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イメージ 「糸井重里のバス釣りNo.1 決定版!」
 〜釣りに行こう〜

 SPECIAL(番外編)
 任天堂公認
 クマさんとウサギちゃんによる
 ファミ通トーナメント徹底攻略大作戦!
 
 
任天堂公認ファミ通トーナメント開催中!
 
『週刊ファミ通』、『月刊ファミ通64+』、
『月刊ファミ通ブロス』の3誌合同で、
「糸井重里のバス釣りNo.1 決定版!」
での
釣ったバスの合計体重を競う
“ファミ通トーナメント”が開催中です!
 
優秀な成績を残した方には、マミヤオーピーのリールや
金のつりコン64など、価値あるグッズが盛りだくさん。
もちろん参加賞(抽選)や飛び賞なども
用意されているので、気軽に参加してくださいね。
トーナメントの開催期間は4月28日(金)まで。
急いで上記3誌を買って詳細を見てみよう!
(応募用紙は上記3誌についています)

このトーナメントにさいして、
ほぼ日「樹の上の秘密基地」読者のみなさんにも
入賞のチャンスがふえるよう、
湖の神・倉恒さんが
クマさんとウサギちゃんをつかいにだして、
特別にいろんなヒントをくれました!
よぉく読んで、おっきなバス、ゲットしてね!

(監修:湖の神・倉恒さん)


 
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ウサギちゃん:
ええっ? トーナメントがあるの?
わたしも出られるのかなあ???

 
クマさん:
もちろん出られるとも。
腕のほどは、いかがかな?

ウサギちゃん:
このあいだ40センチのバスを釣ったんだけど……、
なかなか、それより大きいのが釣れないの。
くまさん、コツを、教えて!


クマさん:
よぉし、わかった!
ぼくの技術は、湖のかみさまゆずりさ!
ウサギちゃんがトーナメントに入賞できるように
応援してあげるよ。
 
●この時期、バスはどこにいるの?

 
クマさん:
トーナメントの時期の「なないろ」は、
バスのスポーニング(産卵)パターンの掌握が
勝敗のカギを握っているんだよ。
 
ウサギちゃん:
産卵場所に行けばバスがいるってことね。
季節ごとに、バスは湖の中を移動しているのね。

 
クマさん:
そう、バスは、プリスポーン(産卵前)のときに、
いったん岬(代表的な場所として)に集結して、
それぞれのスポーニング(産卵)場所を目指して
移動するんだ。
このトーナメントの時点で
バスがどこでどうしているかを探り当てることが
大物を釣り上げる重要な作戦になるんだよ。
 
ウサギちゃん:
産卵場所ってどこなの?

 
クマさん:
バスたちがスポーン(産卵)のためにやってくるのは
シャロー(浅場)なんだ。
 
ウサギちゃん:
うーん、よくわからないわ。
クマさん、地図で説明してほしいな。

 
クマさん:
よぉしわかった。この図を見てごらん。
まず、集結場所として注目されるのが
この湖にある4つの岬(A・B・C・D)だ。
 
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バスの集結場所(予想図)
 
ウサギちゃん:
春は岬にバスがいるって聞いたことがあるわ。

 
クマさん:
岬っていうのは、冬場のサンクチュアリ
(聖域=冬場をのりきるための安全な場所)から
水温の上昇とともに、
スポーニング(産卵)を意識するバスが
シャロー(浅場)に向かうための、代表的な
最初の接触場所となるんだよ。
 
ウサギちゃん:
じゃあ、とりあえず岬を目指せばいいのね!

 
クマさん:
ところが、バスたちは、そこでいったん留まった後、
さらに水の温度が上がっていくのを待って、
よりシャロー(浅場)に近い場所に移動してしまうんだ。
 
ウサギちゃん:
それはどこなの?

 
クマさん:
沖に突き出した岬の左右にある、
シャロー(浅場)に近いブレイク
(水深に変化があるところ、傾斜した底)さ。
さらに、そこに、なんらかのストラクチャー……
立ち木、立ち枯れ、スタンプ(切り株、岩、岩盤、溝、
人工物など)があれば、そこが
バス釣りのための一級ポイントになるんだ。
この後、バスはシャローに上がって
スポーニング(産卵)に入るってわけ。
 
ウサギちゃん:
岬の近くの浅瀬に近いところ、か……。
でも、岬といってもいろいろあるわ。
やっぱり大きい岬にはいっぱいバスがいるのかしら。

 
●プラクティスが大事!
 
クマさん:
そういうことになるね。
でも、調べる必要があるのが水中の状況なんだ。
ブレイクライン(浅場の沖で急に水深が
深くなりはじめるところ、傾斜がはじまるライン)
が大きくて、規模の大きい場所(※湖中央A)のほうが
バスはいっぱいいるんだよ。
 
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Aポイントはこんな場所だぞ
ウサギちゃん:
なるほど……。でもねクマさん、
時期が遅くなると、
バスたちはまたどこかに行ってしまうんじゃないの?

 
クマさん:
そうなんだよ。
このトーナメント、「4月5日」っていう設定なんだ。
この時期っていうのがクセモノでね。
プリスポーン(産卵前)のために
バスが集結する時期よりは、時期が少し進んでいるし、
とはいえ、完全なシャロー(浅場)での
スポーニング(産卵)をする時期でもない。
そう考えるとバスのいる位置は微妙になるよね。
 
ウサギちゃん:
うわぁ、混乱しちゃうなぁ……。
「どこにいる」って教えてよ!!

 
クマさん:
それがはっきりわからないところが
バス釣りの面白ささ。
僕にも「絶対ここ!」って言えないんだよ。
僕の予想では、って話なんだけど、
岬からシャロー(浅場)に上がりきる直前のバスは
岬の左右にあるブレイクの集結場所からつながる
等深度あたりのラインに沿って移動して、
スポーニングエリア(産卵場所)近くの
ストラクチャー(立ち木、岩、切り株、岩盤など)と
接点のある位置で待機している可能性が高いんだよ。
周りの地形状況にもよるけど、
水深は、ちょっと幅をみて2〜4.5mの間じゃないかな。
(ダム湖は地形の高低差がきついから、
 その日の天候などで変化する魚のいる深さの幅が
  大きい場合があるんだよ)。
 
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こういうところにバスは集まりやすいのだ!
ウサギちゃん:
なるほど! 挑戦してみるわ。
そこなら、すっごく大きなバスが釣れるのね!?

 
クマさん:
そうかもしれないよ。
大きなバスを狙うんだったら、
早い時間帯にどこに入るかが大きなポイントとなるね。
 
ウサギちゃん:
前もって練習してから、エントリーしようっと。

 
クマさん:
「プラクティス」だね。
プラクティスっていうのは、大会前にその湖で釣りをして、
どこで釣れるか、どのルアーにバスが反応するか、
バスの状態はどうなのか、釣れる時間帯はどうか、
などの情報を自分で集めて整理しておくことを言うんだ。
そうして、大会当日の釣りの戦略を
あらかじめ組み立てておくんだよ。
 
ウサギちゃん:
バスプロっぽーい!!
実際のバスフィッシングのトーナメントと同じね。
よぉし、ここなら釣れるっていう確信をもてるポイントを
見つけておくわ!

 
●魚群探知器を活用するのだ!
 
ウサギちゃん:
それで、その「プラクティス」ってどうやるの……?

 
クマさん:
あらら(笑)。
プラクティスの方法はまず、岬とその周辺の地形を
デプスファインダー(魚群探知器)で把握することから
始まるんだ。
岸からどのあたりまでシャロー(浅場)なのか、
浅場から急に深くなるブレイクラインが
どのくらい沖にあるのかを探しておくのさ。
 
ウサギちゃん:
魚群探知器って、深い湖でも大丈夫なの?

 
クマさん:
リザーバー(ダム湖)のように
岸近くから急に深くなる湖だと、
魚群探知器に底が映らないほど深い場合があるよ。
そんなときは、周囲の景色や、地形からの推測で
底のようすをイメージして、
その先の地形をデプスファインダーをかけることで
よりイメージを明確にするっていう方法をとるんだ。
 
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魚探と風景で地形を探ろう
ウサギちゃん:
浅いところは、景色を見ればわかるわよね。

 
クマさん:
そうだね、シャロー(浅場)も、景色からのヒントで
推測できることがあるよね。
たとえば、岸際がゴツゴツした岩になっていたら、
そこの水のなかも岩がゴツゴツしていると予想できる。
岸際に切り株がたくさんある場所なら、
水中にも切り株が沈んでいると予想できる。
そういった予想をしてから、
実際にキャスティングをして水中のようすを調べて、
さらに詳しい底の地形を知っておくといいんだよ。
 
ウサギちゃん:
宝探しみたい!

 
クマさん:
プラクティスでは、そんなふうにねらいをつけたうえで、
実際に釣ってみようね。でも、プラクティスの時は
バスをたくさん釣ることを目標にするよりも、
ポイントを探したり、
ルアーをテストするくらいの気持ちでいたほうがいいよ。
本番で効果をあげそうなルアーと、その使い方を
探ることに目標をおいたほうがいいと思う。
 
ウサギちゃん:
ルアーの種類??

 
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来た! 大きいぞ!
クマさん:
たとえばサスペンドルアーっていう、
水中の中層で止めておけるルアーがある。
でも実際にポーズ時間(静止時間)がどれくらいなのか、
どの深度でどんなサイズのバスが釣れるのか? など
自分でためしてみることが大事だよ。
そういうふうに経験を積んで、
実際のトーナメントで戦うわけだ。
湖から引きだせるより多くの情報の中から、
確信の持てるパターンをプラクティスで見つけることが
勝敗を分ける大きなポイントになるね。
 
ウサギちゃん:
燃えてきた!! わたしがんばる!!

 
クマさん:
その意気だよ(笑)。
あとはね、精神力も大事なんだ。
たとえプラクティスで自信をつけて、
超A級ポイントを発見していたとしても、
ランカー(大もの)をヒットに持ち込むまでに
中型が先にヒットしてしまったりして、
心理的に「このポイントは、もういいや」って
見切りたくなる。それが罠なんだ。
そこでもうすこしがんばれば大ものがかかる可能性がある。
本番では、やはり確信ある釣りを
やり通す精神力がたいせつなんだよ。
 
ウサギちゃん:
クマさん、どうもありがとう!

 
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60オーバー、ゲット!!
 
倉恒さんによれば、上位入賞、もしくは優勝がねらえる
ストロングパターンは絶対に存在するとのこと。
もし、それをプラクティスで見つけることができれば
10000グラム(10キロ)以上のウエイトが出る
激しい戦いになるでしょう!
ぜひ『週刊ファミ通』、『月刊ファミ通64+』、
『月刊ファミ通ブロス』3誌合同の
「糸井重里のバス釣りNo.1 決定版!」
ファミ通トーナメント、ご参加くださいね!!


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2000-04-17-MON

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