2013/02/2216:00
犬好き母と
100歳の猫。008
ミルをはねたのは、
大家族を載せていた9人乗りの車です。
かたや、はねられたのは
生まれて1年の、ちいさなメス猫です。
母親は色を失い、
すぐに動物病院へ連れて行きました。
お医者さまは
「見込みは薄いかもしれない」
といいながら、
可能な限りの処置してくれました。
ミルは、何日も死線をさまよいました。
「あぶない」といわれるたびに
責任を感じた母親が病院へ行くのですが
そのたびに、死にませんでした。
事故直後は、強く打ち付けたおなかが
風船のようにふくらんでしまい、
母親は、それを見ただけで
「もうだめだ」と思ったそうです。
でも、そうこうするうち、
ミルは、元のように元気になりました。
なんだか、治っちゃったんです。