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TPOのこと。

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若山
わたしは、コートが好きなんです。
冬のコートじゃなくて、
どのシーズンでもコートの形の服を着たい。
コートを着ていると安心するみたいなのところもあって。
でも、こう季節感がないと、
今年はどうしたらいいかなっていう感じです。
伊藤
わたしも若山さんも、車移動じゃないですか。
だから、そもそも、あんまり厚着をしないですよね。
若山
そうなんですよね。
それに車だと、短いコートでいいじゃない? とか、
コートいらないじゃない? って言われるけど、
それでもしつこくコートを着ている(笑)。
伊藤
(笑)だって、コート、かわいいですもの。
若山
ほんとは、ジャケットを上手に着られると
いいなといつも思っているんですが、
なかなか上手に決まらない。
あるベテランのスタイリストのかたと
仕事をご一緒することがあるんですが、
仕事の時はやっぱり
ジャケットを着たほうがいいっておっしゃる。
伊藤
へぇ! カッコいいですね。
若山
TPOをきちんとしましょう、って。
わたしは、全然そんなこと考えてなくて、
だから大人の恰好ができないんですね。
でも、その言葉には、
なるほどって思うことが多くて。
「仕事に行く時、ジャケットではなくても、
せめてカーディガンを着なさい」とか‥‥。
着物だとあるじゃないですか、季節感や、
この場にはこういうのがふさわしいというものが。
そういう感覚が、洋服にたいして、
わたしはまったくなかったな、って反省しています。
伊藤
その「カーディガンでも」というのは? 
若山
ジャケットでも、かっちりしたものではなく、
ニットのジャケットであるとか。
カーディガンはメンズのVネックのような形です。
ジャケットがわりになります。

伊藤
なるほど、そういうことですか。
たしかにジャケットって、
たとえば男の人がスーツをビシッと着てるのって、
もうそれだけでカッコいいなと思いますけれど。
若山
そうですよね。
それで昨年買った
白いサマーニットのジャケットを、
今日はまさこさんに久しぶりに会うから
着ようかな、と思ったんだけれど、
「いきなりどうしたの?」
っていう感じになりそうで、やめちゃった。
でもそういうのがラフにきちんと着られたらいいな、
と思っています。
いつもだったら、暑い季節に出かけるときは、
薄手の、相手先でも脱がなくてもいいようなコートを
ジャケット代わりにしているんですけれど。
伊藤
わたしもそういうタイプのものを
何枚か持ってます。便利ですよね。
若山
薄い、ワンピースみたいなものを
コートのように羽織ったり。
そっか、だからその感覚で、
ジャケットを着ればいいのよね。
伊藤
たしかにわたしも、
目上の方にお目にかかるときの服を
持っていない気がします。
ジャケット、いいかも?
若山
でもカチッとしたジャケットは変でしょう? 
百貨店の店員さんが着てらっしゃる黒いジャケット、
ビジネスらしいのは似合わないですよ。
だから、ニットのカーディガンみたいなもので、
襟が付いているタイプがいい。
その上にコートが着られるのがポイントです。
カーディガンはもともと好きで、
たくさん持っているんですけれど、
ニットのジャケットはなかなか見つけにくい。
その下はTシャツでいいんですもの、便利です。
伊藤
TPOでいうと、わたしは、食事に出かけるとき、
ワンピースに着替えたりしますよ。
若山
ワンピース、似合うもの。
伊藤
娘に言わせると、ストンとしたワンピースは、
気になるところを隠すから痩せて見えるって。
お腹いっぱい食べても大丈夫ですし(笑)。
若山
うん。それに、ちゃんとして見える。
伊藤
靴とバッグをちゃんとすればおかしくないですよね。
若山さんは、パールもそうですが、
きちんとしたものとカジュアルなものを
品良く組み合わせていますね。
若山
カジュアルな感じに
パールのイヤリングをしてみようかなと思ったのは、
たまたま、20代の頃に母が買ってくれたのを出して、
つけてみたことがあるんです。
そうしたら、意外にいいかも? って。
同世代の友人にも、とても評判がいいですよ。
伊藤
若山さんは、好きなものってずっと変わらないですか?
若山
うーん、変わらないわけじゃないですね。
たとえば若い頃はハーフコートをよく着ていました。
車だし、楽だし。
でもあるとき、「おばさんっぽい」って思って(笑)。
あとね、夏子(nooyの若山夏子さん。若山さんの姪)に、
けっこうダメ出しをされますよ。
伊藤
どんなことを言われちゃうんですか?
若山
「それ、すごくおばさんっぽいからやめてね」とか。
伊藤
!!! 身内のそういう声って、
すっごく大切ですよね(笑)。
若山
胡春ちゃんも、そうでしょ?
伊藤
はい。歯に衣着せぬ、ですね。
若山
夏子にはよくアドバイスをもらうんです。
スポーツウエアなんて、どんどん新しくなって
もう分からなくなっちゃってるじゃないですか。
これが楽そうとか思って選ぶと、
「あ、それ、全然ダメ!」とか言われて(笑)。
スニーカーですら「ダメ」って言われることも。
伊藤
えー、スニーカーも、ですか?
若山
「これはいいけど、これはダメ」があるのね。
そこの差が、すぐには分からない時と、
「あ、なるほど」って思う時とある。
伊藤
なるほどっていう時は、
例えばどういう?
若山
伊藤さん、わたしが大きい靴を履いている
イメージがあるとおっしゃたでしょう?
伊藤
うんうん。しっかりした靴を履かれている。
ヒールの靴というより‥‥。
若山
ちょっと男の人っぽい、マニッシュなちゃんとした靴。
それは夏子のアドバイスなんです。
わたしは大きい靴のほうが似合う、
バランスがいいって。
履いているうちに納得して、
どんどん大きい靴になったんです。
ま、言うこと聞かないこともありますけど(笑)。
伊藤
スポーツウエアとおっしゃったのは‥‥。
若山
夏子が行ってるジムを紹介してもらって、
通っていたんです。
でも「適当なものを着ていくな」というので、
コーディネートしてもらって。
スポーツウエアはむつかしいです。

人に会わないから。

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伊藤
コロナで、出かけることが減りましたよね。
わたしは、ネットショッピングが楽しくて! 
洋服やバッグも買いますし、
今までは家にいなくて受け取れなかった
「取り寄せ」を積極的にしてみたり。
でも、こうやってお目にかかると、
やっぱり会うことって楽しいな、と思います。
若山
そうですよね。
伊藤
「weeksdays」のミーティングも、
週1回、パソコンを通じて、だったので、
緊急事態宣言が終わって、
やっとチームで対面でしゃべった時、
「ああ、人と会ってる!」と、
そんな新鮮な感覚を味わいました。
家にいることにも慣れてきたけれど、
やっぱりちょっとは風が必要。
若山
そうですね。
パソコンを通じての会議は、
最初は「便利!」と思ったけれど、
すごく疲れますね。
伊藤
疲れます! 
なんでだろう?
若山
よく知ってる人と、
ちょっとした確認をパソコンで、
だったらいいんだけれど、
初めての打ち合わせをパソコンですると、
ぐったりしてしまって。
伊藤
うんうん、わかります。
若山
すごく集中して見ているからかなぁ。
伊藤
同席しているはずの人の気配が感じとれなくて、
話し手に集中するから疲れるんでしょうか。
ちいさなモニターに何人か入るから、
表情や気配、ニュアンスを感じ取るのが難しいし。
テレビの番組のように、
1人が1つのモニターで並んだら、
ずいぶん違うのかもしれないですけれど。
若山
なるほど! 
それに、人と会っていれば、
集中と、くつろいでいる時間が、
自然と、同時にできているんだと思うんです。
それがパソコンだと、いつも耳を傾けて
ずーっと集中して聞いてなきゃいけない感じがある。
なるべくリラックスして
普通にしているんですけれど、
終わるとすごく疲れていますね。
伊藤
若山さんはエディトリアル・デザイン
(書籍のデザインを、本文からカバーから全て)を
なさっていますが、
チームで密に仕事をなさるタイプですよね。
わたしのときもそうでしたけれど、
撮影にもいらしてくださって。
若山
はい。ケース・バイ・ケースですけれどね。
伊藤
そんな若山さんだから、
「画面じゃなくて、会って話したほうがわかるのに」
ということも、多いでしょうね。
若山
そうなんですよ。会って話し合って得たことが、
その過程で頭の中に本の形ができていくんですが、
それがないと、すごく時間がかかるんです。
人と会えばあるはずの「とっかかり」がない。
面と向かって話していれば、
「あ、これしかない」っていうものが、
自然と降りてくるんですが、
それがないまま、材料だけいただいて、
好きにデザインして、と言われても、
「この人はどうしたいのか」が
伝わってこないんですね。
伊藤
エディトリアル・デザインは、
そういう傾向の強いデザインかもしれないですね。
若山
その人がやりたいと思ってることを、
その人が思ってることとは違う形で、
さらにいいものを出してあげたい。
だから「こうしたい」という思いを受け止めて、
その通りじゃないものに変換して、
「どうでしょう?」ってだす楽しみがあった。
でも、今はもう、そもそも、
パソコンでデータを渡してしまうでしょう? 
デザインを紙でしていた頃は、
編集のかたが取りにいらしたんですよ。
楽しみにきた人の反応を見るのが、すごく楽しかった。
伊藤
じつは、今、
この本(『母のレシピノートから』)を
文庫化するのに、
若山さんにお願いをしているんです。
若山
はい。しかも、30ページ、足してね。
伊藤
そうなんです。
単行本をつくるときも、
もっとほっこりした感じの表紙が
来るかなと思っていたのが、
見事にくつがえされたのを覚えています。
若山
そうですよね(笑)。
伊藤
当時、こんなすっきりとカッコいい表紙になるなんて、
ってわたしが喜んだとき、
若山さんはたしかこんな風におっしゃったんですよ。
「だってまさこさんは
オープンカーに乗ってるし、
来た道を引き返すのがいやでしょう?」って。
若山
そうですよ! 
その頃、ナチュラル系のほっこりした感じが
流行りだしていて、
みんなも、そういうのがいいなっていう感じでしたね。
だから、まさこさんの本は、
そうはしないほうがいいぞ、と強く思って。
本文用紙も、ざらっとしたナチュラル系が多いなか、
つるりとした光沢のあるものにしたんです。
伊藤
この本が出てから15年が経つんですが、
あきらかに時代が変わってる。
娘は20代になり、母も私も歳をとった! 
だから今回の文庫化にあたっては
「その後の母のレシピ」を加筆したんです。
若山
胡春ちゃん(伊藤さんの娘)のイラストも、
とても良かったです。
だから、文庫は文庫で、また楽しいです。
伊藤
母のレシピがすごいのは、
肉が1㎏って書いてあったりするんですよ。
これ、多すぎないかな、
みんながつくりやすい分量にしたほうがいいのかなと、
「半分の量でもできるんですけど」って提案したんですが、
編集担当のかたが「このままで」って。
‥‥あっ、いけない、お肉の分量の話じゃなかった。
きょうは若山さんとおしゃれの話をしたかったのに(笑)。
若山
うん。そう、おしゃれの話!
伊藤
そうなんですよ(笑)。
若山
わたしが逆に聞きましょう。
なんだか今年は、
いつものような夏の季節感がなくって、
そう思っているうちに、もう秋物が出てるでしょ。
伊藤
そうなんです。「weeksdays」でも、
そろそろ秋支度なんです。
若山
ね。でも、その気にならないの。
どうしたらいいんだろう?
伊藤
ほんとですよね。
サンダルは9月から履かないと決めているわたしも、
2週目ぐらいまではいいかなって思えてきています。
若山
年々、この季節はこういう気分だね、
みたいなことが、薄れてきている気がします。
とくに今年は。
伊藤
街にも出てないから、
世の中がどういう感じか分からないし、
人に会わないから、
みんながなにを着てるかも見えてこない。
若山
ほんとに秋が来るの? 
いきなり寒くなっちゃったりするの?
伊藤
そういえば、だんだん、
春や秋が短くなっているように思いますね。

衣替え。

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若山
今日は、朝の早い時間にしていただいて。
大丈夫でした?
伊藤
全然! 早起きなんです。
若山
今年は浴衣を着ないで終わっちゃうから、
夜、浴衣を着て出かけましょうということになり。
そうなると、午後の対談では、
ここに浴衣で来ることになりそうで、
それも変だな、と思い、
いちど帰宅できる時間に
変更していただいたんです。
伊藤
浴衣でも、大丈夫でしたのに!
若山
でもね、「写真を撮ります」っておっしゃっていたし、
掲載される頃は、
いくら暑さが残っていても秋なのに。
伊藤
それもそうですよね(笑)。
若山さんは、この夏、いかがでしたか。
わたし、すっごく夏に弱いんです。
夏に弱い人と、冬に弱い人がいますけれど、
どの季節がお好きですか。
若山
うーん、どうでしょう? 
あんまりどの季節、というのが
ないかもしれません。
伊藤
若山さんには、夏が苦手という印象はないんですよ。
若山
そうですね、どちらかといえば、
子どもの頃から寒いほうが嫌だったかな。
あっ、今、苦手な季節は春かも。
というのは、この何年か、花粉症がひどくなって、
「春は早く過ぎて!」となってしまって。
ちょっと悲しいですよね。
そう考えると、やっぱり秋がいいかな?
伊藤
わたしはもう、ほんとうに、暑さが苦手で、
夏は仕事もできないくらいなんです。
8月は夏休みと称して仕事をすこしセーブして、
犬みたいにダラーっとしていました。
早く秋になってほしい気持ちがあるので、
サンダルも9月になったら仕舞っちゃうんですよ。
若山
あら、そうなんですね(笑)!
伊藤
そうすることで、
区切りが欲しいのかもしれないです。
そういえば若い頃は
「3月になったら、靴下は履かない!」
って宣言して、実行してました(笑)。
若山
寒いのに、まだ、3月って。
伊藤
寒い日があっても、がんばるんです。
4月からは、履かなくても
寒いって思わなかったかな。
なにしろ暑がりなので。
若山
それじゃ、9月にサンダルをやめて、靴にしたら、
足元がポカポカしすぎちゃうんじゃないですか。
伊藤
それが、首まわりが開いていれば、
足元はあったかくてもまあまあ大丈夫。
だから、9月になったら、足元だけは、
冬の靴に変えてきたんですよ。
若山
わたしはそもそもサンダルを履かなくなりました。
すごく疲れる気がして。
伊藤さんはおしゃれで元気だけれど、
わたしは‥‥。
伊藤
いえいえ、若山さんのスタイルは、私の憧れです。
今朝も、娘に
「今日、若山さんいらっしゃるんだよ」と言ったら、
すごく嬉しそうだったらしくて、
「ママ、ほんとに若山さんのこと、大好きだよね」
って(笑)。
ふたりで「素敵だもんね~!」って。
若山
いやいや、とんでもない(笑)。
でも、うれしいです。
伊藤
chizuさんとともに、憧れの先輩です。
若山
chizuさんは、すごく素敵ですよね。
なにを着てもchizuさんらしい。
彼女のおしゃれについての
本を作ったことがあるんですけど、
「こういうふうにしたらいいのよ?」って言われても、
それはchizuさんにしか似合わないだろうな、
っていうことも多くて(笑)。
参考にならないことも。
伊藤
わたし、ずいぶん若山さんを
参考にさせていただいたんですよ。
「若山さんがパールのネックレスをしてて、
とってもかわいかったから、わたしも!」とか。
若山さんを見ていると、おしゃれって、
流行とかじゃないんだと思えるんです。
おしゃれな人の定義って、
自分に似合うものが分かってる人なんだなって。
若山
そうですか? 
おしゃれは得意じゃないっていうか、
歳をとって、似合うものも減ってきました。
伊藤さんはいつもおしゃれだけれど、
とくに気にかけていることはあるんですか。
伊藤
わたしはとにかく
暑くない恰好をしているだけなんですけれど、
この歳になりましたから、
清潔感には気をつけています。
髪の毛をちゃんと切ったり。
そういうことが、
すごく大事だと考えるようになりました。
若山
そうですよね。
でも「この歳」って言うけれど、
まだ若いでしょう?
伊藤
50歳になりましたよ。
若山
若いじゃないの(笑)。
伊藤
ありがとうございます(笑)。
若山さんは季節ごとにきっちりと
衣替えをなさるんですか。
若山
もちろん着るものは変わりますけれど、
一気に取り換える、ということはないですね。
全部の季節のものがクローゼットに入っています。
伊藤さんは?
伊藤
わたしはします。いま着ないものは、
実家に持っていって保管して、
季節のたびに取り換えているんです。
もちろん素材やかたちによっては、
夏から着ているワンピースをそのまま
秋に着ることもありますけれど。
若山さんは、お洋服は、
どんどん変わっていきますか? 
毎シーズンあたらしいものを買って、
そのぶんを整理している、という印象は、
若山さんからはあまり感じないんですけれど。
というのも、ずっと前から、若山さんって、
イメージが変わらないんですよ。
色もそうですし、足もともかっちりした靴をはいて。
そんな若山さんのスタイルがあるように思えて。
若山
もちろんあたらしいものを買ったりはするけれど、
捨てることが、あんまり得意じゃないのね。
だから、着なくなった服は姉に送っています。
器用に直したりして、とても喜んでくれます。
伊藤
今日の服も素敵です。
若山
今日の服は珍しいかな、
最近、歳をとったので、
派手なものも着るようにしていて。
ほら、コロナで買い物に行かなくなっちゃったでしょう? 
わたしも家でテレワークになっちゃったから、
スポーツウエアみたいなものが多くなって。

THE LIBRARYの秋の服

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秋の森のような。

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週末、
麦わら帽子とサンダルをしまい、
夏の間お世話になった服の手入れをしました。

もう何年も8月の終わりにしていたことが、
だんだん先に伸びている。
夏がきびしく、そして長くなっているような気がします。

暑いのが苦手な身としては、
ほんとうにつらいのですが、
でもその分、
秋を向かい入れる支度をするうれしさは倍増。
ハーフブーツやこっくりした色合いの靴、
ファーのバッグなどを出してきて、
ひとり秋のおしゃれを想像しては、
うきうきしています。

今週のweeksdaysは、
秋の森のような色合いと、
肌にしっくり馴染む風合いが自慢のニットをご紹介。

秋じたくに一枚、
いかがですか?

TEMBEA、 たとえばこんな コーディネート。 伊藤まさこ [3]

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あえてちょっとぴかっとした
合皮のハードめなトップスに
「BAGUETTE TOTE」を合わせてみました。
たまにはこんなコーディネートもたのしいものです。

ボトムには
ちょっと濃いめのデニムを。
スニーカーを合わせるとハードになりすぎるので、
ピンクとエンジのコンビのサンダルを履きます。

髪は小さくまとめて。
ちょっとくすんだ赤いリップを塗るのが気分です。

コーディネートを見たチームのひとりに、
「わー、伊藤さんらしいですねー!」
と言われたのがこれ。
気軽で楽ちん。
たしかに私のいつものお仕事スタイルです。

全身コットン素材ですが、
「DELIVERY TOTE MEDIUM」のエナメル素材が
カジュアル感をほどよく抑えてくれている。
かごもいいけれど、
秋口はエナメルを持ちたい気分なんです。

TEMBEA、 たとえばこんな コーディネート。 伊藤まさこ [2]

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赤のオールインワンの上にGジャンをさっと羽織り、
「DELIVERY TOTE SMALL」を持ちます。
こんな赤と黒の組み合わせが大好き。
気分もウキウキになるから不思議です。
おしゃれの力って大きいなぁ。

靴はバッグの金具に合わせて、
ゴールドのサンダルを。
こういうちょっとしたところ、
「細かい」って思われるかもしれないけれど、
大事です。
それぞれのアイテムに個性があるので、
アクセサリーはなし。
ハンドクリームを塗ったり、
髪にオイルを足して、自分を整えて。

ブラウンのブルゾン、黒いパンツにスニーカー。
そう、
パンツスタイルにも
「DELIVERY TOTE SMALL」は合うんです。

イメージは散歩とか買いものとかの、
「ちょっと近くへのおでかけ」。
お財布と電話とハンカチ。
必要なものをさっと持って、
気軽に「行ってきまーす」。
そんな気分の時に、ちょうどいい大きさなのです。

TEMBEA、 たとえばこんな コーディネート。 伊藤まさこ [1]

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9月とはいえ、きびしい残暑の残る毎日。
日中は、こんなコンビネゾンで出かけます。
持ったのは「BAGUETTE TOTE」。
少しでも秋を感じたいから、
持ち手の部分に茶系のスカーフを巻きました。
ちょっと厚手のリネンを、
エナメルの質感がほどよく
上質に仕上げてくれるからうれしい。
靴はバッグに合わせて黒を。
小物同士を同じ色にすると、
全体のバランスがよくなります。

キャミソールのドレスには、
華奢な靴ではなくスニーカーを合わせて、
ドレスダウンします。
そんな時に持ちたいのが
「DELIVERY TOTE MEDIUM」。
全体的に黒の量が多いのですが、
エナメルの光沢感が、
黒のコーディネートに変化をあたえてくれる。
エナメルってすごい素材だなぁと
こんな時に思うのです。

ドレスの上にはシルクのカーディガンを羽織って。
肌の見え具合や黒の分量を考えながら、
ちがう色を足すといいみたい。
私は出かける前に、
全身鏡で何度も何度も
バランスをチェックするようにしています。

「TEMBEA」の早崎篤史さんにきく 僕のバッグのつくりかた。

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早崎篤史さんのプロフィール

はやさき・あつし

「TEMBEA」デザイナー。
輸入商品とオリジナルを手がけるアパレルを経て独立、
自身の会社TORSOを設立。
立ち上げ当初は洋服を手がけていたが、
つくった帆布のトートバッグが評判を呼び、
現在はバッグを中心とした服飾小物を多く制作している。
バッグのブランド「TEMBEA」を始めたのは2004年。
仕切りもポケットもないスタイルは、
物を決められた場所に収める便利さではなく、
なにも決めつけない、
「自由な使い勝手、自由の心地よさ」
をスタイルとしている。
東京・神宮前と、京都に直営店をもつ。

■TEMBEAのウェブサイト


元々、バッグというのは、
いろいろあるアイテムのなかのひとつでした。
2003年にひとりで会社を興し、
バッグを始めたのは2004年です。
バッグは、パンツ、シャツ、Tシャツとある中の、
ラインナップのひとつでした。

最初に作ったバッグのサンプルがこれです。
洋服を作るため、生地見本を取り寄せた中に、
この帆布が混じっていて、
「見たことがない帆布だ」って思ったんです。

通常の帆布というのは、もうラフで、
少し「綿カス」と呼ばれる、色の濃い茶色の点々が、
特に生成りなんかには、入っているものなんです。
ところがこれに関しては、ほとんど入っていなかった。
コーマ糸という、綿カスや短い繊維の綿を
取り除いた糸で織っているので、ちょっと光沢があり、
普通のものよりもボソボソしてなくて、
綿カスも入っていないので、白に近い帆布で、
更にパラフィン加工という蠟引きをかけているので、
コシがある素材だったんです。

それを見たときに、単純に、
「これでトートバッグを作りたいな」と思ったんですよね。
なぜトートバッグだったのかというと、
17年前って、とくに男性にとって、
布バッグの選択肢が限られていたんですよ。
当時、メンズのバッグっていうと、
主流はナイロンかレザー。
アウトドアブランドにトートバッグはありましたが、
そういうものとは違う布のバッグが作りたいな、
というのが最初の思いだったんです。
で、せっかく作ったので、
展示会に出そうかな、と、発表をしたというわけなんです。

何度も展示会に出しているうちに、
だんだん引き合いが増えていきました。
それで、洋服とバッグの比率が変わってきて、
いまは「TEMBEAといえばバッグ」になっています。
それが2007、2008年あたりのことでした。

「独特な形ですね」
と言っていただくんですが、
スッと出来たんですよ。
苦労話とかが全くないんです。
僕は、デザインをまず頭の中で
考えることが多いんですけど、このデザインは
「電車に乗るときに邪魔にならないように」
ということがまずありました。
だから横長じゃなくて、縦長にしよう、
ハンドルは2本を肩にかけると
1本はパラッと落ちちゃうから、
1本だけにすれば解消されるなぁ、と。
ハンドルが片側に寄っていると、
かけたまま物の出し入れがしやすいぞ、とも。
そこからは、ほとんど、現在の形そのままの
サンプルがすぐに出来ました。

そうして無地の帆布でスタートしたTEMBEAは、
次にプリントもの、その次にインディゴ染め、
その次に、キャンバスじゃない素材に挑戦しました。
その最初がレザーでした。
ところが、僕は良いレザーが
どういうレザーかもよくわからないまま始めたものだから、
毎年開催される展示会に行っては革を買って、
作ってみて、というのを繰り返していました。
ここ数年かな、やっと、TEMBEAらしい表現が
できるようになってきた、という感じです。
10年近くかかっちゃった。

「TEMBEAらしい」というのは、
なかなか言葉でも表現しづらいんですけど、
いちばん大切にしてるのは、
今まで革のバッグを持ったことない、
キャンバスのバッグしか持ったことなくて、
という人でも、すんなり持てる
レザーのバッグでありたいということでした。
普通のレザーのバッグは、
だいたい裏地がついていますけれど、
僕は、革素材を切って、縫って、
取っ手をつけて、という、
シンプルなものを目指したいと思っています。

エナメル(*)は、今までも数回つくりました。
毎シーズン、なにか新しいものを、と、
チャレンジの一つとしてやっているんですね。
その中でエナメルも、好きな素材として、
使って作ったことがあるんです。
「どうしていきなりエナメルを?」
と訊かれても、ちょっと困っちゃうんですが、
僕の中では、帆布とかわらない感覚で
使ってほしいなと思っています。

(*)今回「weeksdays」で販売するのは、
なめし革にエナメルペイントをほどこした
素材を使用しています。

つくるときに考えるのは、
「素材感を出したい」と思うんです。
これは帆布のバッグもレザーのバッグも同じですが、
素材感の邪魔になるようなことはしたくないし、
その素材ならではの形があると思っています。

今回は、TEMBEAオリジナルでつくっていた
エナメルのトートを
伊藤まさこさんがごらんになって、
伊藤さんの意向を汲んで、
「weeksdays」向けのアレンジをしました。
取っ手を内側にし、金具を真鍮色にして、
「らしさ」を盛り込んだつくりになりましたね。

ちなみにこの「バゲットトート」という名前から、
バゲットを入れるためにトートをつくった、
と思われるでしょうけれど、
そうじゃないんです。後付けなんです。
そもそもを言えば、
「TEMBEA」のブランドコンセプトもそう。
僕、言葉にしたことは、全部後付けなんですよ。

まず、いちばん最初にモノができて、
そのときには名前も、バッグの用途も、
コンセプトも決まっていないんです。
できあがって「さて、名前をどうしよう?」
っていうときに、
私物として食材の買い物に使っていたので、
「ちょうどバゲットが入っていそうだね」と、
そんな会話から名前がつくんです。

ちなみに、そのあとにつくったメッセンジャーバッグは、
「バゲットトートじゃ、自転車に乗れない」
という理由から生まれました。
当時、僕は事務所がなかったので、
サンプルや資料をバッグに詰めて、
自転車やバイクに乗って商談に行っていたんです。
その場合、パンパンに詰めて行っても、
サンプルを置いて帰るときは空っぽなので、
物の量に応じて折る場所が変えられて
コンパクトになる、
そういうバッグとしてつくりました。

そのあたりから、用途ありきのものづくりって、
すごく素直で純粋な動機になると思い、
そこからちょっとずつ
TEMBEAというブランドのコンセプトが
出来上がっていったような感じです。

TEMBEAというのは、スワヒリ語です。
アフリカに縁もゆかりもないんですけど、
名前を決めないといけないなというときに、
先入観のない言葉にしたかった。
イメージがつかない言葉というか。
国も性別も、なんだかよくわからない、
意味もつかめない、みたいな、響きのいい言葉にしようと。
でも、一応、「旅」「放浪」という
意味合いの言葉になりますけれど。
ちなみにスワヒリ語で、僕らにもうちょっと
馴染みのある言葉は何かというと、
「サファリ」です。
そして、意味はやっぱり「旅」なんですよ。
ただちょっと違うのは、
サファリは目的を持って行く旅、
テンベアは目的がない旅。
だから「放浪」が、近いニュアンスになるんです。


早崎さん、ありがとうございました! 
知っているようで知らなかった
「テンベア」のこと、よくわかりました。
早崎さんとつくった、
「weeksdays」の特注バッグ、どうぞおたのしみに!

TEMBEAのエナメルバック

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ちょうどいい、大人の加減。

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1年くらい前のこと。
待ち合わせにあらわれた友人のエナメルのバッグに
目が釘付けになりました。

「仕事道具や手帳が入る
ちょうどいい大きさのバッグって
なかなかないんだけど、これはほどよくて」
とその友人。

「トートバッグも大好きだけど、
仕事に行くときは、もう少し大人っぽい方がいい。
かといって、
すべて革だと重たい印象になっちゃう。
その点、このエナメルはちょうどいいんです」
とのこと。

なるほどね!

今週のweeksdaysは、
そんなテンベアのエナメルバッグ。
友人の持っていたバッグをベースに、
金具をシックなゴールドにしたり、
持ち手のつけ方を少し変えたりと、
weeksdays仕様にして、
「ちょうどいい」加減の大人のバッグを
作りました。

さて、まずはこれに何を合わせようかな?

9月6日からの
コーディネートのコンテンツもどうぞおたのしみに。

暦帖、わたしはきっと、 こんなふうに。[3] SPOONFUL おさだゆかりさん

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おさだゆかりさんのプロフィール

おさだ・ゆかり
北欧雑貨店「SPOONFUL」店主。
2005年に「SPOONFUL」を立ち上げ、
現在はオンラインショップと予約制の実店舗を運営しつつ、
全国各地でイベント販売を行う。
毎年6月には「北欧雑貨をめぐる旅」と題した
北欧ツアーを開催し、現地を案内している。
著書に『北欧雑貨をめぐる旅』(産業編集センター)、
『北欧スウェーデンの旅手帖』『北欧雑貨手帖』
(アノニマ・スタジオ)、
『わたしの住まいのつくりかた 
北欧風リノベーションとインテリア』(主婦と生活社)、
『わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ』
(筑摩書房)、
『北欧 ヴィンテージ雑貨を探す旅』
(産業編集センター)がある。

■SPOONFUL
■weeksdays わたしのひきだし


毎年、年に3回北欧に買い付けに行っていて、
滞在期間は、春と秋は2週間、夏は1か月。
その中で、夏の買い付けとツアーのある、
6月~7月のスケジュールをピックアップしました。

夏の北欧への旅は、買い付け以外にも、
わたしが北欧各地をご案内する
「SPOONFUL 北欧ツアー」や、
日本から遊びに来る友人と合流して
一緒にバカンスを過ごしたりと、
盛り沢山で充実した内容です。

でも「1ヶ月あるから」と、のんびりはできません。
年に一度しかチャンスのない、
大規模なフリーマーケットや、
週末のフリーマーケットなど、
逃してはならない予定もあるので、
スケジュールは綿密に練ります。

スウェーデン、フィンランド、デンマークを
飛行機、電車、フェリーを使って西へ東へ、
雑貨を探して毎日動きまわります。

帰国した翌日からはノンストップで
オンラインショップの準備に入ります。
ひと月の間に、買い付けをしながら各地から郵送した
大きな段ボールがたくさん届きます。
それをせっせと開梱して、
きれいに洗って、写真を撮り、
オンラインショップの商品ページの制作を
コツコツと進めます。

そして、ヴィンテージを沢山掲載する
オンライン上のイベント
「GOOD OLD FAIR」を数週に渡って開催します。
買い付けたヴィンテージの到着を
楽しみにしてくださっているお客さまに向けて、
もうひと頑張りです。

そんなスケジュールを立てるのにも、
ひと月ごとに1枚、というのは、
簡潔で、把握のしやすさがよいですね。

布張りでしっかりしたカバー、
スモーキーグリーンの色合いが
とても好みの色で、気に入りました。

架空のスケジュールですけれど、
2021年はこんな旅が実現することを願います。

暦帖、わたしはきっと、 こんなふうに。[2] fog linen workプレス 粕谷斗紀さん

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粕谷斗紀さんのプロフィール

かすや・とき
スタイリスト・吉本由美さんの
アシスタントを務めたあと、独立。
子育てをしながら、幾つかのブランドのプレス業を行う。
現在は普段使いのオリジナルのリネン製品を提案する
「fog linen work」にてプレス・広報として勤務。
メールマガジンをはじめ、
ウェブサイト「FOG JOURNAL」では
文章から写真まで手がける。
編集者の夫、一男一女との4人暮らし。

■fog linen workのウェブサイト


広報の仕事をしていますので
毎週配信するメールマガジンをはじめ、
スタイリストや料理家の方のOEMを担当したり、
仕入れ商品の企画、イベント企画などが主な仕事です。
そこで、「weeksdaysの暦帖」を、
仕事用、かつ個人的に、
その予定に使うことを考えて書き込みました。

fog のスタッフの間で
予定は常に共有しているので、
私の予定も、誰でも見られるように壁に立てかけて。

内容については毎週木曜日のメールマガジンの予定
(いつもむこう2ヶ月先くらいまでを想定します)を
決めていて、
それに沿って撮影や打ち合わせを行なっています。

私の問題は、とにかくなんでもすぐに忘れるんです! 
打ち合わせした時はOK! と思うのですが、
翌日には忘れていて(笑)。
だから決まった事はきっちり書くようにしています。
そして、まだ決まっていないけれど、
そうかも? というスケジュールに関しては
ポストイットに書いて貼っておいて、
決まったら直接書くようにしています。
誤字脱字、間違いも多いので
書くペンはこの消せるボールペンと決めています。

「weeksdaysの暦帖」は何が素晴らしいかというと、
まずとってもシンプルでわかりやすいこと。
机周りがごちゃごちゃするのが苦手なので
シンプルでわかりやすいデザインは最高です。
そして書くスペースが大きいこと。
1日にいくつも予定が重なることが多いので、
スペースが大きいと嬉しいんです。
日本の休日が書いてあるものわかりやすい。
(良いデザインのものでも外国ものは
この休日が書いていないので不便なのです。)
それから、個人的には
日曜日が最後になっているのもわかりやすいです。





新しいものはカード形式になっているのですね。
うっかり無くしてしまわないか心配ですが
(個人的な感想です。そそっかしいので!)
そのぶん軽いから外に持って出歩く時にもいいですね。
そして、大人っぽいスモーキーグリーンもいい感じ。
こうきたか!と思いました(笑)。
来年使うのが楽しみです。
2021年は世界中が良い年になると良いなと思っています。

暦帖、わたしはきっと、 こんなふうに。[1] イラストレーター 山本祐布子さん

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山本祐布子さんのプロフィール

やまもと・ゆうこ
イラストレーター/mitosaya株式会社
1977年東京生まれ東京育ち。
京都精華大学テキスタイル学科を卒業後、
イラストレーターとして活動を開始、
雑誌や広告、プロダクトデザインのディレクションなど
様々な業務に携わる。
なかでも通販会社フェリシモでのものづくりは
15年を迎える。
現在は夫である蒸留家の江口宏志氏とともに、
千葉県大多喜町にあるmitosaya薬草園蒸留所の
運営に関わると同時に、
ノンアルコール部門であるお茶やシロップ、
来客にむけた料理などの担当も。
二児の母でもあり、犬、猫、鶏も世話をする忙しい日々。

■山本祐布子さんのウェブサイト
■mitosayaのウェブサイト
■フェリシモの山本さんのアイテム
■「weeksdays」インタビュー


一枚一枚が切り離されて
カード集のようになっている
新しいカレンダーを使わせていただきました。


「SEPTEMBER オープンデーのある一ヶ月」
(を、想像して。実際に開催したものではありません。)

月末に行われるmitosayaオープンデー。
月末ではあっても、
もう月の始めから準備ははじまっています。
販売にむけてのお茶やシロップの制作、
その季節に襲来する
たくさんの果実の加工などの作業に追われます。

プロダクトの制作はパッケージング、
ラベリングまで自分で行うので、
期日までに終わらせるには、
綿密に予定を立てておく必要がありまして、
毎日とっかえひっかえ、並行して、
いろんな作業を終わらせていかなくてはいけません。

オープンデーが近づくと、
今度は当日の会場の準備、
ランチ提供の準備などに作業は以降していき、
この月では、私がサンドイッチを200食分作る、
というミッションに向け、
その準備も計画的に行っていきます。

そんな中でもイラストの仕事もちらちらとあり、
締切に遅れてはなるまいと、時間のやりくりをします。

いつもだと、その日その日のto doリストを作り、
一日の時間割でスケジュールを立てています。
なので、こちらのカレンダーでは、
この日にやったこと、流れをざっくりと書き込む
「日記」のような感覚で描いてみました。
あとでひと目で見て、こんなもの作った‥‥、
こんなことがあった‥‥と絵でもわかるように。


「FEBRUARY ある料理会のある月」

2020年2月に、熊本の細川亜衣さんのアトリエで
料理会をやりました。
それを中心に、2月の出来事をまとめて描いてみました。

2月はバレンタインデーもあるし、
暖かな料理などが美味しくなる季節。
料理会で作ったメニューや
この季節に作ったお気にいりのスープのメニュー、
バレンタインで子どもたちと作ったケーキが
どんなだったか。
などを絵にして、あとで振り返ったときに
アルバムを見るような気分で見返すことができるように
描いてみました。

ただ、私にとっていつものカレンダーに書き込んだり
予定を書くのは本当にラフ、雑とも言える感じなので、
今回もあまり嘘をつかず(笑)、
いつもどおりのふにゃふにゃの字と絵で、
普段どおりの感じで、
ぐちゃぐちゃに書いてみました。

ただそれが、このカレンダーの文字と線が、
邪魔をせずともきれいに見せてくれる
絶妙なシンプルさゆえの、
ぐちゃぐちゃでもただのメモにはならない。
それが楽しかった。
下の欄にはゆったりとしたスペースがあいているので、
今回書いたように、
思い出に残る料理のメニューやレシピを書き残しておけば、
あとで見ても、楽しいものになりそうです。

カレンダーが、あとになるとダイアリーになる。
そんなちょうどいいデザインだな、と思いました。

2021年の「暦帖」は、 ホルダーつきのカード形式。

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手作業で仕上げました。

美篶堂さんといえば、
ハードカバーの上製本を一冊ずつ手作業で仕上げる
「手製本」で有名な工房です。

▶美篶堂のウェブサイト

「ほぼ日」でもこれまでに
手帳の製本キットをつくったり、
TOBICHIでワークショップをひらいたりと、
幾度かご一緒したことがありました。

「weeksdays」では
「暦帖」がはじめての取組みでしたが、
わたしたちが「つくりたい」と思っていたものが、
美篶堂の会長である上島松男さんが
「こういうものが、つくりたかったんだよ」
とおっしゃってくださったのは、
ほんとうにうれしい出来事でした。

▶2020年版の「暦帖」ができるまで

2021年版の暦帖も、
ホルダーのつくりかたは基本的に同じ。
長野・伊那の工房で、熟練の職人さんによって、
1部ずつ、ていねいに、手作業で仕上げています。

差し込み式のホルダー。

2021年版の暦帖は、本の形式ではありませんが、
その品質感は、ちゃんと踏襲しています。
ホルダーをつくる技術は、
美篶堂が毎年、たくさんの学校から依頼される
「卒業証書ホルダー」でつちかった、確かなもの。
そう、「暦帖」は、証書をはさむのと同じように、
ひと月のカレンダーをおおきなカード形式で印刷して、
差し込み式でホルダーに挟む、
という方法を採用しています。

手作業ならではの美しい仕上げの表紙ホルダーは、
クロス貼りで、
「2021」の年号が箔押しされたシンプルなデザイン。
その明るめのスモーキーグリーンは、
伊藤まさこさんが2021年版のために選びました。
飽きの来ない、また、目立ちすぎず、
ひかえめな美しさのある色なんです。

8葉のカレンダーカード。

ひらくと、2020年12月~2022年1月までの
14ヶ月分のカレンダーカードが7葉、
年間カレンダーが1葉、あわせて8葉のカードが、
ダークグレーのリボンで留め付けられています。

毎月、カレンダーカードを並び替えて、
今月のカレンダーを手前に差し込んで使います。
ばらせば、複数の月のカードをならべて
予定を見渡すこともできます。
カレンダーカードは両面を
半年ずらしで印刷していますから、
連続した月を一覧できるんです。

ちなみに本文用紙は、まるで画用紙のように
しっかりとした厚みのある、やさしい風合いの
「アラベール ホワイト」を使いました。
(2020年版と同じ紙です。)

表紙ホルダーの背の部分は
「くるり」と反対側に折り返すことができるよう、
やわらかいつくりになっていますから、
卓上カレンダーのように立てて、
カレンダーのようにも使っても。

また、薄くて軽く、全体がB5判サイズですから、
持ち運んで手帳のようにも使うことも可能です。

机がないところで書きたい時は、
丈夫な表紙ホルダーを画板のように使って、
持ったまま、さっと予定を書きつけることもできます。

また、他に持ち歩きたいメモなどを
表紙ホルダーに一緒に挟むのもいいですね。

一日の終わりには、ぱたんと閉じれば、
書棚でも、引きだしでも、
さっと仕舞うことができますよ。

シンプルなマンスリーカレンダー。

マンスリーカレンダーは
日付をシンプルに配置したデザイン。
月曜はじまりで、
月ごとに日付・曜日・祝日が入っています。
縦罫線を少しだけ薄く印刷することで、
数日続く旅行などの予定が書き込みやすくなる
工夫をしています。

カレンダーの上下と左の余白をしっかりと
とっていますので、
今月の目標を書いたり、
一週間分のTO DOリストなど
たっぷりと書き込みができますよ。

いっしょに、鉛筆を販売します。

2020年版でもとても好評だった、
BLACKWINGの鉛筆も、一緒にならびます。
(販売形式は、暦帖単体、
暦帖1冊とBLACKWINGの鉛筆3本のセットの
2種類です。
鉛筆セット単独の販売はありません。)

長方形の消しゴム付きという
BLACKWINGの鉛筆の原型は、
1930年代、エバーハード・ファーバー社によって
つくられました。
当時はバッグス・バニーの生みの親チャック・ジョーンズや
作家のジョン・スタインベックも愛用したといいます。
ところが1998年に生産中止となり、価格が高騰。
2010年に、19世紀半ばからある
カリフォルニアの鉛筆用木材サプライヤー
「カリフォルニアシダープロダクツ社」によって、
北米産のインセンスシーダーと、
日本製の高級芯を使い、
往時の品質を再現した
あたらしいBLACKWINGが誕生しました。
日本で組み立てをしたのち、
金具の取り付けや包装はカリフォルニア本社で
熟練した職人の手によって行なわれています。

暦帖とセットで販売する鉛筆は、
BLACKWINGの定番3本の組み合わせです。
SOFT(3B程度)のBLACKWING、
FIRM(B程度)のBLACKWING 602、
BALANCE(2B程度)のBLACKWING パールです。

鉛筆を一緒に、と考えたのは、
スケジュールがいつでも変更できるように、
「消すことができる筆記具」がいいな、というところから。
「ほぼ日」の「ホワイトボードカレンダー」が
そうであるように、予定はかわるもの。
そこで、「持っていてうれしい鉛筆を」と探し、
伊藤まさこさんがセレクト、
このBLACKWINGを、ということになったのでした。

手帳ともカレンダーともちがう
「weeksdaysの暦帖」、
どうぞ、ためしてみてくださいね。

weeksdaysの暦帖

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暦帖を迎える。

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納戸を片づけていたら、
スーツケースの上にほこりがたまっているのを発見。

そうか、
こんなに長い間、旅に出ない年もなかったなぁ‥‥
なんて、思わずしみじみしてしまいました。

春のロシア、夏の南フランス、
それから‥‥。
予定していた旅はかなわなかったけれど、
その分、ひとりの時間が増えて、
自分とじっくり向き合うことができたのは、
よかったことのひとつ。

これから先、
どんな風に過ごしていきたいかを
見直すこともできました。

早いもので、今年も3分の2が過ぎました。
来年は、あんなことしたいな、
こんなこともしたい。
たのしげなことをいろいろ計画中なのですが、
まずはそれらを記す、
暦帖を家にひとつ迎えたい。

今年は、ちょっと仕様が変わって
さらに部屋に馴染むものができあがりましたよ。

ふたりの料理人と東屋のうつわ。[6]

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LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん[その3]
レースペーパーを足して。

さらにデザートを準備してくださった小堀さん。
オーブンで焼いたふたつのケーキが
カッティングボードにのってやって来ました。


カッティングボード#3(レースペーパー、ケーキサーバーは小堀さんの私物)

「ブラックベリーとハチミツのクランブルケーキです」

カッティングボードの上に
オーバルのレースペーパーをしいて、
ヴィンテージのケーキサーバーを添えています。
このレースペーパーに、一同
「かわいい!」の声。

もうひとつは、いちじくのアーモンドケーキ。
こちらは丸型です。
こちらにも、ケーキに合わせた、
まんまるのレースペーパーを。


カッティングボード#4(レースペーパーは小堀さん私物)

「切る」ためのカッティングボードですけれど、
このうつくしさ、器として使うのも、映えます。
レースペーパーいちまいで、
こんなに雰囲気がかわるのもびっくり。

「レースペーパーを使う、っていう発想が、
じぶんにはなかったから、とても新鮮です。
わたしにはけしてできない、
小堀さんならではのセンス!」
(伊藤さん)

「そう? そうかなぁ?(笑) 
レースペーパー、とっても便利ですよ。
わたしはいろんなサイズで、
いろんなデザインのものをストックしているんです」
(小堀さん)

同席したスタッフが、帰宅後さっそく
「レースペーパー」をネット通販で検索したのは
言うまでもありません。

ほんとうにたくさんの料理をつくってくださって、
小堀さん、ありがとうございました。
小堀さんの料理のレシピは、
YouTubeや書籍などで見ることができますから、
みなさま、どうぞごらんくださいね。

ふたりの料理人と東屋のうつわ。[5]

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LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん[その2]
たのしく食べるために。

「さて、次も、どん! と盛りますよ」

小堀さんが食卓に運んできてくださったのは、
大皿にたっぷりのせた、リガトーニ。

5人で取り分けるから、
大きなオーバルにめいっぱいの盛りつけです。


オーバル皿 石灰釉・大丸皿 石灰釉(サーバースプーンは小堀さん私物のヴィンテージ)

「おいしさ」だけじゃなく
「たのしさ」があふれるこんな盛りつけは、
小堀さんが得意とするところ。
一緒に食卓を囲む人全員が笑顔になりますよね。

ちなみにこのパスタは、
夏のミートソース、と小堀さんが呼んでいるもの。
牛肉多めのあいびき肉を、
ミニトマトやセロリと一緒に白ワインで煮詰めていて、
濃厚なのにアッサリしていて、
景色も味も、たしかに夏っぽい一品でした。


オーバル皿 石灰釉・小(カトラリー、コップは小堀さん私物)

そして、こんどはアジアンエスニック。
1人1皿の盛りつけです。

「小さなオーバル皿が、
ワンプレートディッシュとして
ちょうどいいサイズだな、って思ったんです」

そうして作ってくださったのは、
ガバオいためごはん。
タイ風の、辛いひき肉炒めと目玉焼きを
白いライスにのせた料理です。

石灰釉の白さに、パプリカの赤、バジルの緑、
ひき肉や目玉焼きのカリッと焦げた茶色と、半熟の黄身の
カラフルな色合いがひきたつ! 
このお皿、リムの立ち上がりがくっきりとあるので、
こうしたご飯ものをよそったとき、
フォークやスプーンですくうときに食べやすいんですよ。

「じゃあ、料理のラスト。
タコとじゃがいもの赤ワイン煮です」

こちらは、撮影中、
ずっとクツクツと煮込んでいたもの。
タコがやわらかくなって、
じゃがいもにタコの旨味がしみ込むまで
炭酸水・赤ワイン・オレンジジュースを使って
しっかり煮込むのがポイントなんだそうです。


オーバル皿 石灰釉・小(磁器のココットは小堀さん私物)

前編のjeetenの吉田さんは
オーバル皿にちいさな蒸籠をのせましたが、
小堀さんはアツアツのココットを。
オーバル皿が、器でありながら、
トレイのようにもなって、かっこいい!

食卓に出すときには、そんなふうに
めいめいに盛りつけるほか、
おかわり用として、カッティングボードを
鍋敷きがわりにして、
お鍋をそのまま出すのもかわいいアイデアです。
(ただし、鍋など温度差があるものや
重さのあるものを置くときは、
キッチンペーパーや紙ナプキンを折ったものを
オーバル皿との間に敷くといいですよ。)


カッティングボード#1(鍋は小堀さん私物)

ふたりの料理人と東屋のうつわ。 [4]

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小堀紀代美さんのプロフィール

こぼり・きよみ
料理家。
東京・富ケ谷にあった
「カフェのような、食堂のような」
をコンセプトにしたレストラン
「LIKE LIKE KITCHEN」(2012年閉店)の
オーナーシェフを経て、同名の料理教室をスタート。
告知と同時に満席になる人気を博す。
著書に『予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン
「おいしい!」の作り方』(主婦の友社)
『ライクライクキッチンの毎日和食』(エイ出版社)
『フルーツのサラダ&スイーツ 
もっとおいしい組み合わせで』(NHK出版)
実家は宇都宮の大きな洋菓子店。

■Instagram
■YouTube
■BLOG(LIKE LIKE KITCHEN)


LIKE LIKE KITCHEN 小堀紀代美さん[その1]
余白を生かさず、モリモリに!

以前、隣同士に住んでいたという小堀さんと伊藤さん。
仕事を終えたタイミングが合ったら、
乾杯は伊藤家で、
メインディッシュは小堀家でということもあれば、
忙しいときには時間のあるほうが
「これ食べてね」なんて持ちあって、
「食べること」を助け合ってきた仲なんだそうです。
小堀さんの料理は「これ専門」ということはなく、
おいしいと思うものを、おいしい組み合わせでという、
とても自由なもの。
以前、小堀さんが経営していたレストラン
「LIKE LIKE KITCHEN」は、
そんな小堀さんの料理が人気で、
常連さんもたくさん。
だからレストランを閉めることになったとき、
「ぜひつくりかたを教えて!」と言われたことが
料理教室をひらくきっかけになったのだそうです。

‥‥と、そんな話をきいているうちに、
どんどん料理ができあがってきましたよ。

「最初は、ブルスケッタの
グリークサラダ仕立てをつくります」

丸皿 石灰釉

オーブンでカリッと焼いたパンの上に、
ごろごろっと切った生野菜とオリーブ、
そこにほんのちょっとの塩と
たっぷりめの赤ワインビネガー、フェタチーズ、
そしてオリーブオイルをこれまたたっぷり。
オレガノとこしょうをふったらできあがりです。

ニュアンスのある白い磁器の肌に、
夏野菜の色が映えて、なんとうつくしいこと。
色も素材も、要素がたっぷり詰まっている料理が、
丸皿にぎゅっと凝縮されています。

「余白を生かさず、モリモリに盛るのが好きなんです」

前回の、余白をいかす吉田さんと対照的。
盛りつけに正解はないんですものね。おもしろいなあ。

食べるときはナイフ&フォークで、
ちょっとずつパンを切りながら、
野菜とまぜていただきます。
パンにドレッシングがしみた感じも新鮮です。

▲ナイフ・フォークは小堀さんの私物のヴィンテージ

ふたりの料理人と 東屋のうつわ。 [3]

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jeeten 吉田勝彦さん[その3]
せいろと土ものと。

最後は、丸皿にちまきをのせました。
そのままポン、と置くだけでもいいけれど、
何かもうひとひねり‥‥と思っていると、
「小さいせいろごとのせる?」
と吉田さん。
ほかほか、あったかい湯気ごと
テーブルに持ってこれる、
このアイデアいいなぁ。

横にはお漬物をのせた豆皿を。
このお皿、土ものの器も、染付けも、
それからこんなちょっと個性的な色合いの豆皿も、
すぅっと受け止めてくれるところがすごいのです。


丸皿 土灰釉 (せいろはお店のもの/豆皿は伊藤さんの私物)

春巻きの回でも登場した折敷は、
ひとりぶんのおやつや軽い食事をのせるのに
ちょうどよい小さなサイズもあります。
私は時々、こんな風にトレーのように使うことも。

お箸と箸おき、グラスにリネンのナプキン、
豆皿にレンゲ‥‥。
テーブルの上に準備しておくと、
お客様の時でも慌てることがないから、
いいんです。


折敷 胡桃油仕上 小(のせたものは伊藤さんの私物)

じつは吉田さんと仕事をするのは
今回が初めて。
ふたりであれこれ相談しながら、
器にぴったりの料理をえらび、
盛りつけてもらうの、なんだかとってもたのしかった。
そして勉強にもなりました。

吉田さん、
ありがとう。
そしてごちそう様でした!

ふたりの料理人と 東屋のうつわ。 [2]

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jeeten 吉田勝彦さん[その2]
テーブルと料理とお皿のリズム。

同じ料理でも、
盛りつけ方でずいぶん違って見えるものです。

「このオーバルには、
細長い春巻が合うんじゃないかな?」

と作ってくれたのは、
エビと大葉の春巻。
それをオーバル皿に
ドーンと一本置くのかと思いきや、
そこはやはり吉田さん。
半分に切って、
器の中でおさまりよく、
かつ食べやすく(しかも中が見えておいしそう!)
盛りつけてくれました。

横にはちょこんと塩をそえます。


オーバル皿 土灰釉・小

さて次は丸皿に、
春雨と黄ニラとキャベツが入った野菜の春巻を。

「野菜がたっぷり入った春巻は、
食べやすいように一口大に。
断面を見せて盛りつけます」

丸いお皿の中で、
4つに切った春巻が仲良く並んだ姿に、
思わずにっこり。

カレー粉と塩を合わせた「カレー塩」は、
レンゲの上に。
こんな風にお皿の余白に、
ちょっとなにかをプラスすると、
テーブルの上でリズムが生まれるのです。

下に折敷をひくと、
ちょっと背筋が伸びる感じに。
木の風合いが、
磁器の質感を引き立ててくれて、
なかなかいいでしょう?


丸皿 土灰釉折敷 胡桃油仕上 大

ふたりの料理人と 東屋のうつわ。[1]

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吉田勝彦さんのプロフィール

よしだ・かつひこ
代々木上原「jeeten」オーナーシェフ。
1964年岩手県生まれ。
実家は農家で、おいしい野菜とお米を食べて育つ。
高校卒業後和食の職人を志し、調理師学校へ。
研修で、中国料理のまかないを食べ、
夏バテが治ったという経験から、薬膳の勉強を始め、
中国料理へと志望を変更する。
卒業後、埼玉新座市の「四川飯店」を経て、
代官山「Linka」へ。25歳から料理長を6年間つとめる。
その後香港に渡り、野菜を使った中国家庭料理を勉強。
代々木上原「正宇治」の料理長を3年勤めた後、
1999年に「jeeten」をオープン。
故郷の岩手をはじめ、旬の国産素材を使い、
化学調味料は不使用。
メニューには「医食同源」の効能解説も。
ひとりで切り盛りしている関係から、
麺類、飯類は出さないが、
健康でおなかいっぱいになる
「毎日食べられる中国料理」で人気を博している。
著書に『「蒸す」って、おいしい。
キッチンはいいにおい!』(文化出版局)
『ぜんぶ10分のフライパン中華 炒める・焼く・蒸す・
揚げる・煮る・スイーツ』(講談社)
『「和える」って、たのしい。味の決め手はさじかげん!』
(文化出版局)などがある。


jeeten 吉田勝彦さん[その1]
一人前でも、大皿料理でも、おおきなオーバル。

吉田さんとのつきあいは、
四半世紀! 
代々木上原に住んでいた20代のその昔、
しょっちゅうお店に通っていたのです。

味わい深いのに、すっきりしていてきれいな味、
とでも言ったらいいでしょうか、
何度食べてもまた食べたくなってしまう。
「中華料理」というより、
「吉田さんの料理」を食べに行く、
そんなかんじなのです。

「すっきりしていてきれい」なのは、
味だけでなく、
盛りつけにも共通しています。
お皿の余白の取り方、
葉っぱのちょっとしたあしらい方など、
見るたびにハッとする。
毎回、すごいなぁと感心しています。

この器ができあがった時、
中華風の料理との相性がよさそう、
第一印象でそんなことを思いました。
そして、ああいつか吉田さんに使ってほしいな、
とも思ったのです。

「オーバルは盛りつけがしやすいから、
好きでよく使います」

と吉田さん。
おお!どんな風に?
‥‥とたのしみに待っていて出てきたのがこちら、
大好物の黒酢の酢豚。


オーバル皿 土灰釉・大

わぁ、なんてきれいなんだろ。
オーバルの大皿に、
何人分かの酢豚をどーんと盛るのではなく、
一人分をすっきりと。

塊肉ではなく、
薄切りの豚バラをくるくる巻いて揚げるこの酢豚、
食感が新鮮。
横に添えた花巻に
黒酢のタレをからめながら食べると最高なんです。

‥‥すると
盛りつけた様子を見た吉田さん、
「ちょっと待って」
と厨房に消えたかと思うと、
葉っぱを片手に現れて、
酢豚にちょこんと添えました。
おお!これがあるのとないのとでは、
お皿の上の表情がぜんぜんちがう。
こういうの、本当に勉強になります。


オーバル皿 土灰釉・大

つづいては、
インゲンとラディッシュときゅうり、
野菜の前菜3種を一皿に。
器の中のバランスを考えながら、
ていねいに盛りつけて‥‥。
味も食感も、それから見た目にも
たのしい一皿になりました。

このオーバル皿、
酢豚と同じ器ですが、
またちがった表情に。
器と料理の可能性、
まだまだ広がりそうな予感‥‥。

横には丸皿を置いて、取り皿に。
どっしりした土ものの器との相性もよい、
この丸皿ですが、
同じ素材でまとめると、
テーブルの上が洗練された印象になるのです。

お皿に向き合う、新鮮な気持ち。

未分類

この夏、食器棚の整理もかねて、
自分が持っている器を見直してみました。

自分でも、
ずいぶんたくさんの器を持っているなぁとは
うすうす思っていたけれど、
まさかこんなにあったとは!

棚から出して床にずらり並べた様子に、
ちょっとびっくり。

それでも、ひとつひとつに思い出が宿っているんです。

どこで手に入れたか、
どんな風にして我が家にきたのか、
思い出せないものはひとつもない。

どれも愛すべき私の器たち、
なのでした。

その中で、
よく使う器はわりと限られていて、
中でも気がつくと手に取っているのが、
猿山デザインのプレート。

見た目はもちろん、
持った時の感じのよさ、
質感、重み‥‥
あらゆるものが今の私にしっくりくるのです。

今週のweeksdaysは、
すっきり美しい磁器の器。
コンテンツでは、
ふたりの料理人に料理を盛っていただきました。

もうすでに使っていた私も、
目からウロコの使い方。
新鮮な気分で、またこの器と向かい合える。
だから器ってたのしいんだな。

クラッチバッグ、どんな風に? その3 気持ちを明るく。 Landscape Products 清水 彩さん

未分類

清水 彩さんのプロフィール

しみず・あや
Landscape Products取締役。
食のブランド、GOOD NEIGHBORS’ FINEFOODSの
ディレクションや、直営のセレクトショップ
Piliのマネージメント・バイイング、
海外アーティストとのやり取りなどを担当。

■Landscape Productsのウェブサイト


1940~60年代のモダンデザインをルーツに
オリジナル家具や小物を展開している会社で働く清水さん。
店舗内装などのインテリアデザインや、
国内外のアーティストとのやりとりによる商品開発、
厳選した食料品の販売など、
その仕事は多岐にわたっています。

近年は、「価値判断の基準が自分のなかにある女性、
定番に安住しない好奇心と冒険心を持った女性」
をイメージしたセレクトショップ
Piliのバイイングも手がけており、
おしゃれのセンスはお墨付き。

「大学はスタイリスト科を選んだほど、
洋服もコーディネートも大好き。
お買い物が趣味のようなものなので、
洋服はちょっと節約しなくちゃ‥‥
と自覚しているくらい(笑)」

すらりとしたスレンダーな体型で、
どんな服でも着こなしてしまうスタイルの持ち主ですが、
ファッションへの冒険心もピカイチ。

「メンズライクな服装も好きだし、
赤いニットにピンクのパンツとか、
紫色のスカートとピンクのトップスみたいに、
日本人はあまり着ないような
派手な色柄のコーディネートも大好きです」

好きなおしゃれをしていると、
気持ちが明るく楽しくなるという清水さん。

「荷物が多いときは大きなバッグを持つこともあるけれど、
仕事以外の外出時は、小さなバッグを愛用しています。
息子が小さいときの外出にも
実用性のあるリュックより
クラッチバッグを使っていましたね」

クラッチバッグをたくさん持っているという清水さんに
ゴールドのクラッチバッグの
大小の着こなしを聞いてみました。

「私なら、大きいサイズはカジュアルに使います。
こんなビーチサンダルとデニムみたいなラフな服装でも
このバッグひとつで、ちゃんとおしゃれしてる感じになる。
このシルバーのようなゴールドのような色もいいな。
合わせる服を選ばない万能色ですよね」

小さいバッグはお出かけ用に。
シックな格好をしてレストランに出かけるような
ちょっと特別な日に使います」

艶のあるシルクの黒いワンピースに
真っ赤なストラップシューズ。
ゴールドのクラッチバッグが華やかさを添えています。
一方、

中に入れるのは、
携帯電話、財布、化粧品の入ったカゴポーチ、サングラス、アロマオイル。

「仕事じゃないときは、
ケータイ、財布、リップがあればいい。
男の人ならポケットで足りるくらいの荷物しか持ちません。
それを可愛いバッグに入れるのが楽しい」

ファンデーションは塗らずとも、
リップは必須という清水さん。
バッグの中にもピンクや赤があるだけで、
なんだかウキウキ嬉しくなってしまいそう。

クラッチバッグ、どんな風に? その2 アクセサリーのように。 MAISON RUBUS.デザイナー 小林有樹子さん

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小林有樹子さんのプロフィール

こばやし・ゆきこ
身に付けた瞬間、肌に溶け込み、
優しく馴染むジュエリーのブランド、
MAISON RUBUS.のデザイナー。
女性とジュエリーの間に生まれる特別な「調和」や、
手仕事による繊細な細工に柔らかな曲線、
意志を感じさせる凛とした佇まいを大切に
デザインしている。

■MAISON RUBUS.のウェブサイト


細やかな職人の手仕事と、
天然石やパールの豊かな表情を組み合わせて、
繊細なディテールのジュエリーをデザインしている
小林有樹子さん。
今日、身につけているのも
すべて自身でデザインしたアクセサリー。
1920年代から30年代にかけての
アールデコの雰囲気が好きで、
デザインをするときに
想いを馳せることが多いのだそう。

「ちょうど手仕事から工業化に移行する時期なので、
削ぎ落としたようなモダンなデザインと
職人の確かな技術による細工が美しくて。
東洋と西洋の文化が交差するような雰囲気も好きで、
MAISON RUBUS.を設立して以来気がつけば、
その時代の空気を感じられるような
ジュエリーを多く製作してきたかもしれません。
どのシーズンにも共通するコンセプトとしています」

小林さんの好みは持ち物にも共通していて
ヴィンテージの小さなバッグが大好き。

「以前、ocailleというセレクトショップで購入した
アンティークの小さなガマ口を
化粧品ポーチとして愛用しています。
壊れやすくても、この美しい佇まいを
身近に感じていたくて。
家や車、アトリエの鍵も、アンティークの
ビーズポーチにまとめています」

便利さや丈夫さよりも、アクセサリーのように
美しいポーチを使いたいという気持ちが勝るよう。
だから本当は、小さいクラッチバッグひとつで
出かけたいというのが本音。

「でも最近は消毒用のアルコールとか
荷物が増えてしまって。
とはいえ、大きなバッグを持つのが苦手なので、
書類などを入れるバッグと、
よく使うものを入れた小さめのバッグと
2個持ちしています」

いつも持ち歩いているのは、
財布、手帳、携帯電話、名刺入れ、化粧ポーチと鍵セット。
こまごまとしたものも、黒で統一されているため、
すっきりと、落ち着いた印象です。

ゴールドのクラッチバッグの小さいほうにも
すべてが収まりますが、
大きいほうだと余裕があるので、
中身を取り出しやすさを考えるなら大きいほう。

「車で通勤しているので、大きな荷物は車に置いておき、
お店に立ち寄る時などは小さなバッグだけを持ちます。
このゴールドのクラッチバッグも
小さい方ならバッグインバッグとしても使えるのがいいな。
バッグの中でこまごまとしたものを
小分けにするのにも便利そう」

やっぱり小さいもの好きの小林さん。
ひとつだけ選ぶなら、と聞いてみたら
アクセサリー感覚で持てる小さい方を
チョイスしたのでした。

クラッチバッグ、どんな風に? その1 “オフ”の時間のとっておき。 フォトグラファー 宮濱祐美子さん

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宮濱祐美子さんのプロフィール

みやはま・ゆみこ
女性誌をはじめ、料理本などの書籍、
広告などで活動しているフォトグラファー。
スタジオアシスタントを経て2004年に独立。
器や工藝にも造詣が深く、ポートレートから料理、
ドキュメンタリーな取材ものまで、幅広く活躍している。


朗らかな笑顔と柔らかな物腰で現場を和ませつつ、
求めるものを明確に捉える確かな写真の腕で
引っ張りだこのフォトグラファー。
おかげでほぼ毎日撮影が続いている
”売れっ子”の宮濱祐美子さんですが、
趣味や好きなことに費やす時間はちゃんと確保しています。

「駆け出しのときは仕事に夢中で
ただ忙しいだけで日々が過ぎてしまっていました。
でも意識して自分の時間を持つようにしたら、
気持ちにも余裕ができたし、
仕事もますます張り合いが出てきた。
作家さんや骨董の器を見たり、
旅をしたりするのが大好きなんですが、
無理してでもその時間をつくることで、
仕事にも、幅や奥行きが出てくると信じています」

撮影というものは、なかなかの力仕事。
数台もの大きなカメラや機材は重く、
良い表情を捉えるために
背伸びしたりひざまずいたり、時には走ったりすることも。
だから仕事のときの服装は、動きやすさを最優先。

「朝、起きたらぱっと着替えられるように、
仕事着を決めているんです。
動きやすく、洗濯ができるけれど、
上質な素材でそこそこきちんと見えるような
シンプルなトップスとパンツの組み合わせ。
それを毎日のように着て、シーズンごとに着倒すんです」

撮影の後は、まず大切な機材と
撮影したデータを持ち帰ります。
そしてパソコンに向かってデスクワーク。
デジタル時代のフォトグラファーの仕事です。
一日の仕事を終え、夜に出かけるときには、
ここぞとオシャレをするのが宮濱さんの楽しみ。

「仕事着を脱いで、好きな服を着て、きれいな靴を履く。
それだけでオンとオフの切り替えができるので、
このスタイルが気に入っています」

そんなときこそ、クラッチバッグの出番。

「普段、機材を大量に運んでいるので、
その反動なのか、プライベートでは小さなバッグが大好き。
お財布と携帯電話が入れば、もうそれでいいくらい」

今日は、お気に入りの白いシルクのパンツに
レースニットを合わせた上品なホワイトコーディネート。

「ゴールドのクラッチバッグの雰囲気に合わせて
馴染む色を選びました。
仕事のときは、こんな繊細な素材は着られないから、
オフのとき用のとっておきの格好なんです。
ゴールドのバッグを主役にするなら、
全身ネイビーにして、
バッグを引き立たせるのも素敵ですよね」

クラッチバッグの中には、
リップや虫除けオイル、ロールオンタイプの香水といった
こまごまとしたものを入れる巾着ポーチ、
財布、携帯電話、iPadを入れて。

「以前はスマートフォンを使っていたのですが、
ひたすらスマホばかり見てしまうからよくないなと思って、
ガラケーとiPadを組み合わせる方法に変えたんです。
知っているお店で食事するようなときは、
iPadで地図を調べる必要もないから、
ガラケーとお財布だけで出かけることもよくあります」

だから、小さなクラッチバッグでもいいなと迷いながら
宮濱さんが選んだのは大きいサイズ。

「170cmと背が高いので、大きい方がバランスがいいかなと。
このバッグ、シンプルなのに、内側までちゃんと可愛い!
そういうところ、萌えます(笑)」

ゴールドのクラッチバッグ

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アクセサリーいらず。

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特別な日でなくても、
ちょっと気合を入れておしゃれしたい時があるんです。

いつもより少しだけていねいに
まつ毛をくるりとさせ、
気に入りのワンピースに袖を通し、
ヒールのある靴を履く。

それから‥‥と仕上げにえらぶのが
このゴールドのクラッチバッグ。

シンプルな形は、
合わせる服をえらばず、
おだやかなゴールドは、
さりげなく全身を引き立たせてくれる。
これを持てば、
アクセサリーはいらないんじゃないかな? と
思うくらい、
私のおしゃれの味方になってくれています。

着慣れたコットンのワンピースに持てば、
それだけでほら、ちょっといいかんじ。

Tシャツにデニムもいいし、
冬になったらちょっとざっくりした
黒のタートルと合わせてもいいなぁ、
なんて夢は広がります。

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。

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8月20日(木)午前11時より、以下の商品について、

「weeksdays」にて追加販売をおこないます。
追加販売は全アイテム、
グレージュカラーのみの入荷になります。


cohan シームレスブラキャミ/
ノーマルカップ

▶商品詳細ページへ

パリのオペラ座の衣裳室出身という経歴を持つ
下着デザイナーの惠谷太香子さんによる設計の
バストパッド付きキャミソールは、
デコルテをきれいに見せる襟ぐりのカッティングに、
調節可能なアジャスターつきストラップと
見た目の美しさと着心地の良さを兼ね備えた1着です。

「体にフィットするけれど、
けしてきゅうくつな感じはしない。
一日中、つけていてもストレスのないブラキャミです。」
(伊藤まさこさん)

cohan シームレスブラ/
ノーマルカップ

▶商品詳細ページへ

サントーニ社というイタリアのメーカーの
すぐれた編機を使い、
ていねいに織り上げた素材を使ったブラジャーです。
カップの裏側は、
肌にやさしいコットン100%素材を使い、
ノンワイヤーでリラックス感がありながら、
適度なホールド感もあります。

「ブラキャミ同様、
パッドを薄くしたブラがこちら。
ショーツとお揃いにすると、
ちょっと水着みたいでかわいいでしょう?
ジムとか、温泉とか。
人前で下着姿になる時も
これなら安心感があるというものです。」
(伊藤まさこさん)

cohan シームレスショーツ

▶商品詳細ページへ

脇縫いのない丸銅で仕上げた、
肌あたりがやさしく、
ストレスフリーな着心地のショーツです。

「お腹とおしりをすっぽり包んでくれる、
身につけていてとても安心感ある形です。
また、しゃがんだり座ったりの動作がとても楽。
よく考えられて作られているなぁと
履くたびに感心します。」
(伊藤まさこさん)

cohan シームレスハイライズボクサー

▶商品詳細ページへ

少し長めのウエスト丈で
ヒップをやさしく包む立体パターンの
このボクサーショーツは
やさしい肌ざわりのストレッチ編みにしたウエスト、
混紡パイル編みにした肌にやさしいマチの裏側など、
はいていて安心な設計になっています。

「パンツをはく時に、
えらぶのは、こちらのボクサー型のハイライズ。
ラインが表に響きにくいところがいいのです。」
(伊藤まさこさん)


全アイテム、サイズは「S」と「M」の2種類。
cohanのサイズ表記は、
Sが通常のM、
Mは通常のL。
サイズ表をご確認のうえ、お選びください。
製品の性質上、お客様都合での返品ができませんので、
各ページのサイズ目安表を参考にお選びください。

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