実家を離れて22年、
毎日朝ごはんは自分でつくっている武井です。
これだけ自炊歴が長くなると
糠漬けくらい漬けてそうなもんですが、
なっかなか、ハードル高いですよねえ。

ちなみに塩らっきょうを漬けるのは、
この３年ばかり、初夏のたのしみになってます。
瓶に、らっきょうと、塩と、唐辛子を入れて、
湯冷ましをかけるだけですから。
（らっきょうの皮と根をとるのが
　けっこうたいへんなんだけど。）
１週間くらいしたら食べられます。
でも塩らっきょうって、長く持たないし、
すぐ食べきっちゃいますよね。
食べきっちゃうと次がないし。
一年中手に入るものじゃないですもんね。
走りから旬、名残をたのしむというのは
それはそれで素敵なことだと思うんですけど、
通年、食べられる漬物が
自作できたらいいのになあと思ってました。

そんなぼくですが、ほかの季節、
漬物をどうしてるかというと、
週に一度、デパ地下で糠漬けを買ってきています。
新宿伊勢丹に「大安」という京つけものの店があって、
糠に漬かった状態で売ってて、おいしいんですよ。
きゅうり（古漬けと浅漬けがあります）、
たくわん、茄子、季節によって白菜、白瓜。
どれも、さすがにプロの味で、なんの不満もありません。
‥‥ないんですけど、自分で漬けてみたい！　という、
自炊歴22年の自炊魂が、つねにくすぶっておりました。

とはいうものの糠漬け。
・毎日かきまぜないといけないんでしょ
・旅行に行けないじゃないですか
・虫がわいたらどうしよう
・そもそも手がくさくなっちゃうんじゃないか
・マンションだと部屋ににおいがこもりませんか
・ていうか糠みそくさい男ってどうなんだ
などなど、フィジカル＆メンタルな不安要素が。
考えすぎでしょうか。どうですか。
ともあれこのコンテンツが始まったということで
そのあたりの不安を解消しつつ
糠漬け、始めたいと思っているわたくしです。

‥‥で、糠床どうすればいいんだろう？

（つづく）