秋も深まってきました。
瑞々しいキュウリが美味しい夏から、
嫁に食べさせたくないナスの季節!!
みなさんのぬか床も
キュウリから季節の野菜へと
少しずつ変わってきているでしょうか?
前回はそんなお野菜の話でした、
今回は、ぬか漬けを使ったお料理について。
いえ、ぬか漬けはそのまま切って食べるのが普通ですよ。
でも、うっかり外食が続いて、
ぬか床の野菜がすっかり古漬けになっちゃうこと……
ありませんか?
私は、結構あります。
古漬けは、そのままでももちろん美味しいけれど、
ちょっとしょっぱかったり、
味が強すぎてたくさん食べられなかったりします。
なので、私はちょっとひと工夫して食べています。
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シンプルに古漬けを刻む! |
古漬けのキュウリは角切りに、
同じく古漬けのナスは薄いイチョウ切り
(漬けてなければ、切ってから塩もみして
ギュッと絞ればOKです)に。
その他に、大葉や生姜をせん切りにして、
オクラを刻んで混ぜる!
さらに、ぬか漬けにしたミョウガがあれば最高!!
ちょこっとお醤油をたらしてご飯のお供に。
うちの家族は、
普段はミョウガなんか香りが強くて嫌だ〜というのに、
古漬けにぬか漬けのミョウガを加えて
ご飯にかけて食べるのは大好き。
ぬかに漬けることであの独特の香りが
少し和らぐからいいのかな〜。
それとも古漬けに
あの香りがアクセントになるからいいのか??
うーーん、人の好みって難しいもんです。
他の野菜と合わせなくても、古漬けのキュウリやナス、
人参などを刻んでお茶漬けにするだけでも
十分に美味しいですよね。
読者からのメールには、古漬けを刻んだものに、
生姜の絞り汁を加えて
あっさりと食べるのが好きという方もいました。
これは何の古漬けでもよさそうですねー。
特に夏はさっぱりとしていて美味しそうです。
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刻んで、納豆と和えても! |
我が家では漬け物&納豆というのが定番で、
スグキ&納豆、たくわん&納豆、シバ漬け&納豆
(さらにそこにマグロやイカの刺身の角切りを加えて
卵の黄身を落として豪華にすることもー)など
様々なバリエーションがあります。
試した中では、古漬けのオクラ、
山芋(共にねばねば系なので合います)、
大根(細かーく刻むといい)が美味しかったです。
刻んだ古漬けをジャコと混ぜ、冷奴の上にかけて、
変わり冷奴というのも夏の間はよくやりました。
人参みたいに固いものは冷奴と舌触りが合わないので、
レタスやキュウリ、ナスなどが合うように思いました。
さて、同じ刻むでももう少しアレンジしてみましょう〜。
キュウリの古漬けは和風ピクルス、
キャベツの古漬けは和風ザワークラウトと思えば
こんな使い方も。
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キュウリの古漬けで和風ポテサラ。 |
ふかしたジャガイモに、
古漬けのキュウリのみじん切りと白髪ネギを加えて、
これだけじゃ彩りが地味なのでハムも少し加えて、
マヨネーズで合えます。
酸っぱくないので、ピクルスが苦手な人も、大丈夫!
とってもやさしい味のポテトサラダになりますよ!
キャベツの古漬けでホットドッグ
ざくざくと刻んで、挟むだけ! 簡単で美味しい!
ザワークラウトの瓶詰めを買っておくのはね〜
(あれ結構大きいですから)と思う方は
是非お試しください。
ザワークラウトも乳酸醗酵の漬け物ですから、
基本は同じ!
セロリの葉先の方は、
イカと炒めたら美味しかったです。
あの、生のセロリのシャキシャキとは違いますが、
味わいは断然深い!
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レタスの古漬けではこんなことも。 |
レタスの葉は薄いので
古漬けにするとかなりしっかりと塩分があります。
なので、お料理にはもってこい。
ジャガイモとひき肉と一緒に炒めると立派な一品になります。
これは和風というより中華に近い感じです。
うーん、中国に雪菜というのがありますがややそんな感じ??
雪菜炒飯とかあるから、
レタスの古漬けで炒飯というのも美味しそうです。
豚肉と炒めて、
麺を加えてやきそばというのもいけました。
油との相性もいいみたいです。
そうそう、古漬けになるとレタスは
益々葉っぱが薄くなって千切れやすいので、
水を入れたボールの中で振り洗いして
ぬかを落とすのがGOOD。
水道でジャージャーやるとレタスがボロボロになりますよー。
葉物は古漬けだとしょっぱくなるので、
お料理に向いているようです。
漬け物を使うときには、
お料理の塩分が強くなり過ぎないように、
味付けはいつもよりうんと薄めでOKです。
その他読者の方から
「漬けたかぶをみじんぎりにして、
鶏のひき肉と一緒に炒めて
ご飯にのっけて食べると格別です!!!!」
というメールも届きました!
きっと他にもみなさんの家ごとに
お薦めレシピがあるのでしょうね!
ぬか漬けだけではなく、お料理にしても楽しめる。
2度美味しいぬか漬けはやっぱりいいですよねー。
さてさて、秋が深まり、冬になると、
ぬか床に入れる手もヒンヤリ〜。
冬はぬか漬けはなぁ……という方もいらっしゃるでしょう。
そこで捨ててはもったいない!
ぬか床を冬眠させる方法を次回はお教えしますね。
長期出張や旅行で留守にするという方にも
参考になると思いまーす。
では、また来週〜。
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