島るり子
筒型湯のみ
COLOR
- 粉引
- 黒釉
伊那を拠点に作陶をつづける
島るり子さん手づくりの陶器です。
「この筒型湯のみ、わたしは、
玉露などに使うこともあります。
また、友人は酒器に使ってくれています。
2歳くらいの子供も、丁度、手に持てますので、
ひとりでカップで飲めるようになった
友人のお孫さんにプレゼントをしたことも。
大切に使ってくれていると聞き、嬉しく思っています。
(まだ割れたと言うお話は聞いていません。)
プラスチックのカップではなくて
筒湯呑みで飲みたがってくれるということで、
おいしいと思ってくれているのかしら??
とっても嬉しいことです」
と、島さんは話しています。
色はふたつ。
今回あたらしく登場するのが「黒釉」で、
焼くと黒色に発色する、
鉄分の多い釉薬を使っています。
島さんは、最後にひとつひとつ
サンドペーパーで仕上げています。
(そのため、白っぽい跡が残っているものがあります。)
「粉引」(こひき)は、鉄分の多い、
やわらかな赤土の上から白い化粧土をかけ、
釉薬で仕上げたものです。
粉引の個性として、水や湯につけると
赤土と白土のあいだに水分が入り、染みが浮きます。
乾けば消えますが、その染みを最小限にとどめるため、
最初にお使いいただく前に
「目どめ」をしていただくことをおすすめします。
たっぷりの鍋に米のとぎ汁を入れ、
冷たい状態から沸騰させ、15分ほど煮て、
そのまま冷ましてから洗って乾かします。
そうすることで隙間に米のでんぷんが入り、
染みがつきにくくなりますよ。
「私はいろんなタイプの器を作っていますが、
様々な使い方をしていただけるようにと思っています。
“料理が何だか美味しそうに見えるから嬉しい!”
そう言ってもらえるとバンザ~イです。
“つい毎日何かを盛り付けて使っている”
と言っていただくと、
一つ一つ丁寧に作ろうと、励みになります」(島さん)
素材
陶器(粉引き、黒釉)
サイズ
高さ:約5.8~6.1cm
直径:約5.3~6.5cm
容量:約120ml
※個体差がありますので、目安のサイズ感です。
重さ
約73~88g
※個体差がありますので、目安の重さです。
生産国
日本
知っておいてほしいこと
・ひとつひとつ手づくりのため、
かたちや大きさ、焼き色に個体差があります。
陶器は釉薬のかかりかたによって、色ムラがあったり
焼いている最中にできた、
貫入(かんにゅう)やゆがみが見られる場合がありますが
風合いとして、おたのしみいただければと思います。・ひとつひとつ手づくりのため、
同じサイズの商品であっても
サイズの違いがありますので、ご了承ください。・ひとつひとつの違いについて詳しくは、
こちらのページをご確認ください。・粉引きの器は、
鉄分の多い赤土の上に、白い化粧土をかけます。
釉薬は透明なので、粉引きの白は土の色です。
はじめに水や湯などにつけると、
写真のように、グレーのしみが出て広がりますが、
これは赤土と白土の間に水が入るために生じるものです。
乾き始めるとシミは消えます。・粉引きの器は、使い始めに米のとぎ汁で煮るか、
シミが全体に広がるまで、十分水につけてから
お使いいただけると、
食べ物のシミなどがつきにくくなります。・粉引きの器は、
ピンホールと呼ばれる小さい穴や、
ひびのように見える貫入から
水などがしみこみ、徐々に色が変わるなど、
使っていくうちに成長する器です。
その変化をおたのしみください。・ひとつひとつサンドペーパーで仕上げているため、
黒釉の器で、白っぽい線上の跡が残っているものや
全体的に白っぽい質感になっているものがありますが、
品質に問題はありません。
使っていただくうちに、薄くなります。・食洗機をご利用いただけます。
・電子レンジはご利用いただけます。
・こちらの商品は海外発送をしておりません。
スタッフクレジット
写真|有賀傑
スタイリング|伊藤まさこ
持った感じがいいんです。
手の収まり具合とか、
重さとか。
「湯のみ」としていますが、
もちろん他の用途としても。
小ぶりなので、甘酒や日本酒を入れて。
またはお客様が来た時のスターターとして、
ポタージュや摺流しを入れても。
コーヒー好きな友人は、
エスプレッソを入れようかななんて言っていて、
なるほど!
粉引と黒釉、
どちらかお好みの色に統一するのもすてきですが、
私は1つずつ揃えて、
色の違いを楽しもうかな、と思っています。
使い方コンテンツもどうぞご参考くださいね。
(伊藤まさこ)