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糸井 |
青山には、髪ゆいさんたちが、
どんどん押し寄せたでしょう?
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タモリ
| 押し寄せましたね。
無免許の人たちもふくめて。
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中沢
| (笑)
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糸井
| 髪をきる、服をきる、
ということで町ができてくる。
それも大きく考えれば、
1万3千年の歴史を
ひきずっているんですね。
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タモリ
| それから
あの銀座の
高速道路を隔てたあたりから
新橋ががらっと変わるという。
あれはあの金春芸者というのが
気取りすぎたわけですね。
で、名古屋のほうから
それじゃいけないっていうんで
おきゃせ芸者っていうんですか、
それで、人気を博したんですね。
それであそこはおもしろいんですけども。
あそこを歩くと、
銀座の道路を境にして、
ドトールコーヒーが、
名前を変えるんですね。
銀座側は
「カフェ・ドゥ・ドトール」
って書いてあるんです。
新橋の高速道路のところに
またドトールあるんですけども、
あれはそのまま
「ドトール」って書いてあるんです。
俺は、
あの高速道路が好きで、
いつも
あっちへ行ったり
こっちへ行ったりするんですよ。
世界がかわるんです。
高速道路の下の店っていうのも、
これまた不思議な世界があるんですけど。
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中沢
| ああいう
境界上のところの店って
おもしろいですよ。
日本全体で言ったら、
名古屋がそういう境界かな。
そうすると
そこにある食べ物は、
おもしろいもの出すだろうな、
と思いますよね?
で、やっぱりそうなんですよ。
名古屋のものは、
おいしいし、おもしろいし、
ある特別な魅力がありますね。
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タモリ
| 今、名古屋ブームですからね。
「名古屋食」と
言われているらしいんですよね。
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糸井
| 境界って、
向こうのものとこっちのものを
取り入れられる食ですよね。
みそカツとか。
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中沢
| 境界はまた
ガード下でもある。
秋葉原店も
もともとは、
ガード下のものですよね。
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糸井
| ははぁ。
まったくそうです。
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中沢
| 神田からガード下に
ラジオ部品が並んだし。
(明日に、つづきます)
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2006-01-02-MON
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