8月27・28・29日と、千葉にある幕張メッセで
行われた「NINTENDOスペースワールド'99」の
現地レポートを、先週に続いてお送りします。
初日の午前中に足を運んだにもかかわらず、
すでに会場はゲームファンたちの熱気でムンムン。
ずらり並んだモニターと、それをとりまくひとびとを
かきわけかきわけ、ほぼ日取材班は走り回りました。 |
|
|
あ、テンテンだ!!
われらがテンテンこと、任天堂の手塚さんに遭いました。
敏腕ディレクター、ヨッシーの父としてあまりにも有名。
「なにしてはるの?ああ、ほぼ日ね。
ふふ。たいへんやね。すごいひとやし。
ボク?ボクは楽しいよ。また京都にもおいでよね。」 |
|
こんなに広いひろ〜〜〜〜い会場の中で、知ってるひとに
会えるってすごい。けっこうオーバーに感動してしまうわ。
手塚さんはあの「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のあと、
何を作っているのかな?
去年秋に出たゼルダの続編になる「外伝」かな?
ご本人に聞けばよかった。
それではその「時のオカリナ以上!?」とも言われてる
「ゼルダ外伝」のコーナーに行ってみましょう。
|
|
|
前作「ゼルダの伝説 時のオカリナ」から引き継がれる
不思議な魅力のゼルダワールド。
「ゼルダの伝説 外伝」には、早くもこんなにファンが。
あぁ、またしてもあのゼルダの世界だ。
来年3月発売予定、でも、待ち切れな〜〜い。 |
|
|
(c)1999 Nintendo |
|
|
|
こちらは『星のカービィ64』の紹介コーナー。
さすがはカービィ、ここも小学生に大人気。
64版では初めての登場になります。
樹の上の秘密基地ではすっかりお馴染みとなった
ハル研究所の大ヒットシリーズです。
山梨からも大勢のスタッフが幕張入りしていました。 |
|
|
(c)1999 HAL Laboratory,Inc./Nintendo |
|
さてさて、皆さん、お待ちかねですよね。
そうです。
忘れていたわけじゃないんですけど、『MOTHER3』。
なんだか恐くて、素直に足が向かないものですよね。
でも、やっぱり、覗きに行きましょうよね。
|
|
|
よかった!このコーナーも大人気。ほぼ日班、「ほっ」。
操作の説明をしてくださっているのは任天堂の情報開発の
方でしょうか。ありがとうございます(後方より礼)。
初めてみるひとも多いかもね、
今度のタイトルロゴはメタリックなんだけど、
一部分が木で出来ていてつぎはぎになってるんです。
なぜなんだろう?ゲームをやればわかるのかな? |
|
|
|
うわぁ。
只今の待ち時間は45分。45分だって!
darlingさんに教えてあげなくちゃ。(しばしジ〜ン)
みなさん、待っててくださいね。
スタッフは毎日がんばって作っていますよ。 |
|
|
(c)1999 Nintendo/HAL Laboratory,Inc./Shigesato Itoi
|
|
動いてる「MOTHER3」にじんわりと泣けたあとは、
ほぼ日取材班、またも場内を移動します。
とにかく、幕張メッセはハンパじゃなく広い。
見ても見ても、まだまだ全部は回れないんです。
ここでへこたれてる場合ではないのだ。がんばれ!オレ。
|
|
|
あっ!楽しそうなテーブルを発見。
なんかカードゲームやってるぞ。これ、ポケモン??
ここは場内中央にあるお休み処です。
周りのテーブルではお母さんたちがぐったりしてるわぁ。
でも子供ってほんと元気ですよね〜。すんごい楽しそう。 |
|
|
|
出た〜〜〜ぁっ!!
すっっっっごいモニターの数。ほんとびっくりです。
ざっと見渡しても、300台近く並んでいます。
こんなにすごいゲームといったら、やはりアレしかない。
そう、ポケットモンスターの『金』と『銀』です。
発売日は11月21日の予定です。
これだけモニターが用意されていても行列になるほどの
大人気ですから、発売がほんとうに楽しみですね。 |
|
|
(c)1995,1999 Nintendo/Creatures inc/GAME FREAK inc
|
|
|
|
迫力のポケモンコーナーから逃れると、そこにオアシスが。
だって、ほら、見てくださいよ。
ここだけ空気がキュートでしょ。女性指数が高いのは
『ハムスター倶楽部』のモニターコーナーだからですね。
女の子に人気の漫画を原作にしたゲームならでは。
ゲームボーイカラーから、今年の10月発売のソフトです。
ほぼ日取材班も、思わず後ろに並ぼうかと思ったっす。 |
|
|
|
オアシスって、やっぱし限られた空間なのよね。
再びここはゲームキッズたちの戦いの場なのである。
これは『スーパーマリオRPG2』。
前作スーファミ版の「マリオRPG」がヒットしてから、
みんな64版を待っていたんですね。
あっ、お兄さんにガン飛ばされてしまいましたぜ。
ごめんよぉ。行列の横入りじゃないんだよぉ。取材だよぉ。 |
|
|
(c)1999 Nintendo.Game by INTELLIGENT SYSTEMS.
|
|
気がつけば、回り始めてからすでに2時間が経過。
暑い。喉も乾いたし、おなかも空いてきた。
お昼をすぎて、ひとはますます増えるいっぽうの会場です。
しかし。しかし、です。
ほぼ日取材班は知っている。
実はまだ、最大のヤマを越えてない、っちゅーことを。
果たして、そのときは来た。
そこに行かねば、それを撮らねば、この取材は終わらない。
スペースワールド最大の大きなヤマへ向けて、いざ!
|
|
|
ほら、後ろの窓のとこ、見えますか?あの行列が。
あれが、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、
壁に沿って、ぐる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、
長蛇の列を作ってるわけです。
どのくらい長蛇かっていうと、この看板を見よ、なのだ。
「ここから最後尾へは並べません」って、
じゃあどこから並べばいいの?と、質問者は後を絶たず。 |
|
|
|
そして、これが、その超・行列の前の方。
でもまだ、ステージはあんなに遠い(白い人のところ)。
モニターのところまで行き着くには、ここからさらに
30分は待たねばならないんですよ。
これほどまでして、みんなが並んでるものって、なに?
先のプラカードか、ステージ上の看板をよく見てください。
『スマブラファイティングバトル スマブラ名人決定戦』
10000人の大乱闘、ですって。
いや、ほんとにすごい。
「スマブラ」は秘密基地でも以前連載した対戦ゲームです、
ほぼ日取材班もこの人気はとっても嬉しかったです。
それにしても、スマブラキッズたちの情熱のすごいこと。
任天堂の社長さんもこれにはびっくりなさったとか。
予想外の大人気イベントになりました。 |
|
|
|
よーやく、よーやく、ここまでたどり着いたバトラーたち。
2時間待っても、対戦は4人ずつ、だいたい2分で終わり。
その2分のバトルに賭ける、熱いスマブラキッズたちだ。
こころおきなく燃え尽きてくれ!!
1回戦に勝ったら2回戦、3回戦と勝ち進んでいく仕組み。
10000人の頂点に立ったスマブラ名人って、
どんなひとだったのでしょうか? |
|
「スマブラファイティングバトル」はほんとにすごかった。
任天堂の方に聞けば、開場の朝9時よりも前に、
すでに1500人が並んでいたんですって!
そのほとんどが、この「スマブラ対戦」目当てだったと
いうから、ほんとにびっくりです。
いやぁ、ほぼ日も嬉しいなぁ。
「スマブラ」連載してよかったなぁ。
と、喜んでいたところに、あ!なんと!!
そこにいるのはスマブラの父、桜井さんじゃありませんか!
連載ミニコーナー「もっと教えて桜井さん」にも登場して
いただいたハル研究所の桜井さんです。
わーいわーい、お久しぶり!
|
|
|
「ごぶさたしています。お久しぶりですね。
今、自分は「スマブラ」のホームページ
「スマブラ拳」のスペースワールド現地レポートで
幕張に来てます。
朝からここで、ファイティングバトルの模様を取材して、
原稿を書いて、そのままインターネットで流しています。
うん。すっごいたいへん(笑)。
でも面白い。
見たでしょう?あの行列、すごいですね。
いや、もちろん、こんなことになるとは
思ってなかったですよ。
でも、もちろん、とても嬉しいです。
え?ボクですか?ボクは出ませんよ。
優勝者と対戦?
いやいや、ボクが負けちゃいますよ。
でも、ちょっと、う〜ん、どうかな(笑)。」 |
|
圧倒。
とにかくすごい。
たいしたもんだ。と、思いました。
何がどうすごいのか、だれがたいしたもんなのか、
作ってるゲームもすごいし、
こんな大きな会場でそれを見せてる任天堂もすごいし、
朝早く開場前から並んでるゲームファンの
ゲームへの情熱も、ほんとにすごい。
改めて、家庭用コンピューターゲームが、
子供たち、ゲームファンのひとたちに与えてきたものの
大きさを実感した一日でした。
ほぼ日「樹の上の秘密基地」も、
そのパワーを少しずつ分けてもらいながら、
任天堂という会社が考えていること、
ゲームファンへのメッセージを、
いろいろな形でお伝えしていけたらと思っています。
3日間で延べ17万人を超えた入場者数、
展示したソフトは、全機種あわせて81タイトル。
まだまだ、ゲームは、熱く燃えていました。
|
|