7枚目は便箋に。
第2回:「滅多な事とはナニか?」
ねっずみーねっずみーねっずねっずみー♪
(みもふたもなく某ミッキーの曲にあわせてみるといいぞ。)
筋肉が足りていないのか…。
寒い日は、ひがないちにち、重力のままに
ホットカーペットにくるまり、つげ義春など
渋いところを読んでいると、すぐそこに至福を感じます。
ホットカーペットで暖をとるため
かなり強めに「6」の右までスイッチを動かすのですが
そこには「ダニ退治」なんて書かれていて
くるまってる身として、すこし切なくなります。
こんばんは。シルです。
6枚ほど、まっ白いカミを使ってみました。
まだ初めまして気分が抜けきらないのか・・・
よそ行きの服を着ているみたいでかたいです。
読んでいる人が多いので滅多な事は言えない。
なんて考えてしまった途端ぎこちなくなってしまうのです。
そこで今回は
「滅多な事」とはナニか?
それを考える事にしました。
消去法で書けば何も問題は無いと思ったのです。
すごいぞ、おれ。
そう。たとえば滅多な事とは。
・おまえの母ちゃんでべそ。
この瞬間。徒に私は数人の人をモニタ越しに
傷つけたと思うのです。悪意はだめ。
・川中湖の合宿の時にさぁ…田中が溺れたじゃん?
ローカルネタもだめ。しかも合宿どころか
川中湖にも行ったことがないという大嘘つきぶり。
・NINTENDO64のポリゴンって
お徳用特大サイズじゃないですか?
クモあと1匹。見つからないので諦めました。
なんだか政治的な話題もだめ。
・あの…最近、プレステに赤い手が出るんですけど?
さすがにまずいと思います。犯罪は禁止。
あたりまえです。
・人はどれだけ自分を愛せれば、
河村隆一になれるのだろう。
他人の言葉の無断借用ですが、それより引用しただけで
ミリオン単位で敵が発生しそう…。 舌禍はまねかない。
ああ…どうです。滅多な事が多いです。
これが。有名な自主的言葉狩りというやつでしょうか。
こうして日本語の美しい表現力は死んでいくのです。 (*1)
しかしそれはそれこれはこれ。
さすがは
心優しく、寛容で、ストライクゾーンが広く、
情に厚く、甲斐性に溢れ、朗らか、実直で、山を越え、
谷は渡り、西につかれた母あれば行ってその稲の束を負い、
十万馬力で、動体視力4.0、瞳は1万ボルトで、男気に満ちて、
そばかすだってだってお気に入り、それでいて時々
本当の自分は繊細で寂しい時もある
…と評判の (*2)
「ほぼ日」読者だけに
意味不明なコンテンツをアップしても
いくつも反応をいただいているのが嬉しいところです。
あの、スター☆又吉究さんにだって
お手紙戴いてしまいましたし。
なんたってラメ入りの腹巻き(!)をされている方です。
心底熱いですよ。言葉が。お腹冷えませんもの。しかも光る。
もっと滅多な事をやっても大丈夫みたい…と
メールを読み返すたび安心励まされます。
[注釈]
*1 … だんじて間違っています。
*2 … やりすぎ。
ではまた!
次の更新でお逢いしましょう。
シル (shylph@ma4.justnet.ne.jp)
from 『深夜特急ヒンデンブルク号』
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