まずは、優勝候補、正統派チーム。
いったん正解を選ぶものの、
「待てよ?」と自らの選択を疑いはじめ、
考えすぎて不正解というパターンで4位に沈んだ。
なかでも、よかれと思った選択が
ことごとく裏目に出たのは、宇宙部のべい。
がっくりとうなだれる彼の姿は、
もしもこれがテレビのクイズ番組であったなら
大きくフィーチャーされたに違いない。
ある意味、彼はこの企画のMVPである。
優勝したベテランチームは、
抱負な知識量もさることながら、
チームワークがすばらしかった。
各自、自信のあるときは主張し、
自信がなければきちんと仲間にゆずる。
まさに「オトナの試合運び」でトップに輝いた。
惜しくも1点差で2位となったのは、
大健闘、マニアック女子チーム。
予想どおり、各自が各分野で持ち味を発揮し、
つぎつぎに正解を重ねた。
あえて敗因を挙げるなら、モギのせっかちさだろう。
「ほぼ日」でもっともせっかちだといわれるモギは、
「この問題はわからない!」となったときに、
まったく正解を探求しようとせず、
「わからないものはわからないんだから、
考えるだけ時間のムダ! さっさと選ぼう!」
というスタンスで、とにかく粘ろうとしない。
コイケ「‥‥たぶん、1か4ですね」
モギ「じゃあ、1にしない?(根拠なし)」
というやり取りが衝撃的だった。
そして、同じくトップと僅差、
3位と健闘したルーキーチームは、
スポーツの分野における知識が光った。
時事問題である、去年のJリーグ優勝チームを
当てたのは、唯一、このチームだけ。
わからない問題は、設問の文脈を推測して当てにいき、
取りこぼしも少なかった。
最後は‥‥天然ボケチームだが‥‥なんとも‥‥。
とにかく、各問題で、あることないことしゃべりまくり、
消費時間はほかのチームの3倍近かった。
(ちなみに、もっとも短い時間で答えたのは、
せっかちモギのいるマニアック女子チームである)
各チームの常識指数を見てもらえればわかるが、
はっきりいってぶっちぎり。貫禄の最下位である。
あえて、敗因を挙げるとすれば、開始直前に、
「今日は私が牽引するよ!」と宣言した、あややだろう。
いや、あっさりと牽引されて、あらゆる解答に
「そうだ、そうだ!」と同意したほかのふたりも同罪か。
ともあれ、熱戦の幕は閉じた。
感動のドラマを、ありがとう。さようなら。
|