野田琺瑯
持ち手付ストッカー 角型L 琺瑯蓋付
1934年に創業した
琺瑯(ほうろう)専門メーカー、
野田琺瑯さんから、
伊藤さんがふだん使っているタイプの
琺瑯容器を仕入れました。
このストッカーは、ふだんよく使う調味料、
たとえば味噌、塩、砂糖などを容れておくのに
とても便利な容器です。
大きな持ち手がついていますから、
冷蔵庫や棚から出し入れするときにも便利。
蓋は本体と同素材の琺瑯製。
かちりとはめこむタイプではなく
「のせておく」という印象です。
野田琺瑯は、その創業当時、東南アジア向けに、
輸出用の琺瑯製品を主に製造していた会社。
戦後、病院で使われる衛生用品、
厨房で用いられる
丸形容器などを中心に知られるようになり、
「琺瑯容器は野田琺瑯」という信用を確立しました。
そして1976年、「きょうの料理」(NHK)に出演する
酒井佐和子さんと共同開発した
「漬物ファミリー」が大ヒット。
その後、電子レンジの普及や
安価な大量製品の出現によって琺瑯業界が不況に陥るなか、
少数ロットへの対応や、
何工程にも渡る丁寧な手作業での製品づくりによって
支持者を増やし、1990年代後半からは
インテリア雑貨としての地位を確立。
2003年には現在も続く人気シリーズ
「ホワイトシリーズ」を発売しました。
いまも機械に頼ることなく、
自社の工場で手作業による生産を続けています。
ウェブサイトはこちら。
http://www.nodahoro.com/
「ほぼ日」では2009年に
こんなコンテンツもつくっています。
素材
琺瑯(鉄の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの)
生産国
日本
サイズ
17.5cm×12.8cm×高さ11.8cm
重さ
約475g
容量
1.2リットル
知っておいてほしいこと
・琺瑯の表面はガラス質です。衝撃や落とすなどのショックを与えないでください。
・ストーブの上でのご使用はおやめください。
・空焚きは絶対にしないでください。空焚きをしてしまった時は、
水などをかけずに自然に冷めるのを待ってください。・使用後は、洗い、よく乾燥させてください。
・金属タワシ、研磨剤などは、表面を傷つけますので、
ご使用にならないでください。・表示容量は経済産業省の表示法により満水容量表示です。
・製造工程上、鋼板の切断部にあたる端部(フチの部分)や、焼成時に、
吊り具で吊るした吊り跡・置き跡等、釉薬がかかりきらない箇所があります。
品質的には問題ありませんので、安心してそのままお使いください。・製造工程上、釉薬のかかりきらない部分、および衝撃や落下などで
表面のガラス質が欠けた時に露出した鉄地(にぶい銀色)の箇所は、
水分や酸、塩分が付着したままの状態にすると、サビが生じます。
鉄サビですので使用上の問題はありませんが、防止するためには、
ご使用後は水分を切り、乾燥させてください。
スタッフクレジット
写真|沖田悟
スタイリスト|伊藤まさこ
味噌入れにしているこちら、
冷蔵庫の一番上が定位置なのですが、
持ち手がついているので出し入れがとても楽。
ずしりと重いものでも、
この持ち手でその重みを支えることができるので、
安心感があります。
味噌だけでなく、シチューやカレーなどを入れても。
このまま火にかけて温めることもできるので
(やけどには十分ご注意くださいね)、
前日のカレーを温めてひとりの昼ごはん、
なんて時にとても重宝しています。
(伊藤まさこ)