先日、12月11日の日曜日、
シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京にて、
「さよなら『ＺＥＤ』ほぼ日スペシャルデー」が
すばらしい盛り上がりとともに、終了いたしました。

参加してくださった方、
ほんとうにどうもありがとうございました。
当日のあたたかい反応、
そして、終了後のメールやツイッターなどで
たくさんの感想をいただき、
糸井をはじめとして乗組員一同、
企画してほんとうによかったなと感じています。

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京の
キャパシティーは、じつに、全2160席。
「ほぼ日」が過去に企画した
イベントのなかでも最大の規模となります。

正直、発売前は、そんなにたくさんの人に
チケットを買ってもらうことができるだろうかと
すこし、心配でした。
もちろん、『ＺＥＤ』のすばらしさは
疑いようもないものでしたが、
それ以前に、「ほぼ日」が企画するイベントとして、
2000人もの人たちが来てくれるだろうか、と。

しかし、販売を開始すると、
チケットは２日間でソールドアウト。
東京近郊だけでなく、ほんとうに全国から、
たくさんの人たちが集まってくださいました。

残念ながら、日本で唯一の常設ショーである『ＺＥＤ』は
今年の12月31日をもって終了してしまいます。
お別れのさびしさと、
それを最後に思い切り楽しみたいという気持ちを込めて、
イベントのサブタイトルに
「最後のスタンディングオベーションをみんなで！」と
つけさせていただきました。

２度、３度とくり返されたカーテンコール。
2000人を超えるお客さんたちは、
完璧なスタンディングオベーションで迎えました。

ほんとうに、後ろの方の席まで、みんなが。
「あんなに観客全員が立ち上がっていた
　スタンディングオベーションははじめて」と
『ＺＥＤ』をよく知る人がおっしゃっていました。

降ってきたのは、この日のために準備した、
パープルとシャンパンゴールドのバルーン。
『ＺＥＤ』と「ほぼ日」のロゴを
「Thank You!」のメッセージとともに入れました。

何度目かのカーテンコールで
ステージに現れた糸井重里は、
走り回って、やや息を切らしながら、
こんなふうにスピーチしました。

「今日の観客はすばらしかったから
　とってもいい演技ができたと
　出演者の方がおっしゃってました。
　どうもありがとうございます。

　いつも、シルク・ドゥ・ソレイユのショーを
　観ながら感じていたことを、
　今日、また、あらためて感じました。
　それは、こういうことです。
　サーカスというのは、
　『信じる』ことでできている。
　自分を信じ、仲間を信じなければ、なにもできない。
　
　今年は、ほんとうにいろんなことがありました。
　たいへんなこと、こまったこと、終わったこと、
　いろんなことがありました。
　『ＺＥＤ』も、今年の12月31日で終わってしまいます。
　けれども、ぼくは思います。
　終わりというのは、はじまりでもある。

　いま、ぼくが、キーワードとして思っているのは
　『Beginning』ということばです。
　『Beginning、はじまり』、
　来年は、このことばをいろんなところで
　つかっていこうと思います。
　きょうはほんとうに、どうもありがとうございました」

最後に、おみやげとしてご用意させていただいた
「クラウンの赤い鼻」をみんなでつけて、
ステージから、そしてブロックごとに記念撮影をしました。
（ご来場いただいた方は、「特別チケット」に記載された
　アドレスと合い言葉から700枚に渡る写真を
　閲覧、ダウンロードすることができます）

きてくださったみなさん、
ほんとうにどうもありがとうございました。

ありがとう、シルク・ドゥ・ソレイユ。
ありがとう、『ＺＥＤ』！

そして、残りわずかな機会となりましたが、
『ＺＥＤ』は年内いっぱいまで公演を続けます。
迷っている方は、どうぞお見逃しなく。