ざんま |
はい、こんばんわ。 |
女子 |
こんばんわー。 |
ざんま |
ひとつよろしくお願いします。
えー、今日は新人が二人入ってきています。
杉田かおりさん。 |
かおり |
はーい。 |
ざんま |
おいくつですか? |
かおり |
19です。 |
ざんま |
なにやってるの? |
かおり |
学生です。 |
ざんま |
将来は何になりたいの? |
かおり |
うーん、モデル、、かな。 |
ざんま |
あー、モデルはスタイル良ければ、
顔は関係ないもんねぇ。 |
かおり |
ひどーい。 |
ざんま |
えー、お次は、佐々木めぐみさん。 |
めぐみ |
はい。 |
ざんま |
おいくつですか。 |
めぐみ |
まだ29です。 |
ざんま |
誰も30こえてるて言うてへんがな!
そういうこと言うところが、
もう若くない証拠よ。気ぃつけてね。
で、何してるの? |
めぐみ |
家事手伝いやってます。 |
ざんま |
自分ではそう思ってるんだ。
何の手伝いにもなってないのに。 |
めぐみ |
そんなことないですっ。 |
ざんま |
えー、将来は、、
きかないでおきます。 |
めぐみ |
もう。 |
ざんま |
はい。
本日のゲストは、えー、
ホントいつまでも変わらない人ですよね。
串田枝里子さんでーす。 |
(登場)
(拍手) |
串田 |
こんばんわ。 |
ざんま |
あ、どうも。
普通ゲストが登場するときは、
「かわいー」とか「きれい」とかの
声がかかるもんなんですけどね。 |
串田 |
ねぇ。
一人ぐらい言ってくれても
良さそうなものですよね。 |
ざんま |
串田さんはかわいいというより、
かっこいいという感じですけど。 |
串田 |
そうかしら?
でも私、街で声かけられるときね、
「いつもおもしろいですね」って
言われることが多いんですよ。 |
ざんま |
あー。僕の場合はあれですよ、
「テレビで見るより歯が出てないー。」とか
手ぇ叩きながら言うてけつかるんです。
歯ぁ出し入れしながら生活する人間が
どこにおるんや!ほんま。 |
串田 |
ふふふ。 |
ざんま |
えー、そんな串田さんを招いての、
今日のテーマはこちら。
『前の彼氏のほうが良かったと
思ってしまった瞬間』
あー、そらあるやろなぁ。
早速見ていきましょう。
まずはこれ。
『ひとりごと』
ひとりごと?
どういうこっちゃ。
これだーれ? |
さちこ |
はい。 |
ざんま |
どういうこと? |
さちこ |
これはでしゅねぇ、、。 |
ざんま |
なに!? |
さちこ |
ちょっと言い間違えただけじゃ
ないでしゅか、、あれ? |
ざんま |
お前なぁ。
“しんしゅんしゃんしょんしょー”
(新春シャンソンショー)や
ないんやから。
ちょっと、さしすせそって言うてみて。 |
さちこ |
さしすせしょ。
あれ?
しゃしすせしょ。
うん? |
ざんま |
もうええ!
ひとりごとの話や。 |
さちこ |
そうそう。
あのね、前の彼氏がひとりごとを言うのは
一度も聞いたことがなかったんでしゅ、、 |
ざんま |
ええからええから。 |
さちこ |
なかったんです。
他人のひとりごとって聞く機会
あんまりありませんよね。 |
ざんま |
まあ、そうやわな。
普通、ひとりごとゆうたら、
ひとりでおるときに言うもんや。 |
さちこ |
でもね、この前今の彼氏がひとりごとを
言っているのを聞いちゃったんです。 |
ざんま |
ほぅー。 |
さちこ |
彼はテレビを見てて、私がいることに
気が付いていなかったみたいなんです。 |
ざんま |
ああそうかそうか。
ほいで、その男、何て言いよった? |
さちこ |
「もっとマイルドに」って。 |
ざんま |
どんなひとりごとや、それ!
普通ひとりごとは「忘れとった!」とか
「やってもた!」とかそういうことを
言うもんやろ? |
さちこ |
他には
「レンジでチンやな。」
とか。 |
ざんま |
あぁ、関西の男か。
君を笑わそうとして、
わざと言ってたんじゃないの? |
さちこ |
そうかなぁ。
彼、論理的なひとりごとも言うんですよ。 |
ざんま |
どんなんや、それ? |
さちこ |
「ゆえに」とか「しかし」とかを
つけて話すんです。 |
ざんま |
それ宇宙人と交信でもやってんのとちゃうか?
どう考えてもひとりごとと違うがな。
やすし師匠が乗り移って、
「おこるで、しかし!」って言ってたんじゃないの?
「何も言わんとこの横山に、100万ばかり貸してくれ。」
とか言ってなかった? |
さちこ |
そういうのはなかったです。 |
ざんま |
ああそう。
いやー、変なやつおるもんやなぁ。
えー、続いて見てまいりましょう。
続いてはこちら。
『ニオイを嗅いだとき』
あー、今の男がすっごいニオイしとんの
やろなぁ、これは。
誰やこれ。 |
ゆみ |
はーい。 |
ざんま |
お前、阿寒湖からでてきたような
髪型やな、今日。 |
ゆみ |
なにそれー。 |
ざんま |
ほいで、今の男がくさいんだ。 |
ゆみ |
違うよ。
くさい男と付き合うわけないじゃん。
電車とかで、ほんっとくさいオヤジいるでしょ。 |
ざんま |
あほか。
お前らかてなぁ、くさい香水して、
ええ気になりやがって。 |
ゆみ |
そんなの問題になんないよ。
オヤジのニオイは、鼻つまんで
口で息しててもくさいもん。 |
ざんま |
ほな、耳で息でもしとけ!
ほんま腹立つ。 |
ゆみ |
なんでざんちゃんが怒ってるの?
ざんちゃんはくさくないって。
自信持ちなよ。 |
ざんま |
なんでお前に励まされなあかんねん!
もうええ。
はよ、ニオイの話してくれ。 |
ゆみ |
私、男の人の足のニオイで
その人の生きざまがわかるのね。 |
ざんま |
(机をたたいて笑う。)
ものすごい特技やな、それ。
生きざまがわかるかぁ。
ほいでほいで。 |
ゆみ |
前の彼氏の足はね、
アマゾンのニオイがしたの。 |
ざんま |
あ、あ、あ、あ、アマゾンー!
か、か、か、か、亀吉ー!ゆうやっちゃ、これ。 |
ゆみ |
亀吉じゃないよー。 |
ざんま |
わかっとるわ。
ほいでお前アマゾン行ったことあるんか? |
ゆみ |
ないけどー。 |
ざんま |
行ったことないのに
なんでアマゾンってわかるねん! |
ゆみ |
なんか、野生な感じでしょ?
わかるじゃん。 |
ざんま |
それは前の男やろ?
アマゾンのニオイは良かったんや。 |
ゆみ |
そう。
いい感じ。 |
ざんま |
ほな、今の男の足のニオイは
どんなニオイがすんの? |
ゆみ |
えー、足の裏のニオイがする。 |
ざんま |
裏も表もあるかい!
それ、ふつうとちゃうんか。 |
ゆみ |
そうなんだけど、
彼は将来大物になれないね。 |
ざんま |
どういうこっちゃ。ほんま。
お前、今日の説教部屋行き決定ね。
俺の将来教えてもらうからな。 |
(つづく)