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工場・2階へ

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伊藤
こんにちは、お邪魔します。
齊藤
1階で合板したものを、
2階ではカットしたり、底を入れたり、
塗装をして完成させるまでの作業をします。
伊藤
今日は2階に人が多くないのは、
いま1階の作業に
ほとんどのかたが取り組んでいらっしゃるから?
齊藤
そうなんです。そういうシフトなんですよ。
それで途中になっているものが、
そのままここにあるのがおわかりかと思います。
ここでは色塗り前までの工程ですね。
伊藤
成型する過程で、部分的に壊れたり、
ささくれのようになってしまったものは、
2階で回復ができるんですか。
       
齊藤
直せるものは直していますけれど、
製品にならないものも出てしまいますね。
伊藤
端だったらカットすれば使えるのにと思いますが、
そうしたらサイズが変わってしまいますものね。
イレギュラーなことは、
工場では対応しづらいでしょうし。
いろいろたいへんですね。
齊藤
そうなんです。
あ、これが底板です。
端に接着剤を塗り、台に置いて、
バスケットに叩き込んで位置を決めます。
伊藤
ちょうど、はまるようにサイズがつくられている。
こういうことなんですね。
齊藤
つくりはシンプルなので、もし外れても、
もう1回、接着剤でつけてもらえれば大丈夫です。
伊藤
サイトーウッドさんのバスケット、
底板が外れることは、あまりなさそうですね。
そもそもくずかごとしてつくられていますから、
重いものを入れることはほとんどないでしょうし。
齊藤
そうですね。
底に向かってすぼまっているので、
外れにくい構造になっています。
でも逆に、底から上に向かって抜けることは、
なくはないんですよ。
伊藤
えっ、どんな場合にですか? 
齊藤
ごみ箱にしているかたが、
逆さにしてごみを出そうと、
思いっきり底を叩く場合です。
かんたんには外れないとはいえ、
何度も強く叩いていたら、
いつかは外れるかもしれない。
まあ、あるとすればそういうことです。
伊藤
なるほど。
齊藤
あ、きょう、2階で作業をしているのは彼だけです。
ちょうどいま蓋付きのバスケット用の
回転する蓋をつくっています。
伊藤
ヘの字型になっている円形の回転蓋ですね。
先に合板を四角いまま曲げてから
円のかたちに切るんですね。
齊藤
そうです。
のこぎりで粗く切ったあと、
端の処理をします。
地道というか、地味というか、
こうしたアナログな工程が多いんですよ。
そして‥‥。
──
広い場所に出ました。
ここで塗装を?
齊藤
そうです。塗料が揮発するので、
ほかの作業場とは隔離し、
排気を強くしているんです。
伊藤
そうですよね、
塗装のさいにほこりがついたりも
するでしょうし。
この工房の景色、素敵です。
齊藤
今日は作業をしていませんが、
バスケットは、ここに置いて塗装します。
こういうことは、先代のころから
変わっていないと思います。
同じようなやり方で、
逆に言えば、進歩のないままで。
伊藤
いえ、デザインが変わらず、
つくりかたも変えずに
ずっと生産が続けられているというのは、
素晴らしいことだと思いますよ。
齊藤
ありがとうございます。
この辺の作業台は、
お盆や蓋など平たいものを塗装します。
伊藤
ありがとうございます。
お邪魔しました。
とっても広くて、作業の音もあるので、
自分の声が届いていないように思えますね。
齊藤
はい、みんな大きな声で話さないと、
お互い聞こえないくらいです。
もともとは静岡市内に
もっと大きな工場がありました。
時代が経って生産量が減り、
大きい工場は必要がなくなったことと、
近隣の住宅地との関係もあって、
規模を縮小してここ(藤枝)に移転したんですが、
それでもじゅうぶん広いんです。
伊藤
この近隣には、
いろいろな工場が集まっているようですね。
齊藤
藤枝って結構こういう木工場があるんです。
静岡市内から移転してきたところも多くて。
それでは、事務所に移動しましょうか。

工場見学スタート

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伊藤
齊藤さん、この場所には、
プレスする前の木が保管されているんですか。
齊藤
はい、そうです。
ここが材料置き場ですね。
伊藤
加工前の材木は、こんなに薄く、
削ぐように切られているんですね。
まるで経木(きょうぎ)のような薄さです。
齊藤
単板(タンパン)といいます。
厚さ、0.35ミリです。
いま、ごらんになっているのは、
アユースという南アフリカの木を、
人工的に白くしたもので、
成型合板の一番外側に使う
「突板(つきいた)」です。
天然木を薄くスライスすることを
「突く」というんですよ。
伊藤
もうすこし、厚いものもありますね。
齊藤
こちらは、内側に使うものです。
0.8ミリのものを3枚重ねて、
2.4ミリの厚さに加工したものです。
突板がかつお節を削るようなものだとすると、
こちらはバスケットの中に使っているシナ材で、
「ロータリー」という、
大根のかつら剥きみたいな方法でつくります。
これらを重ねて圧力をかけて、
「成型合板」をつくるんです。
伊藤
こういった材料はすべて輸入なんですか。
齊藤
はい、国産材はありません。
外側に使うために加工したものは中国、
ほかの材木は南アフリカのものが多いですね。
昔は外側には、チークやローズウッドなどを
使っていたんですけれど、
1990年代前半ぐらいからかな、高騰し、
やがて伐採が禁止されたり、
輸入が規制されて、手に入りにくくなりました。
伊藤
なるほど、そんな背景が。
齊藤
今、天然木は、あっても高価ですし、
目が不揃いだったりするので、
ぼくらのように加工して
製品作りをするメーカーには使いづらいんです。
唯一、ウォルナットだけかな、
いまも天然木を使っているのは。
カナダに近い、
アメリカの北部から輸入しています。
伊藤
そうなんですね。
‥‥この機械は? 
とても古そうですね。
齊藤
それは材料に穴を開けて、
大きな丸を取るための機械です。
うちは、どの機械も
みんな40年、50年、使ってますね。
木工の機械って基本的に
あまり変わらないんですよ。
だから技術革新も少ない。
全部自動という最新の機械も、
世の中にはもちろんあるんですけど、
うちの場合は、そんなに高度な機械を使わないので、
古くてもじゅうぶんなんですよ。
‥‥さて、それでは、
制作の現場をご案内します。
(別棟の工場へすすむ。)
伊藤
うわぁ、とっても広い! 
齊藤
ここは材料をカットする場所です。
きょうは、カットするものがないんですけれど。
伊藤
「今日はカットの日」みたいになさっているんですか。
それとも、都度都度で? 
齊藤
なんとなく「カットする日」が決まっていますね。
伊藤
工場のみなさんには、担当があるんですか。
それとも、基本的に一連の作業が
すべてできるんでしょうか。
齊藤
だいたい1人、2~3工程を担当します。
最初から最後まで1人で全部できる、
という人も、少ないけれど、いますよ。
忙しかった時代には、
材料を切るだけ、というふうに、
工程ごとに専任者がいて、
それで大量のものづくりをしていました。
いい時代でしたね(笑)。
伊藤
「weeksdays」で扱わせていただいている
バスケットの場合、
ひと月で、どのくらいの数を
生産することができるんですか。
齊藤
合板の作業のあとに
熱を加えて丸くする作業があり、
カットそして底板などの組み立てから、
塗装までを全部やって‥‥月産200個程度ですね。
いろんなアイテムがあるので、
なかなか効率よくはできないんです。
伊藤
この、扇型に切り出された材木を丸めると、
バスケットの形になるんでしょうか。
齊藤
そうです。
ここには901という番号が書いてあります。
「weeksdays」のものは903という、
もうひとまわり大きいサイズです。
伊藤
こちらでは糊付けをなさっていますね。
齊藤
そうです。成型合板をつくるため、
倉庫で見ていただいた薄い木材を
縦目、横目の順に重ねて、
外側に突板を合わせて糊付けをします。
伊藤
それを、隣の工程で、プレスする? 
齊藤
そうです。
伊藤
‥‥なるほど、プレスというのは、
バスケット状の金型の枠に、
糊付けをして重ねた材料を丸めて入れ、
内側にきっちりと金属のブロックをはめて
固定させる、ということなんですね。
齊藤
そうです。木づちで打ち込み、
しっかりと枠にはめます。
同じ型が6セットあって、
順番に熱い炉のなかに入れ、
20分ほどぐるりと回して成型・固定をするんです。
炉の中は、90度から100度ぐらいです。
バスケットのような製品には
この工程が必要ですが、
平面的な成型合板をつくるときは、
プレスして熱を架けて圧着させるので、
また機械が異なるんですよ。
‥‥さて、それでは工場の2階をご案内しますね。

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 09 雑貨

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迷い甲斐のある小さなものたち

バッグもピアスも老眼鏡も。
「プラスするとちょっと洒落た雰囲気になる」
といううれしいものばかりを揃えました。
この機会に、買い足そうかな‥‥と、
気持ちはぐらぐら。
お買いものって迷う時間も含めて、
やっぱりたのしいものですね!
(伊藤まさこ)

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
1月18日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

SAITO WOOD
BASKET
ストーングレー

▶︎商品詳細ページへ

フローリングにも、またカーペットにも。
白い壁にも、
または我が家のような水色の壁にも
しっくりくる色合い。
控えめながらも、
部屋の片隅にあるとなんだかうれしい、
バスケットです。

このバスケットを使いはじめてから、
我が家はゴミのことを
今一度、考えるきっかけができて、
ゴミが減りました。
だって、せっかくの気に入り、
中に入れるものだって
「ぐちゃぐちゃ」はいやですもの。

さてこのバスケット、
その名の通り、中に入れるものはなんでもいいんです。
撥水加工もされているので
(とは言っても、水を直接入れることや、
湿ったものをずっと入れておくのはダメですが)、
お客様用の使い終わったタオルを入れたり、
子どものおもちゃを入れたり、
領収書の一時保管場所にしたりと、
用途はいろいろ。

(伊藤まさこ)

捨て方

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「ゴミの捨て方にもセンスが必要だと思っているんです」
そう言ったのは、
料理家のウー・ウェンさん。

それを聞いた時、
うむーっと唸ったものでした。
すごい名言だなって。

以来、ゴミに対する私の考えは変わりました。

なんでもかんでも、
ポイポイ捨てればいいってもんじゃない。
どうしてこのゴミが出るんだろう? 
減らすにはどうすればいい? 

ゴミを捨てる時、
一旦立ち止まる。
そうすることで、
我が家のゴミはずいぶんと減ったのでした。

横姿も、上から見た姿も。
どこからみてもきれいなバスケットにふさわしいのは、
「センスのいい捨て方」。

今年最初のweeksdaysは、
サイトーウッドのウッドバスケット。
新たに、
黒が仲間入りしましたよ。

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 08 旅のアイテム

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weeksdaysで旅支度

だんだんと旅に出る機会も多くなってきましたね。
この冬休み、私のまわりは南の島に行く人多数。
「weeksdaysで旅支度をしました」
なんて声もちらほら聞こえてきました。
帽子に水着にサンダル、それから夏気分を盛り上げる、
涼しげなバッグの数々。
旅支度はもちろん、
今年の夏に身につけたいアイテム多数です。
(伊藤まさこ)

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 07 アウター

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肌寒い時には

アウターも豊富なweeksdays。
MOJITOのAL’S COATやパーカは、
私の暮らしにもはやなくてはならない
アイテムとなっています。
先日、取材に行ったらスタッフ4人全員が、
パーカを色違いで着ていた‥‥という
びっくりなできごともありましたっけ。
着心地抜群カシミヤのリバーシブルコート、
春に向けてあると重宝するデニムジャッケットなどなど、
この機会にいかがですか?
(伊藤まさこ)

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 06 ワンピース

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冬にこそ

一枚着ればコーディネートは完成! 
年中大活躍のワンピースは、
みんなの(私も)味方。
カップ付き、カシミヤ素材、
着心地抜群のツイストコットン‥‥
どれもシンプルなだけに、
着こなしの幅が広がること間違い無し。
重ね着やストールを巻いて、
冬のワンピースおしゃれをぜひ。
(伊藤まさこ)

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 05 家の中のもの

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いくつあっても

家の中のものも充実しているweeksdays。
毎日のように使っている
オーバルプレートの大きなサイズや、
カッティングボード、ガラスの器などがセールに登場。
もうすでに持っている‥‥のですが、
これを機会に買い足そうかな、なんて思っています。
シンプルなものはいくつあっても困りませんから!
(伊藤まさこ)

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 04 下着

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プレゼントにも!

年始に下着を一新したい。
そう思っている方、
weeksdaysの下着はいかがでしょうか。
チュールのアイテムは速乾性があり旅にも重宝。
シルクのスリップはとかく揺らぎがちな今の季節の肌に、
やさしく寄り添ってくれます。
そうそう、寝る時の必需品ナイトパンツや、
松林誠さんのハラマキもお忘れなく。
プレゼントにもマル、ですよ。
(伊藤まさこ)

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 03 ふわもこ

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まるで、ぬいぐるみのように

ふわふわ、もこもこしているものが好きなんです。
寒い季節は、
身につけているだけで幸せな気分になるから。
もちろん「あったかい」というところもポイント。
まるでぬいぐるみのように、
よしよし、と触られることも多いのですが、
その触っている人の表情がやさしい。
ふわもこアイテムのいいところって、
「あったかい」だけじゃない。
人を幸せにする何かがあるのです。
(伊藤まさこ)

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 02 ニットとボトムス

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動きやすさも自慢です

weeksdaysチームやスタッフが集う、
撮影現場では、
かなりの確率でだれかがweeksdaysのニットを着ている。
(いつも一人か二人はいるんです)
着心地よく、見た目にスマート。
動きやすいというのもえらぶ理由。
ニットもスカートもキュロットも、今買えば春まで、
いえいえ、その先も着られるものばかり。
この機会にどうぞ。
(伊藤まさこ)

「ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy!」に「weeksdays」も参加します。

未分類

2024年1月14日(日)午前11時から
1月31日(水)午前11時まで開催する、
「ほぼ日ストア特別セール2024 
Hello! Good Buy!」。

「weeksdays」の一部商品も、
こちらのセールに並びます。
期間中は、対象商品が
20%~50%ほどの割引価格でお求めいただけます。
割引対象商品は、
特設ページでのみご購入いただけますので、
通常の「weeksdays」ページではご購入いただけません。
なにとぞ、ご了承ください。
割引対象商品ラインナップについては、
1月12日(金)午前11時に公開しますので、
特設ページをご確認くださいね。

よい買いものをしよう! ~ほぼ日ストア特別セール2024 Hello! Good Buy! にむけて~ 01 トップス

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ふだんは着ない色にもトライ

クローゼットにずらーっとかかった私のトップス、
ほぼweeksdaysのものなんです。
ウォーキングする時は体に寄り添い、
適度なゆとりがあるフィットネスTシャツ。
家でリラックスする時はnooyのTシャツ。
出かける時は、COGのカラフルトップス‥‥。
一枚で着るのはもちろん、
秋冬は重ね着して一年中たのしんでいます。
ふだんあまり着ない色にトライしやすいのも
セールのよいところ。
「意外にこの色、似合った!」
なーんて新しい発見があるかもしれませんよ。
(伊藤まさこ)

よい買いもの

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伊藤家のお正月の恒例行事は、
家族揃ってのトランプ大会。
それから横浜中華街へのお出かけ、
でした。

いつもの店の変わらぬ味。
今日もおいしかったね、
ああ、お腹いっぱい。
なんて口々に言い合いながら、
中華街での食事の後はきまって、
元町まで腹ごなしの散歩をします。

元町では、
父がなにか買ってくれる、というのも毎年の恒例。

私は元町ユニオンでお菓子? 
(当時は外国のお菓子がめずらしかったんです。)
姉はMIHAMAで靴をえらんだのかな? 
(ハマトラって知ってますか? 時代ですね。)
何を買ってもらったかは忘れてしまったけれど、
わくわくしながら石畳の商店街を歩いたのは覚えてる。

そうだ。
「買いものにわくわくする」という感覚、
きっとあの時がはじめてだったに違いない。

さてさて、年が明けました。
今年最初のweeksdaysは、
ほぼ日の「ほぼ日ストア特別セール
Hello! Good Buy!」にちなんで、
よい買いものをしよう! と名づけて、
セールのアイテムをご紹介します。

石畳を歩きながらウィンドーショッピング、
ではなくって、
家に居ながらにしてお買いものできちゃう。
子どもの頃は、
まさかそんな日が来るなんて、
思いも寄りませんでしたが、
「たのしい」のはどちらも同じ。

よいお買いもの、しようではありませんか!

一年のおわりに

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秋に久しぶりに台湾を旅してきました。

4年ぶりの台北の街は、
変わらずやさしく、
そしてパワフルでした。

ああやっぱりいいなぁと思ったのは、
茶藝館でのお茶の時間。
シュンシュンというやかんの音を聞いているうちに、
気持ちがおだやかになっていく。
こんなの久しぶり‥‥
と思っているうちに、
ハタと気がついたのでした。
ふだんの私はやかんの音など、
気にも留めていなかったことに。

いかんいかん。
時々、立ち止まらないと。
お湯が沸く、このなんともいえないいい音も、
このままでは気づかずに歳をとってしまうぞってね。

さてさて、
今年で6年目を迎えたweeksdaysですが、
この年末からは時おりお休みをいただくことにしました。

気持ちのティータイムを取り、
身も心もさらに研ぎ澄まして、
さらによいものを見つけていこうではないか!
なーんて思っています。

年明けからはページも少しリニューアルするんですよ。
新しいweeksdaysをどうぞおたのしみに。

わたしたちの将来

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伊藤
お仕事のスペースを
スキップフロアにしたのには
どんな意図がおありだったんですか。
小林
住宅地の建築制限のなかで2階建てをつくると、
1階の天井がどうしても高くとれないんです。
けれども仕事場はちょっとでも高く感じたい。
ですから基礎の上に直接床を敷き、
フロアを下げることで天井高を出しました。
もちろん床には断熱材を入れ、床暖房も入れて、
寒くないようにしています。
伊藤
階段を数段下りただけなのに、
急に仕事モードになる。
すばらしい効果ですね。
小林
キッチンからこちら側は配管の関係で
あんまりフロアを下げられない、
ということもありました。
伊藤
でもご飯を食べるのは、
高すぎない天井、いいですよ。
小林
そうなんです。
天井って高すぎても落ち着かない。
リラックスして食事をしたいダイニングは、
高くする必要はないなと思いました。
伊藤
天井の高いダイニングは、
それこそお店みたいな感じになりますね。
ちょっと緊張感が出る。
小林
そうですね。
広いリビングや高い天井の部屋って、
なぜかみんなはじっこに集まったりして。
ふふふ。
伊藤
うんうん(笑)。
マナさんのおうちは、
そこかしこに椅子が置かれていますね。
小林
はい、椅子は好きで、
ちょこちょこ買ってしまうんです。
座るためだけじゃなく、
ちょっとした物置きにもなるし、
上の本を取るための踏み台にもなるし。
伊藤
そっか、そっか。
2階ではリビングにクッションが置かれていて、
いわば「収まる場所」がありました。
そんなふうな、住まいのスペースのつくり方って
とっても興味があるんです。
小林
はい、すっごくおもしろいです。
独立前、夫はインテリアデザイナーの
仕事をしていたんですが、
私はディスプレイの仕事をしていたので、
つくっては壊し、つくっては壊しが当たり前で、
ちょっとさみしい感じだったんですよ。
せっかく徹夜までして大変な思いをしてつくっても、
期間限定で終わっちゃう。
ところが旅行から帰ってきて、
彼の仕事を手伝うようになったら、
「あ、残るって、いいな」と思って。
店舗設計を始めたのも新鮮でした。
人がどう入ってくるのが自然かという
動線を考えることが楽しくて。
伊藤
それがおうちにも生きているんですね。
小林
まさしくそうですね。
このキッチンもそうです。
キッチンってだいたい間取りのなかで
どんつき(突き当たり)のところにあって、
そうなると複数人が入るとギューギューになって、
動きのとれない人が出てくるんですよ。
とくにここはひとりで使うわけじゃないので、
往き来がしやすいように。
伊藤
たしかに、すれ違うのがきつい動線の
キッチンもありますよね。
ここだったら大丈夫ですね。
小林
そう、調理中に、後ろも通れますし、
混んでいたら迂回もできます。
全体を回遊できるようにしたら、
老犬がグルグル回って、
運動になってちょうどよかったです(笑)。
伊藤
そういえばお店でも、
広いけれど、なんとなく
動きに迷うところもありますね。
扱う品物によっても違いますよし。
小林
そうですね。ただ日本人のメンタルで言うと、
レジが入り口の正面にあると入りにくい、
とか、そういう共通項はあるんですよ。
伊藤
ああ、なるほど!
小林
レジが目立つと、入り口から近い所だけを見て、
奥まで行かないで帰っちゃう。
最近はインバウンドの方も増えてきて、
そういう方たちは全然平気なので、
お店のつくり方も、ちょっと変わってきましたが。
伊藤
へぇ、日本人ならではの
お買い物のメンタルがあるんですね。
日本人は、レジはどこがいいんですか?
小林
ほかの人から見えづらい場所ですね。
お会計が人から見られていると思うと、
入りにくいって考えちゃうんです。
もちろん買いたいものがハッキリとある方は、
平気なんですけれどね。
あとは、手にとりやすいものが手前で、
落ち着いて見たいものは奥にあるとか。
伊藤
いろいろ考えることがあるんですね。
マナさんのお仕事は考えるヒントが
日常のなかにたくさんおありだろうし、
夫婦で同じ仕事をなさっているうえ、
こうしてプライベートと仕事の場所が近いわけですが、
オンとオフの切り替えは‥‥、
やっぱりお酒だったりするんですか。
小林
そうですね。お酒‥‥も、ありますね。
でもオン、オフ、けっこうはっきりしてますよ、
仕事が7時に終わったらみんなが帰るので。
残業は基本、なしです。
伊藤
なるほど、ふたりになったら、
それが切り替えの合図。
小林
そうですね。
「もうビール飲む?」って。
とはいえ、仕事の話もしますけど、
伊藤
このおうちがきっかけになって
気づいたことや変化って他にありますか?
小林
1階で靴の生活をしだしたことで、
すぐテラスに出たり、
すぐお散歩に行ったりができて、
すっごくフットワークが軽くなりました。
前は「どうしよう、出かける? 出かけない?」
だったのが、その選択がなくなりました。
「空を見に行こう」というくらいの
きっかけで出かけたり。
というのも、ここから緑は見えますが、
あんまり空が見えないんです。
だから外がちょっとピンク色の気配に
なっていたりすると、
夕焼けがきれいにちがいないと、
公園にぱっと行っちゃいます。
そういうフットワークの軽さが、
すごくいいなと思ってます。
伊藤
靴を履くって、ワンアクションありますよね。
小林
そうなんです。
伊藤
でも逆に、2階に上がる階段はいいですね。
一回、靴を脱いで。
小林
そうですね。上にいる時と、下にいる時で、
それが大きな違いですね。
上にいると静的、
下にいると動的になります。
伊藤
わたしが「気に入った室内履きがないから、
家を土足にしたい」って言ったら、
娘に反対されました。
「落ち着かないから嫌だ」って。
小林
あはは、すべてが靴だと、そうかもしれません。
あとは、テラスでご飯を食べるようになりました。
集合住宅だと、テラスやベランダ、バルコニーって
あってもなかなか使わないんです。
でもここでは活用しています。
伊藤
さぞや、気持ちいいでしょうね。
夏の夕暮れとか、お酒がおいしいでしょう。
小林
最高です。
春先とか、新緑の頃とか。
伊藤
こうして素敵なお宅にお邪魔すると、思うんです。
好きなものに囲まれたい気持ちは、
最初はうつわとか、毎日使うものではじまり、
次にテーブルなどの家具、
どんどん大きくなってきて、
結局、家がつくりたくなるって。
小林
伊藤さんにもぜひつくっていただきたいです。
伊藤
これから年を重ねていっても、
快適に暮らせる家を考えたいですよね。
小林
たとえば高齢者の暮らしに対応することを考えると
まず手すりをつけるんですが、
そこにいいデザインのもの、
あたたかみのあるものって、あんがいないんです。
でも、つくればいいんですよね。
伊藤
マナさんたちにも考えてもらいたいな。
老人ホームや高齢者住宅の依頼はこれまでには?
小林
子ども園的な施設のデザインは
手がけたことがあるんですが、
高齢者向けの案件は、まだ、ないですね。
すごく、やりたいんですけどね。
身体に自由がきかなくなってきた人たちが
のびのびと住める小さめの集合住宅とか。
伊藤
そうですね。
ちょっと助け合えるぐらいの距離感、
いいですよね。
段差がなく、ちゃんと手すりがあって、
温かくて風通しがよくって、気のいい家。
小林
そうですね。
そして、すぐに出かけやすい家。
いま、私たちがしているように、
寝室だけ靴を脱いで入るという間取りも
考えられるんじゃないかなと思います。
伊藤
街の中にあるというのもいいかも。
自分で買い物に行け、
自立した生活が送れますから。
小林
最後まで自分で買い物して、みたいな暮らし、
憧れますよね。
やっぱり自分で動ける、
動きやすい家がよさそうです。
‥‥なんて、私たち、
何の話をしているんでしょう(笑)。
伊藤
ふふふ、でもみんながほしがっていることですよね。
マナさん、またぜひ、いろいろとお話、させてください。
今日はほんとうにありがとうございました。
小林
ぜひ、また、いらしてくださいね。
ありがとうございました!

旅と地続きの暮らし

未分類

伊藤
お忙しく過ごされる中で、
旅もお好きだとお聞きしました。
小林
はい、そうなんですが、
独立して仕事を始めてからは、
旅というより出張のほうが多いんです。
仕事で旅をしているという感じ。
あるいは仕事で行った先で時間をつくって、
近くにある建築を見に行ったりとか、
美術展を見に行ったりとか。
伊藤
旅も、仕事とプライベートが地続きなんですね。
そこで見たものからインスピレーションを受けて、
また仕事の形になったりもするでしょうし。
じゃあ、「ちょっとのんびりしていこう」というよりは、
「ついでに、あそこにも行ってみよう」という
行動的な感じ?
小林
はい、夫が好きなんですよ、旅のこまかい計画が。
だから私たち、プライベートの旅でも移動が多くて、
たとえばリゾート地で3日間、
のんびりしたことなんてないんです(笑)。
伊藤
そうなんですね! 
マナさんもそれにお付き合いして?
小林
そうですね。
「さすがに詰め込みすぎじゃない?」
とか言いながら、一緒に行動してます。
私もまあまあそういうのが好きなんですね。
でも、忙しいのが好きだなんて、
あんまり北欧的じゃないですね(笑)。
伊藤
そういえば、おふたりで
何カ月も海外を旅されたことがあるとか。
小林
はい、独立して仕事を始める前のことです。
私たち、同い年で、
新卒でそれぞれ7年くらい会社員をしていました。
結婚してから2人とも会社を辞め、
いっしょに事務所を立ち上げようと。
その時じゃないと長い旅には行けないと思ったので、
半年間、17カ国、70都市に行きました。
伊藤
えっ! ヨーロッパ方面だけで?
小林
はい、ヨーロッパです。
トルコから入って、ギリシャに行って、
北欧からヨーロッパ全土を回りました。
1日で3カ所、電車を降りて
回ったりもしたんですよ。
伊藤
すごい! 
そういった計画を立てるのは
やっぱりご主人? 
小林
そうなんですよ。
スマホがなかったから、時刻表を持って。
伊藤
なんでしたっけ、トーマス‥‥。
小林
トーマス・クック!(*) 
伊藤さん、よくご存知。

(*)トーマス・クックは英国の旅行会社。その出版部門が出していた時刻表『Thomas Cook European Timetable』は、1873年から2013年まで発行された。現在は『European Rail Timetable』に引き継がれている。

伊藤
なぜ知っているかというと、
義理の兄が前職を辞めて、
独立開業をする間の数ヶ月間、
同じようにヨーロッパを旅したんです。
そのとき姉夫婦が頼りにしたのが
トーマス・クックの時刻表だったと、
聞いたことがあったんですよ。
小林
うんうん。一緒です。
伊藤
当時はデジタルカメラもなかったですよね。
小林
そう! 36枚撮りフィルムを100本、
持って行きました。
でもだんだん残り枚数がなくなるので、
「いや、ここは撮らなくていいだろう」とか。
伊藤
今みたいにとりあえず撮っておいて、
あとで削除とかできないですもんね。
でも逆に決めて撮ることが、
よかったのかもしれないですね。
その時の膨大な写真は、今は?
小林
選んでプリントアウトしたんですけど、
それも膨大な数になったので、
さらに選んでアルバムにしました。
伊藤
いまでも、旅は多いですか?
小林
そうですね。
国内では出張に行くついでに、2~3日とか。
仕事は全国的にやっているので。
伊藤
店舗、住宅、展覧会の会場構成まで
なさっているんですよね。
ずいぶん違うお仕事だと思うんですが、
どうやって気持ちを切り替えるんですか。
小林
気持ちは‥‥、切り替えないんです。
どんな仕事も同じで、
物件がきたときに、まずすごく調べます。
そして新しいアイデアが出るまで、みんなで話す。
昨日もそんなことがありました、
クライアントの方と3人でご飯を食べながら、
おもしろいアイデアが決まって、
それに発展させて、さらにずーっとしゃべって。
どの仕事も、そういう感じですね。
伊藤
それはとってもおもしろそうですね。
でも切り替えをしないって、
住宅と展覧会と店舗では、
わたしからすると、
全然違うように思えるんです。
小林
そうなのかもしれないんですが、
2人で独立した32歳の時から、
少なくても同時に5案件、
普通に10、15ぐらいが同時に動いているので、
切り替えていると逆に大変っていうか(笑)。
伊藤
きっと、頭の中に、
いろんな引きだしがあるんですね。
たとえば住宅で使うテクニックや物が、
会場構成や店舗のヒントになることも?
小林
そうですね。
たとえば、ですけど、
お店だったら居心地のいい、
家のようなお店を考えますし、
住宅の仕事だったら、
ちょっと非日常が出るように、
店舗の技術をちょっとだけ使ったりもします。
お客さまの目から隠すこととか、
バックヤードにストックの場所をつくるとか、
店舗から住宅にも応用できることってあるんですよ。
間接照明を住宅のキッチンの後ろに入れると、
キッチンとダイニングが温かな感じになる、
というのもそうですね。
ちなみにこの部屋(ダイニング)も、
今は全体的に明るい照明ですが、
夜、落ち着きたい時はスポット照明にして、
一瞬、暗いと感じるくらいまで光量を落とすんです。
‥‥スイッチを切り替えてみますね。
友人と集まるような時は、
夜ごはんはこういう感じで。
伊藤
わぁ! 
たしかに、落ち着きます。
住宅の設計っていうと、
まず「形」や「間取り」だけれど、
窓からの光の当たり方や、
照明ってすごく重要だと思うんです。
小林
そうです。すごく重要です。
伊藤
ところが、わりとみなさん、
照明のこと、後回しにされますよね。
小林
そうなんですよ。
というのも「明るい」ことに慣れているんですよね。
昭和時代、私たちの親世代は、
もう隅々まで明るいのが正しかったんです。
伊藤
そうですね。実家もそうでした。
でも、改めて思うんです、
「明るすぎない」って、居心地がいいですよね。
小林
そう、すごく居心地がいい。
最近、夜、家々やマンションの
窓からこぼれる光を見ると、
だいぶ白く煌々とした照明のおうちが減りましたよ。
温かくて、明るすぎない光になってきました。
私、いつも見てるんです。
伊藤
わかります。そうですね。
みんな、だんだんと、
それが気持ちいいっていうことがわかって。
マナさんたちは、施主さんにも、
照明の提案をされるんですか? 
小林
そうですね。
「リビングはそんなに明るくしなくてもいいけれど、
キッチンはこまかい作業をするから
明るくしましょう」とか、
そういう提案は常にしています。
伊藤
「やっぱりそうしてよかったです」と
おっしゃられるんじゃないですか。
小林
はい、嬉しかったのは、
「キッチンで働く感じが、すごく美しく見えます」
と旦那様がおっしゃってくださったんです。
奥様を見た時に、すごく美しいと感じたんですって。
伊藤
なんと! うれしいですね~。
小林
そして、インテリアといっても、
表面的なものだけではないんです。
動線もそうですしね。
伊藤
つい、テーブルをどうしようとか、
ソファは、とか、
家具のことばかりに目がいくけれども、
動線ってすごく大事です。
小林
この家はキッチンが真ん中にあって
まわりをグルグル回れるっていうのが、
すごくいいんです。
伊藤
そうですよね。

ものがあっても、ノイズはない

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小林
ここが、リビングルームです。
伊藤
わぁ。マナさんのおうち、ほんとうに、
北欧みたいです。
天井の高さと光のまわり方と、
周辺の緑の多さ‥‥。
小林
実は大きな開口部は北側に面しているんです。
南側は、すぐそばにおうちが建っているので、
上だけオープンにしています。
北側の窓からの景色って、
南からの日が当たるのが見えるので、
緑がとてもきれいなんですよ。
伊藤
北側の開口部は、直射日光が入らないけれど、
室内に届く光が安定しているんですよね。
小林
そうなんです。
事務所のほうも光が一定なのがよくて、
開けっ放しで過ごすことも多いんです。
伊藤
ほんとうに、緑がいっぱい。
小林
紅葉の季節もきれいですよ。
しかも静かで、夜なんて、
最初の頃はちょっと怖いくらいでした。
最近は慣れましたけれど。
公園はいいですね、
枯れた木があると切ってくれるし、
ある程度、剪定もしてくれるし。
伊藤
そして、ここにも、ロフトが!
小林
そうなんです。ここも上はロフトになっていて、
お友達が来て泊まったりするときに使います。
リビングルームで寝てもらうことも多いですけど。
伊藤
リビングルームはソファではなく、
クッションだけというのもいいですね。
小林
そうです。このクッションは、
ミナ・ペルホネンさんの生地で、
生地自体がリバーシブルになっているので、
経年変化で反対側の色が出てくるはずなんですけど、
なかなか丈夫で、もう7年くらい経っているのに、
きれいなままなんですよ。
ネコが爪を研ぐ場所はボロボロになっちゃってますけど。
このクッション、お友達のお子さんが来る時は、
床ぜんぶに広げたりしますよ。
伊藤
とても便利そう。
そして、飾り棚! 
すごくすてきです。
刺し子の布が飾ってありますね。
小林
これは、ミャンマーのものかな? 
キルティングみたいな感じになっているんです。
この棚、本棚にするとか、
ほんとはもうちょっと普通に、
実用として使おうと思っていたんですよ。
けれども、ここにいろいろ詰まっていると、
ぎゅうぎゅうで圧迫感があったので、
やっぱりやめようって。
2人がオッケーなものだけを置くと決めたんです。
伊藤
時々入れ替えをなさるんですか。
小林
そうですね、たまに。
でもいまの状態が気に入ってます。
伊藤
ここにも、音楽の気配が。
お二人ともお好きなんですね。
小林
私は聞くだけ、
夫は(レコードを)探す、かけるばっかりですが、
共通のたのしみです。
夫は有線で選曲の仕事もしていて、
カフェ・アプレミディ(Café Apres-midi)っていう
チャンネルで土曜日の6時から10時までの
曲のセレクトをやっていたり、
それこそ人前でDJをやっていたり。
伊藤
すごーい。
そういう楽しさが詰まっていますね。
(やってきた猫に向かって)あら、こんにちは。
今、犬と猫で2匹ですか?
小林
そう、犬とネコで2匹。
以前は猫だけでも3匹いたんですよ。
当時からこの子だけは人前に出るのが平気で。
伊藤
そうなんですね。
2階にはキッチンはないんですね。
小林
はい、料理は1階ですね。
でもここの扉を開けると‥‥。
伊藤
えっ、えっ?! シンクが出現!
小林
水屋っていうか、お酒をつくるための
ミニキッチンです。
私たち、すごくお酒を飲むので。
もうお恥ずかしいぐらいガブガブ飲むの。
伊藤
なるほど! ふふふ。
扉を閉めると収納家具のようで、
開けるとお酒専用のキッチンが出現するなんて、
最高じゃないですか。
マナさんたち、「こういうのがいいな」と思ったら、
全部実現できちゃうのがすごい。
扉の持ち手もすてきですね。
小林
ちょっとクラシックですよね。
これ、古くからある製品なんですけれど、
最近はあまり使われていないんですよ。
でも、いいでしょう。
伊藤
キッチンが見えているのと見えていないので、
こんなに印象というか、
生活感のあるなしが変わるんですね。
小林
そう、だから見せる部分と
見せない部分を考えてつくっています。
そうじゃないと、
やっぱりガチャガチャしちゃうっていうか、
ノイズになっちゃうので。
伊藤
それにしても、やっぱり天井の高さ! 
そして、窓外の景色のよさ。
この窓枠の素材は‥‥。
小林
これ、アルミと樹脂の混合の
複合サッシというものです。
樹脂は熱伝導率が低く
冬に屋外の冷たさが室内に伝わりにくいんです。
最近は全部樹脂の窓枠もありますね。
伊藤
いわゆる金属のサッシだと、
風景が、急に日本の家になるんですよね。
味気なくなっちゃうというか。
小林
窓に関しては、できるだけ仕切りの少ない
大きなガラス窓を入れたかったんですが、
建設計画をしていた頃、サッシの規格が変わり、
あんまり大きい窓がつくれなくて、
こういった普通のサイズのものになりました。
でもガラスも、建物自体も、
雪国でも大丈夫なくらいの断熱仕様なんですよ。
伊藤
冬、熱が逃げないから、あたたかいでしょうね。
おうちってしっかり断熱すると、
夏も外の暑さが入ってこないので、
一年を通して快適だとききました。
それにこのおうち、開口部の工夫で、
風が通り抜けるようになっていますよね。
小林
そうなんです。
二ヶ所開けると、風が抜けます。
伊藤
引っ越される前は集合住宅だったんですか?
小林
はい、都心の古いマンションでした。
それをリノベーションして暮らしていました。
伊藤
ここに「よし!」って、
家を建てようと思ったきっかけは、
どんなことだったんですか。
小林
住んでいた古いマンションが建て替えになるというので、
出ることにしたんです。
そこも敷地や周辺に緑がいっぱいだったので
好きだったんですけど、
ここの緑とは全然違うなと思いました。
伊藤
暮らしは、だいぶ変わりました?
小林
そうですね。
コロナのこともあってか、
よく歩くようになりました。
それまでは、できるだけ歩きたくなかったんですよ。
伊藤
わたしもそうです。
今、まさに歩いてます。
小林
あ、ほんとですか。
都心にいる時は、タクシーもよく使いましたし、
階段は嫌だ、エスカレーターがいいとか、
そういう感じだったのに、
これほど歩くようになるなんて自分でも驚きです。
1日1万歩歩きたいと思っていて、
ここから最寄り駅までが徒歩15分なんですけど、
15分歩くと1500歩、往復で3000歩、
それじゃ足りないので散歩もしています。
伊藤
前も住居とお住まいとお仕事場が
一緒だったんですか?
小林
前は別々でした。
それで一緒にできる場所をと探したんです。
緑が多いところに、って。
エリアは限定せず、広範囲に、
たとえば鎌倉なども探したんですよ。
北欧によく行っていたので、
「北欧みたいな暮らしがしたいよね」と。
伊藤
2階のプライベートスペースを拝見して、
こうしてあらためて1階に戻ると、
お仕事場なのに、
暮らしと近い感じがして、
とても居心地がいいと思いました。
小林
そうですね。とくに最近、コロナ以後は、
私たちの気持ちも変化しましたね。
走り続けるような仕事の仕方ではなく、
「休みながら」と考えるようになったんですよ。
それまでは忙しいのが当たり前でしたから。
伊藤
忙しいのって、当たり前になっちゃうんですよね。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
12月21日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。


ROROS TWEED 
ハーフブランケット

▶︎商品詳細ページへ

たて135×よこ110cmの
使いやすいサイズのブランケットです。
無地なので、どんなインテリアにも
さりげなく合うのもうれしい。
「車の中に置いて、子供が寝てしまったら
そっとかけてあげよう」
と言ったのは、
小さな子供がいるお母さん。
家の中だけでなく、車の中や仕事場、
ピクニックなど、あらゆる場面で
活躍すること間違いなしです。
(伊藤まさこさん)


pageaérée 
ray unisex pajamas

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ここ数年、
シルクのシーツやピローケース、
ナイトパンツなど、
眠る時の体への負担をできる限り無くそうとしている私。

心地よい眠りのためには、
肌、そして自分にやさしい素材に包まれたい。
わがままでもいいから、
好きなものに囲まれて眠りたいんだ!
そんな時に出会ったのが、
pageaérée(パージュアエレ)のパジャマでした。

素材のよさはもちろんですが、
肌に当たらないようにと、
縫い代の始末がていねいにされていたり、
ポケットがついていたり(意外にないんです)、
リラックスできるのに、
だらしなく見えないように考えられた
シルエットだったりと、
このパジャマの中に、さまざまな工夫がされている。

一見、とてもスタンダードに見えますが、
袖を通すと、よさが分かる。
洗っては着て‥‥を繰り返しているので、
weeksdaysの発売を機会に、
もう一枚欲しいなぁ
なんて思っています。
(伊藤まさこさん)


pageaérée 
vic one-piece stand

▶︎商品詳細ページへ

デザイナーの篠さんは、パリ在住。
前立て部分にさりげなく施された刺繍のヒントは、
フランスのヴィンテージのパジャマからと聞いて、
なるほどと納得しました。
私も、リネンのパジャマやシーツに施された
イニシャル刺繍がとても好き。
シンプルなこのワンピースのポイントになっていて、
なんだかうれしいんです。

weeksdaysでは
上下セットのパジャマ型にくわえて、
ワンピース型もご紹介。
パジャマかワンピースか、と眠る時にえらぶものは、
それぞれ好みですが、
いずれも寝心地のよさ、そして気持ちのよさは抜群なので、
「今日はワンピース」「明日はパジャマ」なんて、
気分によって使い分けても。

ワンピース型は、寝巻き感があまりないので、
ワンマイルウェアとしてもよさそうです。
(伊藤まさこさん)

ふたりそれぞれに

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小林
はじめまして、小林マナです。
伊藤さんとは、共通の知人、友人が多くて、
よく話をきいていました。
伊藤
そうなんですよね。
weeksdaysでもお世話になっているかたが、
マナさんたちに
お部屋のリフォームをお願いしていたりして、
お目にかかってみたかったのでうれしいです。
今日はどうぞよろしくお願いします。
小林
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
伊藤
あら? とてもかわいい子が。
こんにちは。ぬいぐるみみたい。
小林
老犬を預かるボランティアをしているんです。
この子は比較的若いんですけど、
ほとんどの子がうちで亡くなる感じで、
老犬はいろいろとお世話もありますから、
この事務所兼住まいの1階は
土足で使うことにしているんです。
伊藤
なるほど、それで
「そのままどうぞ」だったんですね。
汚れても、拭いたりしやすいように。
小林
お散歩にも行きやすいですしね。
伊藤
最初に、お家の中を
拝見させていただいてもいいですか?
小林
どうぞ、どうぞ。
広い家ではありませんが、ハウスツアーを。
うちは、公私混同といいますか、
1階が仕事場、
2階がプライベートルームと大きく分けてはいますが、
キッチンとダイニングは共用にしていて、
夫婦でも、事務所の子たちも使うんです。
いまいる場所はダイニングですが、
打ち合わせでも使いますし、
食事をとるのもここ。
伊藤
壁の書棚に、お仕事関連の書籍がいっぱい。
小林
はい。隣がキッチンです。
キッチンは通路にもなっていて、
抜けるとその先の
スキップフロアで3段下がったところが
仕事場になっています。
どうぞ、こちらへ。
伊藤
はい、お邪魔いたします。
今日はどやどやとすみません。
鹿児島睦さんの絵がありますね。
小林
鹿児島さんとは、展覧会の会場構成を
させていただいたご縁で、
仲良くさせていただいているんです。
これは展覧会の時に会場構成で使ったものなんですが、
ここに運んでから真ん中を描き足してもらいました。
私と主人はここが仕事場ですが、
スタッフのみんなは、
コロナ禍を経てリモートが増えました。
それで常駐する人が減ったのと、
老犬の預かりで車いすのような装具の子もいたので。
広々と使えたほうがいいと、
デスクを減らし棚を外してスッキリさせたんです。
伊藤
デスクの目の前が一面の緑ですね。素敵。
小林
はい、井の頭公園に隣接しているんです。
リビングルームにはテラスをつけたので、
季節のいいときはテラスに出て
公園に向かってご飯を食べたりもします。
伊藤
すばらしい借景ですね。
小林
ありがとうございます。
あとは事務所にバックヤードがあって、
これで1階はぜんぶ。
2階もご案内しますね。
ここでスリッパに履き替えをお願いします。
変なところで靴を脱いでいただいてすみません。
伊藤
なるほど、階段から先が
プライベートスペースなんですね。
小林
(2階へ上がって)
ここが私の部屋です。
伊藤
わぁ! かわいいですね。
飾り棚にたっぷりのボリュームがあって、
かわいいものが、たくさん。
小林
ふふふ、そうなんですよ。
もう、子ども部屋みたいでしょう? 
この個室をつくって、
対外的なデザイナーの私と、
かわいいものが好きな私が
同居しているんだってわかりました。
伊藤
自分のお部屋を持たれて、
好きなものを並べているうちに、
実はかわいいものが好きだったんだと気づいた、
という感じだったんですか。
小林
はい。かわいいものは、
前の家にもあったことはあったんですけど、
こうして一ヶ所に集めてみたら、
こんなにかわいいものが好きなんだって。
伊藤
そうなんですね。
さらにロフトが。上が寝室に?
小林
ええ、上に私のベッドがあります。
うち、夫婦別寝室なんです。
伊藤
ここでお仕事をすることはないんですか。
小林
ふだんの仕事は1階なんですが、
私、趣味で、古代マヤ文明の暦を使った
占いをやっていて、
ここからリモートでお話しをすることはあります。
伊藤
ここはコンパクトなお部屋だけれど、
天井が高いし、
ロフトの天井まで抜けがあるからいいですね。
小林
そうですね、広さほんとにないんですけどね。
ロフトの下が、まるごとクローゼットです。
つまり、バンクベッド(二段ベッド)みたいになっていて、
一段目がまるごと背の高いクローゼット、
という感じなんです。
小林
そして、いちどドアを出まして‥‥、
ちょうど対称になっているスペースが、
夫の部屋です。どうぞお入りください。
伊藤
お邪魔します。
えっ、なんて楽しいお部屋! 
DJルームになっているんですね。
レコードもたくさん。
小林
そうなんですよ。
引っ越す前は個室がなかったので、
リビングに全部、レコードがあって、
それはちょっとよくないと思って。
ほんとに圧迫感があったんです。
伊藤
あら。でもたしかに
「あなたの趣味のものを毎日見る私」になりますよね。
小林
そうそう! 
伊藤
わかります。
小林
そうすると、なんかよくないねって。
だから別に一部屋借りて、
そっちに大量のレコードを
置いてもらっていたんです。
伊藤
なるほど。
でもこうして、個室の趣味の部屋ならば、
これぐらいの広さでも、
むしろキュッとしてて、
憧れの部屋みたいな感じになるものですね。
狭いからといって嘆くわけではなく。
小林
そうですね。スペースってつくり方によって
もうほんといくらでもどうにでもなる。
伊藤
しかも緑が見える。
やはりロフトの上が寝室に?
小林
そうなんです。
この部屋は、クローゼットの中から
上につながっているんです。
伊藤
秘密基地みたいで楽しいですね。
夫婦別寝室、なるほどって思いました。
ご夫婦だからといって、
睡眠のタイミングが一緒ではありませんものね。
起きるタイミングも違いますし。
小林
はい。それと、
夫にネコアレルギーがあったので、
ネコを入れない個室で眠りたい、
ということもありました。
伊藤
あ、ネコちゃんもいるんですか?
小林
今もいますよ。隠れているのかな。
そして‥‥、ここがバスルームです。
伊藤
こちらもかわいいつくり! 
シャワーブースが別にあるんですね。
小林
ふだん、シャワーばかりなので、
独立させたんです。
濡れるのはシャワーブースだけなので
掃除が楽ですよ。
伊藤
バスタブは身体を洗う場所ではなく、
温まるためのものということなんですね。
小林
そうなんですよ。
身体はシャワーで洗います。
そして湯船を使いたい時は、
いったんシャワーブースを出て
移動しないといけないので、
うち、いっぱいバスマットがあるんです。
この間取りのヒントは、
フィンランドで訪ねたお宅にあるんです。
そのおうちは、「浸かるだけだから」と
ダイニングルームに湯船を置いていて! 
それをマネしたんですよ。
伊藤
そうなんですね。
ほんとうにリラックスすることが目的の
湯船なんですね。
小林
そうなんです。
そのダイニングルームには窓があって、
そこから見る景色が好きなんだそうです。
そういうの、とてもいいなと思いました。

ハーフブランケットとくまの湯たんぽ

未分類

ミルクティとエリック

未分類

出かける予定のない日の私は、
リビングのソファかデイベッド、
またはリクライニングチェアの
3カ所のどこかでごろごろしています。

いつも仕事で動き回っているせいなのか? 
家にいる日は、
とにかくじっとして本を読んだり映画を観たり。
あとはお茶と
ちょっとあまいものがあれば言うことなしです。

今の季節に欠かせないのは、
ブランケットと湯たんぽ。
ひとつふたつ‥‥と数えてみたら、
ブランケットは7枚、
湯たんぽは4つありました。

この冬くわわったのは、
ROROS TWEEDの小さめブランケットと、
OWENBARRYのくまの湯たんぽ。

冬のひだまりの中で飲む、
ミルクティーのような色合いが、
とにかくかわいくて。
置いてあるだけでほっこりするんです。

ブランケットはその名もミルクティ。
くまの名前はERIC。
ERICくん、
冬生まれの友人のプレゼントにもいいかな、
なんて思っています。
きっと喜んでくれるに違いない。

おばあちゃんになっても

未分類

伊藤
今後、Satomiさんが使いたいと思われている石は
ありますか?
Satomi
オパールで、色がはっきりしていて、
形もユニークなものとか。
一点もののオパールは、それぞれ個性があって、
プチっとしたかわいい石もあれば、
力強い石もあるんです。
伊藤
そうなんですね。
Satomi
まさこさんは、今後、欲しいものはありますか?
伊藤
大きめのオパールの指輪で、
おばあちゃんっぽくないけど、
おばあちゃんになっても
似合いそうなものが欲しいなぁ。
Satomi
それ、最近つくりましたよ(笑)! 
すごくかっこいい一点もののオパールリング。
お店には置いてないんですけど、
サイトに出てるので、のぞいてみてください。
伊藤
えっ、それは見なくちゃ! 
お店といえば、表参道に出店されたお店、
いかがですか?
Satomi
予約制のニューヨークのショールームとは違って、
オープンな路面店って
いつどんな方が来るかわからないから、
そこが、おもしろいです。
この前なんて、高校の同級生がふらっと
来てくれたんですよ。
Facebookで知ったみたいで。
伊藤
それはうれしいですね! 
タイミングがよければ、会えますものね。
Satomi
路面店ならではのサプライズですよね。
それと、お店を出してよかったなと思ったのは、
お客さんと会話ができたこと。
ニューヨークでは基本的に
お客さんと直接やり取りをしないので、
なかなか生の声が聞けなかったんです。
私はいいと思ってつくっているものを、
実際お客さんはどう感じているのかわからなかった。
でも、東京のお店で接客してみて、
「これ、めっちゃいいんですよ」ってお伝えすると、
本気で気に入ってくださる方が多かった。
そのことがほんとうに嬉しくて。
伊藤
なるほど。
お見立て受注会でも、それは感じました。
Satomi
ちゃんと好きになってくれる方がいると分かったから、
私がいいと思うものづくりを、
自信を持って突き進めていかなあかんなと感じましたね。
伊藤
コロナ禍のとき、
ニューヨークのお店は大変だったと聞きました。
Satomi
それはそれは大変でした! 
世の中もそうだったと思いますけど、
まさか、ということがたくさん起こって‥‥。
3ヶ月出社出来なかったので
自宅に機材を持ち帰って制作から出荷作業まで
ひとりで行いました。
そしてやっと会社に戻れる状態になったと思ったら
人が戻りたがらない‥‥。
アメリカは当時「失業保険+手当」を
ものすごく出していたので、
会社に戻らずにそれをもらい続ける方がいい
という人たちがアメリカ中にいて、
うちの会社に限らずこの問題は深刻でした。

そしてやっといろんなことが落ち着いたと思ったら、
制作スタッフが全員辞めてしまう、という‥‥。
コロナ禍で今後の人生を考え、
それまでやりたいと思っていたことを
このタイミングでやりたい、など
理由はさまざまでしたが
あの時は本当に大変で、
もう会社を畳んで日本に帰ろうかと思いましたね。

でも、そもそもひとりでスタートしたことなので、
またあの時に戻ったと思えばいい、
「ピンチはチャンス」と無理矢理自分で自分の背中を押して
なんとか乗り切りました(笑)。

伊藤
今目の前にある仕事が全てというか、
全力を出してこそ、
次に繋がるというのはありますよね。
「これでいいや」って一度気を抜くと、
もう続かない。
Satomi
ええ。
「もう無理!」って思ったときは占いでも見て、
「今はそういう時期なんや」と思って耐える。ふふふ。
伊藤
そうだ、Satomiさんは占いがお好きなんでしたね! 
そういえば石も、そういうときに力をもらえる、
という人も多いような。
私はそんなに気にしないタイプなんですけど、
気づかないうちにもらってるのかも?
Satomi
「面接の日にSatomiさんの
ネックレスをつけて行ったら、すごい力が湧いた」
と友達から言われたことがありますよ。
伊藤
おおー! わかる気がします。
Satomiさんのつくるジュエリーだけでなく、
Satomiさん自身からもパワーをもらってるんですよ。
誰がつくっているのかは、すごく大事ですから。
「この人だから」、ね。
Satomi
ハイ、私がつくっています(笑)。
伊藤
力強いです。
Satomiさん、どうもありがとうございました。
Satomi
こちらこそ。
また日本でお会いしましょう!

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