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ソブちゃん、テレビにはたくさん出てるけど、
こんどは『情熱大陸』ですって。 |
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ヒャー、すごい。
30分たっぷり味わえるってわけですね。 |
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だいじょうぶかなぁ。
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『課外授業 ようこそ先輩』にも出てたけど、
だいぶ異色でしたよね。 |
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うん。すごかった。びっくりした。
祖父江さん、元気なんですか? |
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じつは、こないだ用事でお電話をいただいて、
あいかわらずお忙しいですか、という話をしたら、
「んも〜ヒマでヒマで、
毎朝起きて何しよっかなー、って
考えちゃうくらいですょ〜」
とか、おっしゃってました。 |
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‥‥‥‥。 |
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でもそれ、出張校正中に印刷会社から
掛けてきた電話だったんだよ。 |
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それって、試験勉強の前日に
何の勉強もできてなくて
ちょっとずつ各教科に手をつけただけで
わけわかんなくなってる、
あの状態といっしょじゃないですか。
やだー。ほんとやだー。 |
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あんなに迫られてる人生って
ないですよ。 |
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よく生きてられるなと
思うほどすごいです。
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A型の私たちにはムリですね。 |
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くり返しますが、その祖父江さんが
『情熱大陸』に出るんですよ。 |
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すごすぎる。 |
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録画必須です。
その場の思いつきで、
こまかいところでいろんなことを
やるでしょうから。 |
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おじいさんとおばあさんのポーズとか?
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せっぱ詰まった瞬間に
ギターをかき鳴らしたり。
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背景に、オフィスの
おもしろいものが映り込むかもしれないし。
生きてるトカゲとか。 |
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そういえば最初の打ち合わせで、
生きてるセミを顔に飛ばされたね。 |
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そうだね‥‥、あれは驚いたね。
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あのさ、祖父江さんから学んだことって、
ありますか? |
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あるある。
生きていくうえでのあくなき挑戦、ってやつ? |
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‥‥うっそー。 |
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ごめん、うそでした。
てきとうだったよ。 |
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うひゃあ。 |
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ちゃんと言います。
祖父江さんのすごいところは、
祖父江さんが教えてくれるものは
すっごくおもしろくなる、ってところです。
「ここのね、これがこれがこうなってて
おもしろいんだよー」
って、あたしゃ、あの人形劇みたいの、
えーっと、なんだっけ。 |
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じょうるりだよ、じょうるり。 |
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そう、浄瑠璃!
真夜中に1時間くらい
浄瑠璃についての話を聞いて、
すっごいおもしろかったんだもん。 |
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仕事で徹夜してんのに、
仕事に関係のない空白の1時間‥‥。 |
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そうだね‥‥そういうの、いっぱいありました。 |
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でも、そういった、宝物みたいな時間を、
いろんな人といろんなものに
与えてくれるのが祖父江さんだと思います。
それがテレビで放映されるなんて、
とてもとてもとてもうれしい。
ほんとうに、遊ぶように
毎日毎日お仕事をしてくださいまして。 |
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ほーんと、そう。
仕事で遊びすぎて
ご自分の首をしめてるんだよね。
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結局、我々は祖父江さんの事務所に
何泊したでしょうか? |
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20泊はくだらないんじゃないかな?
事務所のスタッフのみなさん、
床で寝る我々にやさしくしてくださいましたね。 |
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ほんとにね。
この青い服の方、
お名前もよく知らないままだったけど
やさしかったね。
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わけわかんないのに
いっしょに「入稿ばんざーい」って
言ってくださいましたね。 |
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スタッフのみなさんも
『情熱大陸』の画面の端っこに
映ったりするかなぁ。 |
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仕事をしていると思っていた祖父江さんが
忽然と椅子から消えて、
そのまま朝になったこともありました。 |
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そういうときは、
私たちもいったん帰って、
祖父江さんの事務所の前の
植え込みみたいなところに潜んで
スタッフのどなたかが出社されて
カギを開けてくれるのを
待ち伏せしたりしていました。 |
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完全に頭がおかしくなってましたね。 |
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でも、ほんとうに、
祖父江さんは、
ちゃんとした仕事をしてますよね。 |
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してるよ、そりゃあ。
お仕事っぷりも、
番組でたくさん観られるといいなぁ。
祖父江さんの装丁した本って、ぜったい
取っておきたくなりますもんね。
本にいろんな工夫や仕掛けがあって
探すのがたのしいし。 |
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本屋さんで祖父江さんのお仕事に出会うたび
ほんとに頭が下がります。 |
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そして、いっしょにお仕事をされた
印刷会社さん、編集者のみなさん、
著者のみなさんにも頭が下がります。
祖父江さん、あんなに寝なくて
いいのかな。
つらくないならいいけどね。 |
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つらくないよ、もう。 |
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だって、何日目かの徹夜の日、
髪がすごいことになってたよ。
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ヒャハ‥‥ハ‥‥(悶絶)‥‥! |
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とにかく、日曜日はテレビだ。 |
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豆まきしながら、観ようね!
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