日本人の思い。 あなたはどちらかといえば、モテますか? |
ほぼにちわ! さいとうりかです。 先週までの全50回の「日本人の思い」をご覧くださり、 またご投票いただいて、ありがとうございました。 今週は、いろんなテーマでお答えいただいた それぞれのテーマを再編集して、ご紹介します。 日本人の姿が、よりビビッドに見えてきますよ! まず、総集編の第1回は‥‥ 結果がはっきりとしたテーマ! 「音楽が好き!」は96.2%! 「旅が好き!」は84.7%! 「よく本を読む!」は、81.2%! 「エッチです」は84.6%? 「恥ずかしがりや」は82.4%! 「よく笑う!」は81.8%!
音楽が好きで旅が好きで エッチで恥ずかしがりやで よく笑いよく本を読む‥‥ これぞ、日本人なんですね! 外国人の方に 「日本人ノ特徴ハ、ナンデスカ」 と、尋ねられたら、こう答えられるかも? では、典型的日本人像を、メールで紹介しますね。 (投票中や、結果発表後にいただいたメールから、 印象的な部分を「ほぼ日」の木村俊介が紹介してます) ●音楽が好き!(第6回)
音楽を本格的に やったことがある人のおたよりが、 何だか、特に、気になった回でした。 バンド経験者が、 「二十年間、 バンド活動に精を出していましたけど、 辞めて、CDも機材類も すっぱり処分しました」 というおたよりをくださったのも、 印象的でした。 「CDがなくても 何の不自由もないですが、 今は、山道を吹き抜ける風や、 静寂のなかの虫の羽音、 木の葉をうつ 雨だれのような音楽が大好きです。 ただ、聞きたくないのに 聞かされる音楽は大嫌いなんです」 その人のメールの 後半部は、こんなふうでした。 音量さえ大きければ、 所かまわず流れてくるとか、 要らない音が世の中に多すぎる、 みたいなメールも、音楽好きの人からは、 ずいぶんいただいていましたね。 ●旅が好き!(第8回)
旅のおたよりで 印象に残ったのはこんなおたよりです。 数年間の旅の途中にいるかのような 留学中の人から、 「同じ場所にいつづけても 柔軟に変わってゆけるのだし、 目が曇ったままなら、 どれだけ遠くにいったとしても、 旅から学ぶはすくない」 という実感をいただいたりして、 なるほどなぁと思いました。 旅好きが高じて、 周囲を「一緒に旅に行けるか」という 観点で眺める人もいて、友人知人に 明確な線を引ける基準だなとも思いました。 忘れられないのは、 前に「ほぼ日」のメールマガジン宛てに届いた、 「タイ王国に住んで 十七年目を迎えていますが、 言葉の壁は 在住が長くなるほど感じられます。 家族は私を除き二重国籍かネイティブですから、 私の存在は、やはり外国人でしょう。 それでも毎日 この国の言葉で家族と会話をして、 近所づきあいをし、買い物をしているのですが、 やはりネイティブにはなれません。 日本語も人から指摘されるほどなために、 体から出る雰囲気もきっと日本では異質でしょう。 私が住める場所はここだけですが 中途半端でやるせないです」 というメールなんです。 場所の移動についての話を読んで、 このかたのことを、思いだしました。 ●よく本を読む!(第22回)
何百年前に 本を書いた人と心が通わすこともできて、 読みなおすと、 書いた人の頭脳を覗くこともできる。 読者は、場所も時間も超える旅のようなだと思って、 みなさんのおたよりを、拝読していました。 以前に、メルマガにいただいたもので 印象的な経験談として、 「大学のドイツ文学評論の先生は、 ほんとに愛情をこめて作品について話されたので、 どれもいつか原文で読みたいと思わせられました。 ある時、電車の中で、その先生にお会いしたので、 勇気をもって聞いてみました。 『先生の講義を聞くと、どの作品も 読みたくなりますが、時間もかかりますし‥‥ いったいどれから、読んだらいいんでしょう?』 そうすると先生は目をきらんと輝かせて 『自分で選んで一生懸命時間をかけて 読んだ本が実はくだらないものであっても、 ああ、なんでこんなものを読んでしまったんだ! と地団駄踏む経験が大事なんですよ』 と諭すように話してくれました。 もう二十年くらい前の話ですが、忘れられません」 というものがありました。 これもいい話だよなと思います。 ●エッチです。(第33回)
この回は、 ほんとに直接的なおたよりが多く、 なかなか紹介できないものばかりでしたが、 それでもこのおふたりの、 「仕事で近づいていると興味がなくなる」 という話は、特に印象的でした。 「感情の入る余地はありません」がスゴイ! ●恥ずかしがりや(第17回)
この恥ずかしがり屋の回は 恥ずかしいツボが多彩でおもしろかったんです。 「誉められるのが恥ずかしい。けなしてくれ!」 と断言する人もいましたし、 「私はそそっかしく、よく、 洋服のファスナーというファスナーを、 開けっぱなしにして生活をしています。 恥ずかしいです。 『あれ、今日、生活が楽‥‥?』 と思うと、大抵、 パンツのファスナーが開いています」 こんな人もいました。 目立ちたがり屋なのに恥ずかしがり屋で、 自分のブログに書いた日記を読みかえしては 「こんなものを人目にさらしていたのか」 と恥ずかしがり、しかし、 たまにほめてもらうとうれしくなって、 ブログを書きつづけるという人がいましたね。 ●よく笑う!(第39回)
笑うことについてのおたよりは、 ただただしあわせなものが、 読んでいてもうれしくて印象的でした。 笑う表情を持っている動物は人間だけだから 人間らしく精一杯笑っていたいという意見も、 ずいぶんよせられていました。 海外からの、 「英語で " Japanese smile " って 言葉があるくらいだから、 日本人はよく笑うと思う。 でも愛想笑いとか苦笑いとか、 まわりとうまくやっていこうとするための 笑いも多いと思う」 というような 苦笑いについてのおたよりも たくさんあった回でしたね。 次回もお楽しみに! |
2005-07-20-WED
戻る |