ハマタ |
「松本さんがスペインの大学で、
インターネットができる10年も前に開発された
アウターネットとはどんなものだったのですか?」 |
マツモロ |
ああ、あれねぇ。
ここでゆうんですか? |
ハマタ |
ほんまのことやったら、
すっとゆうたらええがな。 |
マツモロ |
やっと治りかけた傷をひらいて、
塩をぬりこみたいわけですね。 |
ハマタ |
え、なになに。
アウターネットゆうやつの開発に
そんな暗い過去があったんや。
・・・じゃあもうええわ。 |
マツモロ |
やっと治りかけた傷をひらいて、
ちょっちょっちょ、ちょっと待って。
誰にも言わへん? |
ハマタ |
俺は誰にも言わへんけど、お客さんとか
テレビ見てる人のことは知らんで。 |
マツモロ |
うーん。
どうしようかなぁ・・・。 |
ハマタ |
そんなんゆうて今考えとんやろ? |
マツモロ |
あー、そんなんゆうんやったら言いましょか。
あれですよ、アウターネットゆうんは、
体育会系のネットワークのことなんです。
簡単に言えばね。 |
ハマタ |
ほぅー。 |
マツモロ |
クラスに一人はいたでしょ。
運動会とか音楽会とか、
団体で何かをしないといけないとき、
必ず張り切るやつ。
あなたのような、
クラスの秩序を乱すようなやからに向かって、
「力を合わせてがんばろうよ!」とか
目ぇ輝かしてゆうような。 |
ハマタ |
おまえそれ、井上のこと思ってゆうとうやろ。 |
マツモロ |
そうそう、あんなやつ。
聞いてる人誰もわかりませんけどね。
井上とか、益田とか、強いて言えば田所・・・。 |
ハマタ |
止まれっ。 |
マツモロ |
まあ、そんな感じの人たちが、
とどこおりなく活動をしていけるように
開発したんですよ。 |
ハマタ |
例えばどんな風に使うのか教えてくれる? |
マツモロ |
そうですねぇ、わかりやすい例は、、
あのー、あなたインターネットと言えば何ですか。
なにをしてインターネットと言わしめ・・・。 |
ハマタ |
ホームページとかメールとか? |
マツモロ |
そう。
向こうはメールでやりとりするでしょ。
こっちはエールでやりとりしてました。 |
ハマタ |
エールで! |
マツモロ |
そうですよー。
あれはすごかったなぁ。
ほんと、みなさんに見せてあげたかったですね。
両側はおっきい旗をふってね。
フレー!フレー!から始まるんですよ。 |
ハマタ |
スペインでも。 |
マツモロ |
ええ、もちろん。フレーは英語ですからね。
なまって、フラーとかフローとかゆうやつも
何人かはいましたけどね。 |
ハマタ |
それで、どんなこと伝えたりしたん? |
マツモロ |
かっせ、かっせ、白組とか。 |
ハマタ |
スペインでも? |
マツモロ |
かっせはスペイン語で
“純愛”っていう意味なんです。 |
ハマタ |
ウソつけっ!
ほんでそのアウターネットゆうやつにも
ホームページみたいなやつもあったん? |
マツモロ |
あー、ありましたねぇ。
ちょっと大きめの壁新聞なんですけど。
僕は4コマ漫画担当で。
よく先生に
「人を傷つけるようなことは書いたらあかん」
と言われたもんです。 |
ハマタ |
何をゆうとんねん!
そんなもん全然ネットワークやあらへんやないか。 |
マツモロ |
そうですか?
でもタテ関係はきびしかったから、
先輩がジュース買ってこいっていったら
それはそれは早いもんでしたけどね。 |
ハマタ |
それ、ただのパシリやん。 |
マツモロ |
うわぁー。
やっぱりあなたは僕の傷口をひろげて喜ぶ
鬼のような人ですね。
|
(アウターネットここまで)