東屋
折敷 胡桃油仕上
SIZE
- 小
- 大
国産の無垢の楢(ナラ)材を接いでつくった
折敷(おしき)です。
一般的に折敷は、
檜の片木(へぎ)でつくった
縁つきの盆をさしますが、
ここではその縁をとり、
モダンでミニマムなデザインになりました。
伊藤まさこさん監修、猿山修さんデザイン、
東屋の熊田剛祐さんが制作の指揮をとり、
石川県輪島市の四十沢木材工芸が製造しています。
周囲に斜めの角度を付けているので持ちやすく、
食卓にのせたときの姿がとても美しい。
素材の質感を活かしたシンプルな形状なので、
食卓でランチョンマットのように使うときは、
和洋・古物を問わず、いろいろなうつわとの
コーディネートが可能です。
また、香炉をおいたり、人形を飾ったり、
アイデア次第で使い方は自由です。
本品は自然な艶を発する
胡桃油による仕上げをしていますので、
もともとの木の表情に加え、
使い込むうちに個性が出てくるのもいいところ。
すこしカサカサしてきたなと思われたら
胡桃油を少量塗り拡げ、拭いてくださいね。
素材
楢、胡桃油
サイズ
(小)長辺:約31cm、短辺:約21cm、高さ:約1.2cm
(大)長辺:約40cm、短辺:約31cm、高さ:約1.2cm
重さ
(小)約550g
(大)約1070g
生産国
日本
知っておいてほしいこと
・縁は欠けやすいのでご注意ください。
・無垢の木は水分を吸ったり、
乾いたりするたびに膨張、収縮をくりかえします。
直射日光やエアコン、
食器乾燥機による過度な加熱や乾燥、
水に浸すことなどによる過度な加湿は避けてください。
反りやひび割れ、カビ、腐敗の原因になります。・汚れを取りたいときは水洗いをせず、
よく絞った布巾などで拭き取ってください。・水分がこぼれた場合にはすみやかに拭き取り、
風通しの良い日陰で乾かしてください。・熱された鍋ややかんを置くなど、
鍋敷きの用途ではご使用にならないでください。
焦げ、ゆがみなどの原因になります。・火の近くでの使用や保管はひび割れなどの原因となる他、
火災などの事故につながる恐れがありますので避けてください。・水分により、木が含むタンニンと金属が反応しやすくなり、
黒色に変化することがあります。
金属製品を置く場合はご注意ください。・無垢の木は使用状況、保管状況によって、
全体的にやや湾曲してくることがあります。
反りがおこった場合は、縁が持ち上がっている面を裏にして
水平な場所に置きます。一晩置くとおさまります。
なお、年月を経るごとに反る頻度は低くなり落ち着いてきます。・おつかいのデバイスによって、
表示される色味は、微妙に異なります。
そのため、じっさいにお手元に届いたとき、
お手持ちのデバイスでご覧になっていたときの印象と
少しちがった色味にみえる場合があります。
スタッフクレジット
写真|有賀傑
スタイリスト|伊藤まさこ
「なんだか、
いつもより特別に用意してもらったみたい」
これははじめて折敷を使った娘が言った言葉。
「自分のためだけ」って気がするんですって。
なるほどなぁ。
用意するこちらとしては、
この長方形の中に器をどう配置するかが
腕の見せどころでもあるのですが、
じつは範囲が限られているからか、
テーブルに配置するより、
ぴたりと決まる確率が高い。
使い始めると、折敷のすばらしさに気づかされます。
サイズは、ふだんのごはんに合うスタンダードなものと、
ちょこっと飲みたい時やおやつを食べる時に重宝しそうな、
小さなものの、大小ふたつ。
使い始めて気づいたのは、
和のものと思っていた折敷が
洋もののプレートや中国の茶器とも相性がいいということ。
素材が楢で、この上なくシンプルなデザインだからかな、
これはうれしい発見でした。
朝も昼も、おやつの時間も。
また夕暮れ、お酒を飲む時も。
あらゆるシーンに活躍してくれそうです。
(伊藤まさこ)