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あのひとと、t.yamai paris 1・気持ちにぴたっとくる服 Havane 大坂友紀子さん

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大坂友紀子さんのプロフィール

おおさか・ゆきこ
高校卒業後、服飾専門学校のスタイリスト科に進学。
卒業後、輸入物を扱うセレクトショップを経て
美容院の仕事に就く。
結婚・出産を経て、専業主婦のとき、
自営業の夫と、フランスで日本の伝統工芸品を扱う
ショップを開く計画を練り、
リサーチのため家族と渡仏。
戻ってきて友人からのおすすめで
パリの可愛い子供服「honoré」と出会い、
日本でフランスのお店を開くことを決意。
その後、単身で渡仏、買い付けを行ない、
2005年、東京・代官山に
「honoré」の名を冠したショップを開く。
その後、「honoré」の閉業とともに、
2009年、東京・代々木(最寄り駅は参宮橋)に、
フランスを中心にヨーロッパ各国から直輸入した
洋服・雑貨を扱う「Havane」(アバヌ)として移転開業。

Havaneのウェブサイト
HavaneのInstagram


参宮橋でお店をはじめて14年。
店に並ぶものはもちろん、
オーナー・大坂さんのお眼鏡にかなったものばかり。

ここに来たら、なにかすてきなものが見つかりそう。
ちょっとパリの蚤の市を訪れたような楽しげな気分になる、
Havaneってそんな店。

「何々風」というのではない、
あえて言うなら「Havane風」。

大坂さんの部屋を覗かせてもらったような気になる、
ちょっと特別なお店です。

「少しガーリーな服を着たい時に、
t.yamai parisの服がちょうどいいんです」
という大坂さん。
t.yamai parisの服とは
15年前くらいからのおつきあいだそう。

今日はフリルのブラウスに、
レオパード柄のパンツ。
もちろん、両方t.yamai parisのもの。

「レオパード柄だけれど、
素材がやわらかくてハードすぎない。
裾にフリルがついているけれど、
かわいくなりすぎないでしょう?」
と大坂さん。

ボトムスにデニムを持ってくると
ふつうになっちゃうと聞いて、
なるほど。

「ベーシックすぎず、ガーリーに寄りすぎない。
t.yamai parisの服はそのバランスが絶妙なんです。
パリのエスプリが効いているとでも言えばいいのかな、
そんなところが好きな理由」

ストライプ×レオパード。
柄と柄の組み合わせもへっちゃら、という大坂さん。
以前の取材でも
「柄ものにはいつも助けられている」と言っていたけれど、
たしかにすっかり柄を味方につけている。

アクセサリーはゴールド中心、
足元は少しヒールのあるビーサン! 
髪の色やネイルの色、
素材や柄の組み合わせがとにかく新鮮。
ついシンプルに寄りすぎて素っ気なくなる私には、
このプラスの着こなしがとても参考になります。

「参考になる」といえば、
取材中に大坂さんと私で盛り上がったのが、
t.yamai parisの山井自子さんの着こなし。

「ちょっとごつめのネックレスをしていたり、
アウトドアブランドの靴を合わせていたり。
自子さんのコーディネートや持っているもの、
気になるんです」
という大坂さんの言葉に、私も! 

「力の抜け具合がほどよくて、
バランスがいいんですよね」

そう。シャツの襟のぬき加減や、
裾の出し方など、いつも参考にさせてもらっています。

ご自身で身につけるものも、
お店に置くものも、
「5年着られるもの」がいいという大坂さん。

「毎年、流行を追うのもちょっと疲れてしまうし、
かといって10年着るとなると、
かなりベーシックになっちゃうでしょう? だから5年」

そんな大坂さんの気持ちにぴたっとくるのが、
t.yamai parisの服なんですって。
この「5年着られる服」の話し、
すごく私の気持ちにもぴたっときたのでした。

t.yamai parisのシャツ

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ちょうどいい

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甘すぎず、クールすぎない。

自分をしっかり持っている。

やわらかい。

好きなものに筋が通っている。

やさしくて、強い。

ちょっとお茶目。

‥‥これは私がすてきだなと思う女の人の条件。

書き出したものを読んで、ハタと気づいたんです。
これってt.yamai parisの服と一緒なのでは? 
ってことに。

流行を追いすぎず、
でもベーシックに寄りすぎない。
大人っぽい中に、
ちらりとかわいらしさが入ってる。

そう、t.yamai parisの服って、
なんだかいろいろちょうどいい。

今週のweeksdaysは、
t.yamai parisのブラウス。
コンテンツは、
3人の方にyamai愛を語っていただきました。

下着えらびはおしゃれの一部 はじめてのベアトップ 伊藤まさこ 3・ベアトップとショーツ、上下で揃えて

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シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
シームレスハイライズボクサー(ブラック・S)/cohan
デニム 伊藤まさこ私物

ジムや温泉などで着替える時に、
私が気を使うのが、
どんな下着を身につけようかということ。

そんなに見られていないとは思いつつも、
できたら、水着を着ている時と同じくらいの、
安心感が欲しいと思うのは私だけでしょうか?
(自分的にも、はたから見た感じも。)

その点、このベアトップと今回ご紹介する、
2型のショーツなら脱いでも安心。

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
シームレスハイライズボクサー(ブラック・S)/cohan
Q82 PLAIN LS V NECK CARDIGAN(ブラック)/SUNSPEL
デニム 伊藤まさこ私物

また、ボディクリームを塗ったり、
メイクをしたりなど、出かける前の準備もベアトップ姿で。

背中の手入れもらくらくです。

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
シームレスハイライズボクサー(ブラック・S)/cohan
ロングカーディガンシルクコットン(オフホワイト)/DRESS HERSELF

リラックスしたい時は、
ちょっと上に羽織って。

シャワーを浴びたあとや、出かける前。
今日は何を着ようか、
どんなメイクにしようか、なんて考える時に着てもいい。

シームレスベアトップ(モカ・S)/cohan
シームレスハイライズボクサー(モカ・S)/cohan

ベアトップとショーツ上下で揃えれば万全。
この夏はきっと出番が多いだろうなぁ。

下着えらびはおしゃれの一部 はじめてのベアトップ 伊藤まさこ 2・「透け」初心者は、 モカで、これくらいのさりげなさで

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シームレスベアトップ(モカ・S)/cohan
シームレスハイライズボクサー(モカ・S)/cohan
ワンピース ¥48,400/t.yamai paris

夏。
コットンやリネンのワンピースの下には、
透けづらいモカを合わせます。
白いシャツやパンツもモカを合わせれば安心。
肌に近いベージュより、
洗練されたイメージのモカ。
服を着れば隠れてしまうけれど、
だからこそ気にかけたいのが下着の色なのです。

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
シームレスハイライズボクサー(ブラック・S)/cohan
New Crew Neck T(ホワイト)/Honnete
その他 伊藤まさこ私物

それとは逆に「あえて透けさせる」というのも手。
白いシャツにデニムというシンプルな着こなしですが、
シャツからベアトップの黒を透けさせると、
涼しげ、そして洒落た雰囲気に。
ベアトップとサンダルの色を合わせると、
統一感も出てさらに洗練された着こなしになります。

後ろ姿もいいでしょう?

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
RIVER FOREST C.NECK(オフホワイト・S)/MOJITO
デニム 伊藤まさこ私物

こちらはリネンのニット。
同じ白でも、コットンのシャツとリネンのニットでは、
透け方が違う。

「透け」初心者の方は、
これくらいのさりげなさがおすすめです。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
6月15日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

manipuri シルクスカーフ

▶︎商品詳細ページへ

おしゃれは足し引きのバランスが大切。
やりすぎてもいけないし、
かといって引き算しすぎると、
ちょっと物足りなく感じてしまう。

その「ちょっと物足りない時」の味方が、スカーフ。
首に巻いたり、ポケットからちょこんとのぞかせたり、
バッグやかごの持ち手にしたり。
シルクの持つ質感は、
全体をやわらかな雰囲気にしてくれる。
大ぶりなアクセサリーなどと違って、
目立つ存在ではないけれど、
あるのとないのとでは印象が違う、
「名脇役」なのです。

manipuriと作ったのは、
着こなしの幅を広げてくれる、
水玉模様のシルクスカーフ。
色はブルーとグリーンの2色です。
(伊藤まさこさん)

下着えらびはおしゃれの一部 はじめてのベアトップ 伊藤まさこ 1・見せて着る、黒

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私は撫で肩ということもあって、
人より肩紐が落ちやすいタイプみたい。
なので特別な日に
(たとえば襟ぐりが開いた服を着た日でなくても)
身につけるというより、
ふだんからブラジャーやブラキャミと
同じような感覚で着たいな、
と思っています。

たとえば、ベアトップと
気に入りのキャミソールを合わせたりもいい。
肩紐が二重にならず、
透けた感じもすっきりきれいにまとまります。

また、背中などがちょっと開いた
ワンピースなどの下につけて、
チラッと見せたりも。

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
サロペット ¥38,500/t.yamai paris

背中やお腹など、これくらいなら、
オッケー!(夏は思い切って挑戦したい)
ではないでしょうか。

また、袖ぐり広めのノースリーブを着た時も、
このベアトップなら。
ちらちらのぞいても、
けして「下着が見えちゃった」
といった感じにならないところがいいのです。

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
その他 伊藤まさこ私物

白Tに、あえて、ブラックのベアトップを。

シームレスベアトップ(モカ・S)/cohan
その他 伊藤まさこ私物

モカを合わせるとナチュラルな雰囲気に。
同じノースリーブTシャツでも、
インナーによってイメージはずいぶんと変わるもの。
薄着になる夏は、
下着えらびもおしゃれの一部と考えたいものです。

シームレスベアトップ(ブラック・S)/cohan
ワンピース ¥66,000/L’UNE

こちらは、透けていて、
かつ脇もググッと開いているワンピース。
黒×黒のこんな着こなしもすてきです。

手をあげたり、おろした時に、
ちらっと見える素肌がアクセサリー。
かなり鍛えないと着こなせないけれど‥‥。
こんな着こなしで夜のお出かけに行きたいものです。

cohanのベアトップ

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すっきり風通しよく

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去年の春の終わり頃から、
下着を見直しています。

これかわいい、
あれすてき、と買っていた下着ですが、
(そしてそれをチェストに並べて
時おり眺めてはうっとりしていましたが)
ふと、こんなにいるのかな? と思い直したのです。

洗濯はほぼ毎日するから、
そんなにストックはいらない、
というのがその理由。

ベッドリネンも、靴下も、
同じ理由で最小限に減らしました。

さて。
一年たった今、
過去最小限になった(と思われる)
私の下着の引き出しは、
がらがら。
新しい下着を迎え入れる準備が整いました。
ここから先は、できるかぎり厳選して、
すっきり風通しよくしたいものです。

今週のweeksdaysは、
cohanのベアトップ。
これからの季節、
ぜひとも持っていたい。
そんな一枚ができました。

ぼくの、 帽子にまつわる 三つのはなし [3]マダガスカルの麦わら帽子

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一九九八年のことだから、もう二十五年も前になる。
アフリカの東海岸に浮かぶ島国、マダガスカルに、
写真家の堀内孝君と一ヵ月半ほど旅をして、
市場で麦わら帽子を買った。
日本ではみたことのない
中折れ帽と同じ形をした麦わら帽子で、
気に入って旅のあいだじゅう頭にのせていた。
帰国後も、夏に海や山に行くときにかぶったが、
黄金色だったのが日焼けして褐色になり、
あちこちほころんできた。
それでいまは部屋の片隅に飾ってときどき眺めては、
懐かしい旅を思い出している。

堀内君は何度もこの国を旅して、
マダガスカル語も堪能で、地理にも詳しかった。
一緒にバニラ農園のなかにある加工場へ行ったときなど、
あまりに流暢に言葉を操るものだから、
産業スパイだと怪しまれて
カメラを没収されそうになったほどである。
初めて行った僕は、言葉も話せず、
ただボンヤリと地図を眺めては行く先々で絵を描いていた。

いくら絵を描くのに言葉は必要ないといっても
珍しいものがあるとたずねてみたいし、
青空市場で買い物をするのにも、
ひとことふたこと言葉を交わしてみたい。
長い間外国を旅していて言葉が話せないというのは、
なかなかもどかしいものだ。
日中は別行動で、彼は写真を撮りに、僕は絵を描きに、
ぶらぶら街を歩きまわった。
通りを歩いていると、よく物売りが近づいてきて、
珍しい鉱石や織物などしつこく買わせようとするので、
はじめは断り方がわからず逃げまわっていた。
彼らは手を振って、
いらない素振りをしただけではあきらめてくれなかったが、

「ツィ ミラ(いらないよ)」

と、ちょっと語気を強めて言うと、さっとあきらめた。
言葉をひとつおぼえただけで、ずいぶんと楽になる。
誰しもがそうであると思うが、
外国で言葉が通じたときのうれしさは
格別のよろこびである。
味をしめて、オハヨウ、アリガトウ、なども少しずつ覚え、
フランス語とマダガスカル語のメニューしかない食堂で、
好きな料理を注文もできるようになった。

アフリカ、東南アジアなどの民族が混ざり合う
この国の人たちは、経済的には貧しかったが、
実に陽気で、夜、暗がりに廃品の電球や缶詰の缶に
白灯油の小さな火を灯し、
楽器を奏でて歌をうたっていた。
僕はそういう暮しぶりに豊かさを感じた。
また、フランスの植民地時代の名残で、
高原の涼しい農地ではワインもつくられ、
スーパーマーケットへ行くと、
マルチニーク産の高級ラムと一緒に、
安っぽいプラスティックのボトルにつめられた
国産のラム酒も売られていた。
そして、ココナツミルクやカレーで煮た魚
(たしか、テラピアといった)、
放し飼いして育てた鶏のカツレツやソース煮、
クレームキャラメルや天然ヨーグルトなど、
実に料理がうまかった。
いまでも僕は、アクールーニという
鶏肉を生姜で煮たスープや、
バナナをバターと砂糖でソテーするバナナフランベなど、
マダガスカルでおぼえた料理を家でよくつくって食べる。

簡単な挨拶ができ、
食堂でワインを飲む愉しみをおぼえた頃、
堀内君と街を走る「プシュプシュ」という
人力車に乗ったことがあった。
素足の車夫は僕と同じ麦わらの中折れ帽をかぶっており、
僕は彼になんとなく親しみを感じたが、
彼の帽子は使い古してどす黒く汚れていた。

人の力で走る力車というのは独特の心地よさがあるが、
乗っていると同じ人間同士ゆえに
だんだん申し訳ない気持ちになってくる。
そのうち、堀内君に通訳してもらって、
車夫に「ちょっと代わってひかせてくれないか」と伝えた。
それで力車を降りてひこうとしたら、
傍らで堀内君と車夫が腹をかかえ、涙をながして笑った。
それにしても車夫があまりにもうれしそうにしている。
あとできいた話だが、
僕らの麦わら帽は社会的地位の高い人は
あまりかぶらないものであるらしい。
あのとき車夫は、僕が力車をひく前から、
お金持ちの外国人のくせに、
自分たちと同じ帽子などかぶって
変だなと思っていたのかもしれない。
でもまぁ、それはともかく、言葉のできない自分が、
帽子と力車を通じてマダガスカル人に親しめたことは、
なんともうれしかった。

(牧野伊三夫)

ぼくの、 帽子にまつわる 三つのはなし [2]ボロボロ帽子

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もう、いつどこで買ったか思い出せないが、
ひとつ好きで手放せないバケットハットがある。
もしかしたら、もう三十年くらい
かぶっているのかもしれない。
いくつかこの手の帽子を持っているが、
たぶんこれが一番安いはずだ。
他のものに比べて、布の感じがヘロヘロと薄く、
つくりもどこか弱々しい。
微妙な頭のふくらみ具合、ツバの長さ、
布地の柔らかさ具合が自分になじんでいるように思う。
古くなって新しく似たようなバケットハットを買っては、
鏡の前でかぶってみるのだが、
なんとなく違和感があって、
けっきょく、このボロボロ帽をかぶって
出かけることになる。
とはいえ、ボロボロ具合はなかなかのものである。

外側の濃い象牙色の布がくたくたしている様子は、
なかなか味わい深く、むしろ古くなったことが好ましい。
ところが裏返すと、ツバに貼られたチェック柄の裏地が、
まるで白波の立った海のようにケバケバと、
かすれはげている。
そして、内側の頭の部分の内布とちぎれて分離している。
ここは一度、妻にあて布をしてつないでもらったのだが、
その後またちぎれてはがれそうになっている。
このままかぶりつづけていると、
いつか脱いだときにチェック柄の裏布だけが、
ペロリと髪のうえに残ることになるやもしれぬ。
自分では直せないので、
また妻にあて布をしてつなぎ直すか、
全部張替えてくれないかと頼んでみたのだが、
なかなか手間がかかるので、まだそのままになっている。
それでも僕は、長旅に出るようなときにも、
これをかぶっていく。

洋服や靴でも、気に入ると同じものばかり身につけて、
すぐボロボロにしてしまうので、
あるときから、二、三買って使うようにしたが、
残念ながらこの帽子はそれができない。
でも、この帽子を手放せないのは、
もはや形やかぶり心地というようなことだけでは
なくなっている。
妻の手も入っているかけがえのないもので、
なんというか、お守りのようで、
かぶっていると心落ち着くのだ。
仕事でスケッチをするときなども、
自分らしい絵が描けるような気がする。
酒場では、もし酔っぱらってなくしては大変と、
脱いだらすぐにカバンにしまう。

もうひとつ、このボロボロ帽子の相棒がいる。
もう二十五年以上昔、
パリのポンピドゥーセンターのそばの古着屋で買った
コーデュロイのジャケットだ。
古着とはいえ買ったときは新品とそう変わらず、
ダークブラウンの美しい色をしていた。
いまでは色あせてラクダ色をして、
コーデュロイの凸凹も擦り切れ、
ガーゼのような芯材がそこここにのぞいている。
とくに袖のところは痛みがはげしい。
このジャケットも、
秋のおわりから春のはじめの寒いときに
スケッチなどの旅行に行くときは必ず着ていく。

あるとき、郷里に帰省するのに着ていくと、
ボロボロさを見かねた母からそっとお金を渡され、
「もっとちゃんとした服を買いなさい」
と言われたこともあった。
でも僕は、これでなくてはならないのだ。
いつだったか内側の布が破れ、
手を通すときビリビリと破れるようになってきたので、
仕立て屋で直してもらった。

着ていると、自分の好きな昔のモンマルトルの
画家たちの仲間になったような気がして、
絵描き魂のようなものが高まってくる。
新品の上等の服では気分がでない。
ほころびて、ちょっと淋しく貧しい感じの服の方が、
絵を描くときの心にしっくりなじむのである。
それでいつからか、こちらのほうは
「画家ジャケット」と呼ぶようになった。

(牧野伊三夫)

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
6月8日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

Le pivot ダンボールパンツ
(チャコール、ブラック)

▶︎商品詳細ページへ

リラックスはしたいけれど、
きちんとも見えたい。
そんなわがままな気持ちを叶えてくれるのがこのパンツ。
朝、散歩に出かけ、
その後、原稿を書き、途中、
友だちがお茶を飲みにきて‥‥
今日はそんな1日でしたが、
ずっとこのパンツ(ブラック)で過ごしました。
そしてこれから上のニットをシャツに着替えて、
打ち合わせに。

コーディネート次第で、
あらゆるシーンがカバーでき、
しかも着ていてらくちんなんて! 
今年は旅が多くなりそうですが、
旅のおともにぜひとも持って行こうと思っています。
(伊藤まさこさん)

ぼくの、 帽子にまつわる 三つのはなし [1]赤白帽

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帽子といって、ひとつ思いだすのは、
ひっくり返して色がかわる、
あの小学校でかぶっていた赤白帽である。
さすがに赤白帽はもう手元に残っていないが、
その頃は持っているのがあたりまえだった。
思えばあの帽子はずいぶんよくできているなと思う。
赤い方を表にすると赤組。
白を表にすると白組というふうに、
ただひっくり返すだけで、
自由にチームに分けることができる。

生地は木綿だった。
何度も洗濯するうちに、赤色がうすれてきたな。
あごひものゴムがびよびよにのびてきて、
母さんにつけかえてもらったなと、小学生の頃を思い出す。
その一番は、運動会。かけっこのときの、
パーンというピストルの音と火薬の匂い。
運動場に大音響で流される「オクラホマミキサー」、
つなひきのヨイショという大きなかけ声、
わああっという大歓声。
体育座りをしているときに、
土のうえでキラキラ光る雲母のかけらをひろったこと。
かけっこでは一度も一番になったことがなかったが、
走り終えたあと、
いつももっと早く走れたはずだと思っていた。
全力でやったはずなのに、
直後にそんなふうに思う、
あの気持ちはどういうものか‥‥。

僕が小学生の頃の郷里の小倉の運動会はといえば、
グラウンドを囲んだ観客席に祖父母と両親、
それに近所のおじさん、おばさんまでが集って
敷物をひろげ、ピクニックをするようにしてみていた。
おにぎりと唐揚げ、卵焼き、煮物など、
まるで祭りの日のような料理が詰められた重箱のそばには
一升瓶があった。
それにクーラーボックスにかち割り氷で冷やしたビール。
魔法瓶の冷たい麦茶。
お昼の休憩になり、お腹をすかせていくと、
赤ら顔の祖父がにこにこ上機嫌で笑いながら、
「おおう、がんばった、がんばった」と頭をなでてきた。
酒をのんだら愉快になることも、
孫の可愛さというものも知らなかったから、
どうして祖父はこんなにほめてくれるのかと
不思議でならなかった。
赤白帽は、そんな想い出ともつながっている。

運動会といえば、小学一年か二年のとき、
図画工作の時間に玉入れの絵を描いたことがあった。
赤組と白組の帽子の色を塗り分け、
両方の組が競って籠を目掛け、球を投げる様子を描いた。
この絵は、よくできていると廊下に貼り出されたのだが、
休み時間に得意になって見ていると先生がやってきて、
「いさおちゃん、玉をもっと丁寧に丸く描くといいですね」
と言った。
籠に向けて無数に投げられ、
空に飛び交う紅白の玉を描くのがめんどうになり、
「の」の字を書くように適当に描いていたのだ。
もう五十年以上も昔の断片的な記憶だが、
思わぬことを指摘されて、はっとしたからだろう、
そのときの廊下や壁の光の具合までおぼえている。
それから丸いものを描くときは、
きちんと丁寧に描くように心がけるようになった。
還暦に近い絵描きになったいまでも、
舞い落ちてくる無数の雪や、
木の枝から沢山出ている葉っぱなど描くときに、
ふとそのときの先生の言葉を思い出すことがある。

(牧野伊三夫)

chisakiの帽子

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これから秋になるまで

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5月から6月にかけて、
母の庭は一年でいちばん美しい時を迎えます。

庭の端から端まで埋め尽くすように咲いていた
クリスマスローズが終わると、
十二単が満開に。

十二単が終わりに近づくと、
少しずつ紫陽花が色づきはじめます。

見てたのしむだけでなく、
ニオイバンマツリやラベンダーなど、
いい香りの花も次々と。

そう広くはない庭だけれど、
手入れは大変なよう。
水をやったり、
草をむしったり、
枯れた花をひとつひとつ手で摘み取る
その様子を見ていると、
ああこんな風にして私を育ててくれたんだな、
なんて思ったりもするのです。

「めんどうくさいから」と言って、
なかなか日焼け止めを塗らない母に、
プレゼントしたのはリムの広い帽子。

「あら、これいいわね」なんて言って、
気に入ってかぶっているみたい。
これから秋になるまで、
毎日のようにかぶってくれることでしょう。

今週のweeksdaysは、
chisakiの帽子。
コンテンツは画家の牧野伊三夫さんに、
帽子についてのエッセイを寄せていただきました。
どうぞおたのしみに。

COGTHEBIGSMOKE、たとえばこんなコーディネート 3・かろやかなゴールド

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GIOVANNA ACORDION SK(GOLD)/COGTHEBIGSMOKE
HIBA TOP ¥20,900/COGTHEBIGSMOKE
レザーサンダル(スネークベージュ)/BARI

シルバー同様、
ゴールドのアコーディオンスカートもじつは万能。
パープルのトップスも、
すんなり受け入れてくれるのです。

印象的なカラーを合わせる時は、
足元は控えめにするといいみたい。
足したり、時には引いたり。
全体を見ながら、バランスを見ましょう。
(全身鏡でチェックして!)

GIOVANNA ACORDION SK(GOLD)/COGTHEBIGSMOKE
SHORT SLV T(ブラック)/ALWEL
トリコットサッカージャケット/t.yamai paris
サンダル 伊藤まさこ私物

ジャケットを羽織るとちょっときちんとした感じに。

スカート以外は全部ブラック。
でも重くならないのは、スカートの軽やかさのおかげです。

ノーアクセサリーでも、
物足りない感じにはけしてならない。
このスカート、ほんとうにすごいんです。

立ったり、歩いたりはもちろん、
座った時の広がりもきれい。

レストランとか、カフェとか。
横に、こんな美しいスカートを履いている人がいたら、
じぃっと見ちゃうだろうな。

[お問い合わせ先]
COGTHEBIGSMOKE https://cogthebigsmoke.com

COGTHEBIGSMOKE、たとえばこんなコーディネート 2・おとなのためのプリーツ

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商品ページにも書きましたが、
じつはいいな、着たいなと思っていても、
何年もの間、手つかずのままだったアイテムが、
アコーディオンスカートなのでした。

でも、これなら! と思えたのが、
COGのこちら。

ほどよく抑えられた光沢感、
大人っぽい色合い。
歩くたびに揺れるプリーツもうれしい。
この感覚、久しぶりだなぁ。

GIOVANNA ACORDION SK(SILVER)/COGTHEBIGSMOKE
SHORT SLV T(ブラック)/ALWEL
スニーカー 伊藤まさこ私物

ここでは黒のTシャツを合わせましたが、
白いシャツも相性よし。
パールのネックレスを合わせると、
シックになる。
コーディネートによって、
イメージががらりと変わる一枚です。

GIOVANNA ACORDION SK(SILVER)/COGTHEBIGSMOKE
裏起毛ZIPパーカー(杢グレー)/Le pivot
スニーカー 伊藤まさこ私物

上にパーカーを羽織って。
シルバーのスカートに合わせた
同じトーンのコーディネート。
モデルの山さんの髪の色もぴったりではありませんか?

足元をスニーカーにしたり、

サンダル 伊藤まさこ私物

ちょっとごつめのサンダルにしたり。
スカートからのぞく素足の分量を計算してみて。

[お問い合わせ先]
COGTHEBIGSMOKE https://cogthebigsmoke.com

COGTHEBIGSMOKE、たとえばこんなコーディネート 1・色あわせをたのしむ

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FELICIA TOP(EMERALD)/COGTHEBIGSMOKE
GIOVANNA ACORDION SK(SILVER)/COGTHEBIGSMOKE
サンダル 伊藤まさこ私物

グリーンとシルバー、
ふだんならちょっと冒険? という色合わせも、
意外なほどすんなり着こなせてしまうのは、
ほどよく抑えられた色味のせいなのかもしれません。

トップスを違うカラーにしても
(IMPERIAL RED、ROYAL BLUE)
あら! と思うほど「すんなり」。

どこか新しい雰囲気を漂わせてくれるのは、
形だったり、素材感だったり。
数年前にCOGの服と出会ってから、
毎シーズン買い足している理由が、
この「新しさ」なのです。

身頃はゆったりらくらく。

でも、見た目はすっきり。
服の中で体が泳ぐこの感じ、
夏に心地いいのです。

こちらはブルーのトップスと
ゴールドのスカートの組み合わせ。
色を変われば印象もガラリと変わります。

前身頃だけスカートにインすると、
また新鮮な表情に。

FELICIA TOP(ROYAL BLUE)/COGTHEBIGSMOKE
GIOVANNA ACORDION SK(GOLD)/COGTHEBIGSMOKE
レザーサンダル(スネークベージュ)/BARI

トップスをアウトするとこんな感じ。
ここではスカートに馴染ませるよう、
足元をスネークベージュのサンダルにしてみました。

FELICIA TOP(IMPERIAL RED)/COGTHEBIGSMOKE
GIPSY SLIT TROUSERS ¥29,700/COGTHEBIGSMOKE
ソフトレザートングサンダル(キャンディレッド)/BARI

赤のトップスに、パンツをコーディネート。

足元はトップスと同じ色を。

着ているだけで元気になる、
夏に欲しいのはこんな色。

[お問い合わせ先]
COGTHEBIGSMOKE https://cogthebigsmoke.com

COGTHEBIGSMOKEのトップスとアコーディオンスカート

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きれいな色

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一昨年くらい前からかな、
ブラックとネイビー(時々グレー)一辺倒だった、
私のクローゼットにきれいな色が増えてきました。

どういう心境の変化か分からないけれど、
ちょっと色が欲しくなったのです。

そういえば、
ひとまわりほど年上のおしゃれな先輩方が、
こぞってきれいな色を身につけている。

理由を尋ねると、
「色を足さないと、なんだか足りないかんじがする」
そんなことをおっしゃるのです。

私がきれいな色を欲する理由って、
もしかしたらこれなのかも?

定番カラーにプラスして、
これから取り入れたいのはきれいな色。
顔まわりがパッと明るくなって、
それと同時に気持ちも上向きになる。
着ていてうれしい服が今の私には必要みたい。

今週のweeksdaysは、
COGTHEBIGSMOKEのきれいな色のトップス。
つるりとした少し光沢のあるスカートと合わせて
ご紹介します。

愛用の「ほぼ日」乗組員にききました “BARIのサンダル、ここが好き” 3・中山奈津実

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なかやま・なつみ

「ほぼ日」の商品コンテンツチームに所属し、
おもに「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」や
「STAMP AND DIARY」
「Cacco」などを担当する。

洋服やインテリア雑貨などが好き。

「がまんがまん‥‥と思っていても
一度ときめいてしまうと
ついつい買ってしまいがち」

そんなときの言い訳は
「これは今月のごほうびだから!」だそう。


2年前、あまりの履き心地の良さに感動し、
ブラックとホワイトの2色買いを即決した
レザートングサンダル。

▲こちらが2年前にweeksdaysで販売をしたBARIのサンダル。今回販売するものはソール部分がすこし薄くなります。

使われているレザーがやわらかく、
足に触れる部分がとにかく気持ちがいいんです。

トングサンダルは
親指と人差し指の間が痛くなることが多く
それまで苦手意識があったのですが、
このサンダルは、トング部分が
アッパーと同素材のやわらかいレザーで巻かれているため、
まったく痛くなりません。

▲2年前にweeksdaysで販売をしたBARIのサンダル。

細いゴムのストラップで支えられているおかげで、
歩いているうちに脱げちゃうこともありません。
脱ぎ履きもスムーズでらくちんです。

さりげなくうれしいなと思っているのは、
アッパーからソールまで、オールブラックということ。
足が触れるインソール部分が薄い色だと
履き込んでいくうちに色が濃く変わってしまって、
お店などで脱いだ時に
すこし恥ずかしい気持ちになるのですが、
このサンダルはその心配がありません。
ソールの汚れも、目立ちません。

▲2年前にweeksdaysで販売をしたBARIのサンダル。

何にでも合わせやすいサンダルですが、
服の裾からちらっと見える感じが好きで、
ワイドパンツやフルレングスのワンピースなどと
合わせて履くことが多いです。

草場さんのコンテンツを読んで購入した
OSAJIの洞窟という名前のネイルを
合わせるのがお気に入りで、
このネイルを買うのはもう3本目。

今年の夏も、大活躍してくれること間違いなしの
頼もしいサンダルです。

愛用の「ほぼ日」乗組員にききました “BARIのサンダル、ここが好き” 2・畑唯菜

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はた・ゆいな

「ほぼ日」デザインチームに在籍。
2023年春、入社したばかりで、
目下、デザインアシスタントとして勉強中‥‥
のはずが、現場主義の「ほぼ日」で、
日々たくさんのデザインをつくっている。

大学時代は「古い街並みが好き」という理由で
広島県の尾道に住んでいた。

「上京で引っ越しました。
キッチンが広くなったので、趣味の料理を満喫中です」

最近はまっているのは魯肉飯づくり。
本場のものがどうしても気になり、
台湾まで実際に食べに行ったそう。


昨年の夏はどこへ行くにもBARIのサンダルと一緒でした。
私は暑い時期はおしゃれよりも快適さを重視して
Tシャツにジーンズのような格好が多くなります。
そんなラフな服装でも、BARIのサンダルなら
ほどよく上品にまとめてくれます。
背伸びして買ってよかったなあと思っています。

私が購入したのはレザーリボンサンダルのブラックです。
これまでサンダルはカジュアルなものというイメージが
私の中にはあったのですが、
このサンダルは名前の通り革素材で、
裏側までオールブラックだから大人っぽい印象です。
個人的な話ですが、かわいいものに手を出しづらいので、
同系色でさりげないリボンがついているのも
ありがたかったです。

レザーリボンサンダルはどんな服装でも合うのですが、
私が特に去年楽しんでいたのは
ブラックのリネンのワンピースとサンダルの
全身をブラックコーデでまとめることです。
履いたときに爪が全部見えるので
差し色に赤茶色のネイルを選びました。
年度は違うのですが、
おなじBARIのサンダルのコンテンツ
草場妙子さんがおすすめされていた
OSAJIのレッドブラウンのネイルと黒の組み合わせが
すてきだなと思ってまねしています。
ふと足元をみたときも気分があがりますよ。

履きはじめはちょっと革が硬かったのですが
1週間もすればすぐ馴染みました。
なにより、ヒールがなくても上品ということが
私にとってお守りのような一足です。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
5月25日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

t.yamai paris
トリコットサッカージャケット

▶︎商品詳細ページへ

私のまわりのすてきな女性たちが、
こぞって着ているのが、このジャケット。
軽くて、家でも洗えて、
きちんとした場所にも着ていけて、
かつ、カーディガンのように気軽にも着られる!
シワにもなりにくいし‥‥と
いいところを挙げるとキリがないみたい。
じつは、この素材のワンピースを持っている私。
さらりとしていて、気持ちいい。
そして乾きも早い。
去年の夏は、何回着たか分からないくらい大活躍しました。
そこで、t.yamai parisの山井さんに、
今年も作って欲しい、とお願い。
ボタンは白から黒に変えて、
ジャケットの素材に馴染ませました。
同系色でまとめたり、
柄や色を利かせたり。
ベーシックな分、着こなしは無限。
一枚持っていると、重宝すること間違いなしです。
(伊藤まさこさん)

愛用の「ほぼ日」乗組員にききました “BARIのサンダル、ここが好き” 1・大和倫子

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やまと・ともこ

「ひきだしポーチ」など、
「ほぼ日」で商品の企画を担当。

「生活にかかわるモノが大好きで、
ずっと雑貨業界で仕事をしてきました」

販売、営業の仕事を経て、商品企画をはじめる。

「とてもおもしろくて、
気付いたら20年近く企画の仕事をしています」

ミステリー小説を読むのが好き。
最近は、お天気のよい休日に、
庭で朝ごはんをのんびり食べるのが、
最高の幸せタイム。


このレザーリボンサンダルの予告を見た瞬間に、
「これだ!」と一目惚れしてしまいました。

リボンというモチーフは
女性が永遠に好きなものではないでしょうか? 
といっても、このリボン、
ラブリーすぎない形で、
年を重ねた大人の女性が履いても
違和感のないデザイン。
革製ということもあり、
どこかピリっとスパイスが効いた
雰囲気さえあります。

実は私、こういった
ビーチサンダルタイプというのでしょうか、
かかとにバンドのような留めがないサンダルを
履いたことがなかったので、
歩きにくくないのか、
階段で脱げそうになったりしないのか、
余計な力が入って
足が痛くならないのか、
心配しておりました。
なので、一目惚れしたものの、
少々迷いがあり、
発売まで購入を悩んでいました。

しかしやはり、このかわいさ! 
こんなに自分好みのデザインで、
革製でこの価格のサンダルには
なかなか出会えないぞ、と思い、
発売日、PC前で待ち構えて
ポチっと購入いたしました。

実際はいてみると、
かかとにバンドなどがないのは
なんの問題もありませんでした!
むしろ、脱ぎ履きがとても楽で、
小さな子どもがいる自分にとっては
大変ありがたいという事に気づきました。

なにより、やはり、
このデザインがとてもかわいいのです。
シンプルなTシャツとスカートでも、
このレザーリボンサンダルをはくと
大きなリボンがポイントとなってくれて
全体がちょうどよく華やかになります。
気持ちも、ワクワク軽やかに。
1足持っていると、
素敵な夏をすごせます。
私の夏には、なくてはならない
1足となってくれました。

BARIのサンダル

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そろそろ旅じたく

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パリ、ロンドン、ホーチミン、ミラノ‥‥
日本からは津々浦々。

先月は友人たちが続々と東京にやってきました。

時おり連絡はとりあっていたけれど、
顔を合わせるのはずいぶん久しぶり。

この3年間の埋め合わせをするかのように、
しゃべった、食べた。
ともにお酒もたくさん飲みました。

3年は、あっという間だったような気もするけれど、
会えない時間はやっぱり長かった。

お客さまの波が少しおさまった今、
思い返してみると、
みんながみんな、気持ちのいい人ばかりだったなぁ。
「心が開いている」
そんな感じ。

来月からは、
私が出かける番。
しまっていたスーツケースを出して、
そろそろ旅じたくをしないとね。

今週のweeksdaysは、
BARIのサンダル。
スーツケースにはもちろん、
このサンダルをしのばせるつもりです。

MOJITOのキャップをあのひとに 2・佐伯莉乃さん

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佐伯莉乃さんのプロフィール

さえき・りの
東京・清澄白河にある
トーキョーバイクのフラッグシップショップ
TOKYOBIKE TOKYO店長。
厨房機器メーカーの海外事業部にて輸出業務を担当後、
2017年トーキョーバイクに入社、
レンタルサイクルサービスを行なう
Tokyobike Rentalsに配属。
その後、中目黒や谷中の店舗運営を経て、
2021年よりTOKYOBIKE TOKYOに所属。
映画・アニメ・お笑い鑑賞、アウトドア、読書、
美味しいご飯やおやつを食べることが好き。
最近は身体を動かすことにハマっていて、
ホットヨガやボクササイズに通っているとのこと。

■Instagram @saekirino


スタイリストという仕事柄、
ふだんの移動は車がメイン。
荷物がたくさん運べて、
家から目的地までの移動もラクラク。
私の毎日の相棒とも呼べる存在です。

でもね、渋滞にはまることも多い東京の街。
はー、またか‥‥
ハンドルを握りながら、
大きなため息が出ることもしょっちゅうなのです。

そんな時、スイスイーッと
街を縫うように走る自転車を見ると、
ちょっぴり羨ましい。
ことに最近、なんだか洒落た自転車が多いような気もして、
自転車いいなぁ‥‥と思っているのでした。

ここは清澄白河の自転車屋さん、
トーキョーバイク。
川があって美術館があって、
途中途中に立ち寄りたいコーヒー屋さんもある。
そうか、この街って自転車で回るのにぴったりなんだ。

weeksdaysのキャップと自転車、
きっと相性いいだろうなぁ‥‥と思っていたら、
いました。
ものすごくお似合いな人が!

「日除けも兼ねて、自転車に乗る時は
キャップをかぶることが多いんです」

と言うのは、トーキョーバイクの店長、
佐伯莉乃さん。

さすが被り慣れているだけあって、
サマになってる。

「じつは麦わら帽子はひとつも持っていないんです」

色白、そして華奢な佐伯さん。
「ちょっとふんわりし過ぎちゃうような気がして‥‥」
というその言葉に納得。
キャップの方がご自分にフィットするんですって。

「キャップを被る=スポーティなイメージがありましたが、
weeksdaysのキャップは
ふだんの服にも合わせやすいですね。
ロゴが入っていないのもめずらしい」

そう、weeksdaysが目指したのは「大人のキャップ」。
いい素材を使い、
なるべくシンプルに。
ステッチの幅や、後ろの金具などにも気を使い、
かぶった人がきれいに見えるような
バランスに仕上げました。

「ふだんの私だったら、迷わず黒をえらぶけれど、
グレーもいいなぁ‥‥」

この日、佐伯さんが乗ったのは、
なめらかで軽いこぎ心地が特徴のTOKYOBIKE LEGER。
「ちょっとそこまでのもう少し先に運んでくれる自転車」
と聞いて、すごく納得。

コットンのワンピースに黒いキャップを。

「皺になりにくいし、蒸れにくい。
これからの季節にもぴったりですね」

ふだんの移動はもちろん自転車。
最近は街でトーキョーバイクの自転車に
乗っている人を見かけることも多いとか。
その時は、お揃いですね、なんて声かけるんですか? 
と尋ねたら、
「はい。心の中でひっそりと‥‥」ですって!

お店ではレンタルもしているそう。
欲しいけれど、迷う。
そんな方はまず乗ってみることをおすすめしているとか。
お店には自転車で回る清澄白河のマップも置いているので、
マップを参考にしながらのサイクリングもぜひ、
とのことでした。

お店の奥にはトーキョーバイクのモデルがずらり。
メカニックスタッフの細川湧人さんにも、
キャップをかぶっていただきました。
今、髪を伸ばしているという細川さん。
仕事中は、伸びかけの髪を
キャップでまとめることが多いとか。
そうか、キャップはそんな役割りもあるんですねぇ。

MOJITOのキャップをあのひとに 1・荒井博子さん

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荒井博子さんのプロフィール

あらい・ひろこ
dansko(ダンスコ)ブランドディレクター。
1990年に米国ペンシルバニアでうまれた
コンフォータブルシューズのブランド「dansko」を、
夫である昭久さんとともに、
2008年から日本で紹介している。

■dansko
■Instagram


私のまわりでキャップが似合う人‥‥
と言ったら、ダントツは、
ダンスコの荒井博子さんではないかな。

ほら、ご覧の通り。
キャップが荒井さんの一部になっている。

赤いカットソーに白のパンツ、
パンツと同じ色合いのダンスコの靴。
グレーのキャップが
全体をバランスよくまとめあげています。
右の子は愛犬ファンネル。
もしかしたら、ファンネルの黒も
コーディネートの配色のひとつとして考えているのかな? 
かわいい‥‥。

「帽子は大好きでたくさん持っているんだけれど、
最近はブリム付きのものより、キャップが多いかな」

ブリムの広い帽子をかぶると、
イメージがそちらに引っ張られてしまうから、
というのがその理由。
ナチュラルよりスポーティが今の気分なんですって。

「それと、かごバッグが好きなのですが、
帽子もかごも自然素材だと、
バランスがあんまりよくないでしょう?」

キャップは、
脱いだ時に髪がぺしゃんこにならないよう、
大きめに(ゆるゆるに調整して)かぶるとか。
「汗をかく夏は、ゆるめの方が涼しいし」と荒井さん。
なるほど、さすがかぶり慣れているだけある。
キャップ初心者としては、
こういう言葉、とても参考になります。

「サイズが変えられるの、いいですね!
どっちの色を買おうかなぁ‥‥」

早くもお買い物の算段をしている! 
そう、荒井さんweeksdaysを時々見てチェックしては、
「あのパンツいいなぁ、洗剤も気になる~」
なんて連絡をくださる。
ありがたいことです。

通勤は徒歩が基本。
毎日のファンネルの散歩に、
お休みの日は海や山へ。
だから帽子は季節を問わずかぶるそう。

黒のキャップに、黒の小さなバッグを斜めがけ。

PACE Grey ¥27,000/DANSKO

足元はもちろんダンスコ。
帽子とバッグ、靴をすべて同色にするのではなく、
靴はグレー。
靴下は脱いでちらっと素足を見せようかな? とか、
黒にはこのトップスを合わせようかな? とか。
キャップとのバランスを
いろいろと考えて(瞬時に)くれました。

最後はファンネルも登場。
こんな子が散歩していたら、
みんなの視線釘づけだろうな。
ありがとう、ファンネル!
(ご主人さまは、どうやら黒にしたようですよ)

山下裕文さんインタビュー

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──
weeksdaysでキャップをつくるにあたって、
ご一緒してくださる方を考えたときに、
まっさきにお名前が挙がったのが山下さんでした。
とてもシンプルでスッキリした
weeksdayらしいキャップになりました、
ありがとうございます。
山下
こちらこそありがとうございます。
僕もご一緒できてうれしいです。
──
MOJITOにはこれまでにないアイテムだそうですが、
どんなふうにつくられたんでしょうか。
山下
このキャップのかたちは、
伊藤さんのリクエストが、まず、基本にありました。
いろいろ買ってみたけれど、
どれもしっくりこなかったらしいんです。
「これは素材がちょっとカジュアルすぎる」とか、
「これはつばが短い」とか。
「ロゴはいらない」とか。
「もっとすっきりしていて、大人が被っても似合うものを」ということを頭に置いて、
ステッチはどうする?素材は?と、
ひとつずつ細かく詰めて、
このかたちをつくっていったんです。
特に覚えているのは、
つばをごく一般的なものより1cm伸ばしてほしい、
というご希望です。
最初に聞いたときは、
僕、その1cmでそんなに変わるものかなあ? って、
ちょっと思っていたんですよ
──
そう思ってしまうぐらい
細かなところですよね。
山下
ところが、仕上がってみると、本当に違うんです。
顔まわりのものって、
1cm違うだけでバランスがかなり変わるんですね。
それであらためて帽子のプロの人に聞いたんですが、
日焼けするかしないかも
つばの長さの1cmが左右するそうなんです。
ちょっと長いことで鼻の先まで日陰になったりする。
だからこのかたち、すごく理にかなっているんですよ。
伊藤さん、さすがだなあ。
──
意図を汲み取って、かたちに仕上げてくれた
山下さんのお力のおかげです。
ほかにも、いろいろ調整してくださいました。
山下
表面の空気孔をなくしたのも、
シンプルでいいですよね。
トップの天ボタンをやめて、
つばのステッチの数を少なくしたのも良かった。
金具もマットな質感のものを選びましたし。
本当にきれいなものができました。
──
かたちがきれいなだけじゃなくて、
内側の縫い合わせもきれいです。
それに加えて、機能性もありますよね。
山下
素材はコーデュラ(CORDURA®)ナイロンだから
軽くて丈夫。
内側にはメッシュをはっているので、
装着感が快適になっています。
オールシーズンずっと売れる商品って
こういうことなんだなって、
つくりながら、思いましたよ。
──
そんなふうに思ってもらえるものに仕上がって
本当によかったです。
山下さん、いちユーザーとしてはいかがでしょうか?
山下
まず、合わせる服を選ばないですよね。
今日も、キャップに合わせたわけじゃなく、
普段どおりのコーディネートです。
──
「いつも通り」に合うキャップですよね。。
山下
お散歩のとき、
白いTシャツに合わせてもいいですよね。
「weeksdays」のアイテムでいうと
Le Pivotのグレーのパーカーみたいな
トップスとも合いそうです。
──
はい、あまり考えすぎず、
手持ちのいろんなものに合わせられそうです。
山下さんだったら、
色で迷われる方にはどんなアドバイスをされますか?
ちなみに、伊藤まさこさんは、
「手持ちに黒い服が多い人は、
グレーがいいかもしれない」とのことでした。
山下
なるほど、色を揃えすぎないってことですね。
それもあると思います。
迷っている人に僕が接客するとしたら‥‥、
両方をすすめちゃうかな(笑)?!
──
たしかに両方あったらいいですけど(笑)、
どちらか片方でも、どなたにも似合いそうな
カラー展開だと思いますよ。
山下
その通りです。ピンときたほうで、大丈夫ですよ。
──
山下さん、
今回もありがとうございました!

MOJITOのキャップ

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