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‥‥いろいろ案は出たけどね。 |
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はい。 |
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やっぱり「本気」でやりたいじゃない。 |
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そうですねー。 |
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誰を呼んでもいいんだろ? ゲストとか。 |
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そのようでございますね。 |
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我々が「本気」でやってるところを、
見てほしいならば。 |
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ならば。 |
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社内のミーティングを、
やればいいじゃないか。 |
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え、壇上で、公開で? |
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だってあれ、みんな本気だろ?
オレを含めて。 |
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たしかにそうですけど‥‥。 |
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つまりオレが出演者で、
ゲストとまでは言わないけども、
きみらとミーティングするわけ。 |
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いやいやいや。 |
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ちなみに何のミーティング
しはるつもりですか‥‥? |
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それは、これから決めればいいじゃない。
そのとき話し合わなきゃなんないこと、
何かあるだろうし。 |
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いやいやいや。 |
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山下さんなんて、
持ってるマイクが暴れ出すんですよ?
緊張で。
まるで水の勢いの強いホースが
暴れ出すみたいに‥‥。 |
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人呼んでヤマシタの
ダンシング・ホースですよ? |
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ええ、とある専門学校で
講師の依頼を受けたときに、
こうやってマイクを持った右手が‥‥。
ああっ!
いまこの場ですら、すこし震えてる‥‥! |
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わはははは。 |
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いやいやいや、わらいごとでは‥‥。 |
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ふだんから無口なおっくんなんか、
壇上にあげたら
きっとひと言もしゃべんないですよ。 |
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‥‥。 |
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セットは組んでいいの!? いいの!? |
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ひとりだけワクワクしてる人がおるで。 |
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事務所と近いし、
通信的な何かで遊んでもいいスよね。 |
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しかしですね、
イトイさんは慣れてるじゃないですか。 |
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そうだそうだ! |
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オレだって別に慣れてないよ。 |
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でも我々、ドしろうとですよ? |
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しってるよ。 |
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ドしろうとのこわさを、
なめちゃあいけませんぜ。 |
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そうだそうだ! |
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そうだそうだ! |
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うるさいっ!
だいじょうぶ、たぶん何とかなる!
外部から、
誰かゲストを呼んだっていいんだし。
じゃ、何のミーティングにするかは、
おいおいね。 |
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どうなることやら‥‥。 |