今日の収録をはじめてから
もう2時間が経過しているね。




みうらさん、すでにへとへとになってきています。
そろそろ収録日が変わり、服装がチェンジするのも
近いのではないでしょうか。
さて、今回は吉本新喜劇に恩返し、です。
関西では昔、週に何回も
吉本新喜劇が放映されていましたね。




ええ。確実に影響を受けました。
吉本新喜劇の人情ドラマが、
いま、自分のベースになっています。





ベースに‥‥?




そう、僕、人情家なんで。
ほら、
すぐ泣いちゃうからね。
そんな、自分の礎を築くことになった吉本新喜劇の
総集編ビデオ、
「吉本新喜劇 ギャグ100連発」
プロデュースする機会がありました。
東京に出てきたときに、
「新喜劇、ぜんぜん放映してないじゃん。
東京、何してんだ!
という動機ひとつで、まったく面識のない
吉本興業の社員の方に電話をしたことから
はじまった企画でした。



これ一本で、関西のお笑いのルーツや
関西の人たちの心根が、
ひとつかみにできるビデオです。
このビデオが出たことで、また
吉本新喜劇が新しい火を噴きましたね。


東京のサンシャイン劇場で
吉本新喜劇のイベントをやりまして、
僕が司会でした。
西川きよしさんと僕という
とんでもないコンビ

司会をやらせていただきました。
思っていれば、いつか願いが叶うことの
すばらしい例です。






毎週土曜日に体操着を着替えずに
学校から飛んで帰ってきては、
吉本新喜劇を観た少年時代。
みうらさんが通い詰めた「京都花月」は、
跡地に石碑が立っています。
関西の人は、吉本新喜劇を観て育つ。
みうらさんの、6つめの恩返しでした。




左から、「あーりませんか」のチャーリー浜さん、
「パチパチパンチ」の島木譲二さん。
誰かがボケた際に、舞台にいる全員が
同時にズリッとなるあのユニゾンプレイは、
さすがです。



吉本新喜劇(よしもとしんきげき
吉本興業のタレントさんのうち
新喜劇所属のメンバーによって
舞台で行なわれる軽演劇のこと。
通常「なんばグランド花月」で公演がある。
ここから生まれたギャグは星の数。
何度観ても笑える各芸人さんの持ちネタお約束芸と、
アドリブの絶妙な組み合わせがやみつきに。


原哲男(はらてつお)
花紀京(はなききょう)
岡八郎(おかはちろう)

吉本新喜劇の初期の隆盛を築いた巨星たち。
関西出身の35歳以上の方は、
まず全員が彼らの名を知っているだろうといわれます。

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2005-06-02 THU
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