未分類カテゴリー記事の一覧です

アイリッシュリネン、 たとえばこんなコーディネート。 伊藤まさこ [2]やさしげなピンク。

未分類

H/SLV GatherShirt IrishLinen(LtPink)

このシャツ、ボタンの締め方で、
ずいぶんと印象が変わって見えるんです。
第一ボタンまで止めると、
こんな風。

H/SLV GatherShirt IrishLinen(LtPink)/Honnete
サロペットパンツ ¥35,200/HARRISS GRACE(株式会社 金万)
サンダル スタイリスト私物

第一ボタンを開けると、
ちょっとラフな印象に。
襟を少しだけ立てると、顔まわりに表情が出ます。

すべて開けると、こんな風。
街を歩くときは、羽織って。
食事の席では、第一ボタンをとめてきっちりと、
なんて1日の中でも
シーンごとに着こなしを変えることができるんです。

ここではやさしげなピンクを、
黒のオールインワンできりりと引きしめました。
ともすると重くなりがちな夏の黒。
リネンシャツの質感が、
軽やかに仕上げてくれるのです。


No Collar Chinese Shirt(LtPink)

薄いピンクのノーカラーシャツには、
水玉模様の黒いパンツを。
パンツの、てろんとした柔らかい素材が、
リネンの質感を引き立ててくれます。

No Collar Chinese Shirt(LtPink)/Honnete
パンツ ¥22,000/le ciel de HARRISS(株式会社 金万)
サンダル スタイリスト私物

シャツの裾を全部出すと、
こんな感じ。
袖を少し折って、手首を見せると
すっきりした印象になります。

パンツのウェストについたリボンを見せるように、
シャツの裾をインすると、また違った表情に。
ジャケットを羽織ったら、
ちょっとしたお出かけにも行けそうな
スタイルのできあがりです。

[お問い合わせ先]
株式会社 金万 TEL:03-5477-8031

再入荷のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせで。
5月19日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

KEnTe レースブラレット
(ミント、バニラ)

▶︎商品詳細ページへ

私がずっと欲しいな、でもなかなかないなぁ‥‥
と思っていたのが、
ブラジャーでもキャミソールでもない、
新しい下着、ブラレット。
キャミソールのようでいて、
でもブラジャーの役割もしてくれる。
そして何よりうれしいのは、
身につけていると、
とても優雅な気持ちになれるってところ。
下着って、見えないおしゃれ。
でも見えないからって、おざなりにしたくないし、
見えないからこそ気を遣いたいと思うんです。
(伊藤まさこさん)


KEnTe レースショーツ
(ミント、バニラ)

▶︎商品詳細ページへ

ブラレットに合わせて作ったショーツは、
レースの美しさを活かしつつ、
履き心地もよく‥‥と考えた股上深めのタイプ。
この深さが、着心地よく、
かつセクシー過ぎず‥‥でいい感じなんです。
(ブラレットと合わせると、
ちょっとボディスーツのようにも見えます。)
また、薄手なためピタッとしたパンツなどを履いても、
表に響かないところがうれしい。
色は肌に馴染むバニラと、
きれいなミントの2色。
その日の気分や、コーディネートする服によって
えらんでくださいね。
(伊藤まさこさん)

アイリッシュリネン、 たとえばこんなコーディネート。 伊藤まさこ [1]夏のレッド。

未分類

H/SLV GatherShirt IrishLinen(DKRed)

赤は着なれなくて‥‥という方でも、
「これなら」。
きっと、そう思っていただける、
シックな色合いが魅力的なシャツです。

黒のパンツやデニムなど、
ふだんのスタイルにももちろんぴったりなのですが、
ここでは思い切って、
同系色のワイドパンツを合わせました。

H/SLV GatherShirt IrishLinen(DKRed)/Honnete
パンツ ¥39,600/hannes roether(株式会社 金万)
サンダル スタイリスト私物

襟元のボタンをきちんと閉めて、
髪はキュッとまとめて。
パンツがワイドな分、
上半身をコンパクトにまとめます。

足元は、エナメルのサンダルを。
ここでもやはりパンツの分量を考えて、
つっかけタイプで、足元のボリュームを抑えます。
パンツの裾は、少し折り返して軽さを出します。
(くるぶしが見えるか見えないかくらいの
すれすれ加減がいい。)

ワントーンの着こなしですが、
アイリッシュリネンが、
ニュアンスある表情を出してくれるので、
けして退屈な印象にはなりません。
リネンの質感と、
こっくりした赤を思い切り楽しむコーディネートです。


No Collar Chinese Shirt(DKRed)

リネンシャツとデニムの「王道」な組み合わせ。
ただ、いつもと違って見えるのは、
このこっくりした赤のおかげ。

シャツの裾は、
すべて出さず、
前部分だけパンツにインして、
軽さを出しました。

No Collar Chinese Shirt(DKRed)/Honnete
サンダル ¥33,000/trippen(トリッペン原宿店)
パンツ スタイリスト私物

足元は、トリッペンのサンダルを。
ちょっところんとしたこの形が、
シンプルなコーディネートを引き立ててくれます。

デニムの裾は、
くるぶしが出るくらいに折り返して。
髪はすっきりとまとめて。

コーディネートが決まって、
いざ出かける、という時に、
もう一度、全体を鏡でチェックして、
バランスを見ましょう。
同じ服でも、裾を折り返したり、
袖をまくったり。
シャツの裾をパンツに入れたり、
または出したり‥‥と
少しの違いで、印象は随分と変わってくるものです。

[お問い合わせ先]
株式会社 金万 TEL:03-5477-8031
トリッペン原宿店 TEL:03⁻3478⁻2255

Honneteのアイリッシュリネンシャツ

未分類

夏支度。

未分類

ここのところ、日増しにあたたかくなってきて、
春も本番。
‥‥というより、
夏を感じる日も少なくありません。

昨日は、
冬の間、お世話になった加湿器をしまい、
扇風機を納戸の手前に移動。
サンダルを出して、夏支度はほぼ完了。

ガラスの器の出番も、
多くなってきたような。
同じことを繰り返しているようですが、
こんな風に、
少しずつ私の毎日は変化しているんだなぁ。

キッチンクロスに、ベッドリネン。
一年を通してお世話になっているリネンですが、
やっぱり夏は本番という感じ。
洗い立てのリネンのシャツに、
袖を通す時の気持ちよさったら、
ないのです。

今週のweeksdaysは、
アイリッシュリネンのシャツ。
形はふたつ、
色は3色。
気に入りの一枚が見つかりますように。

ものづくりを始めた女性たち。そして旅へ。[苣木紀子さん/関根由美子さん]

未分類

伊藤
帽子の「chisaki」の苣木(ちさき)紀子さんも、
とっても素敵な方ですよね。

自由でしなやかな帽子づくり。
その1 ある日突然、帽子に魅かれて。
その2 私、帽子作りを続けていいんだ。
その3 見えない部分まで、とことん。
▶初回から読む

──
ものづくり系の方の、独特なおもしろさ。
岡本
私、苣木さんとの対談、大好きです。
以前、伊藤さんとエレベーターでご一緒したときに、
「私、帽子が苦手なんです」
っていう話をしたことがあって、そのときに
「被ってみたら、なんとかなるよ」
とおっしゃってくださったんですよ。
伊藤
そんなことが(笑)。
岡本
「被ったらいいのに。慣れだよ!」って。
伊藤
でも、本当にそう。慣れなの。
岡本
それをきっかけでちょっと被ってみたんですね。
──
おっ、いいですね。
岡本
そうしたら、最初はちょっと照れ臭かったんですけど、
だんだん自分でも見慣れてきて、
帽子ってこんなに楽しいんだってわかるようになって、
伊藤
うんうん。
岡本
帽子については菊池亜希子さんも
対談で
おっしゃってるんですけど、
全体のコーディネートの重心を
帽子で上げることができたりだとか、
そういう使い方ができるっていうことが、
大きな発見になって、
伊藤
へえーっ。
岡本
自分のおしゃれが、
ちょっとまた違う方向で
楽しくなったっんです。
伊藤
ええーっ、ありがたーい!
岡本
苣木さんの対談で言うと、
帽子づくりをすることになった経緯のお話で、
まったく未経験なことでも
チャレンジすることっていうのは
大事なんだなって思ったりとか。
──
ものづくりで一流の仕事をなさっている方って、
だいたいみんな、
「最初、怖いもの知らずだったんですよ」って。
伊藤
fog linen workの関根由美子さんも
そうおっしゃっていましたね。
いきなりリトアニアの工場に交渉、みたいな。
岡本さんが言ってくれた通りで、
「ガーって行っていいんだ!」って思えますよね。
‥‥さて、予定の時間がきましたね。
「これも」って、みんな、ありますか?

さがす、えらぶ、つくる。
その1 古本屋から雑貨屋へ。
その2 リトアニアへ。
その3 気持ちのいい場所へ。
▶初回から読む

諏訪
はい、ひとつだけいいですか。
旅のコンテンツ、今読み返すと、いいんですよ。
ちょうど伊藤さんが矢野顕子さんの取材で
ニューヨークに行かれているとき、
こちらで更新するコンテンツが手薄だとわかり、
伊藤さんが現地から写真とコラムを
送ってくださったのを即時更新していきました。
いま見たら、通しタイトルがついていないことからも、
わたしたちが慌てているのがわかるんですけれど。

day 1/私の旅じたく
day 2/機上より
day 3/荷ほどき
day 4/巻きものをしのばせて。
day 5/友人のために。
day 6/ふたつのスーツケース
day 7/旅のおわり
▶初回から読む

伊藤
これ、飛行機の中で書いた記憶がある!
諏訪
その連載が、とっても好きで、
翌年は「もっと旅の話が聞きたい」と、
旅について、年末の1週間、
伊藤さんにコラムを更新していただきました。

わたしの旅じたく。
[1]靴3足。
[2]ぺたんこバッグ。
[3]基礎化粧品。
[4]毛糸のぱんつ。
[5]あたたかいもの。
[6]着回しのきくパンツ。
[7]カシミヤ。
▶初回から読む

伊藤
そうでしたね。
いま読むと、
「心配事なく、旅に行ける日が来ますように」って、
心から思いますね。
篠田
ほんとうですね。
伊藤
みんな、ほんとうに今日はありがとうございました。
わたしも「そうだった!」という発見が
たくさんありました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
一同
こちらこそ、よろしくお願いします!

会いたい。[樋口可南子さん/安藤桃子さん]

未分類

太田
樋口可南子さんに登場いただいた連載も、
やっぱり、すごく、素敵でした。

樋口さんに会いたい。
その1 いつもたのしく。
その2 キング・オブ・バンブー。
その3 嘘をつかない。
その4 お孫ちゃん。
その5 キャパとエンジン。
その6 じぶんを救うもの。
その7 わたしたちの中に眠るもの。
▶初回から読む

──
これは、念願かなって、ですよね。
「weeksdays」の立ち上げ当初から、
いつか登場していただきたいって
伊藤さんがおっしゃっていた方ですから。
伊藤
ねーっ。
諏訪
いい写真ですよね。
太田
本当に素敵。
──
あえて、破顔で笑う伊藤さんをトップにしてます。
もっと「おすまし」の写真もあったんですが。
そういえばこのとき、写真の有賀さんが緊張しちゃって。
伊藤
そうだ! 緊張してたよね。
中山
全員で緊張してました(笑)。
諏訪
私も、なぜか携帯をゴミ箱に捨てたりとか(笑)!
太田
そうだった、そうだった(笑)。
伊藤
わたしも、じつは、
樋口さんとお仕事をしたのは初めてで、
こっそりドキドキしてました。
そうしたら「今日は女優だよ~!」なんて、
メイクしながら大きな声でおっしゃって、
その場を盛り上げてくださったりして。
諏訪
カッコよかった!
──
おもしろかった。メイクの間も、元気よく、
ずーっとしゃべってくださって、
「あれ? しゃべってていいんですか」って訊いたら、
「本当はだめなのよ、メイクしにくいから」って。
伊藤
そうだよね。
篠田
織物のお話と、
愛犬ブイヨンの話が、
すごく素敵だったなあって思います。
──
そういえば樋口さんが着物をお召しになると
先に情報をいただいていたので、
てっきり伊藤さんも着物かと思ったら、
草履だけ和風で、あとはいつものスタイルでしたね。
伊藤
そうなの、
「樋口さん、着物着るんだって」と友人に言ったら、
「張り合って着物着ちゃダメだよ!」
って諭されました(笑)。
──
え、言われなかったら着てたんですか。
伊藤
着ないですよ! 張り合ってどうするの~。
ただ、普通の靴だとなんだな、と思って、
家でお迎えするみたいにして、
草履を準備したんです。
──
さすがスタイリストだと思いました。
篠田
映画・演劇の世界のかたとの対談では、
安藤桃子さんと高知で行なった
「あいすることと、あいされること。」も
すごく印象に残ってます。

あいすることと、あいされること。
その1 気持ちが先、理屈はあと。
その2 海の底に降りてゆく。
その3 振り返ってる場合じゃない。
その4 ギュッとする時間。
その5 残高3000円でも。
その6 トゲトゲの町。
その7 根本は「食」。
▶初回から読む

──
桃子さんとの対談は、
盛り上がりすぎて、
編集をまとめるのに苦労しました。
伊藤
現場、ほんとうにおもしろかった(笑)。
たしかにその空気を文字で再現するのは、
きっとたいへんですよね。
篠田
大丈夫ですよ、読んでいて、すごく沁みましたよ。
伊藤
「肝っ玉」の人ですよねえ。
内田也哉子さんとは全然個性が違うけれど、
肝の据わり方の方向性が似ていた気がします。
桃子さんのように映画を作ってる人って、
服のデザイナーさんとも違って、
独特の雰囲気があるんですよね。
うまく説明できないんだけれど、
「長」(おさ)みたいな迫力があるんです。
──
ひとりの役者から、大勢のチームまで、
全員を説得する大きな力を感じますよね。
伊藤
そうそう!
桃子さんには、ひとりのアーティスト的な面も
あるんだけど、「長」的なものが、このときは強かった。
ちょうど大きなイベントの準備をなさっていたんですよね。
──
桃子さんは、版画をつくったりもして、
きっと1人の仕事もみっちり追究する。
でも今の映画監督という仕事は、
さらにピッタリ合ったんでしょうね。
伊藤
そう、桃子さんには独特の、
アーティストとリーダーがうまい感じに
混ぜ合わさってる感じが、
すごくおもしろかった記憶がありますね。
また誰か、映画監督の方に会ってみたいですね。
西村
桃子さん、後ろを振り返らないというか、
真っ直ぐに駆け抜けている感じに、
「ああ、そうか、こうやって生きていいんだ」みたいな、
すごく大きなエネルギーを貰いました。
あと、写真がとってもきれいでしたよね。
仁淀川の写真とか。
伊藤
うんうん、うんうん。
西村
人との触れ合いがあってこそ、
という暮らし方にもエネルギーを貰って、
読んでリフレッシュしたというか、
なんだかさっぱりしたなあ、と思いました。
伊藤
おおーっ、それはうれしいな。

大先輩と古書探訪。[河野通和さん]

未分類

伊藤
わたしはこの対談も思い出深いんです。
「ほぼ日」が引っ越してくる前の神保町で収録した
河野道和さんとの対談。

出会う。
その1  深呼吸をするように。
その2  サッカー少年の挫折。
その3  本とアイスクリーム。
その4  違う場所へ。
その5  人をつなぐ糸。
▶初回から読む

太田
そう、「ほぼ日の學校」前校長の河野さんですね。
社内で見たことのない河野さんを見た、
っていうのが、私の感想なんです。
──
写真では伝わりにくいかもしれないんですが、
河野さん、ニッコニコだったんですよね。
伊藤
そうなんだ!
諏訪
たしかに、「ほぼ日の學校」では見たことのない
河野さんの表情でしたね。
太田
私たちとしゃべるときとも、違ったし。
篠田
たしかに、たしかに。
「大先輩」としての対応を
丁寧にしてくださるのは同じなんですけれど‥‥。
伊藤
そうなの?
太田
なんか、あれ? 河野さん、
いつもと違いますよ、みたいな(笑)。
──
もちろん普段から優しいんですよ。
伊藤
そうだよね。
──
とても優しい人なんだけど、格別にね。
太田
なんだか「男性感」があった気もしました。
──
ああ、この年下の、本の好きな女性に、
先輩として、男気を出すぞ、みたいな?
伊藤
この対談は、「100冊の古書」っていう企画で、
それはもう、無茶なことをしましたね。

100冊の古書
[1][2][3][4][5][6]
▶初回から読む

──
ああーっ。
伊藤
無謀(笑)。
100冊の古書を、
どの本が届くかわからない状態で販売をしたんです。
それぞれ、わたしが読んで、
ぜんぶにコメントをつけて。
あれ、本当大変でした。でも、楽しかった。
──
全部読んだっていうのが‥‥。
伊藤
最初の10冊くらいで、
言わなきゃよかったって思った‥‥。
でも、河野さんが、
「學校長だより」でもそのことに触れてくださって、
とっても嬉しかったです。
この企画は、なんていうんだろう、
モノを売ることによる、その売上も
もちろん大事なんだけど、
「weeksdays」はそれだけじゃない店なんです、
ということが証明できたっていうか。
──
ビジネスという意味ではほんとうに小さい。
「でも、だいじなことなんだから」と。
自分たちはモノの形をしたコンテンツを
やっているんだということで、
その軸はぶれてませんよ、
ということが伝わる企画でした。
伊藤
うん。これは夏休みの宿題をやり遂げた感じがしました。
中山
これ、今読んでもおもしろいです。
──
古書の紹介なので、手に入れやすいですし。
ぜひ読み返していただけたら。
伊藤
そこに河野さんとの対談があることで、
さらなる深みが出ましたね。
河野さんって「すごい」インテリじゃないですか。
──
超がつくインテリですよね。
伊藤
そんな方が、わたしのところまで降りてきて、
話を合わせてくださった。
太田
面白かったのは、河野さんは若い頃から全集主義で、
「その作家の全部を読む。
そうすると、わかってくることがあるんです」という話に、
伊藤さんは「わたしは高校生のときに、
自由が丘のアイスクリーム屋さんを、
全部制覇しました。
食べ込まないとわからないことがある」と返す。
そこで意気投合。
伊藤
そうそう、負けじと、食べ込みの話でドヤ顔(笑)。
坂口
負けじと(笑)。
諏訪
最高です(笑)。
伊藤
すいません、自由で‥‥。

「笑い」の世界から。[田辺智加さん/大久保佳代子さん]

未分類

──
ぼる塾の田辺智加さんとは、
おやつをテーマにした対談をしました。


ぼる塾の田辺さんと
天国のスイーツ談義。
その1 スイーツ英才教育。
その2 知らないものがいっぱい。
その3 はじめてのパネットーネ。
その4 フランスに行きたい。
その5 スイーツ女王。
その6 たのしい神保町。
▶初回から読む

伊藤
これもいろんな人に、
「読みました!」って言われたコンテンツです。
太田
「ほぼ日」社内でもすごく反響が大きかったです。
「読みました」って。
かわいくておいしいものって、みんな好きだから、
田辺さんってその象徴ですよね。
伊藤
ね!
太田
「それが詰まっているから、もう絶対幸せになれるよ。
読みなよ!」って、本当、言いたいです。
──
芸能界で売れっ子の方は、ほんとうにお忙しくて、
これまでにじつは「当たって砕けた」例も多いんです。
田辺さんは、単行本を出されたばかりの
タイミングだったこともあってよかったですね。
しかも「神保町よしもと漫才劇場」に出ているので、
「ほぼ日」界隈のスイーツに詳しいという、
いろいろいいご縁が重なって。
伊藤
お会いして感激したのが、
わたしたちが並んで撮影しているとき、
食べてて、お菓子の包装紙などを捨てたい、
でも近くにゴミ箱がない。
そうすると田辺さん、こっそりポケットにしまうんです。
スタッフやマネージャーさんに渡すこともできるだろうに、
そういう小さなことから、
本当に裏表がない人なんだなあと感じました。
──
うんうん。
伊藤
芸能界の方といえば、
大久保佳代子さんもおもしろかったですね(笑)。

女子たるもの。
その1 湯葉のようなショートパンツ。
その2 おんなのトランクス。
その3 トレーニングと下心。
その4 女子でいいじゃない。
その5 好きなタイプって言われても。
その6 わたしの顔が変わってく。
その7 あたらしい老後の形。
▶初回から読む

諏訪
おもしろかった!
素敵でしたね。
──
あのときは密室の対談ではなく、
聞きたいという社内の幾人かを観客にして
ちいさな公開対談にしたんですよ。
そのことを知らなかった大久保さん、
もう即座に5秒で
「お客さんがいるときのモード」に切り替えて。
伊藤
頭の回転のはやさ!
──
伊藤さんとは初対面なのに、
ちゃーんと、ギリッギリのところで、いじるんです。
それがおかしくって。
あの勘の良さ!
伊藤
最高でしたよね(笑)。
大久保さんがテレビでずっと人気者だという
理由がわかりますよね。
山川
もっと好きになっちゃいますよね。
伊藤
そう! 好きになっちゃうの。
山川
大久保さん、髪の毛がサラッサラで、
すごくかわいかったです。
伊藤
そうなの、きれいな人だったよね。
山川
きれいな上司みたいな感じでした(笑)。

書いていただきたかった人たちと。[酒井順子さん/宮下奈都さん/群ようこさん/穂村弘さん/おおたうにさん/なかしましほさん/新井文彦さん/KIKIさん/今日マチ子さん/浅生鴨さん/清水ミチコさん/U-zhaanさん]

未分類

中山
寄稿してくださった酒井順子さんは
日傘をテーマに4回連載で。

柔らかな影。
[その1][その2][その3][その4]
▶初回から読む

伊藤
大御所の酒井さん、とっても嬉しかったです。
宮下奈都さんも傘をテーマに
3回の連載で書いてくださいましたね。

晴れの日雨の日
[1]いい天気
[2]祝福されて生まれた子
[3]紫陽花の開く瞬間を見る
▶初回から読む

太田
群ようこさんも、カシミアをテーマに3回。

カシミア。
[1]小さな玉巻の毛糸
[2]柔らかい光
[3]五十歳になったとき
▶初回から読む

──
すごい作家陣!
伊藤
当たって砕けろで依頼しましたね。
たとえば、穂村弘さん。

クリスマスとの戦い

──
おおたうにさん、なかしましほさん、新井文彦さん、
KIKIさん、今日マチ子さん、浅生鴨さん、
清水ミチコさん、U-zhaanさん‥‥。

わたしの、赤。 おおたうに

ストーブの上はいつも。 なかしましほ

阿寒湖の冬。 新井文彦

母の眠り、子の眠り。 KIKI

トンネル。 浅生鴨

バスルームのごちゃごちゃ 清水ミチコ

インドと風呂 U-zhaan


──
いろんなかたからの寄稿を読み返してみたい、という方は
「weeksdays」の「CONTENTS」ページで、
左上の欄から「COLUMN」を選んでください。
一覧が出てきます。ぜひ読んでください。
伊藤
文章を書いていただきたいな、と思う人って、
わたしが何かしらおもしろいなって思ってる人で、
「文章なんか書いたことないです」って
ちょっと躊躇される方も多いんだけど、
いざ書いていただくと、大丈夫なんですよね。
なにかおもしろいことをしたり、
なにかやりたいことがある人って絶対に書ける。
別に「うまく」なくてもいいんだもん。
人の心に響くものであればいい。
それがおもしろいなあと思ってます。
あと、ウェブという媒体のよさで、
文字量の制限がないから、自由ですよね。

とりとめもなく話したい。[内田也哉子さん/矢野顕子さん/坂本美雨さん]

未分類

伊藤
内田也哉子さんとの対談「家族。」も、
印象深かったですね。

家族。
その1 はじめまして。
その2 覚悟はない。
その3 母が惚れた。
その4 静かに強い。
その5 自由が嫌だった。
その6 なるようにしかならない。
その7 私は私として。
▶初回から読む

──
樹木希林さん、内田裕也さんの話もたくさん出て。
篠田
対談に同席させていただいたんですが、
芸能の世界にいる方ならではの
オーラのようなものはもちろんあるんですけど、
圧が全然なくて、お部屋に入ってきて、
すごく自然にそこにいらっしゃるというか、
このときに流れていた空気は、
すごく落ち着いていた気がしました。
伊藤
うんうんうん。
中山
有賀傑さんの写真も相まって、
いまも読むと心が落ち着く対談です。
伊藤
これは「お正月の対談企画」で、
ちょっとスペシャルな方に登場いただこう、
という、年に一度のシリーズなんですよね。
最初のお正月は、ニューヨークの矢野顕子さん。
コロナ禍を経て今考えると、対談そのものは
オンラインでもできたことなんでしょうけれど、
このときは「行きましょう」と。

NYのアッコちゃん。
その1 住んでる街ごと。
その2 夜更かしなのに。
その3 BGMのこと。ちょっと昔のこと。
その4 猫について。料理について。
その5 活火山。
その6 はじめてのアッコちゃん。
その7 ニューヨークに住むということ。
▶初回から読む

──
あのときは行ってよかったですね。
矢野顕子さんのご自宅で伊藤さんが料理。
ぼくも休みをとって同行させていただいて、感動でした。
篠田
矢野さんのコンテンツは、写真も好きです。
私が言うのは僭越ですが「かわいい」んですよね。
伊藤
お家で料理をさせてもらうって、すごくいいんですよね。
その人の生活がわかるっていうか。
そして、お家に行くと、
ピアノに練習曲の楽譜があったりして、
毎日練習なさっているんだなとか。
坂口
今のこのコロナ禍ではちょっと考えられないですよね、
ニューヨークのお宅に行ってっていうのは。
ですから改めてそのときの楽しさを
思い出させてくれるコンテンツだなって思うんです。
伊藤
なるほど。
坂口
それに、ニューヨークに行こうという行動力、
気合いみたいなものがあって、
「weeksdays」ってすごいなって思わせてくれた
対談だなと思ってます。
伊藤
矢野さんからはじまって、
商品を販売しない年末年始のあいだ、
どんなコンテンツでもりあげようかと考えるのが
毎年暮れの恒例になりましたね。
「対談、どなたにお願いしよう?」って、
翌年が内田也哉子さん、そして樋口可南子さん
今年は深澤直人さん
断られるかもしれないけれど、えいやっ! と、
お願いをしてみたら「いいですよ」って、
みなさん、おっしゃってくださって。
──
矢野さん関連で補足しますと、
「weeksdays」には、矢野さんの娘である
坂本美雨さんが、「父」の登場するエッセイを
寄稿してくださっています。
すごーく、いい文章ですよ。

父に、服を。

伊藤
そっか、お父さんは、坂本龍一さん。
──
こういう名エッセイも、
じつは「weeksdays」に掲載されているんです。
ぜひ掘り出して読んでください(笑)!
伊藤
そう! 一回ずつのエッセイにも、
すごくいいのいっぱいあるんです。
たとえば‥‥。

外国に暮らす日本の女性たち。[ニューヨーク 仁平綾さん/ハワイ 工藤まやさん/ロンドン イセキアヤコさん/メルボルン 田中博子さん/パリ 鈴木ひろこさん/ヘルシンキ 森下圭子さん/ホーチミン 田中博子さん/ミラノ 小林もりみさん/ストックホルム 明知直子さん]

未分類

伊藤
「いま、どんな風に過ごしてますか?」は、
なかなか大きなコンテンツでしたね。

オンライン対談 いま、どんな風に過ごしてますか?
ニューヨーク 仁平綾さん[1][2]
ハワイ 工藤まやさん[1][2]
ロンドン イセキアヤコさん[1][2]
メルボルン 田中博子さん[1][2]
パリ 鈴木ひろこさん[1][2]
ヘルシンキ 森下圭子さん[1][2][3]
ホーチミン 田中博子さん[1][2]
ミラノ 小林もりみさん[1][2]
ストックホルム 明知直子さん[1][2]
▶初回から読む

──
力作です。
伊藤
これは本当にいろんな人から
「読んだよ!」って言われたコンテンツです。
すごく読み込んでくれた人が多かった。
諏訪
ええ、まさしくあの時、知りたいことでした。
──
コロナ禍がはじまり、
世界中のまちがロックダウンとなっていき、
日本でもみんなが自宅待機を余儀なくされたなか、
「weeksdays」も自由に取材に行くことができず。
伊藤
本当に、みんなが深いため息をつく状況で。
──
そんななかで、リモートでできる取材は何だろうと、
困って考えて生み出したタイプのコンテンツでしたね。
伊藤
あのとき、みんなは
「じゃあ、コンテンツを休みましょう」と言うかも? 
とちょっと思っていたら、誰もそう言わなかった。
むしろ「なにか、しましょう!」みたいな(笑)。
この、ずーっと365日続いているコンテンツを、
休ませてなるものか、みたいな雰囲気でね。
諏訪
たしかにそうでした(笑)。
それでみんなで考えているなかに、
伊藤さんが「今一番知りたいのって、
みんながどうしてるか、じゃない?」と。
──
伊藤さんは世界中に、頼れるお友達がいらっしゃると
おっしゃっていたので、そういうみなさんに
オンラインで取材をしたらどうでしょう、と。
伊藤さんには人選からまるっとお願いをしました。
伊藤
港みなとに、心強い友人たちがいるんです。
その土地に根ざして生きている女性たちが。
中山
それで一気にアポをとって、
オンライン対談をすすめましたね。
コンテンツになるのも早かった気がします。
伊藤
そう、早かった。
糸井さんからのリクエストで、
「スウェーデンのことが知りたい」と、
追加で取材をお願いしたり。
ちょうどスウェーデンのコロナ対策が
世界中の注目を集めていたときだったんですよね。
諏訪
糸井さんも「やっぱりニュースじゃ聞けないような話で、
伊藤さんとの関係性があるからこそ
皆さんが話してくれることなんだよね」って。
このとき思ったのは、ハワイとかヘルシンキとか、
自然が近くに住んでる方たちって、
やっぱりこういうふうになったときに強いな、
っていうことでした。
心の安定のために自然と触れ合うことができる。
それはけっこう、今の自分のいる状況とは違うんですよね。
それを感じてうらやましいなって思ったんです。
伊藤
そうだよね。
──
ハワイは海があり、
ヘルシンキには森があり。
諏訪
ヘルシンキの人たちがみんな森で
ソーセージを焼き始めちゃって、
禁止令が出たとか(笑)。
伊藤
かわいそうに、密になるからですよね。
ハワイはかわいいマスクが見られた。
でもニューヨークはけっこう切羽詰まってた。
坂口
そうですね。
──
あのとき、ニューヨークは、
ほんとうに張りつめていましたね。
仁平さんも、買ってきたものは全部消毒して、
玄関に置いてしばらくしてから居室に入れるとか、
着てるものも全部消毒するとか。
思えば、仁平さんも、この後にご夫婦で
日本に帰ってきたんですよね。
取材から1年後の様子は、
みなさんにエッセイで寄稿をしていただいて。

ストックホルム‥‥明知直子さん 
ロンドン‥‥イセキアヤコさん 
ホーチミン‥‥田中博子さん 
パリ‥‥鈴木ひろこさん 
ハワイ‥‥工藤まやさん 
ミラノ‥‥小林もりみさん 
メルボルン‥‥田中博子さん 
ニューヨーク‥‥仁平綾さん 
ヘルシンキ‥‥森下圭子さん 
▶初回から読む

伊藤
日本に帰ってきたきっかけは、
ニューヨークの友達がいろんな所に移ったことだったと。
西海岸、南仏、散り散りになっても、
オンラインで会話もできるし、
ニューヨークにいるってことこだわらなくてもいい、って。
それでいま仁平さんたちは京都にいるんです。
──
コロナ禍のはじまりでマスク不足が深刻なとき、
伊藤さんがハンカチでつくるマスクを
紹介してくれたこともありましたね。

ハンカチでマスクをつくろう。

伊藤
このときのスピード感もすごかった。
きっとこれ、チームが1年目じゃ、
できなかったことなんだと思う。

そうか、こんなふうに使うんだ![読者のみなさま/岸山沙代子さん/ほぼ日乗組員/吉田勝彦さん/小堀紀代美さん]

未分類

伊藤
そして読者のみなさんに
ご協力いただいたコンテンツでは、
小ひきだしの使い方も楽しかったですね。

小ひきだし、うちではこんな使い方。
「ほぼ日」読者編 その1/その2/その3
▶最初から読む

中山
おもしろかったです。
すごく参考になりました。
篠田
何もモノを入れていない段のある方がいらして、
なんでだろうって思ったら、
支払い伝票とか、すぐやるべきものをそこに入れて、
カラの状態にしておくのがミッションだと。
何もないのが正解っていうのが、なるほどと思って。
伊藤
そう!
坂口
その使い方、素敵ですね。
諏訪
絶対に、何か入れちゃいます、自分だったら。
伊藤
ああ。
──
こういうことが習慣になるのがいいですよね。
うっかり入れたまま忘れる、
なんてことは起きたりしないんだろうなぁ。
伊藤
そういえば、小ひきだしじゃないんですけれど、
料理家の方の冷蔵庫の使い方。
1段まるっと何も入れていない、
という人が、けっこういらっしゃるんです。
篠田
ええっ!
伊藤
たとえば、調理中に、サラダ菜を冷やしておきたい、
というとき、ボウルごと入れられるでしょう? 
みたいな。
空きがないと、何も準備ができないって。
坂口
はあ‥‥「空きがないと、何も準備ができない」、
心も一緒ですね。
伊藤
そうかも、しみじみ(笑)。
篠田
saquiの岸山沙代子さんの使い方もありましたね。

小ひきだし、うちではこんな使い方。
saqui 岸山沙代子さん編

太田
かわいかったですよね。
すごく岸山さんらしかった。
中山
伊藤さんのアクセサリーボックスとしての使い方も、
奇跡の入れ子状態がすごかったですよね
ピッタリ、本当にシンデレラフィット。
篠田
問い合わせがありましたよ、
「どこのですか」っていう。
伊藤
Amazonで買ったんだけれど、
ほんとうにぴったりで。
岸山さんにどこで買ったの?と聞かれたから、
Amazonで‥‥と伝えたら、30秒後くらいに
「買いました」とLINEをくれました。
篠田
速い!
伊藤
「ほぼ日」のみんなに、
こんなふうに使いたいっていう
サンプルをつくってもらった回も好きなんです。
美篶堂のアコーディオンアルバム。
わたしが初回で、バトンを回すようにして。

アコーディオンアルバム、わたしの使い方。
伊藤まさこ編
ほぼ日乗組員・諏訪/高澤編
ほぼ日乗組員・山川/武井編
▶初回から読む

篠田
素敵でした。
伊藤
そうだ、そうだ。
山川
インターンで来ていた、
当時、美大生だった乗組員(きひろ)にも
手伝ってもらって。
伊藤
武井さんも参加。
──
旅のラベルのコレクションですね。
僕は「weeksdays」の担当編集者ですけれど、
ページに本人としては登場しないので、
ああいう形で参加できてうれしいです。
山川
でも、伊藤さんが最初に
お手本を示してくださったので、
みんな、すごくやりやすかったんですよ。
伊藤
父の若い頃の写真、
娘の小さい頃の写真、
大事なひとからの手紙‥‥。
それまでばらばらに保管していたものが、
あの1冊があることで、
すっごく特別なものになりました。
山川
アルバムのスタイリングが素敵すぎて、
自分も先祖の写真を探した方が
いいかなって思ったり(笑)。
伊藤
みんなの洋服の着こなしを見るのも楽しいけれど、
こういうのって、
「え、この人ってそういう感じなんだ!」
みたいな発見があって、それもいいんですよね。
貼る、だけじゃなく、直接描いたりとか。
山川
人によって全然違いましたね。
──
これからも、たとえば、鋼正堂の器を
どう使いましたか、とか、
あるかもしれないですね。
伊藤
それで言うと、東屋の磁器のお皿を使って
プロに、料理を盛っていただいたこともありましたね。
──
やってもらいましたね。
伊藤
「jeeten」の吉田勝彦さんに中国料理を、
「LIKE LIKE KITCHEN」の小堀紀代美さんには
カフェのごはんを。

ふたりの料理人と東屋のうつわ。
[1][2]
▶初回から読む

篠田
そうした、素敵なコンテンツでした。
料理人によってあんなにうつわの表情が変わるんだって、
もう、ほんとうにすごいですよね。

みんなの使い方と、たのもしい助っ人。[読者のみなさま/藤井志織さん]

未分類

伊藤
わたしが「そっか!」って、
いち読者として楽しく読んだのは
「みんなのかごのつかいかた。」でした。

みんなのかごのつかいかた。
[1][2][3][4]

▶初回から読む

中山
愛用してくださってる方や、伊藤さんのお知り合いの方に
使い方をお聞きしたシリーズのひとつですね。
ベトナムのかごのほかに、小ひきだし、
ミモザのリースなど、
使ってみての感想をおききするコンテンツが
いくつかあります。
みなさんにとっては、たぶん大変なことだと思うんですが、
こういうコンテンツがあるからこそ、
わたしたちも知る機会ができて、よかったと思います。

ことしもたのしみ、ミモザのリース。

わたしがミモザを飾るなら。

小ひきだし、うちではこんな使い方。


伊藤
うん、うん。
中山
皆さんの使い方も、
作って売ってるはずのわたしたちが
びっくりするような、
うれしい使い方がたくさんあって。
伊藤
たしかにそうでしたね!
みんながおしゃれで。
中山
そうなんです。
そして、みなさん、写真がとてもきれいですよね。
伊藤
すごくお上手ですよね!
篠田
あらためて、これだけいろんな人に
商品が行き渡ってるのって、
「weeksdays」ならではだなと思います。
どこかのタイミングで
またぜひやりたいシリーズだなと思います。
──
好評をいただいて、
何度も作ることができた商品なので、
こうしたコンテンツも生まれるんですよね。
篠田
ベトナムのかごは、その最たるものですね。
伊藤
うんうん。
坂口
たしかに。
伊藤
いろいろなかたに商品をためしていただく、
という意味で、藤井志織さんがレポートしてくださる
シリーズも、すごく好きです。
──
編集者でライターの藤井志織さん。
人選から、取材、撮影、文章まで、
まるっとひとつの世界観をつくってくださる藤井さんは、
「weeksdays」のコンテンツづくりにおいて
大きな力になっていますね。
自分たちではどうしても、
おおぜいの方を知らなかったりするので、
藤井さんのつながりの広さ、多さには感謝しかないです。
たとえば、こんなコンテンツ。

あのひとのかごのつかいかた。
[1]TEALABO.t 主宰 武内由佳理さん
[2]菓子研究家 長田佳子さん
[3]LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん
▶最初から読む

わたしなら、このスカートに。
その1 建築家 各務麻衣子さん
その2 バイヤー 中澤沙織さん
その3 ワインコーディネーター 熊谷良子さん
▶最初から読む

ムートンサンダルをあのひとに。
[その1]美容師 森 愛さん
[その2]料理人 岸本恵理子さん
▶最初から読む


伊藤
志織さん自身の興味が
人にも商品にもきちんとあるのがいいんですよね。
そして、わたしがいいなと思っている理由のひとつが、
志織さんはわたしの10歳くらい下だということ。
その、微妙な年代の違いが、
「weeksdays」のコンテンツに幅をもたせてくれる。
あと、下着に詳しかったり、コスメが好きだったり、
わたしにはない情報を持っているし、
全然違う目線でレポートをしてくれるから、
すごくおもしろいんです。
藤井さんご本人にも、
わたしが取材をするかたちで、
幾度か登場していただきましたね。

DRESS HERSELF たとえばこんなコーディネート。

ムートンサンダルをあのひとに。


──
志織さん、これからもよろしくお願いします、
本当に。
伊藤
ほんとうに!

「weeksdays」の名付け親。[糸井重里さん]

未分類

坂口
糸井さんと伊藤さんの対談、
「なにかいいこと。」も
たくさんの方が読んでくださったコンテンツです。

なにかいいこと。
その1 「weeksdays」はじまります!
その2 「いいなあ」像が、その人をつくる。
その3 なにかいいこと、カッコいいこと。
その4 決断の速さと責任の重さ。
その5 「もの」から「こと」へ。
▶初回から読む

伊藤
いちばん最初の! 
「weeksdays」を立ち上げるときのものですね。
篠田
もう、4年も前なんですね。
山川
「weeksdays」がどんなお店になるのかも
おぼろげというか、
これからだなっていうときでしたね。
使う写真はこれくらいの大きさで、
ザクザク切り抜いてほしいみたいなディレクションも、
伊藤さんからしっかり細かくいただいた思い出があります。
「これはもっと小さくして」
「これはもうちょっと」みたいなやりとりを何度もして。
「ここが始まりだな」って、今見ると、感じます。
写真も、話したのは会議室なんですけど、
外に撮りに行きましょう! って。
伊藤
うんうん、うんうん。
岡本
私は、「weeksdays」チームには
あとから参加したんですけれど、
今回、過去の商品を全部見て、
「ひとつも古くなってないなぁ」と思ったんです。
その理由がこの対談に書かれているように思えました。
売れるものを集めるのではなく、
伊藤さんがいいと思ったものを
推薦しているからなんだ、って。
つまり流行はあんまり気にしていない。
伊藤
なるほど。
岡本
これ、私が「ほぼ日」に入社する前の話なんですよ。
最初に伊藤さんがどういう気持ちで始めたのかが、
これを読むことで理解できて、
「姿勢を正そう!」と思えました。
伊藤
ええっ、そんな、おおげさな。
でもありがとう。
岡本
逆にお聞きしたいなと思ったのが、
このときと今は、仕事の進め方が、
多少、違うのではないかなということです。
今は1個の商品を出すまでの流れ、
なんとなくの仕組みが出来上がっていますよね。
伊藤
うんうん。
岡本
こうなるまでに、苦労とか工夫とか
されてたのかなあ、と。
伊藤
ああ‥‥、最初は本当に、なにもわからなくて。
デザインのことも「こうしたい」がかたちになるまで
けっこうな時間をかけたし、
着々とすすめていたつもりの商品開発に
とつぜんのトラブルが起きて、
「今から行きます!」もしょっちゅうでしたね。
篠田
思い出します、朝一番のLINEの多かったこと!
──
最初はもう、事件だらけでしたね。
モノに付ける添付文章がおかしいとか、
大きな思い違いを全員がしているとか、
毎日のように発覚するんですよ。
篠田
本当、毎日発覚‥‥。
伊藤
ギリギリで「どうにかなった」感じです。
──
「発送直前だけど、添付文書直さなくちゃ」もあったし、
今週発表の商品で原稿も写真もすべて完成していたのに、
製品が思っていたものとまったく違うことがわかって、
急きょ、発売を取りやめにしたこともありました。
「じゃあ今週の更新はどうする?」と。
伊藤
そうそう、そういうこともありましたね。
篠田
配送する箱のデザインがサンプルで届いて、
それじゃダメでしょうと、ギリギリで作り直したり。
──
やりたいことはもっと実はいっぱいあるんですよね。
伊藤
わたしは最近、2チーム体制になって、
取材や撮影がすごくスムーズだから、
もっと大変になってもいいんじゃないかなって
思ってるところです(笑)。
──
伊藤さんと仕事を長くしてて思うのは、
ご自身も、チームも、飽きさせないということです。
飽きそうだなと思うと、次の手をもう打っている。
篠田
そうですね。
伊藤
だって、飽きたときがやめるときだと思ってるから! 
自分に飽きたら、その飽きてる自分がすすめるものは、
お客さんなんてもっと飽きちゃうと思う。
──
そういうことがここに込められていたんですね、
「なにかいいこと。」の中に、きっと。

ブックマーク必携、爪・肌・髪・背中のはなし。[草場妙子さん]

未分類

篠田
伊藤さんは、「weeksdays」のコンテンツを
あとから読み返すことはありますか。
伊藤
「草場妙子さんに教わりました」は、
事あるごとに読み返してます。
足のケアとか、背中のケアとか。

草場妙子さんに教わりました
[1]じぶんでフットケア
[2]じぶんで足の爪のケア
[3]ペディキュアの塗り方、落とし方
[4]サンダルとペディキュアの色あわせ
▶初回から読む

草場妙子さんに教わりました(2021)
[1]ベージュのつま先。
[2]大人の色を。
[3]冒険したい色は足元に。
[4]黒と白のレザーには。
[5]ベースとトップコート、リムーバー。
[6]万能の赤について。そして塗るタイミングのこと。
▶初回から読む

目指せ、背中美人!
草場妙子さんに習う背中のケア。

パールのピアスが似合うよう。
草場妙子さんにきく、ヘアスタイルのくふう。

[1][2][3]
▶初回から読む


山川
これはもう本当に、内容が豪華なんです。
このシリーズだけで
単行本なみの情報量ですよ!
伊藤
そうだよね~。
中山
すべて、神回です。
山川
知らないことがいっぱいありました。
本当にみんな、こういうことって、
誰からも教わらず、自己流でやってるんですよね。
ちゃんとこんなふうにすれば、
こんなになるんだっていうことがびっくりで、
もう、まざまざと見ました。
伊藤
草場さんの仕事ぶりを見ていて思うのは、
本当に丁寧で、メイク道具を愛しているということ。
使い終わった後、きちんと全部、
買ったときの状態になるよう、箱に戻すの。
山川
すごいですよね。
伊藤
道具ひとつひとつに、
それを使うちゃんとした理由があるんです。
もうすっごく信頼してるから、
草場さんの情報どおりに買います。
山川
私、サンダルとネイル、完コピしました(笑)。
中山
私もです!
伊藤
「weeksdays」のチーム、買った人が多かったね。
──
ほんとうにお宝コンテンツですね。
エバーグリーンというか。
山川
ちょうどいま、これを読み返していただくのに
いい時期だと思います。
サンダルの出番が近づいていますから。
篠田
そうだ、夏が来るから、きれいにしておかないと。
伊藤
事あるごとに読み返しましょう!
中山
はいっ!

かっこいい姐さんたち。[Noriko.Iさん/大川雅子さん]

未分類

篠田
COGTHEBIGSMOKE(コグ ザ ビッグスモーク)の、
ロンドンのNoriko.Iさんとのオンライン対談も、
とってもおもしろかったです。


COGTHEBIGSMOKEのNoriko.Iさん。
その1 英国に住むことになったのは。
その2 COGをつくったときのこと。
その3 ワン・サイズ・フィッツ・オール。
その4 芝生は人生そのものです。
その5 COGのはたらきかた。
▶初回から読む

──
前回お話しした、
行き先しれずの航海に出た男子たちの冒険譚と
同じジャンルかもしれないですね。
伊藤
つくり手の方とのお話って、
初対面でも1時間とか2時間話すうちに、
そのモノだけじゃない、いろんな話が引き出される。
それがすごく興味深いです。
山川
松原満恵さんとの下着の話も、
とっても好評でしたね。

松原満恵さんと、下着の話を。
その1 40代からの下着選び。
その2 高い下着と安い下着。
その3 心で選び、心で着る。
その4 アバウトさがないと、エレガントさが出ない。
その5 幸せじゃないって思ったら。
▶初回から読む

伊藤
同じ下着の話でも、普通に付ける人からの視線と、
プロの話とで全然違うから、それもおもしろかったですね。
プロも「つくり手」と、松原さんのように
「お客さまと製品をつなぐ人」の視線があって。
山川
おもしろかったです、とっても。
伊藤
ね、カッコよかったね。
胸元のあいたドレスに合わせる下着の相談に、
「いっそ一枚で着たらいいと思います。
下着をつけずにね」とおっしゃったの。
見えたらどうするんですかって心配の声が上がったら、
「そんなのへっちゃら、って思っているくらいで、
いいんじゃない?
チラッと見えたって、なにがっての。
むしろ、素敵だと思うな」って!
中山
カッコいい~(笑)!
伊藤
名言だったよね、
「そのぐらいのアバウトさがないと、
エレガントさって出ない」。
一同
おおーっ。
──
松原さんの話は、
宝石のような金言に満ちていました。
伊藤
やっぱり、これはもう本当に、なんだろう、
‥‥経験?
──
経験ですよね。
伊藤
もちろん知識もだけど、経験を重ねた人のすごみ。
──
その意味では、APOCの大川雅子さん。

自由なパンケーキ。
その1 パンケーキミックスをつくった頃。
その2 はじまりは「ワンボウル」。
その3 美味しい組み合わせは無限。
▶初回から読む

伊藤
雅子さん!
──
まさこさんの先輩女子たちの
人生の話、おもしろいですよね。
伊藤
おもしろいよねえ。
山川
それを引きだす
伊藤さんのインタビューもすごいんだと思いますよ。
伊藤
ん、やっぱり、末っ子気質だからか、
物怖じせずに訊いちゃうんだと思う。
姉さんたちに、遠慮なく。
──
人生の話になっても、
女子トークで大きなテーマになりがちな
恋愛の話はさらっとスルーするのも、
じつはいいところだと思ってます。
伊藤
えっ! 全然意識したことなかった!

男子の冒険譚。[川上淳也さん/鵜飼健仁さん/山本康一郎さん/岡宗秀吾さん/山口太郎さん]

未分類

──
女性向けのアイテムが多めの
「weeksdays」ですが、
男性もたくさん、よみものに登場いただいていますね。
いくつか思い出深いなかには、
「seven by seven」の、デニムに詳しい
デザイナーの川上淳也さん。
男子っぽいマニアックさがすごかったです。

川上淳也さんが、だいじにしていること。
その1 アメリカに憧れて。
その2 デニムの定番をつくりたい。
▶初回から読む

伊藤
ああ!
諏訪
千駄ヶ谷のヴィンテージ家具屋の鵜飼健仁さんも。

千駄ヶ谷三丁目のちょっと変わった家具屋さん。
その1 漫画家になるつもりで。
その2 夢やぶれて。
その3 買い付けの極意。
▶初回から読む

諏訪
山本康一郎さん、岡宗秀吾さんとの鼎談も。

男子について。あるいは愛についての鼎談。
その1 仔猫と男ども。
その2 終わらないジャンケン。
その3 詳しくなるのをやめよう。
その4 センチメンタルな男。
その5 優しくってちょっと怖い。
その6 おじさんについて。
その7 愛って何?
▶初回から読む

伊藤
あ、康一郎さん、岡宗さん!
坂口
私、コンテンツが更新されたときの驚きを
よく覚えています。
ラジオとかで名前を聞くような方だったので、
「weeksdays」に登場なさるのが意外で。
なぜここに岡宗さんなんだろう?! 
とびっくりしました。
伊藤
康一郎さんはスタイリストの大先輩で、
以前から仲良くしてくださっているんですが、
岡宗さんを知ったのは、
うちの娘経由なんですよ。
「ママ、おもしろそうな人だよ」って。
坂口
そうですね、
「POPEYE」のコラムで知ったと
書かれていましたね。
伊藤
実は、岡宗さんの奥さまが
わたしの本を読んでくださっていて、
「秀吾と結婚して一番よかったことは、
伊藤さんと知り合えたことです」っておっしゃって(笑)。
坂口
へえーっ(笑)! 
──
岡宗さんの奥さまは、
ミモザのリースで
レポートを書いてくださいましたね。
伊藤
その後家族ぐるみでお付き合いをしていて、
特に娘と岡宗さんは仲良し。
お茶したり、長電話したり。
オタク同士、気が合うみたいです
坂口
素敵ですね。
──
これ発言していいでしょうか。
この鼎談、「weeksdays」史上、
もっとも編集作業に苦労しました。
それは、康一郎さんっていう人が、
とんでもなくおもしろい人なんですよ。
興味がどんどん拡がるタイプで、
米粒が1つ飛んできたら、
おむすび100個にして投げ返すみたいな、
ものすごいトーク力なんです。
だから話題があっち行って、こっち行って、
ぐるぐる回って、ちっとも完結しない。
そうして4時間半を超える収録に‥‥。
伊藤
そうなの(笑)。
諏訪
たいへんそう‥‥。
伊藤
わたしは、話し散らかして、
「ああ、楽しかった!」みたいな。
──
いいんです。
坂口
その感じがすごく伝わってくる鼎談でした(笑)。
ちょっと裏話が聞きたいくらいです。
──
裏話だらけで、しかも、
公にできない話が多いんですよ。残念ながら。
伊藤
ふふふ。
諏訪
途中、お酒を出してくださったりしましたね。
伊藤
そうそうそう! 
こういうノリの人ってなかなかいないんですよ。
康一郎さんと岡宗さんのコンテンツを思うと、
「ああ、またくだらない話がしたいなぁ!」って思います。
このコンテンツを公開したとき、糸井さんがtwitter
「まさこさんは、モノだけじゃなく、
人もいいのを集めるなぁ。」と書いてくださって、
とってもうれしかったのを思い出しました。
しかもそれ、康一郎さんから教えてもらって。
「康一郎さん、なんで知ってるの?」
「検索したんだよ」とおっしゃってました(笑)。
諏訪
そう考えると、「weeksdays」の意外な人選は、
胡春ちゃんのおかげですね。
伊藤
そうなんですよ。
うちのプロデューサー。
諏訪
ありがたいです。
──
北欧家具 taloの山口太郎さんへの
インタビューがあるんですが、
その太郎さんの人生がおもしろくて、
中山
そうでした、たしかにおもしろかった!

ヴィンテージ家具を売る仕事。
その1 3つの野望で輸入業を志す。
その2 アメリカで挫折し、アジアで夢破れ。
その3 フィンランドデザインとの出会い。
その4 会いたい人に会いに行く仕事。
▶初回から読む

──
鵜飼さんもそうですし、
1人の人間が今の仕事に至る、
行き先しれずの冒険譚みたいなのものが、
「weeksdays」のコンテンツにチラッチラッと混じるのが
ぼくはおもしろいと思ってます。
伊藤
SEVEN BY SEVENの川上さんもそうだし。
──
仕事に悩んでたりする若者、読んでほしいな(笑)。

モノ好き男子編集長おふたりと。[西田善太さん/西尾洋一さん]

未分類

伊藤
そういえば「BRUTUS」の前編集長の西田善太さん、
「Casa BRUTUS」編集長の西尾洋一さんとの鼎談も
記憶に残ってます。
篠田
「ほしいものはたくさんある。」ですね。
2018年の秋ですから、
「weeksdays」が始まって本当にすぐの頃でした。

ほしいものはたくさんある。
その1 編集長という仕事。
その2 ことばを信じる。
その3 毎日使うものを変えたい。
その4 こんなスーツケースがあったら。
その5 旅の支度でわかること。
その6 洗面所で考えた。
その7 とにかく動いてみよう!
▶初回から読む

伊藤
うんうん、うんうん。
中山
胡春ちゃん(伊藤さんの娘)が描いてくれた、
ほしいけれど世の中にないもの、の
イラストが入ってて。
伊藤
スーツケース・イン・スーツケースとか、

ハンズフリーで使える置き型ドライヤーとか

諏訪
そうです! 印象深い鼎談でした。
白いティッシュのサンプルとかを
作ったのを思い出して。

──
我々も、怖いもの知らず、世間知らずで、
「なんでないの? 作ってください」って、
もうめっちゃ大手のメーカーに
ぶつかり稽古みたいに言いに行き。
伊藤
そうだった~(笑)。
──
玉砕しましたね。
いい経験になりました。
伊藤
わたしは、断られたっていいじゃん、
でも言ってみなくちゃ! みたいな気持ちがあるから、
ぜんぜん平気なんだけど、
たしかにぶつかり稽古だったかも(笑)。
──
シンプルなトイレットペーパーのパッケージとか。
伊藤
わたしと西尾さんが、
派手なパッケージのトイレットペーパーを買って
持って歩くのが嫌だっていう話をしたんですよね。
──
スーパーやコンビニでひと目でわかるものでなくては、
というのが大量生産品・大量流通品のデザインである、
っていうことを、当時の我々は理解していなくって。
伊藤
で、わたしはこの後解決したんですよ!
──
おおーっ!
伊藤
業務用の、パッケージも芯もないトイレットペーパーを
1箱48ロール入りで取り寄せてます。
そうすると、買う頻度は極端に減るし、
うんとシンプルな状態で保管もできます。
あと、スーツケースインスーツケースは、
今あまり旅に出なくなったから、
欲しい欲は抑えられている、
という状態ですね。
2018年から4年経って、欲しいものも
いろいろ変わるんだね。
諏訪
たしかに、そうですね。
──
もしかして、今は、
置き型ドライヤーは世の中にあるんじゃ。
伊藤
そう! 売ってるの。
坂口
調べたところ、いろんなタイプの
置き型ドライヤーがありますね。
スタンド型、据え置き型、ひっかけ型など‥‥。
伊藤
そうですよね。
でもドライヤーは最近、
熱を与えれば与えるほど、
髪にいいという魔法のようなものを手に入れたので、
今はそれで満足。
お二人も、きっと欲しいものは変わってるはず。
西田さんは、部署も変わられたし。
こんなふうに、人気の雑誌を作ってきた人たちと
話をするのって、刺激的でよかったです。
それに、このコンテンツがヒントで
じっさいに製品になったものもある。
fog linen workのバスマットがそう。
諏訪
あ、そうですね。
──
薄くて大きい、
リネンの一枚タイプですね。
伊藤
その後の「weeksdays」の展開への
おもしろいきっかけになった鼎談でした。
おもしろかったし、また集まりたいですね。

話している間、ずっとウキウキ。[ねむきゅんさん]

未分類

篠田
伊藤さんの印象に残っている対談はどれですか。
伊藤
すぐに思い出すのは「ねむきゅんと、下着の話。」かな。
わたしにとっては、うんと年下の人と話すのが新鮮で。
しかも夢眠ねむさんとのお話は、すごくリアルでしたよね。

ねむきゅんと、下着の話。
その1 ひとりになったら。
その2 なぜ本屋さんに?
その3 基地がほしかった。
その4 みんな、なにかのオタクです。
その5 のび太のように。
その6 わたしは私のプロデューサー。
その7 揃ってなくても。
▶初回から読む

西村
私、「ほぼ日」でインターンを始めるとき、
すごく大人のブランドってイメージがあった
「weeksdays」に、ねむきゅんが出てる! 
と思って(笑)、それで一気に
「weeksdays」と自分の距離が縮まり、
身近なものになりました。
伊藤
そうなんだ! うれしいな。
そもそもは、うちの娘がねむきゅんのファンで、
それを見ているうちに
わたしも「かわいい」と言い出して、
出てもらったんです。
そういう意味で、いろんな世代が混ざり合うのは
とってもいいのかも。
篠田
ねむきゅんがきっかけで
「weeksdays」を見てくれた方が
いるかもしれないですね。
伊藤
「weeksdays」は意外性のある人との対談が多いから、
「どうやって決めてるんですか」と言われるんだけれど、
この人と会いたい! という気持ちだけなんですよ。
山川
しかもこのとき、ねむきゅんがバカリズムさんとの
結婚を発表なさったばかりのタイミングで、
なんだか、神がかってましたよね。
伊藤
そうそう! 
オファーしたのが、結婚発表の前。
後だったら受けてもらえなかったかもしれないし、
「話題性があるからオファーしたんでしょ」
って思われたりするのも、
なんだかちょっと悔しいし(笑)。
そんな話も、ぶっちゃけて、対談のなかでしてますね。
──
担当編集者としては、皆さん、
対談中の伊藤さんの表情に注目していただきたい。
篠田
ええっ(笑)?
──
こういうきれいなお嬢さんと会うとき、
もう母のように
「かわいい~~っ!!!」って顔になるんです。
実はいろんな伊藤さんが見られるのが、
「weeksdays」の対談コンテンツです。
中山
たしかに(笑)!
伊藤
本当、かわいかったもの。
(ページをあらためて見て)
ほんとだ、うれしそう。
わたし、ウキウキしてる(笑)。
──
しかもこの対談では、
下着の話をけっこうちゃんとしてくださって(笑)、
すごくおもしろかったです。
そしてそれだけじゃない深い話に突入していく。
アイドル時代の話、本屋さんになった話、
オタクの話、ぐるっと回ってもういちど
下着の話、なんですよね。

「weeksdays」があったから。[坂井真紀さん]

未分類

伊藤
きょうは「ほぼ日」の
「weeksdays」チームのみんなに集まってもらって、
コンテンツをはじめて4年弱のあいだで、
好きだったり、印象的だった「よみもの」を
教えてもらえたらって思ってます。
「weeksdays」は毎日更新があって、
毎週テーマがかわるので、
読んでほしい記事も、ちょっと埋もれ気味になる。
もったいないので、ちょうどゴールデンウィークだし、
時間のあるときに読んでもらえたら、という気持ちで、
紹介していけたらと思ってます。
最近だと印象的だったのは、なんだろう?
坂口
事前にチームでアンケートをとったんですが、
最近ですと「同世代。」、
坂井真紀さんと伊藤さんとの対談が
印象的だったという意見が多かったですよ。
伊藤
へえーっ。
篠田
目次だとこんな感じですね。

同世代
その1 同い年って。
その2 アイデア会議。
その3 なぜものを買うの?
その4 失敗しなくちゃ。
その5 ジェーン・バーキンになれなくても。
その6 ちゃんと生きる。
その7 後にしようボックス。
その8 母親として。
▶初回から読む

──
2021年の7月から8月にかけて、
8回の連載にした対談ですね。
たしかに伊藤さんの言うように、
「weeksdays」ってコンテンツが
どんどんアーカイブされちゃうから、
「え、あの坂井真紀さんが出ていたの?!」
と思うかたもいるかもしれません。
山川
そうですよ、本当に。
昨年のものって、もうあっという間に
すごく昔のものみたいになっちゃいますね。
伊藤
そうだよね!
山川
「同世代。」すごくいい内容でした。
篠田
先輩にあたる年代のおふたりが、
「こんなことを考えていらっしゃるんだ!」
と、気づくことが多かったです。
伊藤
同世代だからわかりあえること、ということを軸にして、
子育てのこととか、仕事に対する考え方、
年齢にともなう自分の変化の話をしましたね。
ちょうど入荷予定だったベトナムのかごの
新色を見ていただいて、
新製品のヒントにもなったりして、
すごく有意義な対談でした。
山川
真紀さんは毎日運動してるんだとか、
そんな真紀さんでも、
「後にしようボックス」があることとか、
真紀さんでもそうなんだ! みたいな、
ずっと雲の上のひとみたいに思っていたのが、
すごく親しみもわいて。
真紀さんがインタビュアーになって
伊藤さんにガンガン詰め寄っていくところとか、
すごくよかったです。
伊藤
ああ、そうでしたね!
山川
伊藤さんに興味津々の真紀さん、
っていう姿も、すごく新鮮でした。
真紀さんってすごく能動的な方なんですね。
篠田
たしかに!
中山
すごく「weeksdays」のことを
好きでいてくださってんだな、
ということも、うれしくて。
伊藤
本当にそう!
山川
伊藤さんも真紀さんのことが
すごく好きなんだっていうのがわかるし、
お互いが尊敬している感じが、
読んでいて気持ちがいい対談でした。
中山
もともとお知り合いだったんですか?
伊藤
わたしはもちろん一方的に存じ上げていたけれど、
真紀さんが「weeksdays」を知ってくれていて、
ベトナムのかごを「欲しい」って言ってくださっていると、
スタイリストの梅山弘子さんからお聞きしたんです。
その話がきっかけになって、
「対談ができたらいいですね」って。
ベトナムのかご、再販はないですか、って。
「ほぼ日」にわざわざ問い合わせをしてくれたって
おっしゃっていましたね。
山川
(笑)本当に、すごい!
篠田
すごいです(笑)。
伊藤
わたしたちが持つ「女優さん」のイメージって、
勝手に「芸能人」を思い描いているけど、
すごく、地に足の付いた人なんですよね、真紀さん。
山川
ひとりの生活者としてのリアリティが
うれしく伝わってくる感じでした。
ああいう世界にいて、
これだけ普通の感覚を保つって
すごいことなんじゃないかって思います。
伊藤
うんうん、そう思う。
篠田
ちょっと先輩の話として、
じぶんにもその時が来るんだろうなと思ったのは、
ある日突然、ボーイッシュなTシャツが
似合わなくなるということが、ひびきました。
それから、ザラッとした洗いざらしのリネンよりも、
シルクとかツルッとしたものの方がよくなる、
というところに「なるほど」と思って。
伊藤
あのコンテンツは、いろんな人から
「読みましたよ」って言われるんです。
とくに同世代の人から「そうそう!」って。
──
「weeksdays」の対談って、
伊藤さんが会いたい人、話したい人を探す。
ひょっとして一般的なメディアの仕事じゃ、
「誰それと対談しませんか」みたいな
受け手としての仕事も多いと思うんですが、
「weeksdays」は、伊藤さん、とても能動的ですよね。
伊藤
そうですね。それと、「ほぼ日」の対談は
糸井さんが聞き手になることがほとんどなので、
「weeksdays」のスタイルって珍しかったんですよね。
──
はい。インタビューも「ほぼ日の誰々が聞き手です」と
必ず言っているわけでもないですし。
伊藤
はじめてみたら、自分が気になっている人の
話を聞くのが楽しくて。自分が聞かれるよりも。
──
そうしたら、真紀さんは、そのうえで、
「伊藤さんに聞きたいんですけど」って
ぐいぐい来た。おもしろかったですね(笑)。
伊藤
そう。真紀さん、その後、うちにいらしたときも、
「掃除道具はどこに置いているんですか?」とか。
──
名インタビュアー!
伊藤
全部の扉を開けて見てもらいました。
食器棚から子ども部屋まで。
坂口
その後、仲良くなさっているというのも
素敵な話ですね!
伊藤
そういえば、15年前に出したお弁当の本が
復刊することになり、
帯を、真紀さんが書いてくださったんです。
『新装版 毎日ときどきおべんとう』
「まさこ流『頑張らない』は小粋で楽ちん。」って。
──
わぁ、さすがですね。
伊藤
それもすごくうれしくて。
こうしてお目にかかったのがきっかけで、
その後のおつきあいが増えるのって、
すごくいいなって思ってます。
西村
うらやましいです!
坂口
本当に。

あのひととコンバース。2022 [12]糸井重里さん

未分類

糸井重里さんのプロフィール

いとい・しげさと
「ほぼ日」代表。
1948年群馬県前橋市出身。
「weeksdays」名付け親のひとり。
愛犬はブイコ


街を歩こう。

「おしゃれな男の人」の条件って、
仕立てのよいスーツを着るとか、
上質な靴を履くというよりも前に、
なんと言っても、
「清潔感があること」が一番ではないかと思っています。

髪や髭がこざっぱりとしていたり、
背筋がピンと伸びていたり。
そんなおじさんって、すごくすてき。
ご自分を俯瞰して見ることができるんだな、
ちゃんと向き合ってきたんだな、
と思うと、ことさら魅力的に感じます。

私にとって、そんなすてきおじさんの代表が、
糸井さんです。

ふだん会社では、
シャツにパンツというスタイルを多くお見受けしますが、
サイズがピタッと決まっていたり、
きちんとアイロンがかかっていたりと、
カジュアルな中に、清潔感が潜んでいる。

ふだんスーツ姿の男性が、
休日にラフな服を着ると、
時にあれ?? と、違和感を感じることがありますが、
糸井さんの場合は、そんな違和感一切なし。
カジュアル(そして清潔。ここ大事です)に
年季が入っているんだなぁ‥‥。

今日は、ネイビーのシャツにチノパン、
そして2年前にweeksdaysで販売した
ネイビーのCONVERSEでご登場です。
なんとこの時、サイズ違いで2足買ってくださったとか。

お似合いで、うれしいです。
そう伝えると、
「自分がいいなと思う人が、
自分のいいなと思うものを
使ってくれているとうれしいよね。
僕にとっては手帳がそう」。

そうなんです。
weeksdaysのものをすてきに着てくれたり、
使ってくれていると、すごくうれしい。
それって、お店をしている人の醍醐味ではないでしょうか。

「あとさ、好きな人とお揃いもうれしい。
weeksdaysは、そういうお客さん多いんじゃない?」

ほんとにそうなんです。
ベトナムのかごや、タオル、シルクのシーツ‥‥
そしてオリジナルのコンバースも。
あれいいよね、これいいね! 
と言い合える仲間がいるって、
すごくうれしい。

新色のグレーのコンバース、どうでしょう?
とおそるおそる尋ねると‥‥
「いいと思う!」と糸井さん。
自信を持って作っているものでも、
時に独りよがりになってはいやしないか? 
と不安になるもの。
こんな風に、太鼓判を押してもらえるとホッとします。

ところでさ、と糸井さん。
「こういうシンプルなものの流行りって、
まだまだ続くのかなぁ? 
まさこさん、みんながびっくりするような、
とんでもないもの作ってみたらどう?
たとえば、時計がついてるパンツとか、
生姜が入った、あったかパンツとか‥‥」
と話は、思いがけない方向へ。
(パンツの後は、前川清さんの
「東京砂漠」の歌詞が本当にいいんだ!と
熱く語っておられました)

撮影後はちょうどお昼時。
糸井さんおすすめのトンカツ屋さんに
案内いただくことになりました。

道中、神田の街をぶらぶらしましたが、
糸井さん、この街を本当によく歩いている!

おいしい店、好きな景色、おもしろい人。
会社が神田に引っ越して2年。
もしかしたら、社内で一番、
神田をエンジョイしているのは、
社長の糸井さんなのかもしれません。

「みんな外に出て、いろんなもの見て、
いろんな人と会わないとダメだよ!」と
一緒にいたweeksdaysチームに
ハッパをかけてらっしゃいましたが、
本当にそう。
もっと自分の足で歩いて、
人と会って。
そうしたら、とんでもなくいいものや、
ことが思いつくかもしれない。
この2年、すっかり出不精になっていた私ですが、
この日の街歩きは、
外に気持ちが向く、いい機会になりました。

あのひととコンバース。2022 [11]渡辺康啓さん

未分類

渡辺康啓さんのプロフィール

1980年生まれ。
くいしんぼうの父とパティシエの母の間に生まれる。
COMME des GARÇONSにて働き、独特の美意識を学ぶ。
2007年、料理家として独立、
東京・二子玉川にスタジオを構え、
料理教室をメインに活動する。
2015年に活動の拠点を福岡へ移し、移転後もテレビ、
雑誌などのメディア出演の他、
全国へ出向いて各地の食材を使った料理会を開催。
2021年秋、再び東京へ拠点を戻し、
さらに活動の幅を広めている。

著作に「5分/15分/30分の料理 シンプルで美しい68の皿」
(マガジンハウス)
「果物料理」(平凡社)
雑誌GINZAにて連載していたレシピをまとめた
「春夏秋冬 毎日のごちそう」(マガジンハウス)
近著は
「毎日食べる。家でひとりで。」(アノニマスタジオ)

■yasuhiro watanabe web.igrek double*V
■blog 日々のあれこれ


ふたりでならんで。

ほぼ毎日コンバースを履いていた時期があった(!!)
という、
料理家の渡辺康啓さん。

「高校生の頃から10年くらいかな。
オールスターは黒、
ジャックパーセルはネイビーのスウェードと決まっていて
どっちもローカット」

毎日×10年‥‥となると、
すごい回数ではないですか。
今回、新品を履いてもらいましたが、
すぅーっと馴染んだのは、そのせいだったんだ! 

「ああ、もうボロボロになってきたなぁ‥‥と思ったら、
靴屋さんに駆け込んで、
履いてきたのはその場で処分してもらい、
新しいのを履いて帰るというのがいつものパターン」

だいたい2年くらいのスパンで、
新旧交代させていたのだそう。
「コンバースのいいところって、
世界中のどこでも同じものが買えるところ」と聞いて、
たしかに‥‥と納得。

こと、スニーカー好きの男子に関しては、
レアものをずらりと並べて悦に入って‥‥
というタイプ(それはそれで愛らしい)が
多いような気がしていましたが、
「どこでも手に入るもの」とか、
「履きつぶしたら新しいものを」というスタイル、
なんだか潔くてかっこいいではありませんか。

コンバース一筋期が10年過ぎた頃に、
やってきたのはスニーカーブーム。
渡辺さんも、いろんなタイプのスニーカーを
履いた時期があったそう。

でも、今またコンバースを履きたい気分に
なっているのだとか。
「アナログな感じが、今逆に新鮮かなと思って」
なんですって!

weeksdaysオリジナル、どうですか? と尋ねると、
「地面と足との間に、ワンクッションあるのがいい」
と渡辺さん。
よくぞ気づいてくれました。
この靴の自慢のひとつが、
足を包み込むように作られた、
クッション性のあるインソールなのです。

この日はちょうど、近所の桜が満開。
愛犬ジーノもポカポカ陽気でなんだかうれしそうです。

そしてお気づきでしょうか?
今回、ネイビーとグレー2色のコンバースそれぞれに
コーディネートを考えてくださったのですが、
ジーノのリードも色合わせしてくれたことを!

ふたり並んで歩く姿、
ほんとかわいかったなぁ。

あのひととコンバース。2022 [10]板井美紀さん・玉井綾子さん

未分類

板井美紀さんのプロフィール

いたい・みき
兵庫県出身。
中学生の頃からデザイナーを志し、
ファッション系の大学を卒業後、
アパレルでの販売員を経て転職、
アパレルの営業職に就く。
担当するブランドの休止にともない、
社内で靴下のブランドを立ち上げる。
2014年に独立、玉井さんを誘い、
カーマンラインを立ち上げる。

玉井綾子さんのプロフィール

たまい・あやこ
大阪府出身。
大学卒業後、靴下やニットの糸を扱う繊維商社に就職、
全国の靴下工場に糸を販売する営業を担当。
その職人さんから紹介されたのが板井さんだった。
板井さんの独立にともない繊維商社を退職、
カーマンライン設立に参加。

カーマンラインのプロフィール
カーマンライン(Kármán line)は、
宇宙と地球の境界線のこと。
海抜高度100kmに引かれた仮想のラインで、
このラインを超えた先が宇宙、内側は地球の大気圏だと
国際航空連盟によって定められている。
「2人とも空が好きで、宇宙が好きなんです。
靴下ってすごくたくさんの工程があって、
携わる人もたくさんいる。
それをつながりとして、
更にお客さんにもつながっていって、
そのお客さんが穿いて、誰かにあげたいなとか、
私たちの見えない部分にも
無限に広がっていって欲しいという思いで、つけました。
靴下だけじゃなく、幸せなこととか、
誰かと出会えたりとかということが、
ずっとつながっていったらいいな、
星の数ほどあったらいいなって」(板井さん談)

■ウェブサイト
■カーマンライン、二人三脚の靴下づくり。


靴下をたのしく。

「weeksdays」でタイツを制作してくださった
カーマンラインのおふたり。
weeksdaysのオリジナルコンバースと、
靴下のコーディネート、
「足元のプロ」だもの、
きっとかわいらしいスタイルに仕上げてくれるに違いない! 
と取材をお願いしました。

おふたりに、
ふだんコンバースを履いていますか? 
と尋ねると‥‥

「実は‥‥履いたことがないんです。
でも高校生の頃から周りの人はよく履いていたので、
親しみはあります!」と板井さん。

一方の玉井さんは、
「ふだんはあまり履かないのですが、
その年に履きたい気分の色があると買って、
履き潰しています」。

玉井さんの、
ファーストコンバースは小学5年生の時。
デニムのロングスカートに合わせて
お母さまが赤のジャックパーセルを
買ってくれた思い出があるんですって。

さて、weeksdaysのコンバース、
履いた感想はいかがでしたか?

「私の中でコンバースはコーディネートのアクセントになる
「カジュアル」なイメージですが、
履かせていただいた靴は
フラットに服を繋いでくれる「大人なデザイン」でした。
厚みのあるソールは、安定感があって
疲れにくいかもしれないですね。
森林浴や散策が好きなので、
一緒に歩いてみたいです」(板井さん)

「珍しい同色カラーで、靴下が映えて嬉しいです。
スニーカーという事を忘れる色目と大人な雰囲気で、
ワンピースやスカートにも合わせやすいので
履くシーンが広がりそうです!」(玉井さん)

そうなんです!
すべて同色にしたのは、
大人っぽくしあげたかったからというのと、
もうひとつは履くシーンを広げたいから。
もの作りをしているおふたりに分かっていただけて、
すごくうれしい!

五本指ソックス URANUS/Silk×Cover(GRAY)
カバーソックス CARINA/Silk washi(LILAC)

グレーのコンバースに、
パンツをコーディネートしてくれた板井さん。
すっきりまとめた髪に、メガネもとってもお似合いです。

「これからの季節は、
軽めのソックスをすっきり履きたくなります。
今回は、よくスニーカーと合わせるデザインを選びました」

春夏のデニムは素足風に履きたい、と板井さん。

「そんな時は、
五本指ソックスとカバーソックスを重ねます。
汗を吸い込む和紙とシルクの組合せは快適で、
靴へのダメージも軽減されますね」。

グレーにライラック、
デニムのスリットから
ちらりと見える色合わせがかわいい!

ソックス CANCER/Wool×Round(BEIGE)

グレーは、デニムと。ではネイビーは?

「いつもは革靴一択のスカートなのですが、
でもこのコンバースなら合うかも! と
ドキドキしながらコーディネートしました」と板井さん。

シックなネイビーには、
ヌーディなベージュのソックスで上品に。

「履いていることを忘れてしまうくらいノーストレスで、
心地いいサマーウールの靴下です」。

すっとタンが立ち、美しい足元になりました。

ソックス CANCER/Wool×Round(RED)

「ネイビーには夏の日常着を選びました。
私の服にピタっと合うものが多くて
既にお気に入りです」と玉井さん。

「すでにお気に入り」なんて、うれしいお言葉。
さてどんな靴下を合わせたのでしょうか?

「濃いネイビーのコンバースには、
とても細く繊細なウールを使用した靴下を。
ウールが出すほどよいパキっとした赤と
ネイビーの相性が良く気に入ってます」

ほんとうだ。
ふだん、このネイビーには同系色のネイビーか、
真っ白靴下を合わせていたけれど、
パキッとした赤、すごくかわいい。

ソックス NORMA/Linen(RAW)

グレーには、どんな色の靴下が‥‥と
ワクワクしていると‥‥
「ブルーがかったグレーのコンバースには、
オーガニックリネンを使用したざっくり靴下を選びました」

なんとざっくり靴下!

「靴が、大人な雰囲気なので、
少し逆要素なナチュラルとルーズ感がしっくりきました」
ですって。

こうしておふたりの足元コーディネートを見ると、
コンバースと靴下の組み合わせって、
まだまだ無限にありそう。
秋が来たら、
タイツとの組み合わせもぜひ拝見したいものです。

新しい投稿ページへ古い投稿ページへ