■ニュース その1■
田島めぐりの旅。
第4回
オレの田島駅。
田島貴男番長と田島をめぐる旅は、
第1目的地である、
栃木県の田島駅に到着しました。
*
「ッハハハハハ!!!
すげーとこだ!」
田島駅に降り立った
田島番長のようすを
こちらの動画でごらんください。
「無人駅だよ」
番長、番長、あたりまえですが、
は‥‥ははははは、
田島が、田島が、
「いっぱいあるな!」
駅舎が、すてきですね。
駅の開業は大正3年だそうですよ。
「しぶくてかっこいい駅舎だね。
ここで撮影とかしたら、いいだろうな」
「見てみ見てみ!」
このあたりは佐野市なんですね。
「ラーメン食いたいな!」
昨年のきのこ狩りの道中で
おっしゃっていましたが、
番長の大好きな
佐野ラーメンの地ですね。
あったかいラーメン、食べたいですね。
「でも、けっこう‥‥その、
田島駅には、何もないな」
駅周辺には、わりと、ないですね。
けっこう、ない。
「あそこに食堂があるよ?
ちょっとくらい時間あんでしょ?
ラーメン食べられるかも」
だんだん豪雨になってきましたが、
行ってみましょう。
ガーン、やっぱり。「食堂、やってねぇー!」
朝がはやすぎて営業時間外でした。
ま、ふつう、そうですよ。しかたないです。
雨、冷たいですね。
「これは横なぐりだな。
なんだかね、自分を知った気がする」
自分を?
「ここは、オレの原風景だよ。
オレの内面の世界を見たかんじ」
これが番長の心の風景?
「いま、田島には、容赦なく雨が降りしきり、
広大なデンパタが目の前に
ひろがっているねぇえ。
このあたり、夜は、
真っ暗になるのかなぁあ」
立松和平さんの口まねですね、
番長は、夜は、
「真っ暗だもん! フフフ。
田島がオレの心の中を
教えてくれてる気がするな。
広い広い、このかんじ。
線路のむこうの、信号のあたり、
ほんとに象徴的で、
見つめていたらちょっと
泣きそうになっちゃったよ」
すでにのどあめも尽きましたし、
おなか、空きましたね。
「田島駅のまわりには
食うものがなかったね。
でも、のどかだし
ひとりになりたいときには、
ここは、いいな。また来よう」
ひとりになりたいときって、
ありますか?
「ないの?!
ひとりになりたいとき、ないの!
ないの、ねえ?!」
急に、そんなに驚かれても‥‥
あらためて考えてみると、
しみじみとした欲求はあまりないな、
と思いました。
番長は、ありますか。
「たまに、だけど。
そうか、ないのか。
ボーッとしたいとか、ないのか」
傘を片手に
うろつけるような場所もなく、
入れるようなお店も見あたらず、
遠くに見える家々におしかけることもできず、
田島のホームにたたずみ、
自分の原点の風景を
見つめるしかない番長です。
雨がほんとうに冷たくて寒いです。
「あ、田島に
お迎えが来たよ」
次の田島に、
2番目の田島に、向かいます。
■最近のオリジナル・ラヴ
『東京
飛行』(ポニーキャニオン)
12月6日に発売されたばかりの
オリジナル・ラヴの
通算13枚目のアルバムです。
先行シングル「明日の神話」を含む全11曲。
かなりカッコイイ一枚です。
「オレのニュース」を読みながら聴くと、
両方のすごいギャップと、奇妙な一致点を
味わっていただけるのではないかな、と思います。
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