると、
ちゃんと喪服になる。
そして、さきほど、いろんな体型の人に、
という話が出ましたけれど、
ふだん、フェミニンだったり、
メンズライクだったり、
カジュアルだったりする趣味のかたでも、
この喪服は違和感なく着られると思うんです。
岸山
私もフェミニンな服が好きなんですが、
今回はそこに寄せすぎず、
いろいろなかたが、
この喪服だったら着られるように、と
意識しました。
伊藤
サイズは、36、38、40。
岸山
そう、いつもは38までですが、
今回は40まで用意しました。
伊藤
そして、よかったと思ったのは、
バッグも作ったことですよね。
岸山
あ、ね!(笑)
伊藤
これも「分からない」から始まりました。
いざ、というときに、
何を選んでいいか分からないって。
そのときのために、パールのネックレスを
持ってる人は多いかもしれないけど、
バッグって、どうしたらいいのか悩むんです。
だから、御作法がよく分からなくても、
これさえ持っておけば、っていうものがほしかった。
岸山
このレース、かわいいでしょう?
伊藤
ほんとう。フランスのレースでしたね。
岸山
1850年創業の「DENTELLES ANDRÉ LAUDE」
(アンドレ・ラウド)社という
リバーレースメーカーのものです。
長い歴史があるんですよ。
このレースを選ぶときは、
伊藤さんを意識したんです。
伊藤
どういうところを?
岸山
このレース、近くで見ると、
丸くふくらんだフレンチノットステッチがあるんです。
昔から伊藤さんは、レースの、
そういった感じが好きなのを知っていたし、
私も個人的に好きなんですよ。
フランスらしいレースですよね。
しかも、あんまり目にしないタイプのレースだから、
持っていて嬉しいと思いますし。
もちろん喪服に合わせるのが基本ですから、
派手さがあるわけじゃないんですけれど。
伊藤
バッグのおもて生地は、下地にポリエステル、
上にリバーレースを張った二枚仕立て。
口には板状のマグネットを入れて、
大きく開く仕様に。
これはわたしからも
「のし袋がすっと入るように」と
リクエストをしました。

岸山
裏地をつるりとした
ポリエステルシャンタンにして、
するっと出せるようにしています。
伊藤
ほんとう、バッグもできたことで、
より、いいセットができましたね。
皆さんに受け入れられるといいな。
岸山
はい。こういったものは、ほんとうは、
ずっと定番で置いておきたいですね。
伊藤
「突然」ということもありますから、
いつでもご用意できる数がつくれたらいいんですが、
まずは始めてみようということで、
今回は限定数になるんです。
でも、先々、考えていきたいですね。
岸山さん、わたしたちのリクエストを
こんな素敵なかたちにしてくださって、
ほんとうにありがとうございました。
岸山
いえいえ、こちらこそありがとうございました!
いいものができて、ほっとしています。

キモノ・スリーブ。

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伊藤
ロングジャケットも、
すごく、凝ったパターンですよね。
岸山
おそらく、なかなか喪服でないと思うんです。
あんなふうにキモノ・スリーブで、
マチが入ったジャケットって。
伊藤
これ本当に、すごく素敵です。
岸山
嬉しいです。
喪服のジャケットというのは
シンプルなものだけに、
パターンを凝りたいという気持ちがありました。
キモノ・スリーブにすると、
アームホールに切り替えがないから、
肩まわりがきれいに見えるんですよ。
そのアームホールも大きめにとっているので、
たとえば下にワンピースを着て、
上から羽織るときに楽なんです。
伊藤
確かに、喪服にありがちな、
窮屈な感じが全くしなかったです。
岸山
今まで「weeksdays」で
展開していただいているパンツや、
スカートにも合いますよ。
伊藤
そうなんですよ! 
あのパンツやスカートで
サルティの生地のよさを体感したかたは、
きっと納得してくださると思います。
岸山
写真もすごくかわいく撮っていただきましたが、
実物はもっと素敵だと、
みなさんが驚いてくださるといいな。
伊藤
絶対、びっくりしますよ。
仕立ても、すごくきれいでした。
なんていったらいいのかな、
いつもsaquiの服はそこがいいのだけれど、
今回、さらに、という印象で、
本当に上質な服なんだな、
っていうのが分かるんです。
岸山
そうなんですよ。
実は、そうそう、今回、お願いした縫製工場は、
都内にある、とても品質のいい
高級婦人服を縫っているところなんです。
「この服!」っていうときにだけ
お願いをしてきたんですが、
今回がまさにそのときでした。
ほんっとに腕がいいんです。
伊藤
へぇ! 
岸山
見学をさせていただいたんですが、感動しますよ。
裁断から違うんです。
まず生地を全部広げて、一晩蒸気をかけて
生地のテンションを整えるところから始めるんです。
そうするとクリーニングなどで
型崩れしないことも立証されているようで。
B品が1枚も出ないような丁寧さで、
とてもきれいなんですよ。
伊藤
「ここにお願いしてよかった」と感じる
具体的なことはありましたか?
岸山
ロングジャケットもスリーブジャケットも、
ノーカラーのシンプルなホックのない服は、
衿ぐりのところって、
着ると外側に開いてしまうことがよくあるんです。
でも今回はフォーマルということもあって、
広がらずに抑えられる衿ぐりにしたかったので、
パターンのときから、
工場のかたといっしょに考えたんですね。
結論は、肩線を中綴じしたり、
内側の見返しを若干小さくすることで、
外側の生地をキュッと中に引っ張るようにして、
衿ぐりが浮かないようにしました。
そういうことが相談できたのもよかったです。
伊藤
なるほど! 細かな調整をしていたんですね。
そういえば、ジャケットも、
スリットスリーブから見える裏地を、
サンプル段階から変更したのをおぼえています。
岸山
そうでした。1回目、仕立てたとき、
裏地が見えたその印象が、美しくなかったんです。
これはよくない! と思い、変更をしました。
あたらしい裏地は、シルクレーヨンツイルで、
表地のサルティの濃い深い黒に合うような色です。
袖だけ、その裏地に変更をして。
伊藤
うん、うん。
岸山
その裏地は、
表地と同じくらいの仕入れ価格でしたが、
ここは大事なところだぞ、って。
細かい調整はいろいろしましたね。
スリットをちょっと小さくしたり。
伊藤
着るとわかる動きやすさに、
デザインだけじゃないということが、
すごく分かりました。
ロングジャケットを重ねたときに、
ワンピースの丈がちょっと見えるっていう、
そのバランスもかわいいですよね。
岸山
ありがとうございます。
あんまりワンピースが長すぎてもかっこよくないので、
ちょうどいい感じで、ホワッと出る長さにしました。
短か過ぎるのも変ですから。
そのあたりは、ジャケットとワンピースの
サンプルを作りながら調整しました。
伊藤
単品でもいいし、
合わせていいっていうところが、
いいですね。
岸山
ロングジャケットは、コートのように、
おばあちゃんが着ててもかっこいい、
という姿を想像して。
伊藤
そう、確かにそうですね! 
岸山
ジャケットといっても暑苦しいわけでもなく、
サラッと着れますし、
お尻が隠れる丈って、妙に安心しますし。

ゆるやかなラインで。

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伊藤
岸山さん、こんにちは。
スタイリングしていただいて撮影した写真、
とても素敵に仕上がりました。
ありがとうございました。
岸山
よかったです!
伊藤
当然かもしれないんですが、
デザイナーが自ら手がけるスタイリングには、
つくり手の意図がはっきり見えるんですね。
今回のフォーマルは、
とても上質な感じが伝わってきました。
私がずっと思っていたことを
岸山さんが実現してくださって。
岸山
伊藤さん、ずいぶん前から、
喪服がつくりたいとおっしゃっていましたよね。
伊藤
そうでしたね。
それで、saquiで
Faliero Sarti(ファリエロ サルティ)
生地に出会って、
ぜひそれでつくってほしい、と。

伊藤さんが着ているのがsaquiの「スリークォーター スリーブ ワンピース」。
ここではサイズ38のサンプルを着用していますが、
身長156センチの伊藤さんが購入時に選んだのは36だそうです。
 

岸山
そう、サルティありき、でした。
伊藤
どうしてそう思ったかというと、
「黒」が“こっくり”しているんです。
岸山
ただ濃いだけではない、
奥行きの深さがあって、
うつくしい光沢、
いい感じの風合も兼ね備えていて、
同じ黒でも「漆黒」という印象ですよね。
伊藤
それに、フォーマルは、家から着ていく、
というシーンだけじゃなく、
遠方に持っていって、そこで着替えることもある。
移動するのに、シワにならないこの生地は、
フォーマルに向いているなぁと感じたんです。
遠くのかたが突然、ということもあるので。
岸山
そうですよね。
その意味でも、サルティの黒は
フォーマルに向いている素材だと感じます。
伊藤
しかも、スタイリングによって印象が変わる。
岸山さんとの撮影で、あらためてそれを感じました。
おそらく、フォーマル‥‥喪服というものを
はじめてつくられたと思うんですけれど、
いかがでしたか?
岸山
つくってみて‥‥、想像以上に
いいものができたと感じています。
でも最初は、伊藤さんとふたりで、
勉強しようということで、
デパートのフォーマルを訪ねてみたり、
試行錯誤をしましたよね。
伊藤
そうそう、そうでした!
岸山
そうしたら、
「なんとなく、自分たちのものじゃない」
という感じがしてしまって。
伊藤
もちろん流行を追うものではない、
「一生もの」の可能性がある服なんですけれど、
だからといって‥‥と、悩みましたよね。
デザインを進めるにあたって、
岸山さんが考えたのは、どんなことでしたか?
岸山
いろいろな体型の方に合うように、ということです。
そうすると、いくらデザインとして美しくても、
ウエストをキュッと絞ることはせず、
I(アイ)ラインの方向に、と。
伊藤
でも、あんまりズドーンとしていると‥‥。
岸山
そうなんです、なのでワンピースは、
ほんの少しだけ、
ウエストをシェイプさせています。
そして、ワンピースって、大抵は、
前身ごろと後ろ身ごろの2枚でパターンを組むんですが、
このワンピースは脇にマチが入ってるんです。
つまり、4枚の布で接(は)いで、
さらに後ろにファスナーを付けたので、
結局5枚、必要としているんですよ。

伊藤
そんなに手間のかかるつくりかたを!
岸山
脇にマチが入っていると、
シルエットが立体的に、
丸みを帯びるんです。
伊藤
なるほど。それが、
いろんな体型の方に合うように、
という服づくりの秘密だったんですね。
岸山
そして、わたしの挑戦でもあるんです。
「サルティで作るなら、パターンも凝りたい!」
って(笑)。

saquiのフォーマル

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いつかの日のために

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長い間、どうにかしなくては‥‥
そう思っていたにもかかわらず、
なんとなく、
買いあぐねていたのが、
フォーマルなシーンで着るウェアです。

人生の節目や、
大切な人とのお別れの時に着る服ですもの、
きちんとしたものをえらびたい。

そんな風に思っているのは、
どうやら私だけではないみたい。

「フォーマルな時の服、どうしていますか?」
じつは、よくそんな質問をよくされていて、
みんな困っているんだ‥‥
ということを実感していたのでした。

今週は、
weeksdaysをはじめた当初から、
「いつか」と思っていた
フォーマルウェアをご紹介します。

私の想いを形にしてくれたのは、
saquiのデザイナーの岸山沙代子さん。
悲しい時も、うれしい時も。
私たちの気持ちに寄り添ってくれる、
一生もののsaquiのフォーマル。

岸山さん、ご本人によるスタイリングも
どうぞ参考になさってください。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
3月18日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

カトラリー

▶︎商品詳細ページへ

「カジュアルに使えて、
お値段控えめ。
かつ使い心地よく、見た目も美しい。
そんなカトラリーって、
あまりないものだなぁ‥‥と思っていたら、
そのすべてを満たしていたのが、
この「LUCKYWOOD」(ラッキーウッド)の
カトラリー。
オールステンレスなので、
食洗機にも入れられるところがうれしい。
忙しい朝、
こんなカトラリーがあると、
とっても助かります。」
(伊藤まさこさん)


ストレートスカート

▶︎商品詳細ページへ

「ぴったりしすぎず、
離れすぎず。
体にほどよく馴染むシルエットが心地いい。

魅力はイタリア・ファリエロ サルティ社の素材。
weeksdaysでは、今まで同素材のパンツや
ワンピースをあつかってきましたが、
その気持ちよさに、すっかり心をつかまれた、
という方も多いのではないでしょうか? 

上質で着心地がよく、
シワになりにくい。
真夏をのぞいて、ほぼ通年で着ている、
saquiのサルティのアイテムにくわわったのが、
今回ご紹介するスカートです。

Vネックのニットに華奢な靴を合わせれば大人っぽく、
タートルニットにタイツ、スニーカーでカジュアルに。
‥‥と、この秋冬、とても活躍したアイテムですが、
白いシャツやTシャツとの相性もよさそう。
今の季節から夏にかけても活躍してくれること、
まちがいなしです。」
(伊藤まさこさん)

あのひとに 着てもらいました。その2 SHOZO COFFEE STORE 松本海央さん

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松本海央さんのプロフィール

まつもと・みお

栃木県那須塩原市に拠点をおく
SHOZO COFFEE。
東京・北青山には、そのコーヒーや
お菓子がたのしめる
SHOZO COFFEE STOREがあります。
海央さんは、そのスタッフです。

■SHOZO COFFEE STOREのウェブサイト
■以前のインタビュー
・あのひとと、コンバース。
・カフェオレベースのこと。

(身長152cm・サイズ1着用)


「このコート、フォーマルな場面でも、
カジュアルに日常でも、
どちらでも使えるのが良いなと思いました。
一着持っていれば、どんな時も安心! 
というアウターだなと。
まるで、おまもりのような‥‥」
と、海央さん。
たしかに「安心感」がありますよね。

「軽めでシワにもなりにくそうだったので、
旅行に持っていきたいな、とも思いました。
‥‥もちろん、旅行ができるようになったら!」

ほんとう、そうですよね。
洋服を選ぶときって、
日常で着たいなという気持ちと、
「いつか旅先で着たいな」という気持ち、
両方の思いがうかんできます。

海央さんのブラックのコーディネートは、
ちょっとフォーマルな雰囲気。
シワになりにくく、いつも旅行の時に持っていくという
dosaのワンピースを合わせています。

「全身黒でまとめるのも好きなので、
黒のローファーと黒いバッグ、
スカーフで少し色を入れました。
スカーフって、好きでけっこうたくさん持っていて、
旅先でよく買っちゃうんです」

いつもお店でお見かけするためか、
わりとカジュアルな印象の海央さん。
こんなふうにフォーマル感のある着こなしに、
大人っぽさを感じました。
コートひとつでこんなに印象が変わるんですね。

ブラックのコートを着ていたら、
パリにいきたいな~という気持ちになったそう。
行けるようになったら、ぜひこのコートを
着ていってくださいね!


いっぽう、グレージュのトレンチコートは、
海央さんの普段のコーディネートに近い感じ。
春先のカジュアルというテーマで、
ピンクと白に合わせています。

「ちょっと引き締まるかな? と、
ベージュのスカーフにしてみました。
このコートは、晴れた日に限らず、
雨の日も安心です」

あわせたかごバッグは
長年愛用しているものだそう。

「ああ、晴れた日に、
どこまでも街を歩きたい! そう思いました」

同じかたちなのに、グレージュを着たとたん、
とっても春らしい着こなしに。
ピンクのトップスとスカーフの色合いも相まって、
ふんわりとした海央さんの雰囲気にピッタリでした。
海央さん、どうもありがとうございました!

あのひとに 着てもらいました。その1 イラストレーター 平澤まりこさん

未分類

平澤まりこさんのプロフィール

ひらさわ・まりこ

東京生まれ。
セツ・モードセミナー卒業。
装画、広告、商品ロゴやパッケージのほか
版画や絵本の制作など、多岐に渡る分野で活動。
国内外を旅して記したエッセイも。
著書に『イタリアでのこと』(集英社)
『紅茶の絵本』『コーヒーの絵本』
『チーズの絵本』(いずれも共著/ミルブックス)
『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)など。
■Instagram

(身長166cm・サイズ1着用)


「トレンチコートは春先などによく着るアイテムで、
自分でも持っています」と平澤さん。
いつもはピタッと
ジャストサイズで着ることが多いといいますが、
ちょっとオーバーサイズのHonneteは、
サイズ1がしっくりきたそうです。
おお、すごくバシッときまる感じ!

「トレンチコートは、襟が大きく見えてしまうと、
お父さんのトレンチコートみたいに
見えてしまう気がするので、
今回は襟を立てて、
襟が小さめに見えるように着てみました」

なるほど、襟の見せかたで、
印象も変化するんですね。

「このトレンチコート、
襟のうしろのところのボタン使いが
すごく丁寧できれいですよね」

そうでしょう、そうでしょう! 
Honneteのミリタリーはかなり本格的で、
その襟裏に収納されている小さなベルトを
「スロートラッチ」って言うんですが、
ほかにもエポレット(肩章)や
ガンフラップ(右肩から肩にかけての共布)など、
クラシカルでマニッシュ、
すべて、本格的なミリタリーに由来しているんです。

平澤さんがこのコートに合わせた小物は、
メンズサイズの時計。かっこいい!

「この腕時計は父からのお下がりで、
ちょっと大きめなんですけど、
サイズは直していないままなんです。
なので私の手首にはゆるっとしているんですが、
ブレスレットのような感覚でつけています」

バッグや靴も、コートに合わせて。

「ブラックがかっこいい感じだったので、
このシックなクラッチバックを合わせてみました。
靴はちょっと質感を変えてパテントにしています」

普段のコーディネートも、
わりと落ち着いた色味を着ることが多いという平澤さん。
どこかにポイントを作って
色をいれるようにしているそうです。

「今回も、モノトーンだけにしちゃうと、
全体が暗くなりがちなので、
全体の色味は抑えつつ、
ネイルだけ色をいれてポイントにしています」

おお、トレンチコートをとても着慣れている
コーディネートという感じがします!
髪型と襟の感じもピッタリですよね。
アイテム自体はユニセックスだし、
あわせているのはメンズの時計なのに、
腰の紐を絞って、袖のところもキュっと絞って、
手首を出している全体のバランス感や、
時計をブレスレットのようにつけていることで、
全体のコーディネートとしては、
より女性らしく見えて素敵でした。
めちゃめちゃかっこよかったです。


「グレージュは、愛犬とお散歩に行くときに、
着ていくイメージでまとめました」

さっと羽織って、歩ける、
動ける感じのコーディネートです。
かなりカジュアルに着られるカラーですから、
デイリーに着やすいアイテムですよね。

「淡くて、春っぽい感じの色ですから、
全体的に明るい着こなしを考えました。
眼鏡も薄めのカラーにしているので、
そこでヌケ感が出たかな?
お散歩は1時間ぐらい歩くので、
靴は白のスニーカーを。
アクセリーもカジュアルな感じのものにしています」

ネイルは、ブラック着用時と同じですけれど、
今回は、バッグにも色味を。

「いつもは荷物が少ないので、
小さめなバッグが多いのですが、
犬のお散歩のときには、
お散歩グッズがあるので、エコバッグが必須。
全体のトーンにあわせて、白にしています」
 

前を開いてバサッとカジュアルに着る感じが
とてもお似合いでした。
平澤さんがグレージュを着ると、
一気に春っぽいイメージになって、
同じコートでこんなに印象が変わるなんて。
ネイルとバッグの色味をあわせるのも、
じょうずにマネしてみたいところですよね。
平澤さん、ありがとうございました!

グラストンベリー・内田起久世さんにきく 「本格的なつくりだけれど、 ちゃんとレディース仕様なんです」

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Honneteのトレンチコートは、
クラシカルでマニッシュな
ミリタリーのディテールが施されているのが魅力です。
たとえばエポレット(肩章)、
ガンフラップ(右肩から肩にかけての共布)、
スロートラッチ(襟裏に収納されているベルト)。
ディテールが、クラシカルでマニッシュでしょう?
これらはすべて、本格的なミリタリーに
由来するものなんですよ。

とはいえ、わたしたちが展開しているHonneteは
レディースブランドです。
軍もの特有の、タイトで肩肘の張った、
重くて、着るだけで肩が凝る、なんていうのでは、
ちょっと困ってしまいますよね。
シルエットや着心地は、現代の日本の女性たちに
合うものでなくてはいけません。
そこで、全体のシルエットは、
オーバーサイズでトレンド感のあるものにしています。
そうすることで、
ドルマンスリーブのインナーでも楽に着られますし、
たっぷりした袖を
袖口のアームベルトでギュと絞って
シルエットを楽しむ、
なんていうこともこともできます。
オーバーサイズといっても、
肩のラインはスッキリしていますから
ダブルブレスト+マキシ丈のボリューム感がありながら、
全体がシャープな印象になっているんです。

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素材は、イタリア・
Olmetex(オルメテックス)社のもの。
1954年に設立されたイタリアのメーカーで、
綿やナイロン、ポリエステルなど
高機能なファブリックを主力としている
世界的な生地メーカーです。
今回使っている素材は、
高密度のコットンナイロンに
PUコーティングをほどこしたギャバジン。
撥水性が高く、しっとり滑らかな質感が特徴です。
ほのかな艶感や程良いこしなど、
絶妙な仕上がりとなっていますよ。

わたしは、スウェットやブルゾンに、
羽織るように着て、スニーカーを合わせたり、
コートの上から、あえてボアのベストを着てみたり。
そんなスポーティーなコーディネートもしています。
もちろん、白シャツやハイゲージのタートルに
デニムなどのトラッドな合わせをして、
スカーフでアクセントをつけたり、
また、春夏には強めのプリントドレスに羽織ったり‥‥。

長年の着用でもくたびれにくく、
3シーズン、デイリーユースで使用することにも
適している生地ですから、
長く、愛用いただけたらと思います。
(談)

Honneteのトレンチコート

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今の気持ち。

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10年ほど前、
「一生もの」と思ってがんばって買った
トレンチコートに袖を通してみたら、
あれ? なんだかちょっと違和感。
身頃の幅や裾丈、
あとは‥‥どこだろう?
とにかく“今の気持ち”にしっくりこないのです。

「定番」と呼ばれるものでも、
やっぱりその時々の形はあるもの。
そうか、男の人のスーツやネクタイだって、
少しずつだけれど、変わっていっているものね。

流行りは巡るというし、
ひとまずそのトレンチコートは
クローゼットの奥にしまうことにして、
今年、私がえらんだのはHonneteのトレンチコート。

全体的にゆったりしていて、
軽やかな着心地。
少しだけ長めな丈もいいかんじ。
袖を通した瞬間に、
そうそう、これこれ! 
と、ピーンときたのでした。

色は2色。
明日のlookbookをどうぞおたのしみに。

春にはこんな コーディネート。 伊藤まさこ

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その3 カーゴパンツ

この春夏が私の
あわいピンクデビュー記念日。

今年の気分は、なんだかピンク! 
目につく服にピンクが多いのです。
でもあわいピンクは、
ちょっと勇気がいるなぁと、
ためらっていました。
肌の色や質感などで、
人にはそれぞれ似合う色と
そうでない色があると思うのですが、
悲しいことに私の場合はあわいピンクが似合わない色。
でも、試着をして気づいたんです。
苦手としている色を顔まわりに持ってこなければ、
全然へっちゃらなんだ! ってことに。

‥‥というわけで、
この春夏が私のあわいピンクデビュー記念日。
ピンクのパンツには、
白のTシャツとサンダル。
それからいつものかごバッグを合わせます。

また、着たことがない色でも、
ボトムスに持ってくると、
あんがいすんなりと馴染むことがある。
(私のように)似合わない! と決めつけないで、
まずは挑戦してみて。

全身黒、だけど、
重たく見せない工夫を。

カーゴパンツというと、
ごつっとした男っぽいイメージがあるのですが、
こちらの素材は「ドライツイル」なので、
上質感があり、履き心地もなめらか。
こんな大人っぽいカーゴパンツなら、
ぜひ履いてみたいな、
展示会で見たときにピンときたのでした。

合わせるのは、黒のニットにスニーカー、
白いバッグ。
全身黒ですが、
重たくならないように靴やバッグに気を使って。

春にはこんな コーディネート。 伊藤まさこ

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その2 フリルブラウス

黒×黒、だけど、
ちゃんとかわいい。

黒のブラウスには、
黒のストレートスカートを合わせました。
シンプルですが、
たいくつな着こなしにならないのは、
胸元にたっぷり寄ったフリルのおかげ。
このフリルがアクセサリーの代わりになるくらいの
存在感なので、
耳元に小さなピアスをちょこん、
がちょうどいい。

足元は、シンプルなサンダルや
少しヒールのある靴がぴったりですが、
まっ白スニーカーで、
ちょっとラフにしても。

ブラウスを
ジャケットみたいに。

このブラウス、
張りのある素材でできているので、
下にTシャツを着て、
前ボタンをすべてあけて、
ジャケット風に着てもいいんです。

ボトムスは黒のパンツと、
シンプルな靴を合わせ、
フリルを引き立たせて。

もちろん、第一ボタンまでしめて
きっちり着こなしてもすてきです。
1日の中で、
しめたり開けたりして、
雰囲気を変えても。
印象がずいぶん変わりますよ!

春にはこんな コーディネート。 伊藤まさこ

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その1 プリーツワンピース

華奢なサンダルや
小さなバッグと。

ふわりと着心地のいいワンピースは、
一枚で着ることが多いのですが、
そんな時は、華奢なサンダルや
小さなバッグを合わせて、
気分を盛り上げます。
襟元は第一ボタンまできちんとしめ、
髪は小さくまとめるとバランスよく仕上がります。
シンプルなスタイルだけに、
足元のネイルやピアスなどに、
ちょっときらりとするものをくわえたい。
オレンジ系のリップなども似合いそうです。

また、秋冬、私は上にロングカーディガンを羽織って、
タイツやブーツと合わせて着ていました。
このワンピース、
年中着られるうれしいアイテムなんですよ。

ニュアンスを重ねて、
ワンピース・オン・ワンピース。

シルクのワンピースの上に、
t.yamai parisのプリーツワンピースを重ねました。
軽やかな素材同士の組み合わせは、
重ねても重たくならないところがうれしい。

色はまったくの同色ではなく、
ちょっとニュアンスを変えると、
着こなしに奥行きが生まれます。

足元は黒でひきしめて。
シックだけれど、
大人っぽくなりすぎないのは、
歩くたびに揺れるプリーツのおかげ。
出かけるのが、たのしくなるワンピースなのです。

t.yamai paris 春の服

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再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
3月4日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

チョコプレッツェル(ダーク)

▶︎商品詳細ページへ

「一口食べるとチョコのあまさが。
そのあと、プレッツェルの塩気がふわり。
最初のひとつが喉を通り過ぎる頃には、
次のひとつに手が伸びる。
これにコーヒー(それもたっぷり入れた)があれば、
この上ないおやつタイムとなります。

私がニューヨークで食べた記憶をもとに作ったのが、
このweeksdaysオリジナルのチョコプレッツェル。

おいしさはもちろんですが、
赤いパッケージもかわいいでしょう?
自分のために、友人に。ちょっとしたお土産にも。
気になるあの人へのおくりものにも、
いいかもしれませんよ。」
(伊藤まさこさん)

コートをしまって。

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2月の終わりの週末は、
ブーツをしまって、
冬の間、お世話になった厚手のコートや、
ニットをクリーニングに出すのが、
ここ数年の習慣。

3月も寒い日(時には雪が降ることだってある!)が
あることは重々承知ですが、
おしゃれは時にはがまんがつきもの。
重ね着してなんとかしのぎます。

草木が芽吹きはじめるこの季節、
気持ちもなんとなく、
ふわっと明るくなってくる。

日差しがあたたかい朝はとくに、
「ああ、早く春の服が着たいなぁ」
なんて思うのです。

今週のweeksdaysは、
t.yamai paris(ティー ヤマイ パリ)の春の服。
ふわりと軽くて、
明るくて。
新しい季節にぴったりな、
かわいらしい服をご紹介します。

ブレンドエッセンシャルオイル、 わが家の使いかた。 伊藤まさこ

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その2 あたためて使う。

お湯を張って。

フィンランドの蚤の市で手にいれた器は、
やや大きめ。
精油を数滴垂らしたら、
お湯を張って香りを立たせます。

器や石に直接もいいけれど、
お湯にたらすとまた香りの質が変わる感じ。
気分や時間で使い分けてはどうでしょう?

茶香炉で。

デザイナーの猿山さんから
「こんなの作ったんだけど」といただいたのは、
茶香炉。
「茶香炉」として売っているものだけれど、
使い方は自由と言うので、
さっそくお湯を少し張ってオイルをたらしてみました。

下に置いたキャンドルが、
オイルを温めてくれて、
じんわりと香りが広がります。
シックな見た目もいいではありませんか! 
男の人の部屋にあってもよさそうです。
(小さなお子さんがいるおうちでは、
手の届かないところに置いてくださいね。)

●茶香炉
kouro#01/MABOROSHI(まぼろし)
[お問い合わせ先]
info@maboroshi54.com

ブレンドエッセンシャルオイル、 わが家の使いかた。 伊藤まさこ

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その1 そのまま垂らして。

うつわを使って。

ひとつめは、
ちょっと欠けてしまったり
ひびが入った小皿に数滴たらす方法。
その場合、磁器よりも、
精油がしみこみやすい土っぽい器がおすすめです。
部屋に置いて目にするものなので、
もちろん欠けた器ではなく、
気に入ったものを使うという手もありです。
(ただ、その後は食品を盛れなくなるのでご注意あれ。)

ベトナムで買った10枚で数十円の小皿、
作家の作った盃、古い豆皿などなど、
食器棚から精油用に見繕ったのがこちら。
部屋の片隅にちょこんと置いて姿ごとたのしみます。

ふつうの石でも。

精油用の石を使っていて、
ふと思いました。
「ふつうの石でもいいんじゃない?」って。
集めた石がいくつもあるんだから、
それを使わない手はない!

今日は古いボウルに好きな石を集めて、
精油をたらしてみました。

テーブルの上や床、
日の当たるところ・・・
置く場所によって、
香りの感じ方が変わるのも興味深い。

食後、お茶を飲む時に気分を変えたい時は、
こんな風にダイニングのカウンターに置くことも。

ふたつの香り。

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伊藤
今回、ひとつはローズ、
もうひとつは針葉樹という
「核となる香り」があって、
わたしのイメージを、
茂田さんがブレンドして
足したり引いたりしながら、
サンプルをつくってくださいました。
茂田
かなり、時間をかけましたね。
伊藤
そうですよね。
どうですか? できあがり。
茂田
ローズ中心の“Bonne nuit”は、
香りが時系列的に変化していくのが、
すごくいいですよね。
トップにオレンジなどの柑橘系が香り、
その次にローズゼラニウムがきて、
最後、ダマスクローズがしっかり残る。
伊藤
こうして使っていても、
最初と、後半で、香りが全然違います。
茂田
そうでしょう? いっぽう、針葉樹系の
“Bonjour”のほうは、
あんまり時間によっての変化は強くありません。
トップにセージ、クスノキ、
続いてシダーウッド。
安定していい香りができました。
伊藤
印象をいえば、
ローズ中心の“Bonne nuit”が「ととのえる」、
針葉樹系の“Bonjour”は「しずめる」ですね。
茂田
伊藤さんは、じっさい、針葉樹系を朝に、
ローズは夕方以降に使っているというから、
まさしく、そうですよね。
伊藤
はい。来客はうんと減りましたが、
それでも自宅で撮影をすることもあって、
それが10時に始まるとしたら、
9時半には準備を終え、
玄関に置いている器に“Bonjour”を2、3滴。
針葉樹系の香りで、
これから人を迎えるぞという気分になるんです。
そんなふうに、香りが、
区切りや気分展開になるって、
とてもいいなって思っています。
夕方は、仕事を終えたら“Bonne nuit”で、
そのあとは、ごはんをつくって食べて、
お酒もちょっといただいて、
使った調理道具や食器をすべて洗って片づけて、
台所を掃除して、なにも置かない状態にして、
一日が終わるんです。
茂田
お掃除の仕上げに排水溝に垂らすのもいいですよ! 
匂いって排水溝から出てくるので、
それこそウォッカで希釈しておいたものを、
おちょこ一杯ぐらい排水溝にかけてあげるとか。
伊藤
へぇ! おもしろい。
茂田
アルコールが入ることによって、
雑菌が抑えられて変な匂いがしてこない。
さらにエッセンシャルオイルの作用と香りもあるので、
ぼくはけっこう排水溝に使っています。
そうだ、伊藤さんと同じで、ぼく、最近、
お掃除にハマってるんです。
するのは、朝なんですけれど。
伊藤
そうなんですか! いいですね。
茂田
5時半に起きるのが習慣で、
30分くらい散歩して帰ってきて、
6時にコーヒーを飲んで、
6時半ぐらいから家の掃除を、
30分、ガッツリ、するんです。
伊藤
あら! わたしもほとんど同じルーティン。
茂田
最近、そのモーニングルーティンにハマってます。
で、掃除が終わったら、香りをたのしむ。
それはブレンドエッセンシャルオイルにかぎらず、
お香だったりするんですけれどね。
伊藤
やっぱり、気持ちいいなって感じるから、
掃除をする習慣が続いているんですか?
茂田
安心するんです。
どこに何があるか分からないことへの不安があって、
片づけ、掃除を始めたんですよ。
夜寝る時に、ふと、
「あれ、どこにあったっけな?」って
思うようになって、それはまずいなって。
伊藤
わたしは、ないけど(笑)。
茂田
それは伊藤さんの家が片づいているからですよ(笑)。
だから、片付けることによって、
自分の生活に必要なものを可視化しようと。
どこに何があるかが把握できることって、
ぼくは精神的に安定するんです。
それで、毎朝、掃除をして、
捨てるものや処分するものがないかと
選択をするのが、すごくいいんですね。
いらないものは家に残したくないって。
伊藤
わかります。これは人に譲ろう、とか。
じゃあデスクの上も、きちんと?
茂田
ぼく、デスクを持たないんです。
紙の資料は全部スキャンして捨てる。
伊藤
社長室は、ないんですか?
茂田
ないんです。
伊藤
「ほぼ日」はリモートワーク推奨で、
出勤時もフリーアドレスになったんですって。
ロッカーに荷物や資料はまとめて、
毎日席がかわる。
──
自分の机があったときは、
あんなにものが多かったのに、
いざ、やってみると、
ひとつも要らなかったんだって思いました。
茂田さんのように紙の資料は
スキャンをして捨てる習慣をつけると、
さらに減るでしょうね。
伊藤
請求書まわりも郵送ではなく
メール添付で送れるようになったので、
もうほんとうに紙のやりとりがなくなりました。
でも逆にパソコンがなくなったら
どうしようと思っちゃいますけれど。
こんなにたくさんの変化が
いちどに起こるって、すごいなって思います。
茂田
「風の時代」ですから。
伊藤
ん? なんですか、それ? 
茂田
占星術です。
200年ぐらい続いた「土の時代」から、
これからの200年ぐらいは
「風の時代」になるんですって。
ぼく、そんなに詳しくはないんですが、
ちょっと聞きかじったら、
たしかにいまの状況とシンクロすると
思ったものですから、気になって調べたんです。
例えば、家を持たず、
自由に風のように行き来するみたいなこと。
仕事も永久就職とか、終身雇用を考えないとか、
そういうニュアンスが強いみたいですよ。
伊藤
へえ!
茂田
このコロナ禍でリモートワークになって、
定点で仕事をする必要はないと
感じた人も多いわけですよね。
連絡や移動の安全さえ考えれば、
遠隔地で仕事をしてもいいわけですし。
伊藤
ニューヨークの友達が3月に帰国して、
東京以外の場所に住むことを考えているというんです。
ずっと住む勢いだったので、
どうしたの? って聞いたら、
この1年で、ニューヨークでも
リモートワークが当たり前になって、
友達がメキシコやハワイに帰ったり、
移住するのを見ていたら、
「あれ? どこでも仕事ができるんだ!」と、
逆に自由になったと。
最初のロックダウンでは
堅苦しさばかり感じていたのが、
自分の時間があることこそが自由なんだ、って、
そんなふうに思えるようになったそうです。
茂田
関東でも、長野の軽井沢と佐久の間の御代田や、
鎌倉あたりに移住人口が増えてるらしいです。
「東京にいなくてもいいんじゃない?」と。
とはいうものの、東京へのアクセスも大事だから、
鉄道で1時間半くらいだといいんでしょうね。
伊藤
そんな暮らしかたのなかで、
このブレンドエッセンシャルオイルが
受け入れられたら嬉しいですね。
そうそう、茂田さん、
今回、2種類のブレンドエッセンシャルオイルを
つくりましたが、
価格がずいぶん異なるんですよね。
“Bonne nuit”が高価なんです、比べると。
茂田
それは、使っているローズの、
いいエッセンシャルオイルが、
そもそも、とても高価だからなんです。
基本的にローズって、油がほとんど採れないんですよ。
蒸留しても、0.02%くらいの油分しか採れない。
それは、100キロのローズを蒸留して、
20グラムしか採れないっていうことですね。
例えばラベンダ―だと、
エッセンシャルオイルの収率が1%ぐらいですから、
100キロのラベンダーから
オイルが1000グラム採れるわけです。
そういうことが、価格に反映してくるんです。
ご理解いただけたらうれしいです。
伊藤
はい、それが希少価値の理由なんですね。
完成して、よかったです。
茂田さん、今回もいろいろとわがままを聞いてくださり
ありがとうございました。
お話もよく理解できました。
茂田
こちらこそありがとうございました。
開発も含め、たのしい時間でした。

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