ほぼにちわ。
ほぼ日のモギです。
「お台場で10/2まで、スカイツリーがみられますので
いらっしゃいませんか?」
というお知らせを、いただきました。
「東京スカイツリーうんちく50」という
コンテンツを隔週の火曜日に更新している
、ちゃん
そして、宇宙ガールのとともに、
いってきました!
「いってきました!」ってもう終盤ギリギリです。
滑り込みです。我々。
ところで、宇宙ガールが同行なのか?
といえば、お知らせをいただいたのが、
「日本科学未来館」さんだからです。
そう、未来館の館長さんといえば、
宇宙飛行士の毛利衛さんですからね。
宇宙ガールが飛びつくはずです。
それはさておき。
日本科学未来館は3月の震災で
天井がおちてしまうなどの被害を受けて
しばらく臨時閉館をしていたのですが、6月に完全復旧しました。
その日本科学未来館の復旧後の最初の企画展のひとつとして、
「メイキング・オブ・東京スカイツリー」が
10月2日(日)まで開催中なのです。
いざ! お台場へ!
エントランスには、
「メイキング・オブ・東京スカイツリー」の
ポスターがでかでかとあります。
そして、企画展の入り口にも、
もちろんポスターがさらにでかでかと。
入ると‥‥そこには地球がぶら下がっているのが、
まず目に入ってきてしまいます。
日本科学未来館のシンボル展示、
「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」がそれです。
入るやいなや、この企画展の担当の内田さんに、
「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」について
どんどん質問をする面々。
こちらは、じつは再オープンのときに、
リニューアルされたんだとか。
LEDをつかったものから、
有機ELをつかったものに代わり、
以前よりも10倍の解像度になって、
より鮮明になったのだそうです。
たしかに、とても美しいです。
内田さんいわく
「このジオ・コスモスは、夜にみると格別に美しいんです。
お月見の期間は、夜間開館をしていて、
暗い中にぽっかりと浮かぶジオ・コスモスを
ご覧いただいていたんですよ。
また、そのようなことがあれば、
日本科学未来館のページでお知らせしてまいりますので、
是非チェックをしてみてくださいね。」
そ、それはぜひみたいです!
次の機会を楽しみにしています。
あ、「スカイツリー」に戻らねば、ですね。
中に入る前に、内田さんから。
「スカイツリーはオープンしてしまえば、
そこは観光地になります。
それはもちろん素晴らしいことですし
楽しみなことなのですが、
『観光』という側面にスポットが当たり始めます。
その前に、完成直前の今の段階で、
スカイツリーには、
日本の素晴らしい技術力が使われていることや、
技術者たちの『よりよく』という心意気など、
作られる過程をきちんとお伝えしたいと思いました。」
なるほど。そうですよね。
オープンしたら、どうやってつくったのか? ということより、
どんなお店がはいってる? ということや展望台登った?
ということが気になってきそうですものね。
ところで、この入口の工事現場は?
「こちらは、スカイツリー建設で使われる
いちばん小さなクレーンですよ。
クレーンを解体するクレーン。
最後にはばらばらに分解されて、
人の手で下までおろされるのです。」
あ、展示でしたか‥‥。
なにか事故でもあったのかと‥‥。
「中は現場が感じられるようなレイアウトですよ。」
入ってみると、展示は4つのコーナーにわかれていました。
「夢ヨシ!」「形ヨシ!」「現場ヨシ!」「未来ヨシ!」です。
現場で確認作業をする時などに
●●ヨシ! ということを口にだすということをきいて、
展示のコーナーのタイトルにしたそうです。
そうそう、各コーナーには、「スタンプラリー」があります。
はんこをおしていくと、スカイツリーになりますよ。
さ、あまり詳しく紹介してしまうと、
行かれる方の楽しみをうばっていまいますから、
駆け足でまいりましょう。
まず最初、
「夢ヨシ!」には、江戸の世界が広がっています。
「形ヨシ!」では、主に「設計」についての展示です。
スカイツリーを設計した
「日建設計」さんの社内コンペにでてきた作品や、
完成にいたるまでのモックが展示されています。
そして、参加型のおたのしみも。
自分の夢に描くタワーをその場で描いて
展示することもできます。
「現場ヨシ!」は、まさに建設の現場です。
「そうそう、今回の展示では、
展示物がいろいろしゃべっています。
読むのが億劫にならないよう、解説はフキダシの中にあります。」
「私は、この現場が一番しびれました。
スカイツリーは2万を越える鉄骨のパーツから
できているんです。
この鉄骨、全て形がちがって、
全て収まる場所がきまっているんですよ。
つまり、ものすごい生産管理が必要、
ということなんです。」
ほうほう。
「まず、この巨大な鉄骨。そして狭い建設現場。
長く置いておける場所ありません。
だから、届いたらすぐに
組み立てて行かないといけないのです。
一つでも生産がおくれたら?」
現場が止まってしまいます。
「そうなんです。建設をし続けるということは
とても綿密な計画を遂行していく力が必要なんです。
『他に迷惑をかけないように、予定通りに納品する。』
そして、それを絶対に守る。
これって、日本だからできることだと思います。
技術もさることながら、
私がこの企画展を作っていくにあたって、
いちばんしびれたのはこの部分です。」
最後が、「未来ヨシ!」。
東京スカイツリーができあがったあとの
未来のまちをえがいた展示です。
ここでわれわれは
1/100のスカイツリーの模型を見たのです。
しかも、レゴ(R)ブロックでできたすごいやつを‥‥。
展示ではないのですが、10/1には
「未来」に関連したイベントがあります。
東武タワースカイツリー社の社長さん、
浅草寺のお坊さん、アニメーション監督の富野由悠季さん、
そしてスカイツリーの設計者さんの4名があつまって、
「東京スカイツリーがひらく未来」について
話し合いをするというものです。
(ご興味あればこちらからお申し込みくださいませ。)
そして!
見事にスタンプラリーも完成です。
そして、出口付近にもまだおたのしみが!
顔出しカンバンです。
こちら、6名様まで一斉に顔出しできます。
ああ、楽しかった‥‥。
「うんちく50」でもテレビでも
スカイツリーにはなじんできたけれど、
実際につかわれていた機械や
実際のおおきさ、などを体感すると
その建物が立っていることのすごさが実感できると同時に、
現場にいたであろう「すごい鳶職人」さんや
「クレーンのオペレーター」さんを
もう、めちゃめちゃ尊敬してしまいます。
この展示をみてから、
スカイツリーに登ったら、感動が倍増しそうです。
そして、この企画展を見終わったら、ぜひ「常設展」のほうも。
こちらには、あたらしく二つの展示がくわわっています。
もちろん、いままであったものもありますし、
アシモだって、時間になれば動きます。
さらに、「スカイツリー」の展示と同様に
10/2までなのですが、
プラネタリウムでは、急逝されたレイ・ハラカミさんが
音楽を担当された「暗やみの色」も特別上映中です。
こちらも、常設展とともに、ぜひどうぞ。
折しも、3連休が続く9月の後半です、
お台場まで足を運んでみてはどうでしょう〜。
常設展までじっくりみると、
まるまる一日エンジョイできるのではないかと!
「メイキング・オブ・東京スカイツリー
〜ようこそ、天空の建設現場へ〜」
くわしくはこちら
日本科学未来館のサイトはこちら