野田琺瑯
スクウェア 琺瑯蓋付
SIZE
- S
- M
- L
1934年に創業した
琺瑯(ほうろう)専門メーカー、
野田琺瑯さんから、
伊藤さんがふだん使っているタイプの
琺瑯容器を仕入れました。
この「スクウェア 琺瑯蓋付き」は、
SML、3つのサイズで展開する、
同素材の蓋付き琺瑯容器です。
ころりとした印象のかわいらしいかたち。
蓋は、ぴったり嵌めこむタイプではなく、
「のせておく」という印象です。
いずれも食材や常備菜、残った料理などを容れて
冷蔵庫で保存するときに便利です。
蓋にくぼみがあるので、重ねて収納するとき、
安定感があります。
Sは、カレーなら1人前、
だしやスープだったら1~2人分、
残ったおかず1人前の
保存にもよいサイズです。
Mは、だしやスープなら4人分、
多めにつくった煮物や佃煮などにもよさそう。
Lは、牛乳1パック(1リットル)が入りますから、
ヨーグルトをつくったり、
味噌を容れて保存するのにも。
だしやスープなら6人分が入ります。
ちなみにMとLは、上部の縦横サイズは同じで、
高さがことなります。
野田琺瑯は、その創業当時、東南アジア向けに、
輸出用の琺瑯製品を主に製造していた会社。
戦後、病院で使われる衛生用品、
厨房で用いられる
丸形容器などを中心に知られるようになり、
「琺瑯容器は野田琺瑯」という信用を確立しました。
そして1976年、「きょうの料理」(NHK)に出演する
酒井佐和子さんと共同開発した
「漬物ファミリー」が大ヒット。
その後、電子レンジの普及や
安価な大量製品の出現によって琺瑯業界が不況に陥るなか、
少数ロットへの対応や、
何工程にも渡る丁寧な手作業での製品づくりによって
支持者を増やし、1990年代後半からは
インテリア雑貨としての地位を確立。
2003年には現在も続く人気シリーズ
「ホワイトシリーズ」を発売しました。
いまも機械に頼ることなく、
自社の工場で手作業による生産を続けています。
ウェブサイトはこちら。
http://www.nodahoro.com/
「ほぼ日」では2009年に
こんなコンテンツもつくっています。
素材
琺瑯(鉄の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの)
生産国
日本
サイズ
(S)11.2cm×10cm×高さ5.4cm
(M)13.6cm×12.8cm×高さ8.4cm
(L)13.6cm×12.8cm×高さ11.8cm
重さ
(S)約195g
(M)約380g
(L)約450g
容量
(S)0.32リットル
(M)0.8リットル
(L)1.2リットル
知っておいてほしいこと
・琺瑯の表面はガラス質です。衝撃や落とすなどのショックを与えないでください。
・ストーブの上でのご使用はおやめください。
・空焚きは絶対にしないでください。空焚きをしてしまった時は、
水などをかけずに自然に冷めるのを待ってください。・使用後は、洗い、よく乾燥させてください。
・金属タワシ、研磨剤などは、表面を傷つけますので、
ご使用にならないでください。・表示容量は経済産業省の表示法により満水容量表示です。
・製造工程上、鋼板の切断部にあたる端部(フチの部分)や、焼成時に、
吊り具で吊るした吊り跡・置き跡等、釉薬がかかりきらない箇所があります。
品質的には問題ありませんので、安心してそのままお使いください。・製造工程上、釉薬のかかりきらない部分、および衝撃や落下などで
表面のガラス質が欠けた時に露出した鉄地(にぶい銀色)の箇所は、
水分や酸、塩分が付着したままの状態にすると、サビが生じます。
鉄サビですので使用上の問題はありませんが、防止するためには、
ご使用後は水分を切り、乾燥させてください。
スタッフクレジット
写真|沖田悟
スタイリスト|伊藤まさこ
このシリーズに出会った時、
「これだっ!」とピンときて、
今まで使っていたばらばらのプラスティックのものを処分。
すべてまっ白で揃えた時の爽快感は忘れることができません。
以来、保存容器といえば野田琺瑯、
野田琺瑯といえばこのホワイトシリーズ、というくらい
私の中では定番になっています。
入れるのは食材だけにあらず。
綿棒やコットン、
またはこまごま散らかりがちな化粧道具の整理にも。
台所だけに限らず、
家のあらゆる場所で活躍してくれます。
(伊藤まさこ)