湯浅景子

パキスタンのうちわ

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撮影中、興味深かったのが、
weeksdaysチーム内での会話。
どれもいいけれど‥‥
「でも私はこれ!」とか、
「私はこちらがお気に入り」など、
みんな欲しい版画がそれぞれ違いました。
版画を前にしながら、
自分の部屋をイメージ。
こういうところから部屋作りってはじまるんだよなぁ‥‥。

このパキスタンのうちわは、
綿密な網目がポイント。
一見、シンプルで「かわいい」とさえ思える
湯浅さんの版画ですが、
じっと見入ると、
時おり凄みを感じる。
見る人を惹きつける作品になっています。

(伊藤まさこ)

この「パキスタンのうちわ」は
画家・湯浅景子さんが、いつものように
線を引っ掻いて版を描き、インクをのせてプレスした
紙凹版画に、
角度によって光の見え方が変わる
丸い紙のコラージュを1点ずつあしらったもの。
湯浅景子さんがはじめて挑戦したという、
版画作品のシリーズの1点です。

版画は多くの枚数を刷れそうなイメージですが、
こちらは「紙」を版としているため、
また、昔のプレス機を使っているため、
繊細で多くは刷れないのだそう。
失敗と試行錯誤を繰り返しながら、
ひとつの絵柄あたり10枚を刷っていただきました。

そもそも、線の出かたやインクの載りかたなど
1枚ずつ表情が違う湯浅さんの版画ですが、
さらに手を加えたことで、すべてが1点ものの作品に。
モチーフはどれも湯浅さんのご自宅にあるもので、
“無作為の形”がうつくしい民具です。
ここには10点それぞれの写真を掲載していますので、
飾る場所に合いそうな
「ピンときた」一枚をお選びくださいね。

額縁は家具職人のご友人に作ってもらったもの。
ナラの木(ホワイトオーク)を使用し、
釘や接着剤を使わずに木を組んだ、
細部まで美しいオーダーフレームです。
マットも含め、すべてが湯浅さんのプロデュースと
手仕事による1点ものなんですよ。

「版画の作品を発表するのは今回が初めてです。
はじめはプレス機の使い方も分からずに
失敗の連続でしたが試行錯誤を繰り返すうちに、
『紙』を版とした凹凸で
線や形が表れるのが楽しくなりました。
表情が違う一枚一枚にさらにコラージュをしているので、
私にとっては限りなく原画に近い仕上がりとなりました」
(湯浅景子さん)

素材

版画:紙版画、紙、インク、コラージュ
額:木(ホワイトオーク)、アクリル、マット

サイズ

額装寸法:450×365ミリ

生産国

日本

知っておいてほしいこと

  • ・本品は海外発送はしておりません。

  • ・高温多湿はお避けください。

  • ・額は木製のため、木目や色合いが1点ずつ異なります。

  • ・同じ絵柄でもそれぞれに表情が異なりますので、
    ご希望の品番にお申し込みください。

  • ・パソコンやスマートフォンの環境によって、
    色や質感などが、実物と違う印象にならないよう、
    十分注意しておりますが、
    若干、色が違って見えるため、印象が違う場合があります。

スタッフクレジット

写真|有賀傑
ヘアメイク|草場妙子
スタイリング|伊藤まさこ
モデル|玉井祐子(身長 168cm)

モデル着用アイテム

ワンピース¥38,500/SLOANE

SLOANE http://www.sloane.jp