■番外篇■
ニュースの、その後。
第2回
英語だイエス!
今日は、英語のはとバスツアーで
田島貴男番長と東京をめぐっています。
「オー、イッツサニー」
晴れてきましたね。
さて、はとバスでは、ガイドさんによる、
英語の東京案内がはじまっています。
ガイドさん
「‥‥Tokyo became the capital in 1868.」
(東京は1868年に首都になりました)
「エイティーンシックスティエイトだってさ」
「‥‥Today, the population is 12million.」
(東京の人口は1200万人です)
「トゥエルブミリオン。オー、アイドンノー」
数字だけに反応していますね。
「‥‥The population of Japan is 127million.」
(日本の人口は、1億2700万人です)
「ワンハンドレッド
トゥエンティセブンミリオンだってよ!」
「‥‥Our first stop is TOKYO TOWER.
Japanese the highest tower,
its height is 333 meters.」
(東京タワーの高さは333メートルです)
「オー、スリーハンドレッドサーティスリー
ミーターだって」
はい、そのようですね。
「オー、プリティガール」
そうなんです、とてもかわいい方なんです、
今日のガイドさん。
英語番長の反応力は、
おもに数字と女性のみに限定活用されるようです。
「皇居はインペリアルパレスプラザ、だって!!」
「ドゥユー ノー、ヤブソバ?」
イエス。
「シー イズ プリティ」
イエス、イエス。
聞き取れた英語について
何かを言いたい。
そんな番長の、大和魂が伝わってきます。
そもそも番長は今日のために
ある本を買って備えてくださっていたらしいです。
こちらの動画でご確認ください。
(↑こちらをクリックしていただくと、動画をごらんいただけます。)
「ラストウィーク、
アイ ボート デンシジショ」
電子辞書を。
What for?
「フォー スタディ イングリッシュ。
辞書を持ち歩くと重いでしょ?
ディクショナリー トゥーヘビー トゥミーだから」
これは、かなり
本格的なタイプの電子辞書ですね。
「オー、リーセントリー、
エレクトリックディクショナリー イズ
ベリベリ グーッド。
だって、ナインティ ディクショナリー
インクルーディッドだぜ?」
この中に、19種類の辞書が入ってるんですか?
「チッ(舌打ち)ノーノー!!
ナインティ!!」
90?
自分の電子辞書を軽くみられ、
ややむきになって否定する番長。
オー、アメイジング。
90も辞書が入っているということは、
それはつまり、便利なんでしょうか。
「だってさ、英英辞書とかも入ってるんだよ。
あとは冠婚葬祭事典、ことわざ事典、
困ったときのとっさのひとこと、
薬がわかる本、血液サラサラ健康事典」
それは、番長は‥‥。
「‥‥使わねえな。
まったくいらないものばかりが
入ってるな」
番長が勉強をはじめたばかりの、
フランス語の辞書は入ってますか?
「それが、別売りなんだよ。
そいでさ、新学期だから
別売りのフランス語の辞書カードが
電気屋さんで売り切れでさ」
使えませんね。
「‥‥使えねえな」
でもきっと、作詞に役立ちますね。
「そうだよ、この辞書から
オリジナル・ラヴの歌詞が
生み出されるわけだよ!
こんなふうに、カーッとした
指の動きで」
!! めちゃくちゃ早打ちですね。
「もいっかいやろうか?
カーッと!!」
番長が、辞書を早打ちするようすが、
ものすごく恐いです。
そして、そんなことを話している間に
東京タワーに到着です。
「オレさあ、NHKの『プロジェクトX』で
東京タワー製作物語みたいなのを観て、
泣いた。
東京タワーができあがったら結婚しよう、
なんていうおじさんがいて、泣けたなあ」
では、番長とタワーに入りますよ。
(明日につづく!)
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