その9 清水さんの執筆依頼。
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糸井 |
このシリーズには、
そうそうたる執筆陣が並んでいるわけですが、
清水さんは、誰に執筆依頼をするときも、
おなじ方法で頼むんですか?
だって、この依頼は簡単にはできないからね。
それぞれのテーマは、決めてから行くの?
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清水 |
お願いするときには、
こちらの考えは持っていきます。
でも、用意していたテーマが
打ち合わせの中でひっくり返ることが多いですし、
テーマを想定していても、
お話せずに終わることもあります。
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糸井 |
それは、相手の性格によって
やり方を変えるんですか?
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清水 |
性格は、わかりませんから‥‥(笑)。
テーマを強要することもあるし(笑)、
執筆者の方からご提案いただくこともあるし、
叩き台として持っていったものが
思わぬ方向に飛んで着地することもあります。
いろんな可能性がありますから、
こちらの考えはどこかでキープしつつ、
流れに逆らわない(笑)。
それから、具体的なテーマについて迷いに迷って、
でもどうしても書いていただきたくて、
素手でのお願いに至ったこともあります。
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糸井 |
‥‥誰が素手だったの?
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清水 |
素手系‥‥ですよね。
えーと‥‥4人くらいかな‥‥。
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糸井 |
誰よ!
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清水 |
えーっとですね(笑)、
重松清さんは、素手ですね。
森達也さんも、素手系。
(ふたりのはなしは、つづきます)
2006-01-29-SUN
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