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2013/02/2216:30

犬好き母と
100歳の猫。009

それから19年くらい経ちますが
ミルはまだ、元気に生きております。

19歳とか20歳とか、
たぶん、もうそんな年齢ですから
人間でいったら
100歳くらいにはなるのでしょうか。

たしかに「老境」という言葉の似合う
雰囲気はにじみ出ていますが
あんな大怪我をしたのに
まだまだ、のっそり、元気なんです。

実家では、猫好きの祖母が亡くなり、
犬猫に興味のない祖父も亡くなり、
妹のひとりは嫁に行き、
僕は東京に出、
ミルを拾ってきたほうの妹は
なんの用だかスペインに行ってしまい、
数年前には
仕事好きだった父親が亡くなりました。

7人と2匹だった大家族は
「犬好きの母親」と
その母にひかれた
「100歳の猫」だけになりました。

でも、
実に円満なふたり暮らしをしています。

ミルは、怪我のことを恨むでもなく
母がいちばん好きですし
母親も、ミルがいるからという理由で
旅行とかに行ったりしません。

おなかの上にミルを乗っけて
ふたりで寝ていて、
それが、なんだか似ていたりします。

62歳と100歳ですが
どっちも
長生きしてもらいたいものです。