のんびりセット

APOC（アポック）は、東京・南青山の表参道駅からすぐの
「骨董通り」にあるパンケーキの専門店です。
その店主である大川雅子さんが
1999年から作りつづけている
パンケーキがおいしく焼けるミックスを、
「weeksdays」のスペシャルセットで販売します。

パンケーキミックスは、保存料、香料を使わず、
トランスフリーのオーガニックパームオイル、
原生林の楓の樹液から煮詰めてつくったメープルシュガー、
アルミ不使用のベーキングパウダーなど、
厳選した材料だけを使用。
どなたでも気軽においしく焼けるように
考え抜いた大川さん自慢の「黄金配合」レシピで、
すべてのパッケージは大川さんがみずから配合、
袋詰めまでをおこなっています。

●buttermilk［バターミルク］
APOCの基本のパンケーキミックスです。
バターミルクとは
クリームからバターを作るときに分離した
乳脂肪のない水分のこと。
日本では一般的に販売されていませんので、
チーズを作る過程でできた
北海道産のホエイパウダーを使用しています。
ホエイは、低脂肪、高タンパクで栄養価が高い成分。
メープルシロップをたっぷりかけて、
ふんわりとした口溶けの良さを味わってくださいね。

●chocolate［チョコレート］
無添加メープルシュガーを多く配合し、
南米ペルー産のオーガニックチョコチップと
ビターなココアパウダーをブレンドした
パンケーキミックス。
ほんのり香るシナモンがアクセントです。
「クレオールスパイス」とも相性がよく、
フルーツやホイップクリームを添えたり、
重ねてデコレーションケーキにも。

●アッサムティー
今回の「weeksdays」用に大川さんがセレクトした、
APOCでいつも出しているものとは異なる茶園である
マンガラム茶園のCTCアッサムです。
CTCとは、Crush + Tear + Curlの略。
ころころと丸く茶葉を加工したタイプの紅茶で、
茶葉をつぶして（Crush）から、
ちぎって（Tear）細かくし、丸めた（Curl）もので、
熱湯をさすと短い時間で強い味わいのお茶が入ります。
（いま、アッサムでは９割がこの製法と言われます。）
その強さから、ミルクとの相性も抜群、
パンケーキとの相性もばっちりです。
マンガラム茶園は、アッサムの産地である
インドの北東部のアッサム州・ブラマプトラ川の南岸、
シブサガル地域にひろがる茶園。
世界中にすぐれた紅茶を輸出しています。

■おいしい作り方

（大川さんのYouTubeもご参考に！）

○卵と粉を準備
APOCのパンケーキは、
１袋の粉にたいして、「egg1+milk」が基本。
それぞれのパッケージに
「egg 1 + 250 cc milk」（卵１+ 水分量）のように、
それぞれおすすめの配合を表しています。
milkと書かれていますが、牛乳だけでなく、
水、または豆乳でも。
「バターミルク」は250cc、
「コーンミール」は200cc、
「グレイン」は220cc、
「チョコレート」は125ccと、
それぞれ必要な水分量が異なります。

◯生地の作り方

１）
ボウルにパンケーキミックスを入れ、
中央にくぼみを作り、卵を割り入れ、
牛乳（あるいは水または豆乳）を加え、
泡立て器で（泡は立てずに）よく混ぜてください。
生地の中にパームオイルの白い粒が残ることがありますが、
焼き上がりに問題はありません。

２）
かたく絞ったぬれふきんをかぶせて、
15～30分、室温で休ませてください。
milkの分量内で、生クリームやヨーグルト、
またはサワークリームを少量加えると
風味が増してサクッとした焼き上がりになります

◯おいしい焼き方
１袋で焼けるのは６～７枚です。
強火は厳禁、油は少なめに。
フッ素加工のフライパンやホットプレートは
油をひかずに焼くことができます。
鉄のフライパンなどに油をひくのは
初めの１回だけで大丈夫です。
油が多すぎたり、フライパンを熱しすぎると
パンケーキがチリチリに焦げて
固くなってしまうので要注意です。

火加減は弱めの中火。
１枚を表裏合計３分程度で焼きます。
（フライパンに流し込んだら
タイマーを３分にセットするといいですよ。）

レードルにすくい、動かさず生地を落とすと、
丸く自然な形に広がります。

２分ほどして、裏面をそっとめくって
ほどよいきつね色になり、
表面に気泡が現れてきたらひっくり返すサイン。
その気泡が大きくなる前に返すのが
ふっくら焼くコツです。
ひっくり返して、合計３分になれば焼き上がりです。

丸く焼く以外に、フライパンに全量を流し入れ、
大きなホットケーキのように焼いたり、
アルファベットや動物の形に焼いたりしても
楽しいですよ。

◯おいしい食べ方

焼きたてのパンケーキには、
有塩バターのスライスを、
冷たいまま、溶かさず、
いっしょに食べるのがおすすめです。

また、生クリームをオーバーホイップすると
ホイップバターになります。
アメリカンな気分なら、それをつけるのもおすすめ。
そのとき分離して出てきた水分がバターミルクですので、
焼く前につくっておき、生地に加えましょう。
生地に加えるときは、バターミルクと牛乳、
合わせて表記の水分量になるようにします。

メープルシロップも大切。
香りのよいダークなタイプがよく合います。

焼きたてを何枚も重ねて
フルーツジャムやホイップクリームをサンドして
レイヤーケーキのように。
目玉焼き、ベーコンやソーセージ、
ピクルスなどを添えてブランチにも。
ハムやチーズを挟めばサンドイッチになりますし、
うすくのばしてラップサンドにするのもいいですね。
「甘い」と「しょっぱい」を一緒に食べる、
「つめたい」と「あたたかい」を一緒に食べる、
そんな組み合わせもＯＫですから、
組み合わせをお好みでお楽しみください。

◯保存の仕方

焼いてから保存し、レンジで解凍すれば、
いつでもおいしく食べることができます。
焼いたパンケーキは、２枚づつアルミホイルで包んで
冷凍保存するのがおすすめです。
長く保存する場合は、霜がつかないように、
それを厚手のビニールバッグに入れてください。

解凍する際はアルミホイルをはずし、
２枚ともお皿に移し、軽くラップをして
電子レンジ（500W/強）で２分ほどが目安です。
機種によっても多少誤差が生じることがありますので、
様子を見ながら解凍してください。