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STILMODA、2021年のコーディネート。 伊藤まさこ

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その1 WHITE
白い靴は、全体のバランスを軽くします。

白い靴は、汚れが気になるからと
躊躇してしまう人も多いけれど、
私は、声を大にして
「それはもったいない!」と言いたい。
(専用の汚れ落としのクリームを使えば
お手入れも簡単です。)

だって、足元に白を持ってくれば、
一瞬で全体のバランスが軽くなること
請け合いなのだから。

今回、合わせたのは
白いリネンのブラウスに、
ワイドなパンツ。
どちらともに、シルエットはたっぷりしていますが、
靴がすっきりした形なので、
バランスよくまとまる。

ロングのギャザースカートや、
太めのデニムなどとコーディネートしても、
重たくならないところが
Stilmodaの白い靴のいいところです。

靴下を合わせるとこんな感じ。
素足とはまた一味違う雰囲気に。
ショッキングピンクや、ペパーミントグリーンなんて
明るめの色も合いますよ。

Stilmodaのフラットシューズ

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ちょっと気がはやいけれど。

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3月も終わりに近づいたある日のこと。

待ち合わせにあらわれた友人は、
春色のワンピースに素足にスニーカーという
軽やかないでたち。

わぁ、すっかり春だね、
と言うと、
「人のこと言えないじゃないの」とその友人。
そう、その日、
じつは私も春もののワンピースに、
かご、足元は素足。
おたがい気がはやいね、
と顔を見合わせて笑ったのでした。

暑がりなことも幸いして、
春先は我先にと素足になる私たち。
ブーツやタイツのおしゃれも大好きだけれど、
気持ちは春に向かっているし、
何より気持ちがいいじゃない?

今週のweeksdaysは、
去年、ご紹介し、好評いただいた
Stilmodaのフラットシューズ。

軽くて歩きやすくて。
今の季節にぴったりな一足をどうぞ。

chisakiのあたらしい帽子、 それぞれの「似合いかた」。その3 統一された美意識。 森 祐子さん

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森 祐子さんのプロフィール

もり・ゆうこ
出版社勤務、アパレルブランドのプレス業を経て
2019年に独立。
担当しているブランドのPRでは、
作り手の想いやその良さを伝えることで、
ターゲットをセグメントすることなく、
広い視野で共感できる人たちに届けることを
モットーとしている。
フリーランスのエディターとして、
雑誌やWEBなどの編集業や執筆業も行う。
プライベートでは7歳の娘の母。


植物染めのスカートや、繊細なアンティークレースの襟、
刺繍が施された古着のワンピースなど、
美しく、物語を感じさせるような洋服を
さらりと着こなしている森 祐子さん。

「私は”男顔”だから、それを中和したくて
女性らしい服やアクセサリーを
選ぶことが多いんです」

帽子も好きで、
夏ものだけでも7つほど持っているとか。
そのなかにはchisakiの帽子も。

「chisakiの帽子は、
カジュアルからエレガントまで
作風の幅はかなり広い。
だけどどのアイテムも、とても好みなんです。
統一された美意識のなかで
いろいろな表現ができるブランドなんだと思う」

今回、かぶっていただいたKAKIは
chisakiのなかでもメンズライクなタイプ。

「普段は選ばない形だけど、
かぶってみたら、やっぱりchisakiらしい
柔らかさが感じられて、とても好きです。
きりっとしていながらも、えんじ色のリボンとか
リムの自然なカーブとか、
顔に落ちる編み目の美しい影とか、
キュンとするポイントがたくさんある。
ほら、内側もすごく素敵なの」

台座を囲むグログランリボンの絶妙な色合いや、
ロゴテープの形、サイズ調整用のゴムの色、
そのゴムの先についた小さなチャーム‥‥。
胸をくすぐるディテールばかりです。

この帽子だったら、と森さんが考えてくれた
コーディネートは3つ。

ふわっとしたブラウスと
白いウールカシミアのニットパンツは
間違いのないシンプルなコーディネート。

そして植物で鮮やかなグリーンに染めた布を
たっぷりと使ったロングスカートとの組み合わせは、
小学2年生の娘にも大好評。

「ちょっとメキシコっぽい雰囲気になりますね。
リボンを片方だけ肩に垂らしてもいいかも」

ざっくりとした織りの古着のワンピースにも
相性抜群です。
夏はほぼ毎日、帽子をかぶるという森さん、
帽子と相性のいいコーディネートも手慣れたもの。

「娘が小さいときは、両手を塞がないようにしたくて、
日傘を使えなかったんです。
だから夏の日差しを避けるのに、帽子が定番になりました」

玄関にはよく使う帽子をいくつか出しておき、
コーディネートの最後に選んで出かけるのだそう。

「どんなスタイルにも合う万能なもの、
毎日の服装のすべてに合う帽子っていうものは
ないと思うんです。
私だったら、少しメンズっぽかったり、
スポーティーだったりするものを一つと、
女性らしくエレガントなものを一つ。
その2種類を持っているのがいいと思う。
それらを日々の服装に合わせて選べば、
毎日、困らないんじゃないかな」

chisakiのあたらしい帽子、 それぞれの「似合いかた」。その2 はじめての帽子。 小堀紀代美さん

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小堀紀代美さんのプロフィール

こぼり・きよみ
料理家。
東京・富ヶ谷にあった人気カフェ
「LIKE LIKE KITCHEN」を経て、
現在は同名の屋号にて料理教室を主宰。
大きな洋菓子店である実家をルーツとし、
世界各地への旅で出会った味をヒントに、レシピを考案。
著書に、「予約のとれない料理教室
ライクライクキッチン「おいしい!」の作り方」
(主婦の友社)、
「フルーツのサラダ&フルーツ」(NHK出版)など多数。

●Instagram


気になるけれど、仲良くなれない。
小堀さんにとって帽子は長年、そんなアイテムだったそう。
リゾート先でかぶる麦わら帽子や、
防寒対策のニット帽は持っているけれど
日常的にかぶるとまではいかず。
本当はもっとおしゃれなアイテムとして帽子を選びたい。
そんなふうに思いながらも、
なかなか手を出せなかったのだと言います。

「帽子って、それ一つでおしゃれ感が出るというか、
素敵な人だな、おしゃれな人だなっていう印象になる。
だけど、私がかぶると
どうにも借りてきたみたいな、
頑張った感じになっちゃうのが
気になってしまって」

アートに関わる仕事をしていた若い頃は、
ハイヒールにスーツという
かっちりした格好が多く、
ルールがわかりやすいファッションだったけれど、
今は迷ってしまう、と小堀さん。

「体型も変わったし、仕事も変わりました。
料理人として仕事をしている今は
リラックスできるシンプルな服装が多いから
おしゃれの基準に迷うことが増えたような気がします」

あらためて、自身のファッションについて
考えてみたところ、
肌触りのよい服が好き、という
自分なりの基準は見えてきました。
だけどやっぱり帽子となると、
どんな服に合わせていいのかわからない、と不安な様子。
そこで、最近、好きな洋服たちと合わせて
いろいろ挑戦してみることに。

まずは淡いパープルがきれいなセーターと
幅が太めのホワイトのコットンパンツという
春らしいコーディネート。

「帽子のボリュームには
ふわっとしたボトムが合うのかなと思って。
服装がシンプルな分、
帽子がポイントになってる気がします」

気負っていたけれど、
かぶってみたらすんなり馴染んでいる様子。

「最初はカジュアルなKAKIが
かぶりやすそうと思っていたけれど、
かぶってみたらSOWAのほうが大人っぽくて
私の年齢に似合うのかも」

シルクやカシミアといった、
小堀さんが好きな上質な素材には
SOWAの緻密で繊細な素材感がよく合っているようです。
そして、案外、帽子は難しくないと感じた小堀さん、
帽子の色に合わせたホワイトコーデにも挑戦。

「実際にかぶってみたら、帽子のボリュームを
そんなに気にしないでいい気がしました。
それで細身のパンツを合わせてみたけれど
大丈夫そうですね」

シルク素材のTシャツに、細身のスラックス。
そして帽子のリボンに合わせて、
黒いレザーバッグをセレクト。

「帽子だけが浮かないのは
リボンが洋服との繋ぎになってくれているからかも。
服によっては、髪をおろしたままだったり
結んでからかぶったりというアレンジで
似合うように調整するのも大切ですね」

愛犬とのお散歩に大活躍という
weeksdaysのサロペットにもよくお似合いです。

「帽子の白と黒に合わせて
こんなモノトーンコーデもいいですね。
帽子って新しいチャレンジでドキドキしていたけど
やってみたら楽しい! 
いろいろ試してみたくなりました」

chisakiのあたらしい帽子、 それぞれの「似合いかた」。その1 こどもといっしょに。 西原 章(ゆき)さん

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西原 章さんのプロフィール

にしはら・ゆき
出版社にて女性ファッション誌の編集部に所属。
現在は退社し、4歳の娘の育児をしながら、
「子をもつ親である女性のための、
そのまわりで共に生きるすべての人のための、
”得意”で繋がる」参加型コミュニティメディア
「good at MAGAZINE」を
インスタグラムにて、
友人のライターと一緒に主宰している。
161cm。

●good at MAGAZINE


幼稚園に通う娘との公園通いが
毎日のルーティンだという西原 章さん。
だから日ざしが強くなってくるこれからの季節、
帽子は必須アイテムなのです。

「かぶらないと頭がカンカンに焼けてしまって
本当に大変! 
だから毎年、春になると
好みの帽子を探しているんです」

そんな西原さんのアンテナに
chisakiの帽子も引っかかっていたけれど、
かぶってみるのは今回が初めて。

「すごく素敵だなあと思いつつ
カジュアルな私の服装に
似合うか考えていたんです」

わんぱく盛りの娘との生活に合わせて
気兼ねなく洗濯できる服が西原さんの普段着。
今回のchisakiの3タイプの帽子から選ぶときも
最初はカジュアルなKAKIかな、と想像していたそう。

「一目惚れしたのはLALAだったけれど、
エレガントな形だから緊張するかなと。
ところが3つともかぶってみたら、
LALAがいちばんしっくりきました」

目立つかな?と思っていたリボンも
垂らしてかぶってみたら
なんとも自然な雰囲気。

「ブリムを自分の顔に合わせて調整できるからか、
見た目より馴染みやすいんですね。
これなら普段の服装にも合わせやすそうです。
リボンを垂らしてかぶるのが好きだけど、
自転車に乗るときはリボンを結べば
飛ばされる心配もなく安心です」

娘と一緒だとショッピングも至難の技。
おかげでオンラインショッピングが得意になりましたが、
ご主人の休日に娘を預けての
ひとり気ままな自由行動はたまの楽しみ。

「でもそんなときに出かける場所には
chisakiの帽子がなかなか見かけられなくて。
ずっとかぶってみたかったんです」

とにかく娘との時間が慌ただしくて、
自分のおしゃれなんて二の次! と笑う西原さんですが、
実は娘に影響されて好みが変化した部分も。

「昔はコンサバティブなテイストの雑誌の
編集部で働いていたということもあり、
好みも黒を始めとしたシックな服ばかりでした。
だけど娘を育てているうちに、
自分の服の色みが子ども服と似てきたんです」

赤ちゃんのときは、
ベビー服に多いベージュや白っぽい服を。
娘がピンク好きになった頃は、ピンクや明るい紫などを。
いろいろな色の服にチャレンジできるようになったのは
娘のおかげなのだとか。

「今日の服も、以前の私からしたら
ちょっとしたチャレンジなんです。
知人のブランドで
見つけたお気に入りなんですが、
明るいパープルは派手かなあと迷いました」

でも着てみたら娘も喜ぶし、
西原さんの心もなんだか晴れやか。
おしゃれの楽しさを改めて感じているよう。

「今の私にとっては、
おしゃれって特別な機会のためのものではないし、
普段着でも好きな服を着て、
こんな素敵な帽子をかぶっていたら、
きっとすごく楽しいですよね」

娘と一緒の日常を楽しみつつも
自分好みのおしゃれもちゃんと楽しみたい。
chisakiの帽子は
そんな頑張るママの気持ちにも寄り添ってくれるようです。

chisakiの帽子

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夏はもうすぐ。

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3日ほど、家を留守にして帰ってきたら、
辺りはすっかり春になっていました。

そういえば、
起きる時間も日ごとに早くなっている。
太陽の活動時間がぐんぐん長く、
そして強くなっているんだなぁと感じる今日この頃です。

そこで気になるのは紫外線。
フランスのマダムのように、
そばかすやシミたっぷりの、
日焼け姿に憧れつつも、
自分にはどうにも似合いそうにはない。
そんな勇気もないんです。

でも、せっかくなら、
夏のおしゃれをたのしみたいとも思う。
だから私は帽子をかぶります。

去年、好評をいただいたchisakiの帽子。
今年は3つの形をえらびました。
日差しをよけつつも、
けして実用本位にはならない、
洒落たたたずまい。
かぶるだけで、夏のおしゃれがぴたっときまりますよ。

モードな洋服も大好きだけど。 森内敏子

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森内敏子さんのプロフィール

もりうち・としこ
ユナイテッドアローズのプレスを経て、
ドゥロワーの立ち上がりより参加。
代官山にあったセレクトショップのラスティーク、
マディソン・ブルーを経て、
SLOANEのプレスを担当。


初めてSLOANEのニットを見たのは、
カタログ撮影のスタジオでした。

そもそも、私が“プータロー”の時に
ディレクターの小峰から
「新しいニットブランドを立ち上げるので、
展示会だけお手伝いをして欲しい」と
声をかけてもらったのが
SLOANEに入るきっかけです。

小峰とは以前の仕事での付き合いがあり、
OKしたものの、変なニットだったらどうしよう? と
内心ほんのちょっとだけ不安もありましたが、
同じく付き合いのある夫が
彼がつくるものならば
絶対にオシャレにちがいないと太鼓判。

撮影にのぞんだところ、
そこにはドが付くほどのベーシックなニットが
ずらりと並んでいました。
小峰が着ていたSLOANEのニットを見て、
「パリのハイブランドのスタッフが制服として着ていた、
ネイビーのクルーネックニット」を連想。
ハッキリと、わたし好みで、
一目でSLOANEのファンになりました。

名前の由来を聞くと、
ロンドンのスローン・ストリートから付けたそう。
ロンドンがファッションの原点である私にとっては
馴染みも深く、
展示会後もSLOANEのPRが出来たらいいのにな、
とひそかに思いました。

そうしてSLOANEで仕事を始めて約5年、
トップスはもう他のブランドを買ったことがないくらい、
あらゆる場面にも対応できるので、
公私共に、本当に重宝しています。

ディレクターの小峰が日々言うのは、
SLOANEのニットはコーディネートの名脇役であり、
どんなボトムにも合わせやすく、
合わせるアイテムを引き立たせる存在である、と。

今回ご紹介いただくシルクのワイドリブもその一つ。
ボトムにキレイ目なアイテムだけでなく、
デニムや、短パンも相性は抜群で、
ビーチサンダルでさえ、上品にまとまります。

また、さらにSLOANEのカットソーと重ね着をすると、
コーディネートがパキっと引き締まります。
同じサイズのニットを合わせることによって、
衿元と裾にTシャツが程よく覗くんです。

もし、今回のシルクのアイテムを
気に入って頂いたお客様がいらしたら、
さらにお勧めしたいのは、
次のシーズンで展開する予定の
30ゲージのウールのシリーズです。

春夏の30ゲージのコットンのニットも、
ウルトラハイゲージで目がぎゅっと詰まっており、
ハリがあり、
非常に非常に、毛玉になりにくく、
キレイが永く続くお値段以上の商品です。

SLOANEのニットはしっかりしているから、
あんまり買い足さなくても何年も着れるのよね、と
言ってくださるお客様も沢山いらっしゃいます。
嬉しい限りです。

モードな洋服も大好きだけど、やっぱり
トラディショナルなスタイルが私流なので、
時代に左右されないSLOANEのニットを皆様にも
是非試して頂きたいと願っております。

日常着はスタンダードがいい。 草場妙子

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草場妙子さんのプロフィール

くさば・たえこ
ヘアメイクアップアーティスト。
熊本県出身。サロンワーク、アシスタントを経て
2006年に独立、雑誌や広告、CMなどを中心に
幅広く活躍している。
著作に『TODAY’S MAKE -UP
──今日のメイクは?──』
がある。
みずから香りの監修を行なった
OSAJIのヘアケア製品とボディゲルのシリーズ
「kokyu(呼吸)」が好評を博している。

kokyuのページ
「weeksdays」の草場さんのコンテンツ
草場さんのインスタグラム


出会いはある女性編集者からの勧めだった。

当時、彼女は細かいディテールや
ブランドヒストリーを大切にする
ファッション誌の編集担当、
オタク気質的に服を愛する姿勢は私も好みだったので、
スタンダードなニットが欲しいのだけれど、
と彼女に聞いてみた。
どこにでもありそうなのに、
いざ探してみると自分の基準には一長一短で、
欲しいと思えるものにはなかなか出会えない。
それで勧めてもらったのがSLOANEだった。

まず、私の思うスタンダードとは何か、
今回の原稿を書きながら考えてみた。
言葉にするならば、
それは自分が意識しないで着られるものだと思う。
持っているパンツやバッグに合う、
サイズは少しゆったりしている、
動きが制限されない、
そして着ていることを特に気にしないで着られる、
そんなところだろうか。

デザイン性が高く普段着慣れないものは
持っている服に合わせづらく、
日々のローテーションの中には入らないし、
ウエストがシェープされていたり丈が短かったりすると、
いちいち気になってしまう。
仕事に着て行かれるというのは重要なことだし、
いつもと違う雰囲気を出さないことも
自分らしくいられる要素の一つのように思う。

メンズライクなスタイルが好きな私にとって、
ユニセックスでサイズ展開がちゃんとあることは
特に重要で、メンズの型をそのまま
自分好みのサイズで着られることはすごく嬉しいことだ。

自分の日常着はスタンダードがいい。
仕事でも休みでも、いつもの私のスタイルで。
そしてたまにスパイスのように特別な服を着てみたり。

そんな日々に欠かせない存在。

いちど着ると、「次も!」。

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大貫
伊藤さんは、いつから
SLOANEを着てくださっているんですか。
伊藤
私が最初に買ったのは、3年ほど前、
半袖のニットの色違いでした。
着ていて自分でも気持ちがいいし、
会う方に「どこのですか?」と聞かれることも多くて。
大貫
ありがとうございます。
きれいに着てくださって。
伊藤
わたしは自分の判断で水洗いをしていますけれど、
ほんとうは、ドライクリーニング推奨ですよね。
大貫
はい、そうなんです。
SLOANEが使う素材は、検査した結果、
水洗い可のものが非常に多いんです。
でも、洗うこと自体は大きな問題じゃないんですが、
水から出したあとが非常に難しいところで。
伊藤
そうですよね。干し方であったりとか。
大貫
手洗いをするか、
ネットに入れて洗濯機でやさしく洗うという
ところまではいいんですよ。
でも脱水してちょっと置いておくとシワになりますし、
干すときにパンパンと叩かない方もいらっしゃるから、
「干したらしわしわになりました」ということだって
起こりえるんです。
「平置きで干して下さい」と言っても、
その環境をつくるのが
難しいというかたもいらっしゃいます。
伊藤
みなさんの状況が違うので、
なかなか難しい問題ですよね。
大貫
今着ていただいてるシルクの商品も、
手洗いすることは可能なんですが、
30度を超える湯温で洗ってしまうと、
色が抜けちゃうことがあります。
だから、できるだけ最初の
きれいな状態で着ていただけたらと思い、
ドライクリーニングでとお願いをしています。
伊藤さんは、一年を通して
SLOANEを着てくださっているそうですね。
伊藤
はい。たとえばSLOANEの
シルクのリブニットは何枚か持っていて、
娘と共有して着ているんです。
夏にもちょうどいいんですよ。
ちっちゃくなるし、着ていて気持ちがいいし、
ちょっと体温調整が必要なときに便利。
シルクってすごいですよね。
大貫
そう、すごい糸なんです。
シルクというのは、一瞬、
肌触りが冷たく感じると思うんです。
けれども保温力は比較的強く、
冬用のシルクのマフラーが存在するほどです。
風を通しにくいというところもありますし、
なのに通気性が悪くない。
天然素材ですので、肌触りも柔らかい。
程良い季節感で、春夏秋はとくに対応しやすい
アイテムだと思います。
伊藤
あと、直接触れていると、肌がツルッとしません? 
シルクの靴下を履くと、かかとがツルッとするように。
森内
そういいますね。
伊藤
アミノ酸なので、第2の肌だとも。
シルクの枕カバーは
顔にも首にも髪にもいいと聞いたことがあります。
森内
本当ですか。すごいですね。
伊藤
シルクというとテカテカしているものがありますが、
そういうものは繊維にコーティングをしていると。
大貫
そう、シリコン加工をしているシルクも多いんです。
そうすると、シルクの良さが半減してしまう
可能性がありますね。
伊藤
SLOANEのお客様はどんな反応を? 
1回着ると、私みたいに
「次も!」という方が多いんじゃないかなって
想像しているんですけれど。
大貫
そう、とくにシルクを買ってくださるお客様は、
リピートなさることが多いですね。
伊藤
すっごくよく分かります!
大貫
色もそうですし、サイズを替えて、
「サイズ2を持ってるけれど、
なんとなく気分は3」と買ってくださったりとか。
伊藤
そして、すごくたくさんの色をおつくりですよね。
次は違う色にしようかなという方も多そう。
どんなふうに色を選んでいるんですか。
大貫
森内が何を着たいかとか、
そんなふうに感覚的に決めています。
お客様も、思い切って違う色を、
というケースが非常に多いですよ。
伊藤
なるほど。基本のかたちは定番なんですか。
大貫
素材によって若干サイズ感を変えています。
たとえば、シルクの商品っていうのは、
ウールのものに比べ、滑るので、
少し小さくしましょうとか。
ただ今回のシルクのリブに関しては、
もともと、あまりタイトにはしていません。
体に付かず離れずで、すっきりと見えますよ。
伊藤
そう、すごくきれいなんですよね。
Tシャツ1枚だとなぁ、みたいなときに、
すっごく重宝するんです。
大貫
衿幅を狭めに設定しているので、
上品に見えるんだと思っています。
「上品」というのはね、笑い話なんですけど、
僕と小峰の2人のコンセプトで、
僕らみたいなおじさんでも、
ちゃんと品良く見えるように、って(笑)。
伊藤
そんな!(笑)
大貫
先ほども言いましたが、
歳を取ってきますとね、
首まわりがだらしなくなるんですよ。
伊藤
そんなこと‥‥でもたしかに、
着ているものによっては、
男の人の首周りが気になることはありますね。
首の大きく開いたTシャツとか。
大貫
ある程度年齢を重ねて、
首周りがカジュアルすぎると、
ヨレヨレとした印象になるんです。
男性はね。
伊藤
女性もですよ。気をつけます。
大貫
その辺を自分が気にしているものだから、
ものを作るときにも、最初のサンプルで
「なんか変だよね」と感じる部分を、
徹底的に考え、議論するんです。
そういうことって、皆で話し合わないと
気が付かないんですよね。
だからよくありますよ、
「今年は、あと5ミリ細くしよう」って。
伊藤
5ミリ! 
大貫
次の冬に向けてつくる
ローゲージのニットもそうなんですけど、
世の中に少しルーズに着る洋服が多かったのが、
段々、きちんと目になりつつあると感じているので、
前回と同じモデルでも天幅を少し狭くしようかとか。
そういうことも、多々あります。
伊藤
じゃ、定番的なアイテムに見えても、
少しずつ変えているんですね。
大貫
はい。糸を変えることもあるんですよ。
シルクは変えてないですけれど、
コットンに関しては、縒(よ)りの違いで
柔らかいコットンと硬いコットンがある。
ベーシックなものでも、
今年、硬いコットンでベーシックなものを作ろうか、
っていう年もあれば、柔らかいもので、という年もある。
微妙なことなんですけれど、
でき上がってくると全然表情も違うんです。
伊藤
SLOANEのものづくりが、
とてもよくわかりました。
「weeksdays」を通して、
この気持ちよさが伝わるといいなって思います。
大貫さん、森内さん、
どうもありがとうございました。
あっ、そうそう、ニットの糸が
ピッと出ちゃったときのためにと、
森内さんが教えてくださった「ほつれ補修針」
すごく活用しているんですよ。
森内
良かったです。
ニットは引っかけたりすると
ほつれが出ますから。
伊藤
愛用品がほつれると残念な気持ちになりますが、
かなり気持ちがらくになります。
だいじょうぶ、直る! って。
大貫
僕はもうしょっちゅう引っ掛けるので、
引っ掛かる前提で、気にしないで着ていますけれど(笑)。

日本人の体型に合ったニットを。

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伊藤
「weeksdays」では「はじめまして」ですね。
個人的にずっと着ているニットなので、
こうして紹介させていただけることを
とてもうれしく思っています。
ブランドの立ち上げは
2016年秋冬と聞きました。
大貫
はい、この秋冬でちょうどまる6年です。
伊藤
会社は、もっと長いんですよね。
大貫
そうなんです。SLOANEは
ヴェンティウーノという
ニットの会社が母体のブランドですが、
その会社自体は28年目になるんですよ。
伊藤
その会社を、大貫さんがなさっているんですよね。
大貫
はい、12年前に、先代から引き継ぎました。
その歴史を考えると、
SLOANEは日の浅いブランドなんです。
伊藤
SLOANEを立ち上げた経緯は
どんなことだったんですか。
大貫
当時、6、7年前、特にメンズのニットは
クラシコ・イタリアのブランドや
英国のものが主流で、
自分たちもよく着ていました。
けれども、ヨーロッパのものは、
タイトめに作られてるというか、
身体へのフィット感がかなり強いんです。
そこで、今もSLOANEのデザインをしている
ディレクターの小峰明彦とふたりで立ち上げました。
ふたりとも比較的、
ピタッとした服があまり得意ではなかった。
そこで、日本人の体型に合ったニットをつくりたい、と。
伊藤
たしかにヨーロッパのデザインって、
スタンダードな男性服、シャツやニットなどは、
ぴったり目のものが多かった気がします。
大貫
そうなんです。ですから、背が低い人も、
ぽっちゃりした人も、大きめの人も、
着て、すっきり見えるようなシルエットを考えようと。
それから、自分が歳をとってきて、
首周りの開き具合なども気になり始めました。
たとえば衿が詰まっていると、品が良く見える。
そういう要素を取り入れて、
自分たちで作れたらいいよねという話が、
SLOANEの立ち上げにつながっていったんです。
伊藤
もともとニット専業の会社ですから、
立ち上げはしやすいですよね。
大貫
そうなんです。でも、じゃあどんな工場と組む? 
という話になり、僕らは国内生産にしようと決めました。
日本の工場、海外の工場ともに
長いお付き合いがあるんですけれども、
SLOANEは国内でものを作りたいと。
伊藤
そうお考えになったのは‥‥。
大貫
ニットって、工場の方と
こまかなニュアンスを共有することが
とても大事なんです。
イタリア、フランス、中国、タイ、
世界の各地に工場があるわけですけれど、
どうしても言葉の壁がありまして。
ニュアンスを丁寧に、細かく伝えることが難しい。
たとえば裾のゴムのテンションを、
もう少しだけ強くしたいんだよねっていうのも、
日本語なら、その言葉の強弱で、
「もう少しだけ」っていう言葉に
どのくらいの意味があるのか、
なんとなく伝えることができるんですね。
でも、それを英語で伝えるにしても、
現地の言葉に翻訳して伝えるにしても、
語学力の壁が立ちふさがるんです。
SLOANEの、ほんとうに細かなところまで
丁寧に気を配りたいというつくりかたは、
日本で、日本語でやりとりをするほうがいいな、と。

国内の工場、ニットだけでも7つのところに
お願いをしているんですが、
皆さん個性があるんですよ。
同じデザイン、パターンの仕様を出したとしても、
表情がすべて異なります。

伊藤
そうなんですね。
大貫
衿は丸が得意か、台形っぽいほうが得意かとか。
また、きれいめなものが得意なところに、
カジュアルなものを依頼しても違うんです。
伊藤
尚更、国内ですね。
そんなに微妙なニュアンスの違いがあるのに、
海外で意思の疎通ができないと困っちゃいますよね。
大貫
そうですよね。
だから国内の工場に依頼をするときには、
必ず直接出向いて話をしています。
細かな共有をしたいということに加え、
編んでいる人たちの顔を見ながら
ものを作るっていうこともすごい大事で。
その商品に意思が入る、とまでは思わないですけど、
やっぱり作ってくれる人が喜んでくださるような
僕らの会社でなければいけないなと思っています。
だから、意思疎通ができる工場と
取引をしているということが大事だと思います。
伊藤
工場といっても、
きっと、手作業の部分も多いんでしょうね。
大貫
そうですね。編むのは機械なんですけど、
前身ごろ、後ろ身ごろ、アーム、衿と、
パーツごとに編んだものを、
リンキングっていう手作業で、
針を目の穴に刺して繋げていくんですよ。
大変な作業なんです。
そのリンキングの糸の刺し方を、
テンションを甘くしてくれる方と
きつめにする方がいたとしたら、
仕上がりの印象や着心地が変わります。
いろんなニュアンスがあるので、
ニット製品づくりは
一筋縄じゃ、なかなかできない。
編み時間もかかるし、
でき上がる時間がかなり長い商品なんです。
伊藤
なるほど。細かな提案を、直接、工場のみなさんに。
大貫
商社を入れて依頼する方法もあるんですが、
そうすると、細かな指示も伝言になるし、
そもそもどんな工場に依頼しているのかすら
わからないことがあるんです。
僕らの場合、糸屋さんも直接やり取りをしています。
だから比較的細かなところまで、
直接伝わるのかなと思ってます。
伊藤
おもしろいですね、
男性ふたりでスタートした
ニットのブランド。
まず最初は男性目線だったということも
ユニークだと思いました。
大貫
小峰はもともと、ピレネックスのダウンや、
クロケット&ジョーンズの靴、
皮小物のホワイトハウスコックスなどを扱う会社の人間で、
数年前に日本でカナダグースに火がついたとき、
世界に向けてのデザインに関わっていた、
メンズ業界では有名な人なんです。
その小峰と組むことも含め、
SLOANEは自分たちが着ることを考えて、
男性目線の発想で始まったと言えますね。

けれども、実際立ち上げることになって、
もうひとり、ちがう目をもつ人がほしいと思いました。
それで、小峰が知り合いだった森内に声をかけたんです。

伊藤
森内さんは、もともとは?
森内
ずっとアパレルのプレスで、
ユナイテッドアローズには
20年近く在籍していました。
その前はBEAMSにちょこっとだけ。
その後、マディソン・ブルー、ラスティークを経て、
SLOANEに来たんです。
大貫
せっかく来てもらったのに
SLOANEがちゃんと育たなかったら、
森内のキャリアに傷が付いちゃうと、
ぼくも緊張して(笑)。
そうしたらひとめで気に入ってくれて。
伊藤
それで、いまのようなユニセックスの服の
展開の基盤ができていったんですね。
大貫
はい。男性目線でものを作るけれど、
男性にも女性にも
着ていただけたらいいなっていうところから
スタートしたブランドです。
当時はユニセックスのニットって、
ほぼ、なくて。
伊藤
そうですよね!
今でこそちょっとずつ
増えてきたような気がするけれど。
大貫
今も多くはないですよね。
伊藤
わたしがSLOANEをいいなと思うことのひとつが、
「こんなふうに着たい」と思うときの
サイズの選択肢があること。
でも今回は「はじめまして」ですから、
ネットで買うお客様が迷わないよう、
「サイズ2」のみを取り扱わせていただくことにしました。
5つある中で2を選んだのは、チームの皆で着て、
2がベストだねっていうことになったからなんです。
お店では同じかたち・色で5つのサイズがあるんですよね。
大貫
はい。毎年、お客様の気分であったり、
バイヤーさんのニュアンスも変化するなかで、
どのサイズがいいかということも変わると思うんです。
ブランドをスタートした頃は、
サイズ1~2を女性にお買い求めいただいて、
3、4、5というのは男性向けの展開ですということで
説明していたんですよ。
僕らもそのつもりでしたし、
バイヤーさんからも
それで発注をいただいてたんですけど、
いまはビッグシルエットを着られる女性も多いですし、
合わせるボトムスであったり、髪型も含めて、
そのときの気分によって着方を変えますよね。
だから1人のお客様でも、
いくつかのサイズをお持ちというケースも。
伊藤
私も、2がベースなんですけれど、
3・4も持っているんです。
このデザインだったらたっぷり目に4でもいいかなとか。
つくりもしっかりしているし、ほんとうによく着ています。

SLOANEのシルクのニット

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シルクをまいにち。

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袖を通すと、
一瞬ひんやりするのに、
その後は、体を守られているような安心感。
「あったかい」とはまた一味ちがうこの感じは
なんと説明したらいいんだろ?

一度着たら、また明日も、そのまた次の日も‥‥と
繰り返し着たくなってしまうのです。

「着ると自分がやわらかくなる」とでも
言ったらいいのかな。

年を重ねるごとに、
素材に対するジャッジが厳しくなっているのですが、
このシルクのニットは二重丸。
いえいえそれどころか三重丸。
ここ数年、
私のワードローブになくてはならない存在になっています。

今週のweeksdaysは、
毎年、少しずつ買い足している、
SLOANEのシルクのカーディガンと
クルーネックをご紹介します。
春はもちろん、
真夏も、一枚持っているととても重宝。
一度着たら、きっと気に入っていただける、
そんなアイテム。

weeksdaysだけの別注カラーも、
とてもすてきですよ。

スタイリスト川上薫さんにきく2021春夏のMOJITOのスタイリング。その3

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川上薫さんのプロフィール

かわかみ・かおり
服飾スタイリスト。
東京生まれ。
2009年竹淵智子氏より独立。
レディスウェア、メンズウェアをとわず、
雑誌を中心に、広告やCMなどで
スタイリングを手がけている。

■Instagram


その3 おすすめ小物、
そして男性が着るなら?

「どれもベーシックカラーで、合わせやすそう」
というのが、今シーズンの
MOJITOの印象だという川上さん。
今回のスタイリングに
小物を追加するなら、何がおすすめでしょう?

「ゴールドやシルバーのアクセサリーや、
発色のよいミニバッグなどとあわせても
かわいいなと思います。
weeksdaysの、
TEMBEAのDELIVERY TOTEとも
相性が良さそうですね」

なるほど。
ところで、このアイテム、
もともとは男性用のデザインで、
サイズLは一般的な男性でも使えるんです。
男性が着る場合、
女性が着こなすときとは違うポイントはありますか?

「そうですね、男性はジャケットの
紐の部分をリボンに結ぶのは、
やや抵抗があると思いますので、
片結びにするなど
ラフに着ていただいたら良いのかなと思います。
あまり深く考えず
薄手のジャケットを羽織る感覚で着てほしいですね。
小物づかいは、バンダナを巻いたり、
大きいトートバッグなどとあわせたり。
何にでもあわせやすそうですよ」

川上さん、ありがとうございました!


MOJITO山下裕文さんの、おすすめスタイリング

[3]PILAR SHORTS編

●トップスは?

COOL MAX を使用することにより
MOJITO史上最も快適な穿き心地のショートパンツです。
「PILAR SHORTSを穿いて家から出るのは、
ちょっと‥‥」と考えがちですが、
全くそんなことはありません。
着こなしのポイントは、
GULF STREAM PANTSと同様に、
トップスのボリュームと色数。
ややボリュームのあるサイズ感のアイテムで、
ホワイトか、ジャケットと同系色の
スウェットシャツやフーデットパーカーがおすすめです。

以前のコンテンツのタイトルにもあった
「ひざ小僧を出そう」の、
元気な姿勢も重要なポイントだと思います。

スタイリスト川上薫さんにきく2021春夏のMOJITOのスタイリング。その2

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川上薫さんのプロフィール

かわかみ・かおり
服飾スタイリスト。
東京生まれ。
2009年竹淵智子氏より独立。
レディスウェア、メンズウェアをとわず、
雑誌を中心に、広告やCMなどで
スタイリングを手がけている。

■Instagram


その2 意外な着こなし、定番の着方。

ネイビーのPINKY JACKETを、
ケープふうに。

かわいらしくなりやすいネイビーは、
あえてオーバーサイズを選んで、
コート感覚であわせてみました。

写真のようにケープづかいをすると
(ジャケットの一番上だけを留めて、
ケープのように着る)、
がらりと雰囲気が変わってみえます。

ジャケットが引き立つように、
他の色はワントーンに抑え、
ロゴTで遊び心をプラスしてます。

オーバーサイズを選ぶことで、
男女兼用で着ていただけてオススメです。

PILAR SHORTSを
より夏らしく。

カジュアルなショートパンツは、
デザイン性のあるブラウスや
ボリュームのあるもの、
色味のあるものと合わせると
取り入れやすいかと思います。

ここでは、イエローとグレーの組み合わせ。

透け感のあるシャツに
ショーツ、スニーカーとボーイッシュにまとめました。


MOJITO山下裕文さんの、おすすめスタイリング

[2]GULF STREAM PANTS編

●トップスは?

GULF STREAM PANTSを中心に
コーディネートする場合には、
このパンツが持つ少し独特な
シルエットをカバーするために、
トップスにややボリュームのあるサイズ感の
アイテムで合わせた方が、
まとまりのあるバランスになります。
コーディネートプランとしては、
ホワイトか、ジャケットと同系色の
スウェットシャツやフーデットパーカーがいいですよ。

このパンツにシャツを合わせたい時は、
少し大きめのサイズを選ばれると
タックイン・アウトのどちらでも
バランスがとりやすいと思います。

今回のGULF STREAM PANTSは、
COOL MAXという高機能素材を使用しているので
真夏や蒸し暑い日にも着用可能です。
ポロシャツやTシャツと合わせたい時は、
前記の通り少し大きめのサイズ選びがポイントです。

スタイリスト川上薫さんにきく2021春夏のMOJITOのスタイリング。その1

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川上薫さんのプロフィール

かわかみ・かおり
服飾スタイリスト。
東京生まれ。
2009年竹淵智子氏より独立。
レディスウェア、メンズウェアをとわず、
雑誌を中心に、広告やCMなどで
スタイリングを手がけている。

■Instagram


その1 PINKY JACKET、
ボトムスを替えて。

PINKY JACKETと
GULF STREAM PANTS、
グレーのセットアップ。

メンズライクになりがちな
パンツのセットアップは、
ジャケットのサイズをジャストに選ぶことで
フィット感を大事にしました。
インナーにピンクを取り入れて
フェミニンさもプラスしています。

トレンドカラーのピンクと
相性の良いグレーをあわせることで
軽さをだしました。
一見難しい色に見えますが、
顔まわりがあかるくなり、
肌馴染みも良い色なんです。

PINKY JACKETと
PILAR SHORTS、
ブラックのセットアップ。

オールマイティーに使えて、
着るひとを選ばないのがブラックコーデ。

普段はあまりショーツをはかないという方でも、
ジャケットと合わせることで
履きやすくなるかと思います。
きちんと感の中にアクティブさがプラスされます。

どんなコーデにもマッチするので、
ノールールで自分流に着こなしてみてほしいです。


MOJITO山下裕文さんの、おすすめスタイリング

[1]PINKY JACKET編

●インナーは?

このアイテムはMOJITO流のコーチジャケットで、
いわゆるウィンドブレーカー的な
立ち位置のアイテムとなります。

展開している3色に共通した
(少し肌寒い時の)スタイリングとしてのお薦めは、
スウェットシャツやフーデットパーカーです。

色は、グレー、ブラック、ネイビーに共通して
「ホワイト」のインナーが気分。
あるいは、PINKY JACKETと同系色もおすすめです。

無地じゃなくても、ロゴが入ったものや
フォトプリントなどもいいですよ。

●ボトムスは?

ボトムスは、GULF STREAM PANTSだと
“間違いない”のですが、
5ポケットのホワイトデニムとの相性もいいですね。

●男性が「きれいめ」に着たいとき。

このジャケットを使って
少しだけ綺麗な雰囲気に着こなしたい時には、
インナーに上質なコットンのモックタートルや
タートルネックを着て、
グレーのトラウザース(サマーウール素材)を穿き、
PINKY JACKETと同系色の
スニーカーのコーディネートがお薦めです。
この場合、シューズやソックスも入れて
全体の色数を3色以下にすると
素敵なスタイリングにまとまります。
当然ですが、ボトムスは
GULF STREAM PANTSだと間違いないですね!

MOJITOのジャケットとパンツ

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貸したり借りたり。

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私が住んでいる街は、
どうやら若い子に人気みたい。
休日ともなると、
どこからともなく人がやってきて、
ウィンドウショッピングをする姿を見かけます。

女の子の3人組。
さっきからキャッキャしていて、
なんだかたのしそうだぞ、とか、
ふーん、
最近のメイクの傾向はこんな感じなんだな、
なんて、
買いものかごぶらさげた私は、
チェックに余念がありません。

いつ頃からかな、
デート中の男の子と女の子が、
よく似た格好をしていることに気がつきました。

一度、意識し始めると、
あ、あそこにも! ここにも? という感じ。
貸したり借りたりしているのかな、
「男」とか「女」とかの境界線を超えて、
「好きなものを着る」って感じ、
なんだかいいなぁと思ったのでした。

今週のweeksdaysは、
MOJITOの服。
メンズ中心のブランドですが、
私にもしっくりくる服を見つけました。
もちろん男の人も大丈夫。
ご夫婦やカップルで、
貸したり借りたり。
そんなこともできちゃいます。

フワフワにしたい人は。

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岡戸
うち、使わなくなったタオルは、
全部、猫のものなんですよ。
3年前、両親の猫を預かることになって。
伊藤
そうなんですね!
岡戸
猫はベッドとソファが好きらしくて、
私の使わなくなったタオルを敷いておくことにしました。
特に洗いたてだとものすごく喜んでね(笑)。
伊藤
ええっ! わかるんですね。
岡戸
猫の寝床にタオルを入れるじゃない? 
そうすると洗った日に限って、
すんごく早い時間にそこに入る(笑)。
伊藤
かわいい!
岡戸
よく、乾きたての洗濯物に
乗るっていうじゃないですか、猫って。
あの気分なんじゃないかな、とは思うんですけど。
伊藤
ゴニョゴニョして、
自分の匂いを付けるのかな? 
おもしろいです。
岡戸
だから、タオルが捨てられないのは事実だけど、
猫を含めて「わが家では長く使ってる」でしょうか。
伊藤
ほんとう、みんな替え時、どうしてるんだろう。
──
「やさしいタオル」も長持ちするタオルなので、
買い替え頻度が低いんです。
だから、程よく、適宜クタってなってくれる
タオルをつくったほうがいいなんて
言われたこともありますよ。
そして「weeksdays」のタオルも
同じタオルメーカーでつくっていますから、
長持ちすると思います。
岡戸
長持ちしそうですね。
洗えば洗うほどキュッと詰まってくるような。
伊藤
はい。それでもフワフワが好きな人は、
乾燥機を使うとふんわりしますし、
外に干していると硬くなっていくんだけれど、
干す前にぱんぱんと振って
うんと空気を含ませると
パイルがふくらみつつ、
ほどよいゴワゴワ感も出ていきますよ。
岡戸
フワフワにしたい人は、
乾燥機、それから柔軟剤?
伊藤
うーん、柔軟剤は使わないほうがいいかな。
──
タオルは水を吸わせたいのに、
柔軟剤を使うと、コーティングしちゃうんです。
たしかにツヤツヤ、フワフワになるけど、
「やさしいタオル」もそうですが、
このタオルも、柔軟剤を使わないでね、
って言ってます。
伊藤
岡戸さんは柔軟剤、そもそも使っていますか?
岡戸
わたしは使っていないです。
ところで、どうして色はグレーにしたのですか。
伊藤
娘が買ってきたカラーリング用は
こげ茶色だったんだけれど、
なんでだろう、わたしがグレーが好きだからというのと、
カラーリングが黒系だからですね。
岡戸
「weeksdays」の商品群は、
まあちゃんの好きな色ばかりですよね。
伊藤
部屋の中で使うものはとくにそうですね。
もともと、あんまり「かわいい」部屋じゃないんですが、
気持ちがどんどん中性的になって、
選ぶものもそうなっている気がします。
男性の部屋? と思われそうな。
岡戸
ファンシーじゃないものね。
伊藤
これなら、いろんな人に
使ってもらえるなと思って。
ちなみに紺も好きなんですが、
洗濯を繰り返すと白っぽくなるかもしれない、
という心配が。
それに、このグレーは、
白と一緒に置いても違和感がない。
岡戸
ほっこりしない、冷たいグレー。
伊藤
うちにあるものって、
こういう色が多いんですよ。
鍋とかも。
岡戸
そうだと思います。
部屋の一部なんでしょうね。
伊藤
全然タオルの話と関係ないんですけど、
岡戸さん、こんなものがあったらいいのに、
っていうものはありますか?
岡戸
えっ、タオルじゃなく? どうでしょう? 
伊藤
私は、最近、鏡を買ったんですけど、
拡大鏡があるといいなって思いました。
岡戸
鏡の一部が拡大鏡になっているってこと?
伊藤
ううん、裏、表、みたいな。
岡戸
裏面が拡大鏡になっているのね。
なるほど。それはいいですね。
伊藤
壁に取り付けて伸縮させられる鏡を
以前、フランスで買ってたんですけれど、
洗面所に自然光が入らないので、
付けても暗いかな、と思ってそのままなんです。
岡戸
たしかに自然光で見たいですよね。
ふだん鏡はあまり見たくないけれど、
ちゃんと見るなら自然光で。
伊藤
たまに、ホテルの明るい洗面室で
拡大鏡を見ると、うわって思っちゃう。
岡戸
はははは。
伊藤
ほかの例だと‥‥服でも、
これで真っ白があったらなとか、
そういうの、あるじゃないですか。
ありませんか。
岡戸
そうですね。
でもね、けっこう妥協してるのよ(笑)。
伊藤
ええー。妥協? 岡戸さんが?! 
すごく、しなさそうなのに!
岡戸
いや、そうでもないですよ。
タオルも、銭湯で売ってたり
工務店がくださるタオルも、
わりといいんじゃないかなと思って、
使う時もあるんですよ。
あのタオルはね、薄くて、
使うとちょっとだけゴワッてしてくるんだけど、
洗うのも簡単で、
ヨレヨレになっても、雑巾にできるじゃない。
伊藤
そうですね。たしかに、
日帰り温泉で売ってますね。
岡戸
そう! 温泉タオル。
伊藤
これ、いいなって思う時、あります。
うちの母も、同じもので揃えたいって
ずっと言っていたのに、
何気に温泉タオルも使ってるんですよ。
「けっこういいのよねぇ」とか言って。
岡戸
もしかしたら、重い琺瑯鍋ではなく
軽いアルミ鍋がいいって思うように、
これから先、そんなふうに、自分の変化とともに、
ものが手強(てごわ)くなっていくのよ。
伊藤
重いものが、苦手に!
岡戸
そんな気がします。
温泉タオル派になるかも(笑)?
伊藤
そうかも! その販売をする時は、
岡戸さんを引き合いに出させていただいて、
「重いものが手強くなると言っていた
人生の先輩がいました」って書きましょう。
岡戸
いやだ(笑)。
伊藤
(笑)岡戸さん、とっても楽しかったです。
またぜひ、おしゃべりさせてくださいね。
岡戸
もちろん、また、ぜひ。

タオルの替えどき。

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伊藤
岡戸さんは、
どれくらいの頻度で
タオルを替えられますか?
岡戸
タオルの‥‥うーん?
伊藤
訊かれても分からないですよね。
岡戸
タオル、いつ替えるかという問題は‥‥。
伊藤
「ほぼ日」の武井さんなんて、
上京した時に持ってきたタオルを
いまも持っているって。
岡戸
の、まま? 使っているのですか?
──
(笑)いや、使ってはいないんですよ。
もうボロボロなんだけれど、
捨てられないタオルがあって。
37年前、大学に入るとき
実家から持ってきたんです。
岡戸
捨てられないでしょう?
──
捨てられないんですよ。
幾度かの引っ越しを経て、まだ持ってます。
岡戸
なんで、タオルって捨てられないんでしょう。
伊藤
娘の友達が、もうほんとに子どもの頃から
使っているタオルケットがあって、
その家族と一緒に台湾に行った時、
彼女、それを持って来ていました。
17歳とかだったのに。
もうね、引き裂かれた布みたいになってて。
岡戸
あははは! わかりますよ。
現代アートみたいになっているタオルね。
伊藤
「捨てないの?」と訊いたら、
「もう絶対ダメ」。
だから「これ、逆にカッコよくない?」なんて。
──
実家に夏休みで泊まると、
赤ちゃんの時のタオル地の腹掛けが出てきますよ。
ウサちゃんのアップリケの。
岡戸
かわいいい!!
伊藤
え、かわいい!!
──
さすがに母が捨てているかも。
伊藤
やっぱり「ライナスの毛布」じゃないけれど、
タオルが手離せない感覚ってありますよね。
姪っ子も寝る時にタオルを掴んでました。
タオルって言えなくて、
「タントン、タントン、タントン」。
岡戸
かわいい!!!
捨てられないですね。
──
でも、それって、ある意味変化したことで、
「ほぼ日」で「やさしいタオル」をつくった頃
(開発は2000年から、発売は2003年から)、
タオルってお中元などで貰うものが多く、
自分の気に入ったデザインや品質のものを
選んで買うということが少なかったんです。
いまはタオルって選んで買うものになったので、
愛着がまた違うのかもしれませんよ。
それまではワンポイント刺繍のついた
ブランドのライセンス品が多かったですよね。
伊藤
当時、うちの母は、
「貰ったタオルじゃなくて、いつか、
自分の決めたタオルで全部を揃えるのが夢なの」
って言ってました。
岡戸
へぇぇ。
まあちゃんが小さな頃から
お母さまはそう言ってらしたんですね。
伊藤
そうですね。そういえばね。
そっか、昔はタオルは貰うものだったのね。
岡戸
まあちゃんは、ひとり暮らしを始めたとき
タオルはどうしたの?
伊藤
初めてひとり暮らしをした時は、
コンランショップで、だったかな。
ホテル仕様の大きな
白いタオルを揃えたんですよ。
そのときの幸せたるや!
岡戸
はははは。
伊藤
ハァー! って、深く息をつくくらい、
うれしかったのを覚えています。
岡戸
乾きにくいって言ってましたけど(笑)。
伊藤
当時は、そんな、
乾きづらいなとかよりも。
岡戸
重たいな、というよりも?
伊藤
そういうことより、
自分の気に入ったもので、
全部を揃えられるうれしさ!
岡戸
ひとり暮らしを始めるときって
実家からいろいろ持たされること、
多くなかったですか?
スリッパだってそうでしたよ。
タオルと同じで、
ブランドロゴの刺繍の入ったような。
伊藤
そういうものでしたよね。
それで、「いつ替える?」という話ですが、
今回、この機会に、エイッて
全部替えようかなと思っているんです。
岡戸
えっ、処分しちゃうの?
どうするの。足ふきマットにするとか。
伊藤
掃除に使いますよ。
母だったら、ロックミシンで縫って
ぞうきんをつくるんですけれど、
わたしはそのまま使っちゃう。
岡戸
すごいお母さま。
知人に、古いタオルが捨てられなくて
足ふきタオルにしている人がいるんだけれど、
個人用にするためにわざと小さくつくるんですって。
伊藤
逆に、わたしの知り合いのご夫婦は、
バスタオルではなく
ちょっと大きめのフェイスタオルで身体を拭いて、
足も拭いて、バスマットは使わないんだそうです。
最後にバスルームを使う人は
浴槽、床、壁面を拭いて出る。
全部拭くと、掃除しなくていいでしょ、って。
岡戸
タオルひとつでお風呂場まで掃除するんですね。
うん、いい。
お風呂場を身体の一部だと思って
タオルを使うわけですね。
伊藤
そのかわり、そこの家では、
定期的にタオルを全部替えるそうです。
岡戸
へぇ!

ゴワゴワが好き。

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岡戸
仕事をマイペースにして、
身体を動かす時間を増やしたら、
タオルがすごく必要になってきたんです。
伊藤
ちなみに岡戸さん、タオルはどちらで?
岡戸
そう訊かれると思って、
使っているのを持ってきたんです。
伊藤
きれい。
触ってもいいですか?
岡戸
どうぞ。
伊藤
あ、リネン?
岡戸
麻100%のパイル地のタオルです。
伊藤
すごく気持ちがいいです。
岡戸
ちょっとゴワゴワでしょ?
水を吸いそうでしょ。
伊藤
すぐ乾きますか?
岡戸
乾きます。
このハンドタオル、ほかに緑色と茶色があります。
植物由来の染料で染めているので
色落ちしにくいそうです。
伊藤
そのタオルに落ち着くまでに、
いろいろな道のりがありました?
岡戸
そうですね。
持ち歩くハンドタオルも、
ちょっとゴワゴワした、
あんまり柔らかそうじゃないものを探して。
伊藤
わたしもタオルはいろいろ探したんです。
以前、泊まったホテルのタオルがよかったので、
客室係の人に電話をしてたずねたら、
同じものを販売をしていますよというので、
購入したことがあります。
岡戸
ホテルタオル、欲しいものね。
伊藤
ところが、もう、バスタオルが厚手で大きすぎて!
娘が「これは夏掛けにする」と言うくらい大きかった。
ホテルのタオルというのは、重量感があって、
幾度もの使用に耐えられるよう丈夫にできているので、
大きくて強力な洗濯乾燥機がなければ
家庭では洗濯すらままならないんです。
岡戸
そうね、たしかに。
伊藤
岡戸さんにもそういう時期がありましたか。
岡戸
ホテルのタオルが一番いいなと
思っていた時期がありました。
でもやっぱり大きいし、重たいし、
乾くのに時間がかかるなぁと思います。
タオルは吸水性、速乾性、耐久性のバランスは大切ですが、
私にとって必要なのは、手触りでしょうか。
ちょっとゴワゴワが好きですね。
さらに、洗いたてであるとなおうれしい。
伊藤
そういう経験から、
今回のタオルをつくったんです。
サイズはごく普通で、
バスタオルは130×68センチ、
フェイスタオルは80×34センチ。
岡戸
いい手触りですね。
フェイスとバスの、2種類。
ハンドタオルはないんですね。
伊藤
企画するときは、
ハンドタオルはいらないかな? 
と思って、つくらなかったんですけど、
最近は自宅で使うようになったんです。
わたしは自宅が仕事場でもあるので、
ずいぶん今は減りましたけれど、
取材や撮影などで来られるかたもいる。
手洗いも習慣になりましたから、
洗面所にハンドタオルを多めに置き、
使ったらすぐかごに入れてもらい、
二度、使わないようにしているんです。
それを考えたら、
ハンド、あったらよかったかも。
岡戸
なるほどね。
このタオルは洗っていくと、
どうなっていくんでしょう。
伊藤
いい感じになっていきます。
最初はちょっとフワフワなんですが、
だんだんわたしの好みのゴワゴワに。
半年ぐらい使っていると、
ギュッとしてくる感じ。
岡戸
そのギュッとしてくるのがいいんですよね。
ギュッが(笑)。
伊藤
そうそう!
それから、吸水・耐久・速乾・手触り、
そういうこともタオルには大事なんですが
実はそれ以外のこと、
洗濯機の中でいっぱいになっちゃうとか、
使っていくなかでのことも
大きいですよね。
岡戸
そう、ね。
重点が、それぞれ違うわけだから。
伊藤
わたしは、並んだ姿が好き、みたいな。

じぶんの変化と、ほしいものの変化。

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伊藤
岡戸さんこんにちは! ごぶさたしています。
あら、今日は、いつもの
タイトスカートじゃないんですね。
岡戸
なんの話でしょう(笑)。
伊藤
だって岡戸さんといえば、
ギャルソンの黒のタイトスカートの丈を
ご自分で勝手に短くカスタマイズしたのが定番でしたよね!
なのに今日はパンツ! 
岡戸
いやだ、もう(笑)。
最近はもっぱらパンツです。
それよりも「weeksdays」、
すごいですね。毎日、毎週でしょう。
どうやってつくっているのですか。
伊藤
商品担当者とデザイナーの
チームがふたつあって、
隔週ですすめているんです。
岡戸
週ごとにアイテムが違うっていうことですね。
お忙しいですね。
ページを見て、すごい量で、
びっくりしました。
チームもすごいし、
まあちゃん(伊藤さんのこと)もすごい。
伊藤
そうかなぁ。
岡戸
アイデアは、
「これが欲しい」の繰り返し?
伊藤
そうなんです。
でもほら、歳をとるじゃないですか。
そうすると、老眼鏡が欲しいな、とか、
以前は思わなかったものが出てきたりして、
意外と尽きないものなんです。
岡戸
欲しいものが変わっていくのですね。
伊藤
変わります!
岡戸
でも変わりませんね、まあちゃんは。
ちっとも、変わらない。
毎週、新しいものを出すということは、
毎日、書くことがあるわけでしょう。
その他に、先々の商品をつくるわけじゃないですか。
それはどんなふうに進めているのですか。
伊藤
これが気になる、と思ったら、
すぐメールやLINEで共有します。
「買ったら良かった!」とか。
岡戸
3年目でしょう、
楽しい、楽しいで、やって来られましたか。
伊藤
楽しいです!
岡戸
売る数は、どういうふうに調整しているんですか。
伊藤
数は、基本的に「ほぼ日」に判断をゆだねています。
きっと、わたしが数を提案しても、
とんちんかん過ぎる(笑)。
思い掛けない人気のアイテムは、
「もっと作っておけば良かったね」ということは
あるんですけれど。
岡戸
すぐに完売してしまう商品も、あるでしょう?
伊藤
なにが売れるか、1回、出してみないと
分からないところがあるんですよ。
岡戸
以前作って、売り切れずにあるものは、
売り続けるっていうことですね。
伊藤
だから、なかでも、
服づくりが難しいんですよね。
流行もあるので。
実はタオルは、
「weeksdays」で
かなり初期に作ったものなんですよ。
岡戸
前身の「&」のときから、
ありましたものね。
伊藤
はい。「&」では「ほぼ日」の
「やさしいタオル」をベースにしたんですが、
「weeksdays」では
あたらしいものをつくったんです。
ところが、販売してみて、
いろんな反省がありました。
まず、当時、単純にこういうのが作りたい、
つくりました、いくらかかりました、
と積み上げていったら、
かなり高価なものになってしまった。
岡戸
じゃあ、今度で二度目ですか?
伊藤
二度目です。
そして種類。
最初は、自分のようなゴワゴワ派向けのものと、
柔らかいのが好きな方向けに
フワフワのものをつくったんですけれど、
長持ちするのはゴワゴワだったんですよ。
これは、タオルの構造上、仕方のないことで、
無撚糸っていう撚ってない糸でつくったフワフワは、
強度が落ちてしまうんです。
岡戸
使ってみて分かったっていうことですね。
伊藤
そうなんです。
岡戸さん、ゴワゴワ派じゃないですか?
岡戸
そうです!
伊藤
わたしも自分がゴワゴワ派なので、今回は、
そちらだけに集中することにしました。
ちがいは、いままで白一色だったところに、
色のタオルを加えたことです。
あるとき、娘が髪にカラーをする用に、
茶色のタオルを買ってきて使っていたんですね。
「ああ、これで気兼ねなく使える!」と言って。
染めたばっかりのときって、
タオルに色が移っちゃうんですよね。
岡戸
カラーリングをするとね。
伊藤
掛かってる姿とか、娘が干している姿を見て、
「あれ? 色付きのタオルも、けっこうかわいい」と。
ちょっとこげ茶のプードルみたいな感じで。
岡戸
こげ茶のプードル(笑)。
伊藤
そう思い直したんですよ。
わたしもそういえば、白いタオルを使って
カラーリングした髪を洗ったとき、
こわごわ、「あ、つかなかった‥‥!」と
思っているなぁって。
そこから「weeksdaysのタオルにも、
色付きのものがあっていい」と思ったんです。
さきほど話した、加齢と共に変化する物欲(笑)。
岡戸
加齢と共に(笑)!
伊藤
あと軽い服もそうですよ。
自然素材がいい、とか。
やっぱり、肌が敏感になるじゃないですか。
岡戸
いいですね。自分の加齢と共に、
欲しいものが変化していくのって。
伊藤
(笑)「変化と共に」
って言ったほうがいいのかな?
岡戸
そう、加齢じゃなく、変化と共に、ね。
欲しいものは、なくなることがない、
っていう感じでしょう?
伊藤
それに気づいたのが、
うちの母がル・クルーゼの鍋を
「もう重いからいらない」って言ったのが
きっかけなんです。
それでアルミの鍋をあげたんですが、
「そっか、歳と共に欲しいものって変わるんだな」
「それで全然いいじゃん」と思って。
岡戸
じゃあ、「weeksdays」でそのうち
アルミの鍋を出すかもしれませんね(笑)。
伊藤
そうかも? でも市販されているもので、
これが好きっていうものがあるなら、
それで満足しているんですよ。
だからわざわざつくる必要はなくって。
岡戸
そうですね。
「これにこうすればいいのにな」とか
「こうしたいな」っていうのが
入っていると、いいわけですね。
伊藤
そう!
岡戸
飽くなき追求ですね、それは。
伊藤
そうですね。そして、
最初の話にもどると、だからこそ
チームで動くことでできるんです。
いままでひとりで仕事をするのが基本でしたから、
すごく楽しいですよ。
岡戸さん、ずっとチームのお仕事でしたでしょう。
編集部の、長(おさ)として。
岡戸
長として(笑)! 
長なんかじゃないのよ、もう、ほんとに(笑)。
でも確かにチームでしか動かなかった。
だからこうしてひとりになったのは、
けっこう心地いいんです。
伊藤
今はじゃあマイペースに? 
岡戸
すごーく、マイペースです。

再入荷のおしらせ

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完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
3月25日(木)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

シルクのワンピース

▶︎商品詳細ページへ

「着ていてこんなにストレスのない服があるんだ! と
驚くばかりのワンピース。
シルクってすごいんです。
(できれば部屋の中でもずっと着ていたいくらい。)

素材感のすばらしさにくわえて、
首をすっきり見せてくれる襟の開き具合や、
足さばきのよいスリット、
体が自由になるほどよいゆとり‥‥と
ふつうに見えてふつうではないいろいろな工夫が
ひとつのワンピースに込められています。

一枚でさらりとはもちろん、
薄手のニットを下に着たり、
上にニットを重ねたりと、様々な着こなしがたのしめます。

色は『ブラック』と『ネイビー』の2色です。」
(伊藤まさこさん)

白の日も、白じゃない日も。

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1年くらい前に、
娘が買ってきたのは
チョコレートみたいな色合いのタオル。
タオルは家にたくさんあるのに、
どうして? と聞いたら、
「(髪の)カラーの色落ちが気になるから」
という答えが返ってきました。

なるほど、
わが家のタオルはすべて白。
私もカラーした当日、
タオルに色がうつりしやしないかと、
ヒヤヒヤしながら使っていたことを思い出しました。

白以外のタオルが
バスルームにかかっているのを見るたびに、
おおっ! とびっくりしていたのだけれど、
目が慣れてくると、
なんだか新鮮。
そうか、
「タオルは白」と決めてかかっていたけれど、
そうじゃない日があったっていいんじゃないの、
と大らかな気持ちになったのでした。

今週のweeksdaysは、
以前販売して好評をいただいていた、
「さっぱりタオル」。

白にプラスして、
グレーの登場です。
今日は白。
明日はグレー? 
その日の気分で使い分けて。

コンテンツは、
編集者の岡戸絹枝さんをお招きして、
タオルについてのあれこれをお話ししました。
どうぞおたのしみに。

バッグもつくりました。

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伊藤
今回の服はフォーマルとしてつくりましたが、
「きれいな黒い服」としても着られますよね。
そのことが、岸山さんのスタイリングでわかりました。
足の肌が見えたりするだけで、
喪服が普通の服になるんだ、って。
岸山
はい、着られますよ。
伊藤
でも、黒いストッキングを合わせると、
ちゃんと喪服になる。
そして、さきほど、いろんな体型の人に、
という話が出ましたけれど、
ふだん、フェミニンだったり、
メンズライクだったり、
カジュアルだったりする趣味のかたでも、
この喪服は違和感なく着られると思うんです。
岸山
私もフェミニンな服が好きなんですが、
今回はそこに寄せすぎず、
いろいろなかたが、
この喪服だったら着られるように、と
意識しました。
伊藤
サイズは、36、38、40。
岸山
そう、いつもは38までですが、
今回は40まで用意しました。
伊藤
そして、よかったと思ったのは、
バッグも作ったことですよね。
岸山
あ、ね!(笑)
伊藤
これも「分からない」から始まりました。
いざ、というときに、
何を選んでいいか分からないって。
そのときのために、パールのネックレスを
持ってる人は多いかもしれないけど、
バッグって、どうしたらいいのか悩むんです。
だから、御作法がよく分からなくても、
これさえ持っておけば、っていうものがほしかった。
岸山
このレース、かわいいでしょう?
伊藤
ほんとう。フランスのレースでしたね。
岸山
1850年創業の「DENTELLES ANDRÉ LAUDE」
(アンドレ・ラウド)社という
リバーレースメーカーのものです。
長い歴史があるんですよ。
このレースを選ぶときは、
伊藤さんを意識したんです。
伊藤
どういうところを?
岸山
このレース、近くで見ると、
丸くふくらんだフレンチノットステッチがあるんです。
昔から伊藤さんは、レースの、
そういった感じが好きなのを知っていたし、
私も個人的に好きなんですよ。
フランスらしいレースですよね。
しかも、あんまり目にしないタイプのレースだから、
持っていて嬉しいと思いますし。
もちろん喪服に合わせるのが基本ですから、
派手さがあるわけじゃないんですけれど。
伊藤
バッグのおもて生地は、下地にポリエステル、
上にリバーレースを張った二枚仕立て。
口には板状のマグネットを入れて、
大きく開く仕様に。
これはわたしからも
「のし袋がすっと入るように」と
リクエストをしました。

岸山
裏地をつるりとした
ポリエステルシャンタンにして、
するっと出せるようにしています。
伊藤
ほんとう、バッグもできたことで、
より、いいセットができましたね。
皆さんに受け入れられるといいな。
岸山
はい。こういったものは、ほんとうは、
ずっと定番で置いておきたいですね。
伊藤
「突然」ということもありますから、
いつでもご用意できる数がつくれたらいいんですが、
まずは始めてみようということで、
今回は限定数になるんです。
でも、先々、考えていきたいですね。
岸山さん、わたしたちのリクエストを
こんな素敵なかたちにしてくださって、
ほんとうにありがとうございました。
岸山
いえいえ、こちらこそありがとうございました!
いいものができて、ほっとしています。

キモノ・スリーブ。

未分類

伊藤
ロングジャケットも、
すごく、凝ったパターンですよね。
岸山
おそらく、なかなか喪服でないと思うんです。
あんなふうにキモノ・スリーブで、
マチが入ったジャケットって。
伊藤
これ本当に、すごく素敵です。
岸山
嬉しいです。
喪服のジャケットというのは
シンプルなものだけに、
パターンを凝りたいという気持ちがありました。
キモノ・スリーブにすると、
アームホールに切り替えがないから、
肩まわりがきれいに見えるんですよ。
そのアームホールも大きめにとっているので、
たとえば下にワンピースを着て、
上から羽織るときに楽なんです。
伊藤
確かに、喪服にありがちな、
窮屈な感じが全くしなかったです。
岸山
今まで「weeksdays」で
展開していただいているパンツや、
スカートにも合いますよ。
伊藤
そうなんですよ! 
あのパンツやスカートで
サルティの生地のよさを体感したかたは、
きっと納得してくださると思います。
岸山
写真もすごくかわいく撮っていただきましたが、
実物はもっと素敵だと、
みなさんが驚いてくださるといいな。
伊藤
絶対、びっくりしますよ。
仕立ても、すごくきれいでした。
なんていったらいいのかな、
いつもsaquiの服はそこがいいのだけれど、
今回、さらに、という印象で、
本当に上質な服なんだな、
っていうのが分かるんです。
岸山
そうなんですよ。
実は、そうそう、今回、お願いした縫製工場は、
都内にある、とても品質のいい
高級婦人服を縫っているところなんです。
「この服!」っていうときにだけ
お願いをしてきたんですが、
今回がまさにそのときでした。
ほんっとに腕がいいんです。
伊藤
へぇ! 
岸山
見学をさせていただいたんですが、感動しますよ。
裁断から違うんです。
まず生地を全部広げて、一晩蒸気をかけて
生地のテンションを整えるところから始めるんです。
そうするとクリーニングなどで
型崩れしないことも立証されているようで。
B品が1枚も出ないような丁寧さで、
とてもきれいなんですよ。
伊藤
「ここにお願いしてよかった」と感じる
具体的なことはありましたか?
岸山
ロングジャケットもスリーブジャケットも、
ノーカラーのシンプルなホックのない服は、
衿ぐりのところって、
着ると外側に開いてしまうことがよくあるんです。
でも今回はフォーマルということもあって、
広がらずに抑えられる衿ぐりにしたかったので、
パターンのときから、
工場のかたといっしょに考えたんですね。
結論は、肩線を中綴じしたり、
内側の見返しを若干小さくすることで、
外側の生地をキュッと中に引っ張るようにして、
衿ぐりが浮かないようにしました。
そういうことが相談できたのもよかったです。
伊藤
なるほど! 細かな調整をしていたんですね。
そういえば、ジャケットも、
スリットスリーブから見える裏地を、
サンプル段階から変更したのをおぼえています。
岸山
そうでした。1回目、仕立てたとき、
裏地が見えたその印象が、美しくなかったんです。
これはよくない! と思い、変更をしました。
あたらしい裏地は、シルクレーヨンツイルで、
表地のサルティの濃い深い黒に合うような色です。
袖だけ、その裏地に変更をして。
伊藤
うん、うん。
岸山
その裏地は、
表地と同じくらいの仕入れ価格でしたが、
ここは大事なところだぞ、って。
細かい調整はいろいろしましたね。
スリットをちょっと小さくしたり。
伊藤
着るとわかる動きやすさに、
デザインだけじゃないということが、
すごく分かりました。
ロングジャケットを重ねたときに、
ワンピースの丈がちょっと見えるっていう、
そのバランスもかわいいですよね。
岸山
ありがとうございます。
あんまりワンピースが長すぎてもかっこよくないので、
ちょうどいい感じで、ホワッと出る長さにしました。
短か過ぎるのも変ですから。
そのあたりは、ジャケットとワンピースの
サンプルを作りながら調整しました。
伊藤
単品でもいいし、
合わせていいっていうところが、
いいですね。
岸山
ロングジャケットは、コートのように、
おばあちゃんが着ててもかっこいい、
という姿を想像して。
伊藤
そう、確かにそうですね! 
岸山
ジャケットといっても暑苦しいわけでもなく、
サラッと着れますし、
お尻が隠れる丈って、妙に安心しますし。

ゆるやかなラインで。

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伊藤
岸山さん、こんにちは。
スタイリングしていただいて撮影した写真、
とても素敵に仕上がりました。
ありがとうございました。
岸山
よかったです!
伊藤
当然かもしれないんですが、
デザイナーが自ら手がけるスタイリングには、
つくり手の意図がはっきり見えるんですね。
今回のフォーマルは、
とても上質な感じが伝わってきました。
私がずっと思っていたことを
岸山さんが実現してくださって。
岸山
伊藤さん、ずいぶん前から、
喪服がつくりたいとおっしゃっていましたよね。
伊藤
そうでしたね。
それで、saquiで
Faliero Sarti(ファリエロ サルティ)
生地に出会って、
ぜひそれでつくってほしい、と。

伊藤さんが着ているのがsaquiの「スリークォーター スリーブ ワンピース」。
ここではサイズ38のサンプルを着用していますが、
身長156センチの伊藤さんが購入時に選んだのは36だそうです。
 

岸山
そう、サルティありき、でした。
伊藤
どうしてそう思ったかというと、
「黒」が“こっくり”しているんです。
岸山
ただ濃いだけではない、
奥行きの深さがあって、
うつくしい光沢、
いい感じの風合も兼ね備えていて、
同じ黒でも「漆黒」という印象ですよね。
伊藤
それに、フォーマルは、家から着ていく、
というシーンだけじゃなく、
遠方に持っていって、そこで着替えることもある。
移動するのに、シワにならないこの生地は、
フォーマルに向いているなぁと感じたんです。
遠くのかたが突然、ということもあるので。
岸山
そうですよね。
その意味でも、サルティの黒は
フォーマルに向いている素材だと感じます。
伊藤
しかも、スタイリングによって印象が変わる。
岸山さんとの撮影で、あらためてそれを感じました。
おそらく、フォーマル‥‥喪服というものを
はじめてつくられたと思うんですけれど、
いかがでしたか?
岸山
つくってみて‥‥、想像以上に
いいものができたと感じています。
でも最初は、伊藤さんとふたりで、
勉強しようということで、
デパートのフォーマルを訪ねてみたり、
試行錯誤をしましたよね。
伊藤
そうそう、そうでした!
岸山
そうしたら、
「なんとなく、自分たちのものじゃない」
という感じがしてしまって。
伊藤
もちろん流行を追うものではない、
「一生もの」の可能性がある服なんですけれど、
だからといって‥‥と、悩みましたよね。
デザインを進めるにあたって、
岸山さんが考えたのは、どんなことでしたか?
岸山
いろいろな体型の方に合うように、ということです。
そうすると、いくらデザインとして美しくても、
ウエストをキュッと絞ることはせず、
I(アイ)ラインの方向に、と。
伊藤
でも、あんまりズドーンとしていると‥‥。
岸山
そうなんです、なのでワンピースは、
ほんの少しだけ、
ウエストをシェイプさせています。
そして、ワンピースって、大抵は、
前身ごろと後ろ身ごろの2枚でパターンを組むんですが、
このワンピースは脇にマチが入ってるんです。
つまり、4枚の布で接(は)いで、
さらに後ろにファスナーを付けたので、
結局5枚、必要としているんですよ。

伊藤
そんなに手間のかかるつくりかたを!
岸山
脇にマチが入っていると、
シルエットが立体的に、
丸みを帯びるんです。
伊藤
なるほど。それが、
いろんな体型の方に合うように、
という服づくりの秘密だったんですね。
岸山
そして、わたしの挑戦でもあるんです。
「サルティで作るなら、パターンも凝りたい!」
って(笑)。

saquiのフォーマル

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いつかの日のために

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長い間、どうにかしなくては‥‥
そう思っていたにもかかわらず、
なんとなく、
買いあぐねていたのが、
フォーマルなシーンで着るウェアです。

人生の節目や、
大切な人とのお別れの時に着る服ですもの、
きちんとしたものをえらびたい。

そんな風に思っているのは、
どうやら私だけではないみたい。

「フォーマルな時の服、どうしていますか?」
じつは、よくそんな質問をよくされていて、
みんな困っているんだ‥‥
ということを実感していたのでした。

今週は、
weeksdaysをはじめた当初から、
「いつか」と思っていた
フォーマルウェアをご紹介します。

私の想いを形にしてくれたのは、
saquiのデザイナーの岸山沙代子さん。
悲しい時も、うれしい時も。
私たちの気持ちに寄り添ってくれる、
一生もののsaquiのフォーマル。

岸山さん、ご本人によるスタイリングも
どうぞ参考になさってください。

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