東屋

磁器のお皿

TYPE

  • オーバル皿 石灰釉・小
  • オーバル皿 石灰釉・大
  • オーバル皿 土灰釉・小
  • オーバル皿 土灰釉・大
  • 丸皿 石灰釉
  • 丸皿 土灰釉

今回できあがったのは、
丸いお皿とオーバル皿大小。
色は、天草の白い陶石を生かして、
まっ白のものと、
土灰釉という釉薬をかけた、
ちょっとうすいブルーがかったものの2色です。

オーバルの直径は大きい方が34センチほど、
小さい方は約24センチ。
丸いお皿は約21センチ。

どれもすっきりとしていて美しく、
繊細な表情をしています。
料理を盛ってテーブルに置くと、
その場所の空気がきりりとする。
少し緊張感があるところも気に入っています。

リムの内側にあるラインは、
時に「料理はここまでね」という境界線になることもあれば
(チャーハンを盛った時のように)、
その境界線を飛び越えて、盛りつけることも
(グリーンの蒸し野菜の写真のように)。
デザインでもあり、
またデザインを感じさせないさりげなさも併せ持つところは
さすが、猿山修さんのデザインです。

また、お箸もナイフやフォークなどのカトラリーとも合うのが、
この器のよいところ。
和にも洋にも、中華やちょっとエスニック風など、
あらゆる料理を受け止めてくれる、
懐の深い器です。

(伊藤まさこ)

熊本県天草地方で採れた
単一原料の陶石を使用した磁器のお皿です。
国内最高品質の白磁原料を、
長崎県波佐見町の白岳窯で焼き上げました。
伊藤まさこさんが監修、
猿山修さんがデザイン、
東屋の熊田剛祐さんが制作の指揮をとって、
5年の歳月をかけて完成したものです。

大きさは、
小さめの丸皿、
小ぶりのオーバル皿、
大きめのオーバル皿の3つ。
それぞれ、釉薬の違いにより、
白と、うすい青、2つの色をつくりました。
オーソドックスでシンプルな仕上がりなので、
いろいろな料理にお使いいただけます。
スタッキングしやすく、かろやかで、
重ねた姿もきれいな形状をしていますよ。

色のちがいは、釉薬のちがいです。
「石灰釉」は透明な釉薬なので、
白い生地が艶やかに際立ちます。
「土灰釉」は天然の灰から作られた釉薬で、
やさしい青みを帯び、
所どころに見られる小さな黒点などが
味わいのある雰囲気です。

天草の陶石は、やわらかさが特徴。
ですがこういった大きく薄いものをつくるのは、
焼成中のゆがみがでやすいため、
それを想定した原型づくりが大きな課題でした。
これを解決してくださったのは、
猿山さんと長く組み、様々なデザインを具現化してきた
有田で活動する、原型師の金子哲郎さん。
完成した原型をもとに、長崎県波佐見町の白岳窯で、
きれいなエッジが出るように、より手間をかけ、
丁寧に仕上げを行っています。

石灰釉:白
土灰釉:薄緑

素材

石灰釉:天草陶石、石灰釉
土灰釉:天草陶石、土灰釉

サイズ

(丸皿)直径:約21cm、高さ:約3cm
(オーバル皿・小)長辺:約24cm、短辺:約16.9cm、高さ:約2.4cm
(オーバル皿・大)長辺:約34cm、短辺:約24cm、高さ:約3.4cm

重さ

(丸皿)約370g
(オーバル皿・小)約300g
(オーバル皿・大)約930g

生産国

日本

知っておいてほしいこと

  • ・材料の高騰につき、2023/1/26販売分から、
    オーバル皿(小)の価格を変更します。

  • ・土灰釉は鉄分などを含む釉薬のため、
    お皿に小さな黒点がありますが、
    それが良さであり、面白味です。
    くわしくはこちら

  • ・電子レンジ、食洗機をお使いいただけます。

  • ・オーブンの使用はできません。

  • ・おつかいのデバイスによって、
    表示される色味は、微妙に異なります。
    そのため、じっさいにお手元に届いたとき、
    お手持ちのデバイスでご覧になっていたときの印象と
    少しちがった色味にみえる場合があります。

スタッフクレジット

写真|有賀傑
スタイリング|伊藤まさこ