偽恋のから騒ぎ。
詳しいことは、きかないでね。

<先生ー!急患ですー。>

ざんま こんばんわ。
女子全員 こんばんわー。
ざんま ひとつよろしくお願いします。
えー、新人さんが今日は一人。
マリ・コバーンさん。
コバーン はい。
ざんま コバーンっていうの?へー。
歳はいくつ?
コバーン 27才です。
ざんま あ、あと3年したらオバーンになるんだ。
コバーン なりません。
ざんま あら、えらいあっさりと。(笑)
あのー、ハーフって言われるのって、
嫌なんでしょ?
ダブルだ、ツインだっていわないと
怒る人いるよねぇ。
コバーン ツインは双子です。
ざんま 僕、今シングルなんで、
みなさん、よろしくお願いします。
はい、今日もいいゲストに来てもらってますよ。
カワムリャリュウイチ君です。
(登場)
ざんま 今日は恋の話をいっぱいしてもらいますから。
カワムリャ 濃い〜話しますよ、とかいったりして。
あ、ごめんなさい。
ざんま かまへんかまへん、、、。
(メモをとるふりをする)
本当に濃い恋愛なんかしてるの?
カワムリャ してます、、ましたね。
ざんま え?例えば?
カワムリャ えー、、そうですねぇ、、、。
うーんと、、。
ざんま 無いなら断りなさい!
そんなカワムリャ君を招いてこのテーマ。

『思い出に残る場所』

あー。
初めてのデートの場所とか
今でも覚えてますからね。
早速見てみましょう。
まずはこれ。

『沖縄』

いいですねぇ。
どういう思い出があったんでしょうか。
これ誰や?
アキコ はい。
ざんま うわぁ〜。
お前、その服、イモリとヤモリの間みたいな
柄やないか。
アキコ 違いますよー。
ワニ風なんです、これ。
ざんま 風ってなんや。
あ、ナイロン製なの、それ?
アキコ (無視して)
その沖縄っていうのは、、。
ざんま 待て待て!
あんた、自分に都合の悪いことは
一切受け付けんね。
まあええわ。
ほいで。
ざんま 彼と付き合って半年の記念に、
どこかに旅行に行こうってなったんです。
ざんま 中途半端な記念やな。
アキコ それで、彼が沖縄に行きたいって
言ってね、私も行きたかったから、
そうしよう!ってすぐに決まったんです。
そのあと、二人で沖縄は海がきれだとか、
料理がおいしいとか言い合って、
盛り上がっているときに、
私が「沖縄は近くていいよね」って
いったら彼が首をかしげちゃったんです。
ざんま え?なんでや。
今、若いもんは海外行くのが
当たり前やしやなぁ、
別におかしなことないやないか。
アキコ それがね、私、沖縄って四国の
すぐそばにあると思ってたんです。
ざんま 村の言い伝えか何かでそう教えられたの?
アキコ 違うんです。
あの天気予報みると、いっつも
四国の下に沖縄があるでしょ。
ざんま 先生ー!急患ですー。
アキコ あれまぎらわしいくないですか?
ざんま みんなわかっとるわ!
区切りみたいな線があるやろ。
あれを何やと思とったんや?
アキコ 網かなって。
ざんま あんな大きい網あるか!
あっても網は地図には載らんやろ。
ほんまかわいそうにねぇ。
彼、そのときこっそり涙拭いてなかった?
アキコ でもね、彼のほうが私よりバカなんです。
ざんま そんなことないやろ。
アキコ それがね、ちょっと聞いてくださいよ。
彼ね、トナカイは本当にいるって
信じてるんですよ。
ざんま トナカイおるがな!
なに言ってるの!?
アキコ えー?うそでしょ?
だって見たこと無いもん。
ざんま 何万頭もおるわ!
アキコ じゃあサンタさんも何万人もいるの?
ざんま 君、沖縄やめてモンゴルに
行ったほうがええね。
帰ってこなくていいですから。
ほんまに、、、。
はい、続いて見てみましょう。
こちら。

『クラブ』

はぁー。
今の子はディスコって言わないよね。
あれはどう違うんでしょうねぇ。
これだーれ。
さち はぁーい。
ざんま お、アマゾン。
さち ちょっと、ちゃんと名前で呼んでよー。
ざんま ええやないか、強そうで。
さち じゃあ、いい。
ざんま ええんかい。
ほいで、クラブがどうしたの。
さち 私、ちょークラブ好きで、毎日
クラブ通ってんの。
ざんま その歳でクラブ通い。(笑)
そんなに楽しいんだ。
さち そう。
爆音でライトぱかぱかしててね、
テンション上がり放題なの。
ざんま あんた、ときどき日本語おかしくなるね。
さち そんなことないよ。
ワタシ、日本語ぺらぺーらデス。
ざんま そんなのいりませんから、
はやくクラブの思い出教えてくれる?
さち えっとね、私パラパラ嫌いなの。
ざんま お前パラパラやなしに、
バラバラになるからやろ?
さち うわっ。
やっぱさんちゃんオヤジ臭いよ。
ざんま うるさいわ!
そこまで臭うか?
さち 私、あんな型にはめられるような女
きらいなのー。バカみたいでしょ。
ざんま あれはああいう踊りやないか。
さち 私はなんでもフリースタイルなの。
ざんま 服はフリーサイズやしね。
横じまの服は着んようにしいね。
ほいで。
さち それで、彼とパラパラださいよねって
話してたら、みんなに囲まれちゃって、
袋叩きにあっちゃったの。
ざんま ええ!?
またものすごい思い出やなそれ。
さち そう。
ボコボコにされちゃった。
ざんま 明るい口調で語るな!
でもそんなことがあったら、
次からクラブに行きにくくないか?
さち メイクを変えたら大丈夫だった。
嫌いなパラパラ必死で覚えたし。
ざんま そこまでしていくようなもんやないやろ。
ざんま 学校のクラブ活動もそうでしょー。
みんなきついっていってるよ。
ざんま きつさの意味が違うわ!
でも俺は部活動、楽しかったけどなぁ。
僕、中学のとき“基本部”っていうのを
自分で作ったりしましてね。
さち えー、なにそれ?
ざんま 聞きたい?
さち 別に。
ざんま 誰がお前なんかに教えるか!
さち うそうそ。
聞きたい聞きたい。
ざんま もうええ。
ほっといてくれ。
さち あーあ、すねちゃったよ。
ざんま すねてへん!
ほんまお前としゃべっとったら
こっちはテンション下がり放題やわ。
(つづく)

2001-12-20-THU

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