ほぼ日初の「小説」として、
この４月まで１年以上の長きにわたり
連載された
大沢在昌さんの『絆回廊 新宿鮫Ｘ』。
シリーズ累計600万部を越える
傑作ハードボイルドの記念すべき第10作が、
６月２日、
ついに単行本として発売されました。
祝！ うれしい〜！
単行本の装丁は「眠らない街、新宿」のイメージ。
Amazonでのおもとめはこちらからどうぞ。
こんにちは、ほぼ日の奥野です。
『絆回廊』の担当をさせていただきました。
思えば、
光文社さんから連載のお話をいただいたのは
2008年の夏ですから、
ずいぶんと、なが〜いプロジェクトでした。
連載が決まったとき、
著者の大沢在昌さんと糸井重里で
対談してもらったんですが‥‥。
ハードボイルド作家・大沢さんは
これまで、ほぼ日に
あんまり登場しなかったタイプのかた。
そのこともあってか、
糸井との対談は、かなり反響がありました。
ホントにおもしろいので、ぜひどうぞ。
その他にも、われわれ「鮫」チームは
「新宿鮫」という本丸が
ドッシリ控えているのをいいことに、
さまざまな企画を
スピンアウト的にやらせていただきました。
鮫シリーズ大ファン 勝村政信さんインタビュー
二通目のラブレター。
ファン代表、俳優の勝村政信さんに取材。
勝村さんが「新宿鮫」を好きすぎたため、
インタビュー原稿が
まるで鮫島警部へのラブレターのように
なってしまったというもの。
なお、鮫とは関係ないですが
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』での
思い出話も、おもしろかったです。
高田純次さんの、すごいエピソードだとか‥‥。
大沢さんが「大大大ファン」であるという
居酒屋探訪家の太田和彦さんと
新宿の居酒屋で、対談していただきました。
時期は去年の冬です、なつかしいなぁ。
大分郷土料理のお店だったんですけど、
出てくるものみな、おいしかったです。
さすがは
『ニッポン居酒屋放浪記』の太田さん！
北海道大学のサメ博士・仲谷一宏教授に
本物のサメについて、
はるばる函館まで、取材にも行きました。
冒頭、少々困惑気味の仲谷先生に
「本物のサメの話はできるけど、
小説の新宿鮫とは
まったく関連しないと思うんだけど‥‥」
と言われてしまったほどの
スピンアウト中のスピンアウトです。
そして‥‥最後のスピンアウト企画にして
大沢さんサプライズ企画が、
ただいま、
ちゃくちゃくと準備されつつあります。
そうです‥‥おぼえていますか、あの企画。
大沢さんには絶対ナイショで！
大沢在昌さんサプライズ大作戦。
『絆回廊』の最終回が更新された日の翌日、
４月23日（土）から４月29日（金）までの間、
ほぼ日のどこかに
上の写真のような隠しトビラが存在しました。
この問に「いいえ」と答えると、
このような隠しページに、入っていけたのです。
詳しくは、
上記ページを読んでいただきたいのですが、
これ、ザックリ言いますと
「大沢在昌さんにはナイショで
みなさんから新宿鮫への感想メールをつのり、
それで１冊の本を作って
サプライズ的に、プレゼントしよう！」
という呼びかけでした。
そして、その呼びかけに、
予想を上回るほどの、たくさんのみなさんが、
応えてくださったのです。
集まった感想メールは500通に届く勢い。
みなさん、本当にありがとうございます！
いただいたメールは、
すべて１通残らず、掲載させていただきました。
かなり長いものもあったのですが、
文章の編集は最低限に留め、
どのかたの感想も、
ほぼ、そのままのかたちで掲載されています。
こうしてできた「世界で１冊の本」を
この週末、
６月１２日（日）の夜に、
大沢さんに、手渡したいと思います！
よろんでくれるかなぁ‥‥ドキドキ。
そもそも、バレてないのかこの企画。
そのあたりのことも含めて
当日の模様は Ustream で生中継しますので
みなさん、ぜひ、見てくださいね！
なお、６月１２日（日）の日中は
大沢さん、都内の書店を
サイン会で回られているとのことなので、
われらも同行させていただき、
ゆるゆると、テキスト中継いたします。
という予定だそうですので、
もし、お店にお越しいただけるかたは、
会場でお会いしましょう！
