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鋼正堂のお皿、わたしの使い方 02

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4・斉藤いずみさん

株式会社「金万」で、trippenの
バイヤーである斉藤いずみさん。
「weeksdays」チームとは仕事仲間ですが、
鋼正堂の愛用者でもあるのです。
お持ちのうつわは、丸プレート小2枚、
耐熱皿小2枚、大1枚。

「手にした時のほどよい厚みが気に入ってます! 
特に丸プレート小、の温かみのある感じは最高です。
洗いものをする時でさえテンションがあがるくらいです」

わあ、うれしい言葉。
そんな斉藤さんの鋼正堂の使い方は、
基本的に「パンと甘いものとフルーツ」なのだそう。
そして時々、料理をシェアして食べる時の
取り皿として使用する事も。

では、いつもどんなふうに使っているのかを
見せていただきましょう。
まずは、収納はどんなふうに?

お気に入りの鋼正堂のお皿とともに、
使用頻度の高いものを、見える棚に置いています。
丸プレート小と耐熱皿小は
日々使用するので取りやすい所に、
‥‥というのもありますが、
とにかく置いてあるだけで絵になる! 
だから目に入る所に置いておきたいんですよね。
ということで、定位置はここになりました」

「耐熱皿大は、普段はフルーツの
ストックプレートになっています。
毎朝フルーツを食べるので、
ここから季節のフルーツを取り、
鋼正堂の小皿に盛って食べています」

お気に入りのパンを買った時は
パンのストックプレートにもなるそうですよ。

「これは、週末のブランチで食べるモリモリのパンです。
とにかく甘いものとパンが大好きなので、
それをお気に入りのお皿にのせて
のんびりと食べるのが至福の時間です」

これはキャロットケーキ。

これはお惣菜パイ。

これはベイクウェルタルト。
ワクワクしますね!

「鋼正堂、再販があるんですか?
じつは全て揃えるのが目標なんです。
そして伊藤さんにリクエスト。
この先、鋼正堂のあたらしいコレクションが
増えていってくれたら嬉しいです。
丸プレートのサイズも増えたらいいなぁ」

斉藤さん、ありがとうございます!
検討いたしますね!


5・三好和美さん

三好さんは、アパレルである株式会社金万のプレス担当。
「weeksdays」では、斉藤いずみさんとともに、
いちばんさいしょのtrippenのときから
お世話になっています。

料理の好きな三好さんは
グラタンが作りたい! と、耐熱皿小を2枚購入、
けれども使いはじめてみたら、
いろいろな使い方を発見なさったのだそうです。

シンプルさを求めていくと、
どんどんわがままな目になってしまう、と三好さん。
だからなかなかイメージ通りのものを
見つけられなくなってしまうのだと。

「けれども、鋼正堂さんのお皿は、
ぽってりした質感に優しい色目、美しい佇まいに、
そのわがままな目が、ハートになりました。
しかも、使い勝手の良さが、無限大なんですよ!」

おおっ?! 
では三好さん、そんな実際の使い方、見せてください!

「食事の時に、
おしゃもじ置きとして使っているところです。
炊飯器が壊れて、小型なものを購入したら、
今までお釜の中に納まっていたおしゃもじが
入らなくなってしまいました。
保温機能は使っていませんが、
食事中はおかわりもするし
炊飯器の近くに置いておきたい。
そこで小皿を使ったり、
キッチン売り場や100円均一のお店で
おしゃもじ入れになるものを探してみましたが、
しっくりとくるものが見つからず、
テンションが上がらずにおりました。
そんなとき、ピンときたのが、こちらの耐熱皿小。
置いたら写真のようにいい感じ!! 
しかも、炊飯器の前のスペースにも収まりもよく、
見た目も良き! 今ではすっかり定番の使用方法です。
こんな使用で申し訳ございませんが、
個人的には大ヒットの鐘が鳴った使い方です」

お客様を招いたときのカジュアルな
「カトラリー」&「ナプキン」置きに、
といいたいところですが、
実際は、宅配ピザやテイクアウトの
フライドチキンなどで簡単に済ませるときのセットとして
一緒にテーブルへ出しています。
そのまま小皿として使用したり、
テイクアウトのポテトを入れたりと、
手抜きゴハンも楽しく見える! と自己満足(笑)」

「調理中に何度も使うミニトングや
ミニゴムべらを置くのに使います。
また冷蔵庫に入っていた玉子を
常温に戻すあいだの置き場所にも。
そうそう、玉子入れとしては、
すき焼きのときもテーブルの上で活躍しますよ」

「バターは容器入りのものを購入しているので、
バターケースなるものを持っていないのです。
だから友人からお土産にいただいた
北海道の美味しいバターを使うときに困りました。
さっそくパンに付けてと思ったのですが、
さて何に入れたら‥‥? と思ったときに、
なんとぴったり! 
このまま出したらサマになって大満足です」

「きゅうりの浅漬けやピクルスなどの
ちょっとした副菜にいいんです。
写真にはありませんが、2つ並べて、
枝豆と枝豆のから入れにも。
オーバル形なので、テーブルに収まりが良くて、
ガチャガチャしがちな食卓をスッキリと見せてくれます」

三好さん、たのしい使い方を
たくさん発見なさっているんですね。
アパレルのプレスという職業的な目で、
鋼正堂のお皿のいいところを語るとしたら、
どうなりますか?

「そうですね‥‥、シンプルながら、
器そのものにしっかり素敵な存在感があって、
何をいれてもサマになる器です。
しかも使い勝手の良さがあるので、
さまざまなシーンで活躍してくれて、
まさに『うつわの大きさ』を感じます」

うまいっ。
三好さんは今後の鋼正堂にのぞむことはあるでしょうか。

「あります! オーバルの平皿が欲しいです! 
出来れば、耐熱皿(小)が
ピッタリ収まる大きさだと嬉しいです!! 
オーブンから出したグラタンなどの熱々を
オーバルの平皿を受け皿にしてテーブルへ、など、
夢が広がります!!」

ありがとうございます。
こちらも検討させていただきますね!


ということで、2回にわたってお届けした
鋼正堂のうつわの使い方はおしまいです。
ゆっくりではありますが、鋼正堂のプロジェクトは
まだまだ続いていく予定ですので、
どうぞおたのしみに!

鋼正堂のお皿、わたしの使い方 01

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1・cayuさん

小さな戸建で夫と2人暮らし。
日々の朝ごはんを大事にしています。
cayuさんのInstagram


持っている器はほぼ全て白いもの。
中でもこの鋼正堂のお皿は使わない日がないくらい
ほぼ毎日使っている一軍選手だという、cayuさん。
インスタグラムにも、毎日のおいしそうな食事が
つづられています。

鋼正堂の器は、
とにかく何を置いても絶妙にかわいいところと、
裏まで抜かりなく素敵なところが好きだそう。

「一見普通の白いお皿なのですが
色といい質感といいこんなお皿はどこにもない! 
アンティークのような儚く柔らかい佇まいと
業務用の雰囲気を両方持っている不思議なお皿。
そしてプロダクトの安心感もあって本当に最高。
初めて家に届いて包装を解いた瞬間、
きゃーー!!! うわー!! 素敵!! と
声を上げてしまいました」

一枚で使っても
他の作家さんの器と合わせて使っても
まとまりよく馴染んでくれるので、
本当に出番が多いのだといいます。

ちなみに、ラインナップは、
丸プレートが大小2枚ずつ、
耐熱皿は小が3枚、大が1枚。

「うちではいつでも手に取れるよう
食器棚の一番手前に置いています」

では、それぞれの使い方の例をうかがいましょう!

●丸プレート小

「お休みの日の午後、
本を読みながらゆっくりワインを飲むのが好きなのですが、
そんなとき丸プレート小にパンとチーズをのせると
とっても素敵な雰囲気にしてくれます。
どこかアンティークのような雰囲気があるので
古いカトラリーとの相性がいいのもお気に入りです」

「おやつを食べるときはほぼこのお皿。
リムの立ち上がりが絶妙で、
パウンドケーキやスコーンを乗せると
どんな大きさのものでも
いい雰囲気のおやつ時間にしてくれます。
カトラリーの当たりも柔らかいので
音も気にせず心地よく使えるのも好きなポイントです」

●丸プレート大

「丸プレート大は朝ごはんにワンプレートとして。
結構大きめなので、忙しい朝に
パンと数種類のおかずを雑に置いても
ごちゃごちゃせず使いやすい。
プレーンな白いお皿で大きいものは
なんとなく間伸びした印象になってしまうことが
多いのですが、なぜかこのお皿は
そうならないところもお気に入りです」

●耐熱皿

「初めて見たとき、野菜やおつまみを入れて
テーブルの真ん中に置いたらかわいいだろうな、
と頭に浮かびました。
なのでこれだけ3つ持っています。
これに入れると食卓が楽しげな雰囲気になるので
とりあえず何でも入れています」

「耐熱皿小にグラタンを、
耐熱皿大にパンを入れて使っています。
このときは小にグラタンを入れて使っていますが、
人数が増えた場合に大皿料理として
耐熱皿大でオーブン料理を作ることも多いです。
どちらのパターンでも使えるので
とても使い勝手がよいです」

ああ、どの写真もおいしそう‥‥。
洗いざらしのリネンや、木目のうつくしさと、
鋼正堂の白い肌、そして料理。とてもきれいです。

ちなみに鋼正堂の耐熱皿で
個人的に推したいポイントは、
プレートのリムの立ち上がり方なのだそう。

「かくんとしてない絶妙な立ち上がりのおかげで、
たくさん盛っても少なく盛っても
自然と馴染んでくれます。
だいたいのお皿は余白を多めにとって料理を盛らないと
バランスを取るのが難しいのですが、
この鋼正堂のお皿に限っては
そんなことを気にせず使える、安心できる存在です。
白いお皿が好きな方にこそぜひ使って欲しいです!」

cayuさん、ほんとうにそうですよね。
どうもありがとうございました!


2・duckshome___dhさん

40代。夫、フレブルと暮らしています。
duckshome___dhさんのInstagram


耐熱皿小と、丸プレート小をお持ちの
duckshome___dhさん。
インスタグラムからは、
すっきりときれいにまとまったキッチンに、
えらびぬかれた道具がならぶようすがわかります。

お持ちの鋼正堂は、耐熱皿小と、丸プレート小。
それぞれの印象をおたずねしました。

●耐熱皿小

「耐熱皿という事で
グラタンや焼きプリンを作りたくて購入しましたが、
意外にも普通のお皿としてよく使っています。
深さとサイズ感がちょうど良くて
フルーツを盛る事が多いです」

来客時にトレイに3つ並べてお菓子を盛ったり、
食卓によく登場するサムギョプサルの時に
キムチやナムルを入れたりしているのだそう。

「玄関に置いて鍵置き場にしてもいいなぁと思っています」

●丸プレート小

「薄過ぎず、かと言ってぽってり過ぎでもない、
手に取った時に安心感のある絶妙な厚みが
気に入っています」

取り皿としてはもちろん、
切った食材を乗せておいたり食材をレンジで温める時など、
おうちの食器の中でいちばん出番の多いお皿だそう。

「簡単に済ませたい
自分用朝ごはんの時にもよく使っています」

duckshome___dhさん、ありがとうございます。
すえながくご愛用くださいね~!


3・yoco_matさん

デザイン事務所勤務。
大好きな自宅で過ごす時間が増えました。
yoco_matさんのInstagram


丸プレート小を4枚、
耐熱皿大2枚をお使いの、yoco_matさん。
丸プレート小は、
朝食やおやつを乗せたり、取り皿にほぼ毎日、
耐熱皿は、リモートワーク中の
ワンプレートランチに使うことが多いそう。
そういえばyoco_matさんのインスタグラムって、
う~んとおいしそうなものであふれていますよね。

さて、鋼正堂のお皿ですが、
ふだん、しまっているのは、引き出しだそう。

「いちどに見渡せて取りやすいので、
引き出しに収納しています。
耐熱皿は、引き出しの下の棚に入れているんですよ」

なるほど、ひと目で見渡せて、便利そう! 
料理を持ったときのイメージもつかみやすそうです。

では、活用なさっているようすも
見せていただきましょう。

●丸プレート小

「ちょうどSAVEURのサブレと
ガトー・オ・ブールが届いたので、
おやつを乗せてみました。
朝食のスコーンは、イチゴジャムと
クロテッドクリームを添えて」

●耐熱皿大

「この日は忙しかったので、
冷凍してあったじゃこご飯と、
コンビニの冷凍麻婆茄子をチンして、
冷奴に乗せて簡単に。
冷たい豆腐と熱々の茄子が意外と合いました」

「乾麺の蕎麦とめんつゆに、
前日に仕込んでいた味卵を添えて。
麺類もしっかり受け止めてくれます」

「野菜をたくさん食べたかった日です。
ハンバーグの上には黄身のしょうゆ漬けを乗せて。
このお皿なら、たくさん盛ってもこぼれる心配なし!」

耐熱皿をこんなふうに使うなんて、おどろきです。
立ち上がりがあるのをいかして、お蕎麦とは!! 
でもそうですよね、お皿なのだから、
使い方は自由です(マネします!)。
yoco_matさん、ありがとうございました!

幸せって?

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「幸せって感じる時って、
どんな時?」

なーんて、
不意に聞かれて、
パッと出た答えは、
好きな人とおいしいものを食べること、
でした。

でもその後、
いろいろ考えると、あったんです。

たとえば、
一人の気ままな時間。

たとえば、
スヤスヤ眠る娘の姿を見た時。

それから、
自分の好きなものに囲まれること。

隅々まで、掃除の行き届いた快適なホテルの部屋も、
それなりに居心地はいいけれど、
そこにあるものはやっぱりすべてが、
「自分の好きなもの」ではない。

長い間、じっくり時間をかけてえらんだ家具、
気に入りの壁の色、
光の透けた感じがいいリネンのカーテン。

家にあるすべてのものが、
私の好きなもの。
それらに囲まれている時こそ、
「幸せ」なのでした。

今週のweeksdaysは、
ウッドバスケットとスツール、
それから鋼正堂の器を再販売。
買い逃してしまった! という方、
どうぞお見逃しのなきように。

コンテンツは、
スツールとバスケット、
それぞれの使い方を取材しました。
そこにあったのは、それぞれの美学。
取材先の方々の考えを知る瞬間も、
私にとって「幸せ」なのだなぁ。

杉工場の小ひきだしと鏡 わたしの使い方 伊藤まさこ

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4・鏡の置き場所えらび

去年の終わりに、
チェストを買いました。
大きな家具を買うのは、久しぶりのこと。
圧迫感が出たらどうしようなんて、
少し心配はしましたが、
じっさい置いてみると、
前からそこにあったみたい。
よかった。ほっと一安心。

ひきだしが浅めのチェストには、
スカーフやベルトなど、
こまごました小物を入れます。

じつは、この小物の収納には、
紆余曲折ありまして、
オープン棚に飾るように収納したり、
紙の箱を使ったり。
それはそれでいったんは気持ちが落ち着くのですが、
どうにも使いづらく、
すぐに散らかるのが悩みなのでした。

一番上には、アクセサリーを。
ひきだしの奥には、香水や気に入りのハンドクリーム、
ハンカチなどを入れています。
出かける前、
このチェストで、最後の準備をするというわけです。

顔がうまい具合におさまる鏡は、
チェストの上に置きます。
ピアスをつける時や、
メイクの最終チェックもできて、
とても重宝。

フレームと重ねるように並べたり、
フラワーベースや石が入った器を置いて、
鏡がインテリアに馴染むようにします。

チェストの上は時々、模様替え。
目の高さに釘を打ち、ミラーを壁にかけました。
同じ場所でも、目線の位置を変えると、
印象が変わるでしょう?
鏡本体の裏側に溝があり、
縦にも横にもかけられるところもいいんです。
(裏側の写真は、商品ページをご覧くださいね)

香炉に、お香、鳥のオブジェ、
はずしたアクセサリーをいったん置く陶器の皿、
それから空き箱をいくつか。
たくさん置いても、ごちゃっと見えないコツは、
色合いを統一すること。

鏡があると、
空間に奥行きが生まれます。
鏡のある風景、なかなかいいでしょう?

杉工場の小ひきだしと鏡 わたしの使い方 伊藤まさこ

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3・娘の部屋では

「小ひきだし」という、小さな家具の存在が好きで、
古くて、感じのよいものを見つけると、
ついつい買ってしまいます。
weeksdaysで小ひきだしを作るようになったのも、
そんな「好き」という気持ちがきっかけ。

小さいのに、いろいろな用途に使えて、
こまごましたものの整理ができるところがいいんです。

weeksdaysの小ひきだし、
まず初めは、文房具や領収証など、
仕事まわりのものを収納。
その次は、アクセサリーを入れて。
豆皿や、着物の小道具の収納にもうってつけ。
こんな風に、場所やシーンをえらばずに使える、
小ひきだしの可能性って無限だわ‥‥
と思っています。

最近、私の目に新鮮に映ったのは、
娘の使い方。

こんな風に、ベッド脇に置いて
サイドテーブルのようにしていました。
(娘は古いものを使っているので、
weeksdaysの小ひきだしで
「私が置くのなら」という様子を
スタイリングしてみました)

目薬、眼鏡、リップクリーム。
アイマスクとかも入れるといいのかな?とか、
文庫も入るよね? 
マグカップもおけちゃう! 
なんて、また小ひきだしの可能性を見出した私です。
ありがとう、娘。

素材は、
ベッドと同じナラ。
だからか、ベッドサイドに置いても馴染む。
小さなライトも合いそうだな‥‥なんて、
夢は膨らみます。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
8月10日(水)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

杉工場 小ひきだし

▶︎商品詳細ページへ

一見、コンパクトに見えますが、
収納力はけっこうあって、
この小ひきだしがあるのとないのとでは大ちがい。
身の回りのこまごましたものが、
気持ちいいほどすっきり片づきます。

いつも、あれない、これない、どこいっちゃった? 
なんて探しものをしているとしたら、
時間が少しもったいないと思う。
ものの置き場所をきちんと決めて、
こまごましたものをひきだしにおさめたら、
ものだけでなく、
気持ちの整理整頓にもなるはず。

入れるものは、あなたの自由。
使い方も自由です。
小さいけれど、大きな役割をしてくれる、
このひきだしはきっと暮らしの役に立つはずです。

使い方もぜひ参考にしてくださいね。
(伊藤まさこさん)

杉工場の小ひきだしと鏡 わたしの使い方 伊藤まさこ

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2・ああ、すっきり

「ひきだしの中の進化」はまだ続いていて、
今日は、器以外のこまごましたものを入れている
小ひきだしの中を整理しました。

まず1段目は、
日々、使うもの。
ここには、最近、体調の変化を記すために買った、
ほぼ日の5年手帳とメモ用紙、ボールペン、
老眼鏡とメガネ拭き、
そして出張のために用意してくれた新幹線のチケットを。
このひきだしの中と、
スマートフォンとパソコンをチェックすれば、
わたしの仕事は万事大丈夫というわけです。

2段目は、事務用品を。
名刺もクリップも、
ここがいっぱいになったら整理します。

左の真ん中の箱には、
気に入りのピカソの名言が書かれた消しゴムと、
ル・コルビュジエの小さな家を模したクリップを。

仕切りには、いいなと思って取っておいた、
グレーの小箱とその蓋を使いました。

消しゴムとクリップは、
気に入っているだけあって、
使うつもりはないのですが、
なんとなく、これくらい
「使うものとそうでないもの」が
混在している方が、
ひきだしの中に呼吸が通る感じがして好きです。

3段目は、老眼鏡の予備と文房具。
ペンケースの中のペンも、
今回、使えるかどうかチェックして、
少し減らしました。

4段目には、
小銭とお財布を。
スマートフォンとカードだけでどうにかなる日も多いので、
お財布を持たない日は週のうちの半分くらい。
長財布を持った時もありましたが、
最近は「お財布です」といった感じの
がま口が気に入っています。

ひきだしの中が整ったら、
棚に収めます。
ああ、すっきり、気持ちがいい!

使ううちに、またきっと中のものが
変化していくと思うのですが、
その報告はまたいつか。

杉工場の小ひきだしと鏡 わたしの使い方 伊藤まさこ

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1・分類をする

最近、わたしの中で古い器が再加熱。
骨董屋巡りをしたり、
骨董市に行って、
(時にはインスタショッピングも)
気に入りを見つけてはホクホクしています。

古い器のいいところは、
長い年月を過ごしてきただけあって、
味わいが増しているところ。

だからかな、
「はじめまして」という感じがなく、
もともとあった器とすぐに馴染むんです。

さて、
厳選して少しずつ買っている器。
じわじわ増えているから、
気がつかなかったけれど、
食器棚をあらためて見てみると、
あれ? なんとなく息苦しい感じ。

そこで、休みのある日、
整理をすることに。

‥‥といっても、減らすのではなく、
あくまでも整理整頓。
重ねて取り出しづらかった、
小さな湯呑みは、竹の入れものに入れ棚へ。
こうすると一目瞭然です。

同じように、
「古伊万里の白と瑠璃色の向付け」とか、
「リネンのナプキン」とか、
アイテムごとに分類していきます。

中断に置いていた小ひきだしは、
一段下げて、上から覗きやすいようにしました。
(右はweeksdaysオリジナル、
左はそれの元となった古い小ひきだしです)

今回、取り掛かったのは、
小ひきだしの中の整理。
箸おきを仕切っていたポリプロピレンの容器、
じつはずっと気になっていたのです。

そこで、箸おきをポリプロピレンから、
小さい湯呑みに入れ替えたら‥‥

ひきだしの中が、
格段に美しくなりました。

金継ぎに出さないとと思っていた、
ちょっとひびが入った器も、
新しい役割を得て、なんだか生き生きして見えます。

ひきだしに入れたら、
それでおしまい、ではなく、
ひきだしの中も時々見返して進化させて。

いつでも心地よく、
いたいものです。

整えること

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遠くの街に住んでいるので、
なかなか会えないけれど、
とても信頼している友人がいます。
こういう人を「親友」って、
呼べるんじゃないかな、というくらいの。

2ヶ月に一度くらい不意に、
「東京行くけど、時間ある?」
と連絡がくるのですが、
私たちの予定が合うのは、
たいていいつも朝。

おたがい早起き。
日中は仕事が詰まっているから、
朝ごはんを一緒に、
というわけです。

いつもくだらない話ばかりの私たちですが、
毎回、会うたびに心のすみっこに、
ひっかかる言葉を残す友人。

この前は、
「整えることの大切さ」
だったかな、
そんなことを話してくれました。

たとえば、
本棚の本の背表紙、
たとえば、
家具の配置。

ちょっと気を配るだけで、
美しく見えるいろいろなことを、
みんな見過ごしてやしないか?
ってことを言いたかったみたい。

ていねいに、
きちんと。

もの作りをする上で、
とても大切なのは、
そのふたつ。
weeksdaysは、言葉にこそ出さないけれど、
そのふたつを心に置いて
もの作りをしてくれる方々と一緒に、
仕事をしています。

今週は、毎年好評をいただいている、
杉工場の小ひきだしの再販。
どうです?
この木のつなぎ目の美しさ。
仕事のていねいさ。

この小ひきだしを見ていると、
なんだか自分まで整った気分になる。
背筋がシャン、とするのです。

いちにち2パンツのすすめ

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岡本
お風呂あがりに、パジャマになる前、
ボディオイルとか塗るじゃないですか。
あのベタベタ、気になりません?
伊藤
ああ!
太田
でも、しみこんじゃうでしょう。
岡本
そうなんですけど‥‥、
なんだかお布団につくようで、気になっちゃって、
それで長袖長ズボンのパジャマを着ているんです。
みんなどうしてるのか、聞きたいです。
お粉とかふって、つかないようにしてるんですか。
伊藤
うーん? なんかそのうち肌に吸収しちゃうから
気にしないよ。
山川
私も、全然、気にしてなかった。
太田
寝るまでの時間をゆっくり過ごしていたら、
気にならなくなるよ。
山川
ほら、顔も一緒じゃない?
伊藤
そっか、顔はわりとつけるよね。
わたし、枕カバーは毎日替える。
岡本
うーん。そう言われればそうかも。
山川
うち、枕カバー、
週1回ぐらいしか替えてないんですが、
たしかに洗い立てで乾き立ての
シーツやカバー類って気持ちいいですよね。
伊藤
すご~く、気持ちいいです。
山川
幸せですよね。
太田
私も毎日はできていないなあ。
私、枕カバーに「やさしいタオル」を巻いてた時は、
毎日替えて洗濯してたんですけど、
シルクのピローケースにしてから、
洗いやすしすぐ乾くはずなのに、
朝、洗濯しそびれちゃう。
伊藤
中山さんはどう?
中山
私も、坂口さんタイプで、
眠りにつくときの悩みは、何もないんです。
でも、寝起きがほんとに悪くて! 
土曜日とかはもう、
ほっとくとお昼まで寝てます。
伊藤
人と一緒でも寝られる?
中山
あ、人と一緒は寝づらいですね。
でもどこでも寝られるので、
海外旅行に行っても時差ボケがないんです。
眠りでいかようにも調整がつくから、
最初ちょっと我慢して昼間起きていて、
現地の時間で眠るようにすれば、
すぐになじんじゃいます。
太田
私も同じです。
同僚3人でギリシャに行った時、
私ともう1人が、
飛行機でも、舟でも車でもずっと眠るので、
眠れないタイプの子から
「人ってこんなに寝るんだって思った」
って言われました。
伊藤
じゃ、みんなは、就寝時に着るものの悩みは、ない? 
みんなそれぞれ、これが落ち着く、みたいなこと。
太田
私、サンスペルのルームパンツが好きです。
夏は涼しくて。
伊藤
それは下着の上から?
太田
そうですね。
伊藤
ふむふむ。
寝る前になにか口にするとか、
ナイトキャップ(寝酒)を飲むとか、ある? 
ハーブティーとか。
諏訪
冬はあたたかいハーブティーを飲んでました。
でも夏になると、ちょっと暑いので、
お水を飲んでます。
太田
熱中症にならないように。
諏訪
はい。それに、寝る前にコップ一杯水を飲むと、
眠りの質が良くなるって聞きました。
起きた時も、水を一杯飲むと、
自律神経のバランスが整うって知ってから、
飲むようにしています。
伊藤
今、とくに言われてるよね。
それでね、今回のナイトパンツの話になるんだけれど、
このパンツ、眠るときのためにつくったのだけれど、
眠るとき「だけ」のものでもないんですよね。
デニムとかの時は、
必ずしも着替えなくてもいい。
太田
下着が響かない服の時だったら、ということですね。
伊藤
そう。なぜかって、とにかく快適だから。
服に合うんだったら、日中でも全然使ってほしいな。
ワンピースの下に着るのもいいかもね。
山川
たしかに。かわいいですよね、単体でも。
伊藤
うん。かわいい。うんと伸びるし。
だからワンサイズなんですよね。
諏訪
素材はなんなんですか?
伊藤
スマイルコットンっていう、
とくべつなコットン。
コットンが94%、
その芯に、ポリウレタンが6%入っている、
だから肌に触れるところは、コットン。
岡本
そんなに伸びるのに、
締めつけられないのが不思議。
伊藤
そうなのよ! 
中山
パンツの太ももの付け根のところに
ふつうは入っているゴムがないので、
鼠径部を締めつけないんですね。
太田
ゆったりした気持ちで穿けそうです。
諏訪
私「つきのみせ」っていう
ほぼ日のブランドも担当していて、
そこで、このナイトパンツと同じ、
惠谷太香子さんがつくる
下着を扱っているんです。
私は惠谷さんを知ってから、
初めて下着について考えたんですよ。
それまで自分がいままでつけていたものを、
なんとも思ってなかったのに、
担当して惠谷さんのつくるものを着るようになったら、
戻れなくなったというか。
いままであんなに
体に負担をかけてたんだって思いました。
山川
わかる!
伊藤
うん!
太田
違うものをつけると良さがわかる。
山川
私の下着の引き出し、95%、惠谷さん製です。
伊藤
デザインがかわいくて安価な下着を、
娘が着るかなとか思って買ったら、
「汗がたまるからいらない」って。
「やっぱり惠谷さんのがいい」と。
山川
いいんですよ~。
伊藤
だからこのナイトパンツは、
これまで惠谷さんの下着を知らない人にも
ぜひつけてほしいなって思うんです。
諏訪さんみたいに、いままで気づいてなかったけど、
「あ、こんなに快適だったんだ」って
きっとわかってもらえると思う。
山川
セクシー過ぎないのもいいですよね。
これだけで着てもかわいい。
太田
たしかに。お風呂あがりにね!
山川
太もものところも、
締めつけないようゴムがないのを、
あんな工夫でデザインするなんて。
太田
ほんと。
私は今日、伊藤さんの
1日2パンツ制度を
取り入れようと思いましたよ。
伊藤
いいと思う。
わたし、朝、散歩に行くから、
ナイトパンツにスポーティな服を着て出かけるの。
帰ってきてシャワーを浴びて着替える。
山川
‥‥余談ですけど、
そのあとは何を?
伊藤
着ていたものやタオルを洗います。
ちなみに、お風呂場は、水滴をスクイージーで切って、
バスタオルで自分を拭いたあと、
浴室の壁をそのバスタオルで拭く。
山川
それは娘さんもなさるんですか。
伊藤
うん。
山川
私もお風呂は最後に拭くんですけど、
私以外の家族は使ったあとに掃除しないんですよね。
でも伊藤さんのお宅は、ふたりともできる。
うらやましい。
伊藤
「そのほうが気持ちいいでしょ?」
というふうに、考えを揃えてるの。
それで、家中の掃除をすると、
いまは6時50分くらいかな。
でも、ひと息ついても、まだ娘が寝てる。
行動時間が全然違うのね。
太田
同じ国で時差生活。
山川
さらに聞いてもいいですか。
伊藤さんのお宅にお邪魔すると、
キッチンにいつも何もないですよね。
生ごみはすぐ捨てるんですか。
スポンジもなかったような‥‥?
伊藤
あ、生ごみ。常温でおいておくと、
まめに捨てても、においがするでしょ?
だからうちは一年中、
冷凍庫に入れてます。
冷凍庫のひとつを生ごみ専用にしてる。
食器洗いと片づけは娘の担当なんだけれど、
スポンジは洗ってベランダで乾かしてから仕舞います。
そこまでが片づけ。
山川
すごい! 
私も娘たちに、
10年後ぐらいに手伝ってもらえるように、
教えておかなくちゃ(笑)。
って、だいぶ話がずれちゃいました。
太田
そうよ、テーマは眠り。
伊藤
(笑)でも、だいたい、聞けたかな。
みんなの「眠り」が知れてよかったです。
ありがとうございました。
これをヒントに、もっと眠りが快適になることを
考えていかなくちゃね。
一同
ありがとうございます。

寝起きはいい? わるい?

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伊藤
照明の話に戻るけれど、
わたしの寝室は天井照明がなく、
枕元に置いた小さなランプだけなんです。
篠田
困ることはないですか。
伊藤
そうなの、困る時もあるんですよ。
たとえば撮影の前夜、準備をしたいとき、
寝室の奥のほうにあるはずのものがよく見えない。
でも、自分が太陽と共に暮らしてるいるのだから、
「もう仕事をするなってことなんだ!」
と思って生きてます。
篠田
なるほど(笑)。
困るのは、ほんのごく、たまにだけってことですね。
伊藤
朝、探せばいいんだしね。
あと、寝室でベッドから見える範囲に
よけいな物があるのが嫌だから、
つくりつけの棚も外して、
壁をつくってその裏側に物をしまいました。
山川
その思い切りがすごいです。
伊藤
家も、そうやって一つずつ整えている。
山川
うちは、それで言うと、
娘ふたりと夫婦の家族4人で一緒に寝ているので、
寝室にしている部屋には何もないです。
太田
人と布団だけってこと?
山川
人と布団、ほんとにそれだけ。
畳が、1cmの隙間もないくらい
布団でぴっちり埋まります。
壁と布団の隙間にシーツを差し込んでる感じ。
伊藤
それ、楽しそう! 
山川
修学旅行みたいですよね(笑)。
みんなは、どう?
篠田
私も寝つきが悪いのが悩みで。
だから、スマホを見てしまうんですよ。
冬なら、あらかじめ布団乾燥機で
温かくして寝るので、
スマホ見てるうちに気絶するように
眠ることができるんですけど。
伊藤
冬は、湯たんぽとかもいいですよね。
篠田
はい。冬はそうして温かくして寝ちゃう。
でも夏はちょっと寝つきにくくて。
今はドライにして眠ってみたり、
いろいろ試してるところです。
太田
スマホ、見ちゃうんだねぇ。
篠田
見ちゃう!
太田
私は、お風呂からあがったら、
もう見ないようにしてる。
スマホがちょっとくらいブルって鳴っても、
夜なら見ない。
山川
見ないで何してるの?
太田
ストレッチとかしてる。
一同
おお~!
山川
なんて清いの。清すぎる。
太田
いや、逆でね、
私は眠るのが大好きだから、
眠りに入るのに、邪魔をされるのが嫌なんです。
だから眠る準備をしているわけでね。
山川
太田さんと出張で同部屋になって思ったんだけれど、
信じられないくらい寝起きがいいんですよ。
太田
はい、寝起きはいいです。
一同
へぇぇ!
山川
それも「めちゃくちゃいい」んですよ。
伊藤
そうなんだ。
太田
びっくりされました。
山川
太田さんも眠りのエリートですよ。
目覚ましが鳴る1秒前に起きて、
起きながら止めるんです。
ほんとうにおどろいた。
伊藤
わたしも、目覚ましはかけないよ?
一同
ええーっ?!
山川
さらに上級のエリート!
諏訪
信じられないです。
私、30個ぐらいかけてます。
太田
30個?!
諏訪
ほんとにリアルに30個かけてます。
スマホでも、複数のアラームが
設定できるじゃないですか。
山川
私は目は醒めるんですけど、
なかなか起き上がれない。
布団の中で「朝だなぁ」と思っても。
伊藤
わたしはもうガバッて起きるよ。
でも娘は寝るのが大好きで、
ずーっとゴロゴロしていたいタイプ。
「部屋が全部布団だったらいいのに」って言ってます。
翌日が休みで1日外に出なくていいときは、
「明日、寝るのが楽しみ」と言って、
じっさい、ずっと寝てる。
山川
坂口さんはどう?
坂口
私は、あんまり参考にならないんです。
眠りの悩みは人生で一度もない。
ものすごく寝つきがよくて、
どこでも寝れます。
伊藤
え?!
太田
暑くても?
坂口
暑くても、狭くても、明るくても、
眠りが勝ちます。
伊藤
飛行機の中とかも?
坂口
離陸の前に寝て、
ドン! という着陸の振動で起きます。
伊藤
ええっ?! 
諏訪
うらやましい‥‥。
坂口
飛行機が飛ばなくて
空港で一晩明かしたときも、
空港の床で熟睡しました。
山川
どこでも熟睡できるって、
救急隊とかになれる素質がある。
岡本
客室乗務員もそうだといいますね。
どんなにストレスがあっても
5分で熟睡できるのが大事だと
聞いたことがあります。
寝起きもいいんですね、きっと。
坂口
それが! 寝起きはわりと悪くて。
たぶん「寝るのが好き」なタイプなんだと思います。
でも今はだいぶ寝起きがよくなりました。
学生の時は、ほんとに寝起きが悪かったです。
伊藤
着てるものとかもべつになんでもいいの?
坂口
はい、なんでも。
伊藤
「これじゃないと!」っていうのは、ない?
坂口
なんにもないんです。
山川
寝具もなんでもいいの?
太田
枕とか、どうでもいい?
坂口
はい、なんでもいいです。
伊藤
いいなぁ‥‥。
坂口
スマホ見ながらでも、
テレビ見ながらでも、
すっと眠れますよ。
でも、やっぱり、
それはよくないですよね(笑)。
伊藤
ううん、いいと思うよ。健康だよ。
坂口
そうですね。
入眠に関しては健康ですね。
岡本さんはどうですか。
岡本
私は、寝落ちするのがすごく好きです。
お布団も好きで。
仕事がなければ、10時くらいには電気を全部消して、
小っちゃい電気だけにして、布団に入って、
‥‥ずーっとスマホ見てる。
伊藤
見てるんだ!
山川
で、寝落ちするのを待つの?
岡本
そうなんです、そうして落ちるのが一番好きです。
スマホ見てるから寝れない、とかもなく。
その代わりに、寝る環境は、
かなり、大事にしてます。
伊藤
え、どんなことを?
岡本
たいしたことじゃないんですよ、
最近の発見が、抱き枕です。
好きで使ってたんですけど、
けっこう邪魔なんですよね。
一同
(笑)
太田
おっきいもんね。
岡本
「人、1人いるよ」ぐらいの邪魔さなので、
最近は、45cm角の普通のクッションを2つ置いて、
1個は抱っこして、もう1個を足に挟むんです。
そうすると抱き枕の変わりになるし、
邪魔にもなりません。
伊藤
なるほど。じゃあ悩みはなし?
岡本
そうですね、私も坂口さんと一緒で、
あんまり眠りの悩みって、ないんです。
でも、1年中、長袖・長ズボンじゃないと嫌かな。
伊藤
襟がついてるタイプ?
岡本
はい、普通のパジャマを着てます。

睡眠はひとそれぞれ

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伊藤
今日はよろしくおねがいします。
みんなの「ねむり」について、
いろいろ聞かせてほしくて。
一同
よろしくお願いします。
太田
今回、ナイトパンツをつくったきっかけは、
伊藤さんの「あったらいいな」がスタートですよね。
伊藤
そうなんです。
ナイトブラがあるのなら、
ナイトパンツがあってもいいんじゃないかなって。
わたしはこのごろ、柔らかめなカットソーの、
‥‥ボクサーショーツっていうのかな、
ぴったりはしているけれど、
きつく締めつけるわけではないタイプの
アンダーウェアをつけて寝ることが多かったんです。
篠田
男の子が着るようなかたちのものですね。
伊藤
そう、まさしく男子用のSサイズ。
それが、とても楽だなあと思って。
なぜかっていうと、
朝は、服に合わせて下着を選び、
夜シャワーを浴びて、もう1回選ぶので、
1日2回下着を替えるんですね。
山川
1日2パンツ生活。
伊藤
そう。だったら夜も快適に過ごせるものを
着用したほうがいいな、と。
眠るときは、いくらかわいくても、
足のつけ根が押さえつけられるタイプの下着は、
痛くていやでしょう。
篠田
そうですよね。
山川
ルームパンツで眠ってもいいように思いますけれど、
それだとちょっと窮屈ですか。
伊藤
そう。もうちょっと柔らかいほうが
いいかなと思うんです。
山川
たしかに、多少のリラックス感があるといいですよね。
でも伊藤さん、以前は、
シルク素材のスリップで就寝していたんじゃ?
伊藤
そう、下着はつけずにね。
でも実家に泊まった時、
はだけた娘の寝姿を見た母が、
「本当にやめてほしい」って(笑)。
そんなことを、以前、大久保佳代子さんとの対談
話したことがあるんですけど、
その頃からかな、パンツはちゃんと
穿いたほうがいいのではって思うようになりました。
それは「温める」という意味でもね。
山川
たしかに、なにも穿いてないと、
スカスカしちゃいますよね、
太田
落ち着かない気がします。
伊藤
うんうん。そうなんです。
山川さんは何を着て眠るの?
山川
私は、ズボンを穿かないと落ち着かない派です。
以前「weeksdays」で販売した、
サンスペルの長いルームパンツを使っています。
それにTシャツを合わせて。
伊藤
なるほど。
着るものも含めて、
みんながどういう環境で寝てるかっていうのも
興味があるな。
山川
伊藤さんの場合は?
伊藤
わたしは、日が沈むと同時に、
だんだんと部屋の灯を減らしていって、
眠る時間に合わせて闇に近づけていくんです。
寝る1時間前は絶対スマホもTVも見ない。
山川
それは眠りのエリートですね!(笑)
みんな寝る寸前まで
ビカビカに電気ついているんじゃないかなぁ。
伊藤
そうなんだ? 
どうなんだろう?
太田
私は、仕事をするときは、
蛍光灯のような目の覚める光源にして、
仕事を終えて夜になったら、
やわらかく、暗めの間接照明に変えてますよ。
山川
すごい。
太田
もともと明るいのが好きじゃないんです。
山川
空調はどうしていますか。
寝づらい時期ですよね。
伊藤
リビングのエアコンをつけておいて、
扇風機で寝室に送ってます。
太田
循環させているんですね。
私も隣の部屋のエアコンをつけて、
寝室にすこし冷気が届くよう、
サーキュレーターを回してます。
山川
うちは、寝室に布団を敷くときに
エアコンをつけて冷やしておくんです。
布団を敷く部屋は
昼間にかなり室温が上がっているので、
寝る時に快適な温度になっているように。
じゅうぶんに冷えた部屋で、
こども2人と夫婦、4人で就寝です。
そのあとは除湿にして、
起きるまでつけておきます。
太田
そっか、4人で1部屋は暑いものね。
伊藤
みんなは、眠るギリギリまで
スマホを見たりとかするのかな。
太田
うーん、私は見ないです。
諏訪
私はスマホ、見ちゃいます。
そもそも私はけっこう眠りに悩みがあって、
わりと不眠気味というか、寝付けないんですよ。
それで整体の先生に、
寝る前の呼吸による準備方法を教わって、
やっと人生が変わったかもしれません。
伊藤
腹式呼吸でしょう? 知ってる!
わたしも眠れない時があって、
その時は呼吸法で眠れるようになりました。
諏訪
そうですね。そんな難しいことでもないんですよね。
ほんとに、肋骨を開くようなイメージで
呼吸をするんですけれど、
それをやるようになってからは、
眠りやすくなってきました。
眠りの質が、日中の体調を左右するんですよね。
そういう人間の基本的なことを
忘れていたんだなあと思いました。
山川
ほんと、夜眠れないと、つらいですよね。
伊藤
なんでだろう、
忙しすぎて覚醒してるのかな? 
緊張? 
諏訪
そういえば泊まりの出張の前の日は、
決まって2~3時間しか寝れないんですよ。
小さな頃から遠足の前の日は眠れないタイプです。
山川
眠れなくても、ずっと布団にいるの?
諏訪
いるんですよ。
いっそ起きちゃおうかなって思うんですけど、
起きて何かできるほどの集中力も、もうないから、
体だけでも休めようと、横になるんです。
でも、少しずつ眠れるようになってきました、最近。
太田
眠る直前までスマホを見てると、
ちょっとそうなるかも‥‥。
諏訪
そうそう、そうですよね。
それがクセになり、逆に、
夜になると目が冴えてきちゃうようになって。
山川
そうなんですね! 
私は‥‥いつもすぐ寝ちゃってます。
倒れこむように。
伊藤
そういえば、「weeksdays」でつくった
シルクのシーツやピローケースもよかったですよね。
自分たちの眠りを良くするために、そうやって
一つずつ改善してきているわけです。

しめつけず、やさしく守るものを

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伊藤
惠谷さん、どうぞよろしくお願いします。
「ナイトパンツ」は、そもそも、
わたしから惠谷さんにお願いにあがったんです。
惠谷
そうでしたね、
素敵なご提案を、ありがとうございます。
伊藤
こちらこそありがとうございました。
すばらしいものができあがりました。
惠谷
よかった。ありがとうございます。
伊藤
寝る時に楽な下着がほしいと。
締めつけないで、
でもおなかはちゃんと守ってくれるようなものですね。
そういうものは市場にあることはあるんですが、
ちょっと肌着っぽすぎるというのかな、
そういうものが多いんです、と、
そんなお話をさせていただきましたね。
惠谷
そのお話をいただいた時に、
ちょうどいい素材がありますよってご提案しました。
私もよく使っている、
スマイルコットンっていう素材です。
伊藤
スマイルコットンっていうのは‥‥。
惠谷
綿花は、普通は紡いで糸にして
綿糸になるんですけど、
スマイルコットンは、そもそも、ほら、
これをごらんください。
同じ10gでも、
このくらいのボリュームがあるんですね。
伊藤
なるほど、そもそも、ふわふわしているんですね。
惠谷
はい。それで、ここからが特殊技法らしいんですけど、
一回紡いだ糸をほどきます。
よく三つ編みの髪をほどいたら、
ボワンってソバージュっぽくなりますよね。
そんなふうにふわふわにして、
もう一回また糸にするんです。
そうすると、糸が柔らかくなり、空気を含む。
伊藤
惠谷さんは、このコットンを
どれくらい前から使われているんですか。
惠谷
私がタッチしてるcohanは、
2015年に立ち上げた時から
綿はスマイルコットンにしています。
なぜかっていうと、このスマイルコットンを、
日本アトピー協会が推奨しているんですね。
エビデンスもとれてまして、
タッチの柔らかさとか、乾きが早いことも、
普通のコットンとどう違うか、
検証されているんです。
伊藤
それはうれしいことですね。
惠谷
マタニティーもベビー服もデザインしているので、
心地いい素材をみなさんに着ていただきたい。
とくに下着は、一番、肌に近いので、
ストレスフリーになるようにっていうことで、
この素材を使っているんです。
それで、まさこさんの依頼にぴったりだと思って。
伊藤
スマイルコットンを使って、
いままでどんなものをつくられたんでしょう。
惠谷
たとえばストラップが外せる
チューブトップとか、
ソフトブラであるとか。
伊藤
ソフトブラは、マタニティーでも使えそうですね。
惠谷
そうなんです。生地が伸びるので、
おっぱいをあげるのに
いちいち脱がなくて済むんです。
糸番手も、太い16番から細い140番まであり、
いろんなニットの技法が使えますから、
とてもべんりなんです。
伊藤
今回は‥‥。
惠谷
40番手のシングル(単糸)ですね。
ベアテンといって、天竺編み(平編み)の中に
うんと細いポリウレタンを6%入れてます。
ポリウレタンを入れている理由としては、
綿100%だと伸度が少ないんです。
伸び縮みがない。
これは縦横ビヨンって伸びるように、
ちょうといい混率で合わせています。
伊藤
ということは、肌に触れるところは、ほとんど綿?
惠谷
はい、ほとんど綿ですね。
とても伸びがいいので、
まさこさんから私まで、
同じサイズで着られると思います。
伊藤
ワンサイズなので、迷わないですね。
ウエストのやわらかさもいいんですよ。
惠谷
最初のサンプルは、しっかりしたほうがいいかなと思って、
ちょっと硬めのゴムを使ったんですけど。
やっぱり素材がすごく柔らかいので、
中のこのゴムも柔らかいものに揃えました。
ほら、伸びますよ!
伊藤
ほんとだ。すごい。
惠谷
で、キックバックもあるんです。
戻りがいい。しかも、ちょうどとまりたい部分で
とまるんです。縦伸びもしますから、
しっかり履きたいなっていう方は、
グッと上げられても大丈夫。
ゴムは、肌にあたらないように、中にいれて、
一番縫い目があたりにくい千鳥縫いをしています。
伊藤
中で、ゴムがよじれることはありませんよね。
惠谷
ありません。
伊藤
じゃあ、千鳥縫いをした糸も伸びる。
惠谷
はい、そうです。
これは、ウーリー糸を使っています。
布帛の生地は、スパン糸っていう、
伸びない糸を使うんですけど、
これは伸びる糸にしてます。
伊藤
これ、ナイトパンツとして開発しましたが、
とっても履き心地いいから、
服が、下着のラインが響かないものだったら、
一日中、履いてもいいですよね。
惠谷
もう全然、大丈夫です。
マチの部分も伸びますし、
いつもながら立体につくってありますから、
お尻に食い込んで気持ち悪いっていうことにも、
ならないと思います。
体の厚みをマチの部分でとらえて
──クロッチって言うんですけど──、
カーブするようになっているので、
履き心地がすごくいいと思います。
そして足口には、ゴムが入っていません。
伊藤
ね。ここがいいんです。
惠谷
足の細い人は、生地の端のカールが
そのまま残っている感じになりますけれど。
それから、マチの部分は二重にして
「ふらして」あります。
伊藤
縫いどめてないってことですね。
惠谷
そうです、そうです。
なので、1枚履きされた時も、
中の生地は、デリケートゾーンの肌に沿い、
外の生地自体はちょっと余裕がある感じになります。
このマチがついてなかったら、
ちょっとスカスカしちゃうけれど、
中の二重の部分で、フィット感がすごく出ると思います。
ちなみに、マチの素材は同じにしました。
普通の綿よりも柔らかいので、
肌触りはめちゃめちゃいいと思います。
1枚履きされたらすごく気持ちいいと思う。
伊藤
完璧です! 
これって、日本の技術ですか?
惠谷
そうです。日本ですね。
三重のニッターさんなんです。
お父さんの時代からずっとニッターをされてて、
今、二代目なんですって。
すごくちっちゃい工場なので、
あんまり量がたくさんつくれないんですけど。
(手で伸ばしながら)
ほんとうに、この伸び、すごいですよね。
縦伸びするっていうのは、すごく着心地がいいんです。
伊藤
体って立体ですもんね。
惠谷
そうなんですよ。
生地が伸びるので、
そんなに立体設計はいらないように思われますけれど、
平面にすると、着たときにお尻がペタってなっちゃう。
なので、伸びる素材でも立体にしています。
そうだ、これ、ちょっと股下の丈があるのも、
履きやすさにつながっているんですよ。
普通のボーイレングスは、
この股下がついてないから、
女性には履きにくいですよね。
伊藤
そうなんですよね。
そして、コンパクトになるのもうれしいです。
惠谷
そうなんです。
しかも普通の綿100のショーツより、
お洗濯後に、早く乾くと思います。
そもそもの糸が、空気を含んでいるので。
伊藤
娘と共に着させていただきますね。
惠谷さん、いつもありがとうございます。
惠谷
こちらこそ、ありがとうございます。

ねむりのために

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ものづくりをしていく上で、
「売れる、売れない」を考えるよりも、
「こんなものがあったらいいのに。
でもないからつくっちゃう!」
そんな自由さは、
とても大切ではないかと思っています。

それは、
常に新しいものを提案していく、とか
奇抜さを狙うとか、
そういうことではけしてなく、
本当に、純粋に、
「欲しいものをつくる」。
ただそれだけ。

weeksdaysがはじまったばかりの頃、
私が欲しいなと思ったのは、
女の人用のトランクス
チェックやストライプ柄のトランクスを見て、
こんなかわいいの、
男の人だけのものにしておくの、もったいないんじゃない?
履き心地もいいに決まっているし。
そう思ったのでした。

最初は、まわりの人にびっくりされた
女のトランクス(糸井さんが「ルームパンツ」という、
かわいい名前をつけてくれました)でしたが、
次第に私の生活に馴染んでいき、
今や夏には欠かせない存在になっています。

さて、
去年あたりから気になり始めたのは、
ボクサーパンツ(また男の人用の)。
さっそく数種類、サイズ小さめを買ってみたら
これがなんとも気持ちいいんですよ。

今週のweeksdaysは、
夜眠る時や、リラックスしたい日に穿きたいナイトパンツ。

ボクサーパンツの穿き心地のよさを基本に、
私たちが穿いても、
「よし!」と思える、
見た目、それから穿き心地にと、
考えてくださったのは、
weeksdaysでもお馴染み、
cohan や ma.to.wa のデザイナーの惠谷太香子さん。

「ナイトブラ」ならぬ、
「ナイトパンツ」。
私の、そしてみんなの新定番になる予感がしています。

シルクのTシャツ、あのひとに着てもらいました。 03 シンプルな服には ターコイズやシルバーを。 ソムリエ・ワイン検定講師 秋田恭子さん

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秋田恭子さんのプロフィール

あきた・きょうこ
1964年生まれ。
クラシカルなレンガの壁と大きな木がシンボルだった
吉祥寺のレストラン〈葡萄屋〉を家族で営んでいた。
ワインソムリエとして働きつつ、
ソムリエ資格取得の講師としても活動。
海外旅行が趣味。
おいしいものが大好きで、
自然派ワインへの造詣も深い。
身長160cm。


吉祥寺で長年愛されてきたレストラン〈葡萄屋〉の
オーナーマダム兼ソムリエとして働いてきた秋田恭子さん。
惜しまれながらも閉店した今は、
友人のイベントを手伝ったりしながらも、
のんびりと暮らしています。
だから最近の服装は、シンプル&リラックス一辺倒。

「レストランで仕事をしていた頃は
ジャケットとパリッとしたシャツや、
フォーマルなワンピースという装いが多くて。
仕事を辞めた今は家で過ごす時間が長いから
カジュアルでシンプルなものばかり着ています」

おしゃれは好きだけど、
凝ったデザインが好きなわけではなく、
自分が好きなものがはっきり決まっているという秋田さん。

「行くお店もほとんど決まっているし
衝動買いはせず、じっくり悩んで買うタイプ。
だから流行にのったり、
新しいことにチャレンジすることが
あんまりなかったんですよね」

シルクについても、「お出かけ着=高価」という
昔ながらのイメージを持ったまま、
手に取る機会が少なかったとか。

「でも久しぶりに着てみたら
とろみがあって吸い付くような肌触りでありながら、
体に貼り付かず、からだが泳ぐような着心地。
シルクなのにストレッチが効いていて動きやすいし、
通気性がよく、自転車をこぎながら風をはらんだ時は
一層、気持ちよかった。
この肌触りは、1枚で着てこそ良さを発揮するんですね」

と嬉しそう。

「Tシャツスタイルというのも
取り入れやすいポイントですね。
光沢やとろみ感があるから、スポーティに偏らないし。
年齢的にも寂しくなりがちな顔周りに、
この光沢はありがたい」

合わせたシルバーのスニーカーも同じ理由で
最近、出番が多いのだそう。

「昔、素敵なマダムが履いていたのをみて、
同じブランドを探して買ったものなんです。
サイズで選んだらシルバーになったんですが、
買った当時より今のほうが似合うんですよね。
歳を重ねて、派手なものも
しっくり馴染むようになったかな」

ボトムには20年ほど前から着ているという
薄手のパンツを合わせて、
カジュアルシックなグレーコーディネートに。

「差し色を使うこともありますが、
基本的にはベーシックな色が好き。
こんな明るいグレーは、特に好きな色合いです。
年齢が出やすい首もとを隠したいから、
ショールを巻こうと思ったんですが、
服の光沢で気にならないかも」

アクセサリーやメイクも、
興味がないわけではないけれど、
なかなかチャレンジできないという秋田さん。
今回、シルクのトップスに合わせて、
娘にもらったという大ぶりのピアスや、
息子のアメリカ土産のバングルをチョイス。

「普段のアクセサリーは小さなピアスだけ。
でもこんなシンプルな服には
ターコイズやシルバーが合いそうだなと思って。
アクセサリーを買うのは好きで、
昔はよく海外旅行先で買っていました。
敬遠していたシルクも着てみたら気持ちがいいし、
タイやトルコで買ってきたアクセサリーも
つけてみたら楽しい。
古い概念は取り払って、
どんどんチャレンジしなきゃ、と感じました」

(撮影協力=「珈琲 立吉」)

シルクのTシャツ、あのひとに着てもらいました。 02 「きちんと」見えるのがいい。 フォトグラファー 宮濱祐美子さん

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宮濱祐美子さんのプロフィール

みやはま・ゆみこ
女性誌をはじめ、料理本などの書籍、
広告などで活動しているフォトグラファー。
スタジオアシスタントを経て2004年に独立。
器や工藝にも造詣が深く、ポートレートから料理、
ドキュメンタリーな取材ものまで、幅広く活躍している。
身長172cm。

●宮濱祐美子さんのインスタグラム


料理や器、インテリア、ファッションと
さまざまなジャンルでの撮影に携わっている
人気フォトグラファーの宮濱祐美子さん。
ときにはオフィシャルな場での撮影も手がけているため、
仕事のときの服装には気を遣っているそう。

「動きやすさを重視しながらも
取材先への敬意が伝わるように、
きちんと見える服装を心がけています。
カジュアルで大丈夫な場合でも
きちんと見えて恥ずかしいことはないから」

フリーランスとして仕事をしているからこそ
気遣いや仕事への姿勢を見せることが大切だと
考えている宮濱さん。曰く、
きちんと見せるために効果的なのは素材感。

「例えTシャツだとしても、
さらっとしたシャリ感のある素材だったら
だらしなく見えないと思うんです。
これはとろみのあるサテンシルクで、
肩もきりっとしたシルエットだから
よりフォーマル感がありますよね。
スポーティーなスニーカーを合わせたとしても
ドレスアップして見えるはず」

そう、ドレスハーセルフのシルクトップスは
まさにきちんと見える素材なのです。

「10年ほど前からシルクは大好きな素材で、
肌触りと着心地がとにかくいい。
それまでは取り扱いが難しそうだと思っていたけれど
家でも洗えるし、カジュアルにも合わせられると知って
今では下着から靴下まで、シルクを持っています」

明るいグレーのトップスを
毎日のように履いているという黒のパンツに合わせたら
ぐっと大人っぽい雰囲気に。

「これなら初めましての時にも、
格式のあるレストランにも
堂々と出かけられます」

汚れても洗える素材であることや
写り込みが気にならない無地であることも
宮濱さんの仕事着として大切な要素。

「仕事とプライベートを切り替えるためにも
仕事着とおしゃれ着は分けて考えています。
このトップスをプライベートでカジュアルに着るなら
あえて柄ものを合わせたいですね」

ワントーンはサマになりやすいけれど
たまに飽きたときは
華やかなプリント柄に惹かれるのだとか。

「このスカートはウエストを紐で結ぶタイプで
かなりリラックスして着られるもの。
派手と思われるかもしれないけれど、
柄の中の1色を選んでコーディネートすれば
意外と組み合わせやすいんです」

その言葉どおり、明るいネイビーのトップスとも
しっくり馴染んでいます。

「ダークカラーといえば、
以前は絶対にブラックを選んでいました。
でも最近、ネイビーのほうが
柔らかい印象になることに気づいて
その楽しさに目覚めたところなんです。
ボトムスや靴、バッグなどをブラックで揃えて
トップスだけ明るいネイビーにするなんて
シックでとても素敵だと思いませんか?」

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
7月28日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

saquiのダンガリーワンピース

▶︎商品詳細ページへ

weeksdaysではお馴染みのブランド、saqui。
大人っぽさの中に、かわいらしさが
ほどよい感じにプラスされて、
「そうそう、こんなの欲しかった!」
なんて、シーズンのたびに、
欲しくなる服が見つかるブランドです。

今回、デザイナーの岸山さんに、
「weeksdaysのために、
ダンガリー素材を使ってワンピースを」とお願い。
カジュアルな素材を使って、
岸山さんがどんな風に、
私たち大人に似合う服に仕上げてくれるんだろう? と
ワクワクしながら待ちました。

やがてできあがったのがこちらのワンピース。
品のよさとカジュアルさが、
うまく混ざって、とっておきの夏の一枚になりました。

ウェストのリボンをキュッとしばって、
レースのバッグと。
リボンを取って、スニーカーと。
ちょっとしたお出かけに、
また、カジュアルな場所へもぜひ。
(伊藤まさこさん)


DRESS HERSELFの
シルクのワンピース

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着ていてこんなにストレスのない服があるんだ! と
驚くばかりのワンピース。
シルクってすごいんです。
(できれば部屋の中でもずっと着ていたいくらい。)
素材感のすばらしさにくわえて、
首をすっきり見せてくれる襟の開き具合や、
足さばきのよいスリット、
体が自由になるほどよいゆとり‥‥と
ふつうに見えてふつうではないいろいろな工夫が
ひとつのワンピースに込められています。
一枚でさらりとはもちろん、
薄手のニットを下に着たり、
上にニットを重ねたりと、様々な着こなしがたのしめます。
色は「ブラック」と「ネイビー」の2色です。
(伊藤まさこさん)


DRESS HERSELFのシルクのTシャツ

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カジュアルの代表、
といったイメージのTシャツですが、
素材がシルクなので、
エレガントな雰囲気がただようところがいいのです。
コットンのパンツやデニムと合わせると、
カジュアルになりますが、
「カジュルすぎない」ところもまた、いい。
ゆったりとした首回りは、
女性のデコルテをきれいに見せてくれ、
さらには着心地も抜群。
スカートやパンツをインしても、
もたつかず、すっきり、といいことづくめ。
ニットやローブと合わせても。
色は「ネイビー」と「グレー」。
シルクの気持ちよさをぜひ味わってみてください。
(伊藤まさこさん)

シルクのTシャツ、あのひとに着てもらいました。 01 久しぶりの半袖です。 茶調合師 武内由佳理さん

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武内由佳理さんのプロフィール

たけうち・ゆかり
茶調合師。
2015年より、台湾・大陸茶、
オリジナルのブレンドティーを中心に
「心と身体を整えるお茶」を提案する
TEALABO.tを主宰。
月に一度、オンラインストアをオープンし、
季節に寄り添う茶葉や茶器の販売を行っている。
イベントや企画に合わせた
オリジナルティーの調合や卸販売も。
身長155cm。

●TEALABO.t のウェブサイト


茶人、茶調合師として活動している武内由佳理さん。
オリジナルブレンドの茶葉のやさしい味わいと
エレガントな佇まいによって生まれる静謐な世界観が、
武内さんが主宰するTEALABO.tの特徴です。
そんな武内さんが持っている洋服は、
ほとんどがホワイトとネイビーなのだとか。

「母がトリコロールが好きなので
子どもの頃からネイビーやホワイトをよく着ていました。
フォーマルもネイビーでカバーできるので、
ブラックは1枚も持っていないんです」

好きな色に加えて、洋服を選ぶ基準といえば
なんといっても素材感。

「私、”生地フェチ“なんです(笑)。
柔らかなコットンやさらりとしたリネンなど、
触っていて気持ちのいい素材が大好き。
いちばん好きなのはコットンシルクです」

素材を大事にすると
自ずと価格も高くなってしまうけれど
好きなものを少しずつ買い揃え、
長く大切に着るようにしているのだそう。

「ただ最近、光沢がある素材に
惹かれるようになってきたんです。
多分、年齢ですよね(笑)」

肌にパンと張りがあり、
ツヤツヤとしていた若い頃は
洗いざらしの服も似合っていたけれど、
40歳を越えると、そのツヤを補うために
服やアクセサリーの力を
借りたくなってくるのかもしれません。

「このサテンシルクは品のよい光沢があって、
大人にぴったりだと思います。
この肉厚な感じもいいですよね。
透けないし、体のラインを拾わず、
着ていて安心感があります」

イベントへ参加するなど、
地方出張や移動の多い仕事ですが
旅先でもシルクは大活躍。

「シルクはとにかく軽くてコンパクトだから、
旅にもってこいなんですよね。
驚くほど荷物が軽くなる。
宿泊先でハンガーにかけて霧を吹いておけば
翌日にはしわもなく着られます」

ただ、この服を初めて目にしたときは
普段あまり着ない半袖であることに不安があったとか。

「私、バトミントンをしていたこともあって
肩ががっしりしているんです。
二の腕も気になるので、夏でも長袖を選び、
袖をまくって着ていて。
でも久しぶりにこの半袖を着てみたら
やっぱり涼しいなぁ」

裾をボトムにインするのは苦手なので、
ちょっと内側に折り込んで。

「身幅が少しタイトでもたつかないので、
かるく折り込むだけで丈を調整できるんです。
だからボトムを選ばず、コーディネートしやすい」

今日は濃紺のパンツを合わせたワントーンコーデで。
冷房対策に持ち歩いている
大判のコットンパレオを羽織っても素敵です。

「とてもシンプルな服なので、
シチュエーションを選ばないのもうれしい。
オフィスにも馴染むだろうし、
ジャケットを羽織ってもいいですよね。
暑い時期はさらりと1枚で、
肌寒くなってきたらショールやローブを
合わせたいなと思います」

シルクのTシャツとワンピース

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機嫌よく

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時々、
というよりわりと頻繁に、
「なんだかいつも楽しそうだね!」
と言われます。

それは、とてもうれしいことなのですが、
私もそれなりにいろいろあるんです。

でも、
口をへの字に曲げて過ごすより、
笑顔でいたい。
意識してそうすることで、
なんだか運も上向きになるような気がします。

「ハッピーでいること」の工夫は、
他にもあって、
たとえば、窓を開けて部屋の中に風を通すとか、
シンクをピカピカにするとか。

新鮮な空気を体いっぱいに取り込む、
毎朝の散歩も、そうかもしれない。

それから、
身につけるものも大切。
自分にとって気持ちがよく、
気分をあげてくれるものをえらぶこと。

今週のweeksdaysは、
ドレスハーセルフのシルクのTシャツとワンピース。
まるで自分の肌のように、
体に寄り添う心地よさ。

コンテンツは、
3人の方にTシャツの
着こなしを披露していただきました。
そちらもどうぞご覧ください。

シルクを着て、
機嫌よく。
今日も口角上げていきましょう!

miiThaaiiのリネンのエプロン・あの人に着てもらいました 03 キムコさん

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キムコさんのプロフィール

デザイナー。韓国出身。
韓国の大学でフランス文学を学んだ後、デザイン勉強のため単身パリへ。
老舗ファッションブランドでのデザイン業務を経て、
夫の谷卓さんと共に、
2004年オルネ ド フォイユをスタート。
パリで15年間暮らした後、2009年より日本在住。

●オルネ ド フォイユ
●ようこそキムコ食堂。
●キムコさんのインスタグラム
●キムコさんの料理のインスタグラム


ちょっと腰掛けるのにいいラタンのスツールや、
グリップに木彫りの動物がついた傘、
やさしげなプリント模様のシートクッション‥‥
(今や大人気となっている、Astier de Villatteの器も
ずいぶん前から扱っていらしたのではないかな?)

オルネ ド フォイユのオーナー、
谷卓さんのセレクトは、
質実剛健とはちょっと違う、
持っていてうれしく、
使ってほっと和むものばかり。
「何々風」というカテゴリーにおさまらず、
使い方は、私たちお客さん側の自由。
そんなおおらかさに
あふれているような気がしてなりません。

その谷さん、
どうやら新しく家を建てたのだとか。
しかも、内装はご自分たちで手がけているそうで、
その噂を風の便りに聞いていた私は興味津々なのでした。

今回、miiThaaii のエプロンの取材に、
主宰の関根由美子さんが、
「谷さんの奥さま、キムさんはどうかな?」
と挙げてくださったことで、
初訪問が実現しました。

「エプロンはいつもつけているんですよ」。
とキムさん。

料理がお好きだから、
エプロンは身近な存在なのかな‥‥と思っていましたが、
「朝起きると、服をえらぶようにエプロンもえらぶんです」
ですって。
もはやエプロンは、
キムさんにとってなくてはならない存在のよう。

えらんだのはブルー。
緩やかにまとめた髪と、
コットンの白いブラウスにパンツ、
藤のバングルと、
全体が涼やか。そして爽やか。

柄ものの服ももちろん持っているけれど、
今日は、エプロンに合わせて
このコーディネートにしてくれたのだとか。
部屋の雰囲気ともよく合っていて、
さすがだなぁと、この日、
取材に訪れたweeksdaysチームは、
感心することしきり。

高台に立つ、キムさんの家。
光がきれいに回るリビングとキッチンに、
エプロンの青がよく映えます。

壁の色は? 
玄関は? 
床は? 
天井の高さは? 
‥‥考え出すと、気が遠くなりそうな家作り。
けれども、
とても楽しそうに進めているおふたり。

仕事を通じて、たくさんのものを見たり、
パリに住んだ経験が、
今のインテリアに反映されているのかな。

「壁に色を効かせた時期もありましたが、
一周まわって、この家では白」と谷さん。
それも、まっ白ではなく、
穏やかな白。

リビングの床は、フローリングにせず
グレーのマーモリウム(天然リノリウム)にしたり、
キッチンの食器棚は無印良品のオープンシェルフにしたり。
「ブランドに頼らず、センスとアイディアで
インテリアを楽しみたい」と谷さん。

洗面所や玄関など
(撮影中、家探検もさせていただきました)、
タイル張りはなんとキムさんが担当。

料理と庭仕事もキムさん担当のようですが、
それぞれの作業ごとに、
つけるエプロンも違うそう。

服をえらぶようにエプロンをえらぶキムさんですが、
服を着替えるように、
シチュエーションに応じてエプロンも着替える。
これってかなりのエプロン上級者ではありませんか!

透き通るような肌のキムさん。
さぞかし、ピンクもお似合いなのでは‥‥と、
お願いして、ピンクのエプロンもつけていただきました。

私の想像通り、
さすが着こなしてる! 

白い壁に、ウォールシェルフ
(もちろんこの棚も、ご自分たちで取り付けられたそう)、
無造作に配置された雑貨と箱。
ここにいる間、
部屋を改装したい気持ちがムクムクと湧き上がってきた私。

自分の家だもの、
自分らしい空間にしたい。

家のことを、あらためて見直す、
よいきっかけになりました。

miiThaaiiのリネンのエプロン・あの人に着てもらいました 02 イイホシユミコさん

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イイホシユミコさんのプロフィール

器作家/デザイナー。
京都嵯峨美術大学陶芸科卒業後より
作品の発表を始め、2007年に
テーブルウェアブランド「yumiko iihoshi porcelain」を
立ち上げる。
2013年に大阪に直営店を、
2014年に東京に直営店&ショールームをオープン。
プロダクトシリーズやHand work作品を
国内外で発表している。現在は、
アトリエ、事務所を東京・目黒区に置く。

●ウェブサイト
●インスタグラム


「食器が好きなんです」という、
器作家/デザイナーのイイホシユミコさん。
どうやらそれはお母さまの影響が大きいよう。

たとえば、
子どもの頃の休日のお昼ごはん。
「お弁当箱におかずとごはんを詰めてくれて、
『家の好きなところで食べてもいいよ』
なんていうんです」。

それ以外にも、
お母さまの器使いはとても自由。
驚くこともあったけれど、
それ以上に、
ふつうのごはんも、
演出によってこんなに印象が変わるんだ! 
子どもながらにそう思っていたのだとか。

さらに、10代の頃はお母さまと連れ立って、
実家の宝塚から、朝早く電車に乗って、
京都の骨董市にも出向いていたそう。
なんという英才教育‥‥
今のお仕事もなるべくしてなったのですねぇ。

「もちろん、手を動かして器を作るのも好きですが、
それより何より気持ちは『食器が好き』」

という、イイホシさんの作るプロダクトの器は、
温かみが程よく抑えられていて、
でもクールすぎない。
和風の料理だけに限らず、
いろんな国のものを口にする、
今の私たちの暮らしにしっくりくるのです。

電子レンジにかけられたり、
食洗機に入れることができたり、
また、買い足しができるのもプロダクトのメリット。

そして何より私が好きなのは、
その質感と色合い。
白、グレー、スモーキーなグリーン、ブラウン‥‥。

今回、fog linen workで「miiThaaii」を
プロデュースしている関根由美子さんが、
「ぜひイイホシさんにエプロンをつけていただきたい!」
とおっしゃった理由、わかるなぁ。
だって、エプロンの色合いと、
器がなんだかぴったりですものね。

エプロンに合わせたのは、
黒のワンピース。
第一ボタンをきっちり閉めて、
きちんとした印象。

おじゃましたのは、都内のご自宅。
器のイメージ同様、
キリッと整ったイメージです。
「いえいえ、今日のために一生懸命片づけたんですよ!」
とおっしゃっていましたが、
好きなものがはっきりしていて、
すべてに(器やインテリア、そしてエプロンと
服のコーディネートまで!)統一感がある。
なんとも清々しい空間です。

さて、イイホシさん。
エプロン、つけてみた感想はいかがでしたか?

「リボン部分の色がアクセントになっていていいですね。
ふだん、アトリエで作業する時にもよさそう」

そして、うれしいことにリネンのバッグも
とても気に入ってくださいました。

こっくりした茶色に薄いピンク、
海のようなブルーに水色、
ピンクの濃淡‥‥
miiThaaiiのエプロンとバッグは、
色の組み合わせが新鮮ですが、
どれを組み合わせても統一感があるところは、
イイホシさんの器と同じかも。

いつか、イイホシユミコ×関根由美子
(あらどちらもゆみこさん!)のコラボレートで、
すてきな何か、作って欲しいなぁ。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
7月21日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

洗濯用洗剤 シルク&ウール 600ml

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洗濯ブラザーズの
「シルク&ウール」を初めて試した時は、
本当にびっくりしました。
エッセイにも書いたように、
私の「洗濯革命」と断言できる、
洗い上がりの美しさ、そしてしなやかさ。
家でこの仕上がりになるなんてとうれしくて、
去年の衣替えの衣類はほぼすべてを
自分で洗濯をしたほどです。

思わず、友人知人に「使ってみて!」
と連絡をしたところ、
みんなが「すごい‥‥」と絶賛。
洗濯って、どことなく
家事の片手間という感じでしたが、
洗濯する時間が楽しい時間へと変化したのは、
なによりの収穫でした。

weeksdaysオリジナルは、
沈丁花とすずらんの2つの香り。
さりげなく、そしてほのかに漂ってくる春の香りは、
洗濯している人へのご褒美。

洗い上がった服は、前より一層愛着が湧く。
服が好き、おしゃれが大好きという方に、
ぜひ使っていただきたいなぁと思います。
(伊藤まさこさん)

miiThaaiiのリネンのエプロン・あの人に着てもらいました 01 タネカら商店 滝田俊輔さん・十河和子さん

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タネカら商店のプロフィール

青果店・卸問屋。
滝田俊輔さん・十河和子さんがふたりで営む。
化学肥料、除草剤、土壌消毒を使用していない
農を生業とする生産者から農産物を仕入れ、販売。
肥料に頼らず、自家採種に取り組む生産者を
全力で応援している。
レストランや小売店への卸販売と、
毎週1回の朝市を開催。
「お店や朝市に足を運べなくても、
おうちで美味しいものが食べたい。
安心安全なものを、ほっと食べたい」
という声をうけ、ウェブ販売もスタート。
2023年6月9日に
東京都世田谷区深沢5-2-9にショップをオープン。

●タネカら商店


野菜の卸業と個人宅への配送、
それから、朝市などへの出店‥‥

野菜の作り手と、私たち食べ手を繋いでくれている、
タネカら商店の滝田俊輔さんと十河和子さん。

私がおふたりの扱う野菜を知ったのは、
2年ほど前の緊急事態宣言時。
家からも出られず、
買いものに行くのもままならなくて。
この先いったいどうなるんだろうと途方に暮れている時に、
関根さんが、
野菜をどっさり送ってくださったのでした。

「その頃、fogはコロナで休業中。
せっかくならばと、
野菜を売る場所を提供したんです」と関根さん。

箱を開けた時に、
ふわっと土の香りが広がって、
生きる活力(けして大げさではなくて)が湧いてきた私。
健康に育った野菜って、
すごいんだなぁとしみじみしたことを覚えています。

今日は、おふたりに
miiThaaiiのリネンエプロンをつけていただきました。
感想はどうでしょう? と尋ねると、
声を揃えて、
「軽いですね!」。

そうなんです。
このエプロン、つけているのを忘れるくらい軽い。

ふだん、作業をする時にもエプロンはしているそうですが、
「もっと生地が厚くて質実剛健タイプ」なのだとか。
だからこれは接客する時用かな。

十河さんはモスグリーンを。
淡い色合いが、
野菜にぴったりでかわいらしい。

「洋服を着ている感覚でつけられますね」

黒いシャツと合わせてキリッとした感じに。

滝田さんは「ブルーマリン」を。

「最初、ふたりそれぞれ逆の色えらんだのですが、
シャツの色と似てしまうかなと思って、
僕はこちらの濃い方に」

なるほど。
シャツとエプロン。
ブルーのグラデーションがきれいです。

裾の長さもたっぷりとってあるので、
男性もオッケー。
ご家族で兼用、なんてこともできるんです。

撮影場所は下北沢のfog linen workの一角。
野菜を並べ、手書きの看板を立てて、
あっという間に搬入とディスプレーが終了。

さすがの手際のよさ。

この手書きの野菜の説明がいちいちすてき、そして親切。
読んでいると、あれもこれもと欲しくなっちゃう。

タネカら商店という名前の由来は、
「自分で種を繋いでいく」ところからきているのだとか。

「種を採り、土に撒いて野菜を育てる。
私たちの店の野菜は、
肥料にも農薬にも頼らない農家さんを
優先してえらんでいます。
旬のものだけを扱うから、
なんでも揃う八百屋ではないけれど、
でもその分、おいしいし、力強くて日持ちもいいんです」

たしかに、この日いただいた野菜は、
それぞれの味が際立った個性派揃い。
そして何より、見ていて惚れ惚れするほどきれい!

エプロンと一緒に販売するエコバッグに、
野菜やくだものを入れてみましたが、
ほら、なんだか見ているだけでうれしくなってきませんか?

今は、実店舗を探しているというおふたり。
どこ、とはまだ決まっていないけれど、
住宅街の中がいいのだとか。

「地元に根ざした八百屋がいいなと思っているんです」

お客さまが気軽に、
「今日も来たわよー」なんて、
ふらっと立ち寄ってくれる、
そんな店を作りたいんですって。

わぁ、それはぜひとも我が街に。

お店ができたら、お知らせくださいね!

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