サイザル手マルシェカゴ

本体だけではなく
持ち手までサイザルアサを使用し、編まれたかごです。
アサという名前がついていますが、
サイザルは麻の仲間ではなく、
リュウゼツラン属の植物。
リュウゼツランはメキシコで
テキーラをつくるのにも使われる植物です。
２メートル近く、剣のように伸びる葉っぱが特徴で、
その繊維がじょうぶなことから、
麻のように使われるようになったといいます。

「マルシェカゴ」というのは、
フランスで、市場に食材を買いに行くときに
使われるタイプのかご。
口がおおきく、底がすこしすぼまったかたちで、
もともとはモロッコでうまれたものが、
フランスにやってきて、定着したのだそう。

食材だけじゃなく、家で散らかりがちな小物や
おもちゃ、布製品など、
「何でも放り込んでおける」のが、
このかごのいいところです。

仕入れ先の「松野屋」さんは、
町工場や農村などでつくられる
素朴な日用品を扱う「荒物（あらもの）問屋」さんです。
谷中という、東京の下町に直営店を構え、
ほうきやちりとり、ざるなど、
以前は簡単に手に入ったのに、
いまではなかなかお目にかかれないものを集め、
販売をしています。
（ウェブサイトはこちらです。）