NAGATA
怪録テレコマン!
hiromixの次に、
永田ソフトの時代が来るか来ないか?!

第67回 パイロットの日常 〜その5〜

前回、パイロットの方にこうお訊きしました。
「飛行機って急げるんですか?」
パイロットの方はこう答えました。
「できますよ。ふだんは最高速度まで出してませんから」
続いて、さらにこう訊いてみました。
「近道行きます、っていうわけにはいかないですよね?」
するとパイロットの方はこう答えました。
「できなくはないですよ」
ええっ! そんな驚きが満載のパイロットシリーズ。
今回も驚愕の事実が明らかに‥‥!

木下 スピードの話でいうと、
飛行機の飛ぶ高度によって、
速さってけっこう変わるんですよ。
永田 気圧の問題とかですか?
木下 いや、気流です。
ジェット気流とか雲の影響とか。
永田 あ、気流か。
木下 ふつうは燃料の消費がいちばん少ない高度、
揺れの少ない高度を選んで飛ぶんですけど、
それを度外視して急ぐのであれば、
「ちょっと揺れるけど急ぐか」ってことも
可能は可能ですね。
永田 気流に乗れば。なるほど。
じゃあ、人気のある気流というと変ですが、
けっこう同じ高度をみんな飛んでたり?
木下 そういうことはありますね。
ほかの会社の飛行機が同じ時間帯に飛んでると、
どうしてもどこかで
ルートが重なっちゃったりするから。
永田 けっこう近くを飛んでたり?
木下 ええ。抜かれたりとかね。
永田 「抜かれたり」(笑)!
木下 まあ、そういうときはなるべく
「抜ける」ようにしますが。
永田 あはははははは、
またスポーツみたいな話になってきた(笑)。
木下 高度をちょっと変えれば、
かなりスピードが違ったりしますからね。
永田 やっぱり、張り合うような
気持ちも生まれてきたり?
木下 そうですね。
永田 あははははははは。
木下 それはもう、自己満足かもしれません。
永田 自己満足(笑)。
木下 とくに下から抜くと気持ちいいんですよ。
永田 (爆笑)
木下 ふだん飛行機って下から見上げたり
できないでしょう(笑)?
永田 それはその、急ぐというよりも、
ただ純粋に‥‥。
木下 抜きたい!
永田 うははははははは!
木下 あ、だからといってびゅんびゅん飛ばして
ムチャな操縦をしているわけではないですよ!
あくまで、常識の範囲内で。
永田 はい(笑)。
あと、パイロットの性格とかもありそうですね。
木下 ああ、そうですね。
そんなのぜんぜん気にしない人もいるし。
永田 そのへんは車といっしょですね。
木下 そうですね。

(続きます!)

永田ソフトさんへの激励や感想などは、
メールの表題に「永田ソフトさんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2004-02-03-TUE

BACK
戻る