weeksdaysの暦帖（2022年版）

ブルーの布表紙に
「2022」の数字を金で箔押し。
その差し込み式のホルダーには、
両面にプリントをした
カレンダーカードを、
右上・左下のコーナーリボンに
セットして使うスタイル。
2021年版のよさとデザインを継承しながら、
さらに使いやすくなった
2022年版の「weeksdaysの暦帖」です。

壁にカレンダーを掛けるのではなく、
必要なときに取り出して、
不要なときは仕舞うことができ、
一覧性の高い状態でスケジュールを確認したい。
伊藤まさこさんのそんな思いを形にしたスタイルは、
取り外しのできる、ホルダー形式。

カレンダーカードが８葉あるのは、2021年12月と、
2023年１月を入れた14か月分のカレンダーカードに、
年間カレンダーを印刷した１葉があるから。
リボンで留めたまま本のように使うこともできますし、
ひと月ずつ、あるいは数か月単位で
壁に貼ることもできます。
連続した月を一覧できるように、
１月と８月、２月と９月、というように、
カレンダーカードは両面を
半年ずらしで印刷しています。
（そうすることで、たとえば１月と２月を
並べて見渡せるようになります。）
ホルダーをぐるりと反対に折り返して立てれば、
卓上カレンダーのようにも使うことができますよ。
全体がＢ５判とサイズが小さめですから、
持ち運んで手帳のようにも使うことも。
丈夫なホルダーは、画板のような役割も果たしますから、
平らな場所がなくてもさっと予定が書きやすく、
持ち歩きたいメモや書類を挟むこともできます。

本文用紙は「アラベール ホワイト」。
繊細で優しい風合いを持つ、高品質の印刷用紙です。
まるで画用紙のようなしっかりとした厚みがあって、
えんぴつやペンのすべりのよい紙です。

マンスリーカレンダーのデザインは、
モノトーン印刷でシンプル。
月曜はじまりで、
月ごとに日付・曜日・祝日が入っています。
縦罫線を少しだけ薄く印刷することで、
数日続く予定も書き込みやすく。
また、目標を書いたり、
TO DOリストに使えるよう、
マンスリーの上下と左に、
余白をゆったりとっています。

製本を担当してくださったのは、
長野県伊那市にある製本工房の「美篶堂」。
卒業証書や表彰状のためのホルダーづくりの経験をいかし、
１冊ずつ、丁寧に手作業でつくっています。

販売形式は、
暦帖単体、
暦帖１冊とBLACKWINGの鉛筆３本のセット。
鉛筆セット単独の販売はありません。

●BLACKWINGについて

鉛筆は、
アメリカのBLACKWINGのものを仕入れました。

長方形の消しゴム付きというこの鉛筆の原型は、
1930年代、エバーハード・ファーバー社によって
つくられました。
当時はバッグス・バニーの生みの親チャック・ジョーンズや
作家のジョン・スタインベックも愛用したといいます。
ところが1998年に生産中止となり、価格が高騰。
2010年に、19世紀半ばからある
カリフォルニアの鉛筆用木材サプライヤー
「カリフォルニアシダープロダクツ社」によって、
北米産のインセンスシーダーと、
日本製の高級芯を使い、
往時の品質を再現した
あたらしいBLACKWINGが誕生しました。
日本で組み立てをしたのち、
金具の取り付けや包装はカリフォルニア本社で
熟練した職人の手によって行なわれています。

暦帖とセットで販売する鉛筆は、
BLACKWINGの定番３本の組み合わせ。
SOFT（3B程度）のBLACKWING、
FIRM（B程度）のBLACKWING 602、
BALANCE（2B程度）のBLACKWING パールです。