ほぼにちわ、「ほぼ日」のスガノです。
今日は、ガチャピンとムックに
登場してもらって、
彼らの夢が叶ったお話をしたいと思います。

まず、ことのはじまりは、
『谷川俊太郎質問箱』の102ページにある
ガチャピンによる、
谷川俊太郎さんへのメッセージでした。

「お願いです。ぼくたちの絵本を作ってくださーい」

これに対して、谷川さんは本の中で、
「いっぺんうちに遊びにくれば？
　おみやげは紙風船か、ガラスのおはじきでいいです。
　阿佐谷パールセンターの
　『ねじめ民芸店』で売ってます」
と答えていました。

そこで、ガチャピンとムックは、
約束どおりのおみやげを買って、
谷川さんのお家を訪ねることにしたんです。

谷川さんに指定された
「ねじめ民芸店」にやってきました。

ガチャピン、ムック、迷ってます。
買うのはおはじきと、紙風船だよ。

そうそう、それそれ。
あ‥‥竹とんぼは、きっといらないよ。
（ムックの頭に似たようなものがついてるけど）

ええと、お金を‥‥。
ガチャピン、がんばれ。
ぜんぶで680円ですって。

こんなときは、店員さんやムック、
みんなに助けてもらって、
支払い完了。

おみやげをしっかり手にして、
谷川さんのおうちに向かいます。

ほら、着いたよ着いたよ。

ほら、焦んない、焦んない。
呼び鈴を押すんだよ。

あ、ガチャピンが押すのね。
そうそう、ピンポーンと。

‥‥届かない。

前へ前へ、もっと自分を前へ。
前進あるのみ。

ピンポーン！

あ。わーぁ！

「このくらい開けないと入れないね。
　ようこそ、どうぞ」

おじゃまします。

ムック‥‥はいれる？

ムック‥‥廊下、進める？

明日につづきます。