ほぼ日 |
今日はどうもありがとうございました。
|
みうら |
あ、いいんですか、これで?
これからなんだけどね、あの‥‥。
|
|
ほぼ日 |
え?
|
みうら |
いまは、ほら、
今後の世の中のことを
大きく話しただけですから。
詳細なことがひとつも語られてないってのは、
これを読まれる方、見られる方から、
コイツ‥‥バカなんじゃないかなと
思われがちではないでしょうか。
|
ほぼ日 |
あ‥‥そ、そうでしたら(笑)、
ではもうちょっと不況の話を‥‥
えーーーー、
この前の通りも空家みたいなのが増えて‥‥
|
みうら |
ああ、きたでしょう。
|
ほぼ日 |
きてますねぇ。
|
みうら |
随分シャッター下りてますよね。
それをどうしていいか、というのは
ぼくは商店街でもないので
わからないですけど、
でもまぁ、そういう場合は、
「人が集まる人」というのを
呼んでみたりするわけじゃないですか。
|
ほぼ日 |
はい。
|
みうら |
演歌歌手が来たら
町内は潤うんじゃないかとか、
商店街で誰かに
トークショーやってもらえばとか、
そんな計画、ありますよね?
|
ほぼ日 |
はい、あります。
|
みうら |
そういう場合ね、いまひとつ、
ぼくらの力を知らないんですよ。
ぼくらだってね、
あの‥‥それなりに集められるんですよ。
そこが、上まで通じてないんですよね。
|
|
ほぼ日 |
なるほど。
|
みうら |
「あいつ、意外とやるらしい」という情報が、
どっかでラインが切れてるらしく、
届いてないんです。
それなりに有名な人が
それなりなすごいお金をもらって
講演会をしたりしてらっしゃる。
そんなとき、
ものすごく安い金で人を集めることできんのに、
って、ぼくは思うんですけど。
|
ほぼ日 |
ああ。
|
みうら |
ええ。
|
ほぼ日 |
では、ちょっと
上の方の情報力や活用力が足りない、と。
|
みうら |
上の方が‥‥与謝野さんみたいな方々がね、
若者ぶって潜入してないからじゃないかと
思います。
|
ほぼ日 |
はい。
|
みうら |
もっとね、
若者ぶってバンダナ巻いて
高円寺とか、ふらふら、見てみるべきですよ。
「誰がいま、人気あんのか?」 |
ほぼ日 |
ああ、ああ。
|
みうら |
「いまこの地区では大槻ケンヂか」とか、
あそこではもうぜんぜん知らない人だとか、
いろいろあるじゃないですか。
|
ほぼ日 |
はい、はい。
|
みうら |
意外と安いギャラで人を集められる人が
いるんですよ。
それが世の中を動かすヤツです。
地域を活性化するヤツです。
それが、タダでできることだと気づいて、
みんながやったのが
ゆるキャラブームだったわけです。
|
ほぼ日 |
そうか! そうですね。
|
みうら |
こんな捨ててあるもんで大丈夫なんだ、
と気づいた。
みんな、もういちど着直して、
必死で活動してるじゃないですか。
ぼくは別に見返りありません。
何もありません。
いただき、いただき、いただきの声は
聞こえてます。
だけどね、そうしたもんじゃないですか。
ゆるキャラまで来たわけですから、
次はやっぱり人間で、
ギャラ安いんだけど
意外と集められるやつを調査すべきだと
ぼくは思います。
|
|
ほぼ日 |
うーむ、目からウロコな
気がしてきました。
値を上げる前の
活用力が足りてないですね。
|
みうら |
ぜんぜん足りてないでしょ。
もうちょっと‥‥例えば
国会にもヴィレッジヴァンガードを
入れるべきだと思います。
いろいろ、国会にも
ショップがあるっつうじゃないですか。
|
ほぼ日 |
理髪店とかありますよね。
|
みうら |
ほんとうに入れなきゃなんないのは、
ヴィレヴァンですよね。
「ほー、若者はこんな
わかんないやつの本を読んどるのか!」
と思ってみたら、その本には
『とんまつりJAPAN』とか書いてある。
「人気あるのかねぇ」なんて言って、
それなりのお金をくれたら
ぼくもうれしいです。
きっと国会は、まだまだ別のものを
見ている気がするんです。
|
ほぼ日 |
いやー、ほんとに、
そのとおりです。
どうもありがとうございました。
|
みうら |
あ、終わり?
|
ほぼ日 |
はい。そろそろ(笑)。
|
みうら |
ありがとうございました。
|
|
ほぼ日 |
いいお話を、
ほんとうにありがとうございました。
みうらさんのお金論、
今回でおしまいです。
みなさま、ご愛読(ご視聴)、
ありがとうございました。
最後のお話も動画でご覧ください。 |