田島 |
思っていたより採れたね!
壊さないように
カゴから出すのがむずかしかったよ。
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── |
大収穫、 |
田島 |
大・成・功! |
── |
やりました!
ハワイの雪辱が、いま! |
田島 |
ッハハハハ!
2005年は幸先がいいな、
もう終わりだけど! |
── |
ははははは。
キノコをていねいに並べ、
喜び、ややいばり、
そして紛れ込んだ一匹のナメクジに
絶叫する男の人のようすを
動画でぜひごらんください。
(↑こちらをクリックしていただくと、動画をごらんいただけます。)
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田島 |
腹減ってきたよ。
ラーハ、リーへ。 |
── |
番長、見てください。
中山さんのお店に貼り紙が‥‥。
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田島 |
やっぱり店を
休んだんだ。 |
── |
そうですね、我々のために。
“山へ行ってます。” |
田島 |
むちゃくちゃだな。 |
── |
しかし、各自がキノコを並べて
選定をしているあいだ、
中山さんは、いったいどこに? |
田島 |
あ、出てきた。

むむ? エプロンしてます。 |
── |
中山さん、
ここに並んでいるのは、
番長が採った分ですよ。 |
西田 |
上手に持って帰ってきたよねぇ。 |
中山 |
うん。
じゃ、詰めて。 |
田島 |
は? |
中山 |
箱に詰めて。
持って帰るものは。 |
── |
ええと、これからこれを
料理して食べるのでは‥‥? |
中山 |
もうつくっちゃったよ、キノコ鍋。
ほら。


さきほど買っていた豆腐も並んでいます。 |
田島 |
これは、どのキノコを使ったんですか? |
中山 |
オレのかごにあったやつ。
ほら、いいから食べな。 |
── |
キノコ狩りの醍醐味、それは、
中山さん(他人)の採ったキノコを、
中山さん(他人)の調理で
いただくことにある‥‥。 |
田島 |
それが正しいような
気分にすらなってきたな。
この鍋には、何が入っているんですか? |
中山 |
キノコと、ねぎと、豚肉と、しょうゆだけ。
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── |
ダシは、入れないの?
そう思われた方は、
こちらの動画をぜひごらんください。
(↑こちらをクリックしていただくと、動画をごらんいただけます。) |
田島 |
いただきまーす!
うわ、すごいキノコのかおりが!
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中山 |
ほら、ホンシメジ食べな!

中央にある大きいキノコがホンシメジです。 |
田島 |
‥‥うま味が出まくってます。
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中山 |
ウハハハハハ。 |
田島 |
これはなんのキノコだろうな?
アブラシメジかな?


あっっつ。

フハフハ、ムシャムシャ。

ズズズー。

もういっぱい。

キノコが少なくなると、
乾麺のきしめんをバリバリに折って入れて‥‥

あ、さらに食ったらまたうまい。

ズズズズー。

ZZZZZー

ZZZZZーん?

くり返し鍋に手をのばす番長。 |
── |
ちょっと間を置くと、
限りなく食べられるようですね。 |
田島 |
しまった、
腹が破裂するかもしんねえ! |
── |
毒キノコを食べたわけじゃないのに!
何杯目ですか?
7杯目くらいでしょうか? |
田島 |
いや、もっともっといってる。
12杯くらい食ってるよ、さっきから。 |
── |
‥‥‥‥大丈夫ですか。 |
田島 |
食い過ぎた。

やべぇ。真剣に。
こんなに同時にキノコを食ったのは
はじめてだし。 |
── |
‥‥‥‥大丈夫ですか。 |
田島 |
足がだるくなってきた。
腹が、半端じゃなく
すごいことになってる。
ピュー!
みたいになってんだよ。

ピュー! |
── |
ピュー?
‥‥ピュー、みたいにね、なってんですね。 |