海女で、みうらさんの 「好き」メソッドが判明。



今回は、海女(あま)ですか。
海女、海女‥‥。





あまり好きになれないでしょ、はじめは。
でもね、こんなふうに海女の写真を
山のように撮っている僕ですので、
DPE屋さんに出すのにも
金がかかっているわけです。
さらに海女さんとツーショットを撮ったら
好きにならざるを得ないでしょう。
ね? 断然好きでしょ、こんなの見たら。



定期入れに入れて、
「彼女なんだ」って言ってもいいもん。




今日の動画では、矢継ぎばやに
海女に関するいろんなものが出てきます。
改めて思いますが、みうらさんは、
関連グッズをたくさん買ったり
集めたりなさいますね。




やっぱりね、たくさん買わないとダメです。
ものは、たくさん買うことによって
好きになるわけであって、
「ちょっと見て好きになる」なんてダメです。
どれだけ金を使うか、
どれだけ人から「無駄だな」と思われる時間を
使っているかで
ものは好きになっていくんです。
神田に行って、海女(あま)の古い写真を
一日じゅう、さがすわけですよ。
こんなもん、こうやって一日使ってさがして、





この写真に出会ったときに、
もう僕は海女を好きにちがいない、と
自分を洗脳させることが
ほんとうの「好き」ですから。




みうらさんはそうやって
「自分を好きにもっていく」ことを
「好き」の主流にしていらっしゃいますが、





もちろん!
僕は小学校の怪獣以来ぜんぶその手口です。
世のなかに起こっている現象やものに対して
そんなに一瞬にして好きだと決めつけていいんですか、
と僕は思うんですよ。
好き嫌いでものごとを決めるより、
気になる気にならないで決めたほうが
いいと思うんです。
そして、なんとなく気になっているものが
なぜ気になっているのかを突き止め、
がんばって好きになっていくのが
ほんとうなのではないでしょうか。
もともと好きじゃなかったものを
無理矢理好きになったわけですから、
努力が入って
いるわけですから、

もう、好きに決まっているわけですよ。




そうですね‥‥そうですね。
よくわかりませんが深い納得がいま、やってきました。
「好き」の焦点はどのように
定めていらっしゃるんでしょうか。





別に僕は‥‥
(机を見回して付箋を手に取る)
明日から付箋を好きになろうと思ったら、なれます。



そうなったら、付箋のことばかり
考えて生きていきますよ。
コクヨの付箋は何ミリだ、糊がどうだ、とか
付箋界にもいろいろな事情があると思うんです。
そうこうしているあいだに付箋と親しい仲になって
「フーチャン」などと呼んでいくでしょう。
そんなとき、誰かに付箋のことを訊かれたら
それまで誰にも話せなかったつらさもあって、
バーッとしゃべるでしょう。





いまのように。





そう、いまのように。
そんなに好きじゃなかったものを好きになったんだから、
モトを取りたいんです。
ですから、人をだましてでも付箋のほうに
話をもっていかなきゃなんないんです。
もし明日から「付箋やれ」と言われたら、
やる覚悟ではありますよ。
ドンと来い! もう!!
柔ちゃんも、谷選手よりずっと好きになってみせる!






えええ? 女性でもですか。
では、たとえば、ある女性を
明日から好きになろうと思ったら‥‥?。





大丈夫ですよ。
世界じゅうの女性のみなさん、
ひと女性に対してひとエロあるんですよ。
ある方は顔がいい、ある方は足がいい、
そりゃあ、いっぱいそろっている人が
雑誌のグラビアなどを飾っているわけですが、
女の人はみんなこの世に生まれたその時点で、
ひとりにひとエロあるんです。
それを見つけるか見つけないかだけですから。
まかしとけ!



絶対がんばる! もう!!




いや、がんばんなくてもいいんじゃないかという気が
やっぱりしてきました。





努力は、好きになるために使うものであって、
好きにならないものには使わないですよ。





え?





たとえば、勉強。ね?
勉強は、好きじゃなかった。




そこを好きになろうという努力は、なさらなかった。





だって、ポルノとか
ほかに好きにならなきゃいけないものが
たくさんあるんですよ。
そういう状況のなかで
勉強だけは人から「好きになれ!」と
言われたからね。
「好き」は、自分から「好きになろう!」と
思わないとだめなのよ。




‥‥なるほど。ところでみうらさん、
「年の数だけ恩返し」ということで
ここまでやってまいりましたが、
みうらさんは、現在47歳。
ということは、恩返しもあとふたつで
終了してしまいます。





そうですね。
こりゃあ終わらんぞ、と思っていましたが、
こうなると、なんだか淋しいですね。




コンテンツの終了を惜しむ
読者のみなさんからのメールが
少しずつ、増えてきています。
そして、思い出していただけますでしょうか。
このコンテンツのそもそものテーマは、
‥‥スタンプ‥‥リニモ‥‥シャチフリャー‥‥





万博ですね。




そう、万博です。
愛・地球博のフィナーレまで
もうすこしだけ、時間があります。





じゃ、ちょっと増やしましょうか。
そうだな、3つ増やして、
50個の恩返しにしましょう。






ありがとうございます。
みなさん、愛・地球博のフィナーレは9月25日です。
ということは、
「じゅんの恩返し」のフィナーレもその日です。
それまではラストスパートでございます。
明日も「じゅんの恩返し」、つづきます。
来年は大ブレイクの予感いっぱいの海女に、
みうらさんの45回目の恩返しでした。





白装束を身にまとい、
水中メガネと木製の桶、
貝を獲る道具を腰に刺すコスチュームが魅力の海女。
昔はトップレスの海女もいたという。

「TENGU&ハニー香立」
プレゼント当選者発表

あざぶ祐子さま
門林賢道さま
伊藤さま

がご当選されました。
おめでとうございます!


海女(あま)
海に素潜りをしてアワビやサザエなどの
貝や海藻などを獲る職業の女性のこと。
男の場合は「海人」と書いて「あま」と読む。
三重県志摩半島、岩手県久慈市、石川県舳倉島が有名。

尼(あま)
出家し、仏教修行者となった女性のこと。
または仏門に入った女性のこと。
「あま」という言葉は、海女、尼のほかに、
髪の毛を18センチくらい前方につき出した男性が
カッとなった際に、
強気な女性を相手に
下斜め45度の眼力を効かせつつ
「このアマ!」とすごむ、
という用途がある。
ラストに近づいてきましたので
おたよりコーナー
ままでみうらさんの声を聞いたことがなかったので、
今回ブロードバンドではじめて聞くと
お顔のかんじと違って、
こわもて系の声だったのでびっくりしました。
それだけでも「怖〜い」かもしれません。
PS:ほぼ日さん、いつもありがとう!
(ろこ)
 
ポッドキャスティングでも
「じゅんの恩返し」の放送(映像ナシ)をしておりますが、
声だけを聞いていらっしゃる方には
ちょっとした誤解を与えてるかもしれませんね。(ほぼ日)
要するに"ちょいワル声親父"って
やつですね。(みうら)

じゅんの恩返し」わくわくします。
スピーカーが壊れているので音声が聞こえませんが
画像を見ているだけでもおかしかったです。
この連載のために、近いうちに
スピーカーを復活させたいと思います。
(Nacieku)
 
クチパクのみうらさんがPCモニタでどのように見えるのか、
やってみました。おかしかったです。
スピーカーの早い復活、お祈りしております。(ほぼ日)
壊れたスピーカーは
スピーカーの役目を果していないので
単なる壊れものですね。(みうら)


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2005-09-15 THU
(c) Hobo Nikkan Itoi Shinbun 2005