渡辺真理さんのお菓子食べ部。ゲスト持田香織さん(Every Little Thing)
マリーナ部屋 PRESENTS
その3
今日も泳いできました。いっぱい食べるために。
渡辺
持田さん、お家にはおやつ常備派ですか。
それとも外派ですか?
持田
常備だったんですけど。
「チョコは絶対」「クッキーも絶対」っていう。
渡辺
「だった」ということは?
持田
「JALホノルルマラソン2014」を走った時に、
お菓子を食べていたら、
ご飯が食べられないと気付いて。
渡辺
ん、どういうことですか。
お腹がいっぱいになるってことですか?
持田
お菓子が食べたいなとか、
甘いものがほしいなっていう時って、
お腹が空いている時が多いですよね。
渡辺
はい。
持田
で、お腹が空いてる時にお菓子を食べると、
満腹中枢が満たされちゃって、
その後にご飯を食べようとしても食べたくなくなる。
つまり必要な栄養分が摂れないんだ、
っていうことがわかったんです。
渡辺
なるほど。マラソンを走るために、必要な栄養が。
持田
そうなんです。だからお腹が空いた時は、
野菜とかたんぱく質を食べるようにしたら、
お腹がいっぱいになってしまい、
甘いものを食べる時間帯がわからなくなって(笑)。
渡辺
うんうん。
持田
そこからすごく量が減ったんです。
でもその前までは、絶対家に甘いものがないと
落ち着かないという。
渡辺
冷蔵庫とかに?
持田
チョコレートを入れたりとか、
バレンタインデイの時も、
自分のものをたくさん買うっていう(笑)。
渡辺
あぁ、おんなじです(笑)。
え‥‥っていうか、持田さんが、
バレンタインに買いに行くんですか、チョコを?
持田
買いに行きますよ!
渡辺
それ、あからさまに
「あ、持田さんが来た」ってわかりますよね。
持田
「配るんだろうな」
みたいな感じで見られますね(笑)。
渡辺
凝視されますよね(笑)。
でも、わたしも一応、
自覚はしてますけど、ちょっと変な人ですよね。
バレンタインの時期に、
自分で全部食べるために
たくさんチョコを買ってるって。
持田
(笑)
渡辺
結局、あげないんですよね。
あげないんですけど、
バレンタインのチョコって、
おいしいのがいっぱいあるんですよね。
持田
そうなんですよ。1年に1回の(笑)。
渡辺
はい。
でも、そのチョコの常備をやめさせたマラソン、
すごかったですね。
持田
よく完走できたなと思います。
渡辺
どのくらいの期間、
練習をなさっていたんですか。
持田
7月に「じゃあ、やろう」ってなって、
12月の大会に出場しました。
渡辺
かなり差し迫ってる気がしますけど‥‥。
持田
体力に自信があったんだと思います。
渡辺
ライブで培った体力?
持田
そうですね、それから水泳もそこそこやってきたので。
渡辺
それは、水泳が先ですか? 歌?
持田
歌が先です。
渡辺
歌のために水泳をなさっていて。
持田
そうです。
渡辺
かなり泳ぐんですか?
持田
1時間くらい、距離にして1キロくらいですね。
今日も泳いできました。
いっぱい食べるために(笑)。
渡辺
すごい! それって、遠泳的に、
ゆっくり流しながらクロールでとか、
そういう感じなんですか。
持田
今日は、なんだかすごく
1日のスタートがバタバタしてしまったんです。
だから泳ぎもバタバタして(笑)、
ゆったりした気持ちでは泳げなくて、
バシャバシャ、バシャバシャ! って、
すごい勢いで40分泳いできました(笑)。
渡辺
水泳といえば、わたしも、
小っちゃい時から親に教え込まれて。
もともとスキーを合宿のように連れて行かれたりする
そんな家なんですけれど、
水泳も、市民プールで、
今日は50メートル、明日は100メートル、
明後日は150、200‥‥ってやっていって、
みんなが楽しそうに水遊びしている横で、
1,000メートル泳ぐという家だったんです。
だから、泳ぐのは好きで、気持ちは共感できるんですが、
水泳と違って、走るって、すごくきついじゃないですか。
持田
きついんです。水泳とは全然違いました。
走る筋力と泳ぐ筋力は全然違うし、
そもそも重力の負荷がかかる・かからないも違うし、
大変でしたね。
最初はもう1.5キロとかでも疲れるっていう感じで、
そこから2キロ、3キロ、まぁ頑張って5キロ。
「うわっ、5キロでこんなきついんだ」っていうことを
味わっていたんです。
そうするうちに、5キロまでは軽く走れるようになる。
渡辺
そんなものですか‥‥。
持田
でも、その5キロを超えるのがきついんです。
で、たとえば、10キロまで距離を延ばしたら、
今度、10キロまでは軽く走れるようになるのに、
10キロから先が
もう死ぬほどつらいっていうような状況で。
その距離をどんどん伸ばしていく、
っていうような練習方法でしたね。
渡辺
毎日走っていたんですか?
持田
いや、全然。
仕事をやりながらだったので、
週1走れたらいいかなくらいでした。
渡辺
‥‥ですよね。
持田
そして出場を前にした11月の後半からは、
「極力、身体を休める方向に」って言われていて。
なので、11月の頭くらいまでしか
練習はしてなかったです。
渡辺
じゃあ‥‥42.195kmを走れたのって、
いつなんでしょう?
持田
ホノルルで、です。
渡辺
え? ちょっと待ってくださいね。
持田
(笑)
渡辺
その前の練習では走ってないんですか?
持田
走ったことなかったんです。
20キロまでしか行けなかったです、わたし。
渡辺
え? 持田さん、マラソン走る人って、
そういうものじゃないよね?
持田
そういうものじゃないし、
本当にたくさんの方々に、
「なめてる」って言われました。
「マラソンをなめすぎだ!」って。
でも、その20キロ行った時に、
すっごい辛かったんですけど、
「なんか行けるんじゃないかな」
って思ってしまって(笑)。
渡辺
なるほど(笑)。
持田
でも、やっぱり30キロまで距離を伸ばせなくて。
しかも会社のマラソンの会で、
皇居の周り1周を速い時間で走る、
というのに参加したんですよ。
渡辺
エイベックスさん、そんなことやってらっしゃるんだ。
持田
それに調子に乗って参加したら、
その会のみなさん、すっごく速くて!
必死について行ったら、
内側側副靱帯っていうところを
ひどくいためてしまったんです。
それでしばらく練習ができなくなったまま、
不安いっぱいでホノルルに行ったんですよ。
渡辺
うわあ‥‥‥‥。
(つづきます)