PHILADELPHIA
お医者さんと患者さん。
「遥か彼方で働くひとよ」が変わりました。

手紙257
ひとりストップエイズキャンペーンとサンスターのサイト



こんにちは。


HIVに関する話が長くなったなあ、とは
このところ思っていたのですが、
今振り返ってみたら、2年半も経っていました。
自分でもびっくりです。

この2年半にやっていたことは
「ひとりストップエイズキャンペーン」ですが、
このキャンペーンは
取り立てて何かおおげさなことをする必要なく、
どなたでもご参加になれます。

参加の方法は簡単で、
自分の周りにいる人、たとえば友達や家族に
「HIVって実は身近な病気なんだって」と
話すだけです。

もう少し、話してもいいかな、と思ったら、

1)HIVは、自分が気がつかないうちに
  いつの間にか体の中にはいりこんでいる。

2)一度感染してしまうと、一生治らない。

3)でも、感染していることが
  早くわかってきちんと治療をすれば、
  すぐ死んじゃうなんてことはない。

4)治療が受けられる病院は全国にあって、
  治療費の心配もいらない。

5)仕事も、結婚も、海外旅行も、出産も、大丈夫。

6)たぶんあなたの身近なところに、
  HIVと共に生きている人は、いる。

7)感染しているかどうかは、
  血液検査を受けないとわからない。

8)検査は無料で、匿名で、保健所で簡単にできる。

9)一度感染してしまうと絶対に治らないけど、
  予防は確実にできる。

・・・の中のいくつか、
もしくは全部をお話しいただければと思います。
ご参加、どうぞよろしくお願いします。
このページの下にある小冊子
「みんなの誤解」もお役に立つかもしれません。

最近は、いろんなところで
HIVについての話をする機会を
いただくようになりました。

そんな中のひとつに、
サンスター社のウェブサイトがありました。
このサイトでは、口の中の健康が
全身にどれほど影響を与える大切なものか、
ということについて
たいへんわかりやすく紹介しています。

サイトの中には
健康についてのインタビューのコーナーがあり、
そこに昨年の秋に呼んでいただきました。

しばらく新聞社のサイトにリンクが貼られていたので
思いがけない人から
「読んだよ」と連絡をもらったりもしました。

インタビューの写真は、
どれもとても機嫌良さそうに話していて
ちょっと恥ずかしいです。

インタビューの前半は
HIVについてお話ししたのですが、
その後、米国で働いていたときの感想を尋ねられて、
ひとつ選ぶなら、これかなあと思い
ニューヨークで働いていたときの
911のテロでの思い出を話しました。

テロの直後には
ほぼ日を読んでくださっていた方々から
たくさんのお見舞いのメールを頂き感激しました。
本当にありがとうございました。

あのような大惨事を経験すると、
ひとはそれぞれ
いろんな思いを抱えることになるのでしょうが、
わたしにとって、
2001年9月11日のテロは
「東京での地下鉄サリン事件の教訓が
ニューヨークで見事に生かされていた」
ことを
身に染みて実感する、
たぶん生涯忘れられない日となりました。

そして、昨年、
わたしはその経験の意味を改めて考え直す、
とても良い機会を得ました。

次回からは
そのことについてご紹介してみたいと思います。

では、今日はこの辺で。
みなさま、どうぞお元気で。

本田美和子




小冊子 『みんなの誤解』をダウンロードいただけます。

『みんなの誤解』ダウンロード 作成方法
 1.ここをクリックして、
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 2.データをお持ちのパソコンに保存した後、
 プリンタでA4用紙に
 カラー出力してください。
 印刷すると全部で13ページになります。
 3.最後のページ(13ページ目)に
 小冊子の作り方を解説してあります。
 それに従ってご作成くださいね。

データはPDF形式になっています。
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 ※ダウンロード版小冊子の出来上がり寸法は、
  左右148ミリ×天地210ミリです。
 

2008-04-18-FRI

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