ショーガール。 奥野史子・ラスベガスからの出発。 |
第11回 3年目の浮気? みなさま、こんばんわ。 ショーガール、元気です。 今日はたぶん日本人だと思われるお客さんが、 ショーの最後のカーテンコールで、 私に向かって手を振ってくださってました。 私ってわかったのかしら? なんだか、とってもうれしかった。 ちなみに、 もしこれからショーに来られる方がいらしたら、 私は最後のカーテンコールの時、 舞台に向かって右端の方に立って、 ニコニコと手を振ってますので捜してみてくださいね。 さてさて、こちらに来て1ヶ月が過ぎました。 未だホテル暮らしを続け、 車は買ったものの、免許は国際免許のまま、 ネバダ州の免許取得に向け、 久々にお勉強をする毎日です。 内容は簡単なのに英語だからしんどいんだなぁ…。 他にも車の保険やら、故障やら、 何から何まで四苦八苦する毎日です。 年を越したら引越しする予定です。 ちなみにルームメイトはカナダ人のフルート奏者。 かなり落ち着いていて、上品なお姉さんって感じの人。 ショーは生演奏なのでアーティスト以外にも たくさんのミュージシャン達がいます。 さて、近頃はやっと英語にも耳が慣れてきて、 いろんな人たちと、それぞれがこれまで何をやってきて、 これからどうしていきたいのか、 などという話が出来るようになってきました。 今日、ショーの合間に話をしたアーティスト(女性)は、 サーク(ここの会社cirque du soleil)で 10年間働いていて、 大方すべてのパターンをこなせると言ってました。 例えばわかりやすく言うと、 日本でいう空中ブランコみたいなやつとか、 ジャグリング(7個も8個も玉投げするやつ)とか…、 説明が非常に難しいです、これ。 他にもいっぱい出来るらしいです。 その彼女はここに来る前はナースをしていたそうで…。 意外なところから来よったな…この人…。 ナースをやっていた時に、 もっとアーティスティックな仕事につきたいと思って、 サークに入ったそうです。 この人、やれば出来るの典型的例のような人。 ほとんどのアーティストは 元体操や飛び込みの世界一流選手だった人たちですが、 中には彼女のような経歴の持ち主もいたりします。 国籍も文化も何もかも違った人たちが集まると、 ええ〜〜〜〜っ! って事がいっぱいあって、話していて楽しいんですよ。 やっぱり変わった人が集まってるな、ここは…。 ちなみに彼女はフランス人。 この先しばらくはここで頑張ると言ってました。 しかしみんなが口を揃えて言うことは、 毎日毎日同じショーをしているから、 慣れすぎてしまうという危険性があるということ。 私はまだここに来て1ヶ月、何もかもが新鮮で、 楽しい楽しい毎日を過ごせているけれど、 みんなはこのショーが始まった3年前、 しかも、ショーの立ち上げからいる人は 4年前からずぅ〜〜〜と同じ事を繰り返しています。 恋をしても、3年目の浮気という言葉があるように、 みんなそろそろ浮気したがってるようです。 そろそろ辞めて違うことをやろうと 考えているらしき人も多く、 そんな話もしばしば耳にします。 そりゃそうだろよ。 いくらすごいショーでも、 毎日やってりゃ飽きてくるさ。 人間だから。 そんな中で自分のテンションを保つために、 みんなよく旅行に出かけたり、 ショーを観に行ったり(N.Yやロンドン、フランスなど)、 ショー以外のときはみんな全く違った生活をしています。 私はまだべがスのショーもろくすっぽ観てないので、 まだまだこれから。 来週末時間があったら観に行く予定です。 う〜ん、この先いろいろ大変だなっ、 って考えさせられます。 自分の目的、夢、何をやりたいか、 そんなことを忘れないでやってきたいな。 そう思います。 ちなみに、先週からショーの全ての出番に出ています。 あ〜、楽しい。 早くみんな観に来てね。 そいじゃあ、また来週! |
2001-11-22-THU
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