- 福田
- どうですか? どんな国なんでしょう、
イスラエルって。
- 宮川
- 皆さん、「イスラエル人って、こういう人」
「イスラエルって、こんな国」っていう
イメージがあるかもしれないですけれど、
実はすごい多国籍なんです。
今、僕がやりとりしている人は、
もともと南米に住んでいた人であったり、
オーストラリアから移住してきた人であったり、
ずっとイスラエルで生まれ育った人だったり、
アメリカからの人もいたりで、
しかもみんなとてもオープンです。
日本人、東洋人に対する偏見もまったくありません。
僕は、いつも思うんですけど、
人ひとりひとりの集まりが国なんですよね。
だから国ではなくて
結局「その人」とちゃんとしゃべれているか、
それが大事なんだろうなって。
イスラエルのNAOTの人たちとは、ふだんも、
子どもの写真を送り合ったり、
ワールドカップの話をしたり、
本当にたわいもない日常の会話をしています。
だからイスラエルの国がっていうよりも、
「あのみんなが住んでる国なんだな」
というイメージです。
- 福田
- なるほど。わかります。
「それがたまたまイスラエルやった」
っていうだけの話ですよね。
- 宮川
- どこの国にもその国その国の
いいところがあると思うんですけど、
イスラエルはすごくご飯もヘルシーでおいしいし、
ワインもおいしいし、行ったら楽しいですよ。
- 福田
- 国というよりは、
人と人の付き合いでっていう話を聞くと、
なるほどなぁと思います。
「あの国は」って思いがちだけれど。
- 宮川
- NAOTの工場は、ムチャクチャ田舎なんです。
本当に牧歌的なところです。
ふだんはメールとか電話でしか
やりとりができないので、
やっぱり現地に行くと、
いろんなことが決まりますよね。
やっぱり人と会って仕事するのは
大事やなぁって思います。
▲いつも家族や子供の話をしています。
- 福田
- イスラエルに行きたいなぁと昔思ったことがあって、
それは、死海ってあるじゃないですか。
肌が弱かった時期に調べていたら、
死海に行くと、皮膚の病気が治るんですって。
ちょっとしたリゾートみたいな
療養施設もあるそうなんです。
- 宮川
- 効くと思います。でも、
ちょっとした傷口とか死ぬほど痛いですよ。
- 福田
- 入られたことって?
- 宮川
- あります。メチャすごいですよ。
泥パックとかしてスベスベになるし。
- 福田
- 死海に浮かぶカッパですよ。
- 宮川
- ぶわははははは!
- 福田
- 笑いすぎですよ(笑)。
髪の毛切って、カッパ感は薄れたと
思うんですけどね。
ところで今回のTOBICHIは
どんな感じになるんですか?
- 宮川
- 新作のブーツが出ますよ。
サボも、実は新色が出るんです。
- 福田
- おぉっ。
- 宮川
- ところが入荷が遅くなってまして、
9月に予定してたのに、まだ入ってきてないんです‥‥。
もし間に合わなければ、
サンプルで見ていただいて、
サイズ合わせは別カラーでしてもらう感じに
なるかもしれないです。
これがサボですね。新色はこれです。
▲サボの新色!
- 福田
- わぁ、かわいい。
- 宮川
- ちょっと秋冬っぽい感じの色が多いです。
サイズは41まであるんです。
それからメンズも新しい靴を出します。
メンズはラインナップは多くないんですけれども、
最近、茶色を求められてる方が増えました。
- 福田
- 革はどういう革なんですか。
- 宮川
- 牛革なんです。
加工の違いで、リードとか質感が変わります。
革の加工そのものはイタリアで、
組み上げはイスラエルでやっているんです。
▲靴底は世界地図になっています。
- 宮川
- 日本って、どこだろう。
ここかな?
- 福田
- これじゃないの?
これや。
北海道はあるけれども、九州はないような気がする。
こうして見ると、ぼくら、ほんとうに
「極東」にいるんですね。
いつかイスラエルにご一緒しましょう。
- ──
- 死海に河童を浮かべましょう。
- 宮川
- ぜひ!
(おわります。TOBICHI2での
「冬のポンテとナオト展」ぜひいらしてくださいね!)
2016-11-17-THU