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タモリ |
たくさん、
いろんな本を
出したりということで、
企業の研修なんかでも
できるところがあれば
おもしろいな、
と思うんですよね。
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中沢 |
大学という知的生産場が
どんどん
小売化しはじめてるんですよね。
文学部が
なくなっていってしまうわけで。
もちろん、文学部が
そんないいことやっていたわけではない、
ということもわかるんだけど。
そこを潰していくことによって、
何か大事なことが
なくなってしまうんですよ。
文科系の人たちは、
いまや文科省が
がっちり管理下においちゃってますから
研究課題とか研究内容なんかも、
管理されてしまっているわけですよね。
COEとか見ても
ぼくは魅力的に思わないですよ。
こんなこと研究しても
まったく意味がないじゃんというものばかりに
税金を払って、大枚を払って
学者の人たちは無駄遣いをしているわけですよ。
そんなことしたくないなあ。
あまり国家管理が及んで来ないところで、
しかもこの斜陽の人文系という学問の中に
残されている可能性を探らないと。
人間科学なんだから
そういうところが大事じゃないですか。
今の日本の大学の中で
そういうものを生き延びさせていくには
どういうトリックが必要かということを
ずっと考えていたけれども、
もはや芸術しかないなと。
そういうことなんですよ。
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糸井 |
芸術というのは
付加価値そのものだし
オリジナリティそのものだから
大量生産がきかないんですよ。
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中沢 |
そうなんです。
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糸井 |
しかもみんなが
生みだす力があるんですよ。
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中沢 |
ぼくは、日本の大学の今の潮流とは
ぜんぜん違う方向にターンしたいんです。
都心部へでないぞ、
ぼくは多摩の森だぞ、と。
縄文の基地だぞって。
そこは拠点としては
大事なことなんだけれども、
ただ活動はとにかく
アースダイバー地図によって
やろうと思いますから
江戸前の岬に向かって
進出していくんですね。
そういうふうに
していこうと思うんですけれど、
ある意味でいうと
日本の大学の学問を
生き延びさせたいんですよ。
(明日に、つづきます)
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2006-02-06-MON
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